鍬崎山へ行ってきました。
鍬崎山
11月5日(土)
素晴らしい晴天の下、北アルプスの大展望をながめようと、4年ぶりとなる、標高2,090m鍬崎山へ行ってきました。

【7時】
いやあ懐かしい。
いつも、11月のこの時期。
ゴンドラリフトのグリーンシーズンが終わる頃に行こう行こうと思っていたのですが、天気や都合に恵まれず、4年ぶりの再登山。
道程については4年前の記事が詳細に記していますので今回はあっさりと。
当時は山登りを始めたばかりだったので言ってることも初々しい。
なお、今回は単独ではなく、珍しくアルボルさんと共に登ることとします。
自転車はよく一緒に走るんだけれど、山は初めてですね。
まあ、のんびりと行こうかな。
それではスタートです。

さて、温泉入浴券付きのリフト往復券を購入後、速やかに高度を上げていきます。
すでに、ゴンドラから北アルプスを一望できる景色が広がっており、雲一つない今日の道程に心躍ります。
早く山頂へ行きたいぞ。

【7時20分】
ゴンドラ山頂駅からおよそ5.6キロ先の鍬崎山山頂へ、標高差1,000メートルの道程へいざ出発。
先日からいよいよ山には雪が降っており、登山道にも雪が見られるようになりました。

【7時45分】
標高1,320m瀬戸倉山へ。
なお、ゴンドラ駅から鍬崎山山頂まで、ほぼ稜線をつなぐこの登山道はあちこちで素晴らしい展望が楽しめる道のりです。

【8時15分】
そして標高1,404m大品山へ。
そして、四年前より少し雪が多いかな?
この様子なら、山頂付近も多いんだろうな。

そして、トイレ。
2山共にトイレが設置してあり、ゴンドラからこの2山まではハイキングコースとして楽しむのにちょうど良い道のりです。

さあ先へ進みましょう。
ここから先は、より一層登山道らしくなる楽しい道のりです。
雪の白い登山道が綺麗だなぁ。

大品山からはそこそこのアップダウンが続きます。
斜面と同化しているアルボルさん(笑)

そして、尾根道から眺める大辻山から七姫山。
う~ん見事。
やはり一度は七姫山の山頂に立ってみたいものです。

そして、鍬崎山本体への取り付きへ。
より雪が多くなっていきます。

しばらくの登りの後、鍬崎山唯一の鎖場を乗り越え。

稜線を貫く登山道からは、白い道のりと山頂が。
枯れた木々のなか、白く染められた登山道が山頂に向かって伸びてゆく光景はこの時期ならではでしょうね。
鍬崎山への道のりは実にいい。

振り返ってみれば、白い道が遥かに今日歩いた道に沿ってすっと伸びているのも見て取れます。
今日は下界までくっきり。
本当に美しいなぁ。

立ち枯れた白い木々と青い空。
カレンダーの写真のようです。

山頂目前。
雪は一層深くなり、傾斜もきつい区間が多くなります。

雪は靴を完全に埋める程に降って足場も悪くなっており、帰り道が思いやられます。
帰りは滑り落ちた方が早いかもしれないな(笑)

また、ストックの無いアルボルさんは、この雪の傾斜は厳しそうです。
もう少しですから頑張ってください。

雪の斜面を這うように登り続けて、ようやく山頂が見えてきました。

【10時半】
スタートより3時間。ついに山頂へ到着しました。
360度の大展望が広がり、4年前と変わらず素晴らしい光景です。
山頂には数名の先客が有りましたが、正直今日はもっと沢山登っているのではないかと思っていたので、嬉しい誤算でした。
登山集団も無く、のびのびと景色を堪能できます。

鍬崎山と言えばなんといっても、真正面に望む薬師岳ですね。
快晴の今日、その稜線に沿って北ノ俣岳から黒部五郎岳までくっきりです。

しかし・・・
薬師岳の白い大きな山体が眼前に迫る光景はここでしか見られないものでしょう。
そして雪による白い色合いが何とも言えません。
夏山装備でこの景色が見れるのは、今のわずかな時期を除いては無いでしょうね。

そして視線を右にやれば、山々の間に青々とした有峰湖。

そして更に視線の奥には白山の姿。
遥か石川県の白山も山頂は白く染まっているようですね。

そして、薬師岳から左側には立山を中心とした富山を代表する山々の姿。
うっわ。
こちら側もすごい。すごすぎる。

大きな冠のような立山。
迫力がすごい。

そして、奥大日からの稜線を貫いて聳える、剱岳。
尖ってるなぁ・・・

そして、真砂岳や別山の下に、アルペンルートや弥陀ヶ原の姿を見下ろすことが出来ます。
弥陀ヶ原辺りはまだ雪も殆どないようですね。

そして大日岳。

ちょっと遠いですが、毛勝三山も今日はくっきり。

当然、立山と薬師の間の鷲岳や鳶山も間近に眺めることが出来ます。
山深いにも程がある、下の谷には砂防堰堤がいくつもつくられていて、富山の災害の歴史とその苦労が一望できます。
いやぁ・・・
鍬崎山は展望を楽しむことに関しては随一ですね。

そして、快晴の下カップラーメンも美味い。
最近は日帰り登山でコンロを持っていくのもめんどくさくなってしまいました。
魔法瓶のお湯ですが、朝から昼くらいであれば充分にラーメンが出来ます。

【11時】
30分ほどの休憩の後、下山を開始します。
あまり長居するのも趣味ではありません。
客観的に見てみると、段々自分も難しいオッサンになってきたような気がしますね・・・
眼下には、白い道と富山平野に広がる街並みと富山湾とが一望できました。
本当のような素晴らしい360°の大展望が鍬崎山にはあります。
ありがとう鍬崎山。
またいつかやってくるよ。

【13時半】
ゴンドラ駅に到着です。
早朝雪の有った道は、想像通り午後になって雪が解け始めてぬかるんでグチョグチョの中々に過酷な道のりとなっていました。
ズボンも靴もドロドロ・・・

しかし、快晴で気温が高めだった今日は、ゴンドラ山頂駅付近も多くの家族連れに賑わって、ここから登山道が伸びているとは思えないような穏やかな空気が広がっています。
暖かいなぁ・・・
今度は家族でゴンドラに乗る為だけに来るのも良いかもしれないな。

その後、ゴンドラに乗って下山完了。
つい数時間前には眼前に広がっていた立山も、白い山頂が小さく見えるのみとなりました。
山頂から下山すると、まるで別世界を旅してきたような錯覚に陥りますね。
登山の魅力はそこに尽きるのかもしれません。
美しい景色を堪能でき、程よい道のりが楽しい鍬崎山。
アクセスも良く、ゴンドラや温泉施設も充実する富山でも珍しい山です。
またいつか登る日を思い描きつつ、温泉で汗を流したのち今日の冒険を終了したのでした。
それでは今回はこのへんで。
素晴らしい晴天の下、北アルプスの大展望をながめようと、4年ぶりとなる、標高2,090m鍬崎山へ行ってきました。

【7時】
いやあ懐かしい。
いつも、11月のこの時期。
ゴンドラリフトのグリーンシーズンが終わる頃に行こう行こうと思っていたのですが、天気や都合に恵まれず、4年ぶりの再登山。
道程については4年前の記事が詳細に記していますので今回はあっさりと。
当時は山登りを始めたばかりだったので言ってることも初々しい。
なお、今回は単独ではなく、珍しくアルボルさんと共に登ることとします。
自転車はよく一緒に走るんだけれど、山は初めてですね。
まあ、のんびりと行こうかな。
それではスタートです。

さて、温泉入浴券付きのリフト往復券を購入後、速やかに高度を上げていきます。
すでに、ゴンドラから北アルプスを一望できる景色が広がっており、雲一つない今日の道程に心躍ります。
早く山頂へ行きたいぞ。

【7時20分】
ゴンドラ山頂駅からおよそ5.6キロ先の鍬崎山山頂へ、標高差1,000メートルの道程へいざ出発。
先日からいよいよ山には雪が降っており、登山道にも雪が見られるようになりました。

【7時45分】
標高1,320m瀬戸倉山へ。
なお、ゴンドラ駅から鍬崎山山頂まで、ほぼ稜線をつなぐこの登山道はあちこちで素晴らしい展望が楽しめる道のりです。

【8時15分】
そして標高1,404m大品山へ。
そして、四年前より少し雪が多いかな?
この様子なら、山頂付近も多いんだろうな。

そして、トイレ。
2山共にトイレが設置してあり、ゴンドラからこの2山まではハイキングコースとして楽しむのにちょうど良い道のりです。

さあ先へ進みましょう。
ここから先は、より一層登山道らしくなる楽しい道のりです。
雪の白い登山道が綺麗だなぁ。

大品山からはそこそこのアップダウンが続きます。
斜面と同化しているアルボルさん(笑)

そして、尾根道から眺める大辻山から七姫山。
う~ん見事。
やはり一度は七姫山の山頂に立ってみたいものです。

そして、鍬崎山本体への取り付きへ。
より雪が多くなっていきます。

しばらくの登りの後、鍬崎山唯一の鎖場を乗り越え。

稜線を貫く登山道からは、白い道のりと山頂が。
枯れた木々のなか、白く染められた登山道が山頂に向かって伸びてゆく光景はこの時期ならではでしょうね。
鍬崎山への道のりは実にいい。

振り返ってみれば、白い道が遥かに今日歩いた道に沿ってすっと伸びているのも見て取れます。
今日は下界までくっきり。
本当に美しいなぁ。

立ち枯れた白い木々と青い空。
カレンダーの写真のようです。

山頂目前。
雪は一層深くなり、傾斜もきつい区間が多くなります。

雪は靴を完全に埋める程に降って足場も悪くなっており、帰り道が思いやられます。
帰りは滑り落ちた方が早いかもしれないな(笑)

また、ストックの無いアルボルさんは、この雪の傾斜は厳しそうです。
もう少しですから頑張ってください。

雪の斜面を這うように登り続けて、ようやく山頂が見えてきました。

【10時半】
スタートより3時間。ついに山頂へ到着しました。
360度の大展望が広がり、4年前と変わらず素晴らしい光景です。
山頂には数名の先客が有りましたが、正直今日はもっと沢山登っているのではないかと思っていたので、嬉しい誤算でした。
登山集団も無く、のびのびと景色を堪能できます。

鍬崎山と言えばなんといっても、真正面に望む薬師岳ですね。
快晴の今日、その稜線に沿って北ノ俣岳から黒部五郎岳までくっきりです。

しかし・・・
薬師岳の白い大きな山体が眼前に迫る光景はここでしか見られないものでしょう。
そして雪による白い色合いが何とも言えません。
夏山装備でこの景色が見れるのは、今のわずかな時期を除いては無いでしょうね。

そして視線を右にやれば、山々の間に青々とした有峰湖。

そして更に視線の奥には白山の姿。
遥か石川県の白山も山頂は白く染まっているようですね。

そして、薬師岳から左側には立山を中心とした富山を代表する山々の姿。
うっわ。
こちら側もすごい。すごすぎる。

大きな冠のような立山。
迫力がすごい。

そして、奥大日からの稜線を貫いて聳える、剱岳。
尖ってるなぁ・・・

そして、真砂岳や別山の下に、アルペンルートや弥陀ヶ原の姿を見下ろすことが出来ます。
弥陀ヶ原辺りはまだ雪も殆どないようですね。

そして大日岳。

ちょっと遠いですが、毛勝三山も今日はくっきり。

当然、立山と薬師の間の鷲岳や鳶山も間近に眺めることが出来ます。
山深いにも程がある、下の谷には砂防堰堤がいくつもつくられていて、富山の災害の歴史とその苦労が一望できます。
いやぁ・・・
鍬崎山は展望を楽しむことに関しては随一ですね。

そして、快晴の下カップラーメンも美味い。
最近は日帰り登山でコンロを持っていくのもめんどくさくなってしまいました。
魔法瓶のお湯ですが、朝から昼くらいであれば充分にラーメンが出来ます。

【11時】
30分ほどの休憩の後、下山を開始します。
あまり長居するのも趣味ではありません。
客観的に見てみると、段々自分も難しいオッサンになってきたような気がしますね・・・
眼下には、白い道と富山平野に広がる街並みと富山湾とが一望できました。
本当のような素晴らしい360°の大展望が鍬崎山にはあります。
ありがとう鍬崎山。
またいつかやってくるよ。

【13時半】
ゴンドラ駅に到着です。
早朝雪の有った道は、想像通り午後になって雪が解け始めてぬかるんでグチョグチョの中々に過酷な道のりとなっていました。
ズボンも靴もドロドロ・・・

しかし、快晴で気温が高めだった今日は、ゴンドラ山頂駅付近も多くの家族連れに賑わって、ここから登山道が伸びているとは思えないような穏やかな空気が広がっています。
暖かいなぁ・・・
今度は家族でゴンドラに乗る為だけに来るのも良いかもしれないな。

その後、ゴンドラに乗って下山完了。
つい数時間前には眼前に広がっていた立山も、白い山頂が小さく見えるのみとなりました。
山頂から下山すると、まるで別世界を旅してきたような錯覚に陥りますね。
登山の魅力はそこに尽きるのかもしれません。
美しい景色を堪能でき、程よい道のりが楽しい鍬崎山。
アクセスも良く、ゴンドラや温泉施設も充実する富山でも珍しい山です。
またいつか登る日を思い描きつつ、温泉で汗を流したのち今日の冒険を終了したのでした。
それでは今回はこのへんで。
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