いざ乗鞍!! 【乗鞍スカイライン&標高3,026メートル乗鞍剣ヶ峰へ】

乗鞍スカイライン
09 /23 2014
 23日秋分の日は、天気予報によれば、非常に天気が良いということであり、是非とも何かしたいと考えておりましたが、未だ先週の疲れが抜けきっていない上に、なんとなく活動に対する意欲が湧いてこなくて困っていました。

 何だか先月の能登一周と、先週の栂海新道とで、燃え尽きちゃったのかもなぁ。
 魂が抜けた様な感じがして、心の力が不足気味です。
 
 しかし再来週にはグランフォンド糸魚川も控えていますし、少しは自転車にも乗らないと・・・
 
 でも久しぶりの快晴の休日だし、山にも行きたいな・・・

 ・・・そうか。
 まだ行っていない、あそこがあったか。


 
 そんな今回のルート
 
 以前より行こう行こうと思いつつ、タイミングと勢いを逃していた、標高3,026メートル乗鞍岳の登頂を目的として、さらにサイクリストであれば説明不要の標高2,702メートル畳平まを自転車で登ることのできる乗鞍スカイラインを走ります。

 内容は、標高1,234メートル朴の木平スキー場から標高差1,500メートル、道のりにして20キロちょっとのヒルクライム終了後、3,026メートルの山頂を目指して、標高差300メートルの登山を組み合わせる、一粒で二度美味しい道のりですね。

 しかし、ただでさえハートに勢いのない状態で、3時起きの朝の4時に車を走らせたものの、神岡までの道のりは空は雲に覆われており、心の力が無い私は、もう帰ろうかとテンション下がりまくりでした。

 しかし、平湯に入るころからは雲を抜けたようで、見事な晴天へと変化していきました。
 おお~何だか少しやる気が出てきた(笑)

 それではスタートです。


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【7時10分】
 朴の木平スキー場内の、乗鞍バスターミナルまで車で移動した後、出発準備が完了します。
 
 大きな駐車場にはすでに数十台の車が停まっており、バスに乗って乗鞍へと旅立っておられるようです。
 
 しかし寒い。。。サイコンの温度計は10℃となっており既に肌寒く、これからどんどん標高を上げていくのに大丈夫なのだろうかと少し心配になります。

 さてと・・・まずはここから5キロ先のゲートまで自走しないことには何も始まりませんね。

 
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 スキー場より数キロ。
 意外に長い道のりを158号を進んでようやく乗鞍方面への分岐に差し掛かります。

 途中の電光掲示倍位によれば、乗鞍の午前3時の気温は-2℃とのこと。
 今は何度くらいなのかな?

 この先も、平湯峠までしばらく一般車両が走ってきます。


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 平湯峠。
 ここから乗鞍スカイラインのゲートがもう見えています。

 平湯側からも、上がってこようと思えば来れるようですね。


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 そして平湯峠からは、真正面に乗鞍岳の姿が。

 何という快晴!今からあそこまで行くのか~
 う~んテンション上がってきた!!


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 なお、ゲートの傍にも10台以上止められるような駐車スペースがあり、そこで自転車の準備をしている人々の姿もありました。

 ここからスタートも出来たのか・・・


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【8時】
 ゲートをくぐります。
 管理人のおじさんに、交通ルールを守るようにと念を押されます。
 了解です!!

 さあ、ここから14キロの乗鞍スカイラインヒルクライムのスタートです。


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 出だしのスカイライン。

 序盤は5~10%程度の傾斜が代わる代わる繰り替えすような道程で、シッティングとダンシングを交互に使い分けて足の疲労を抑えていけばリズムよく走ることが出来ました。

 また、気温は低く日陰に入れば寒いのですが、幸い天候も良く、日に当たって一生懸命漕いでいれば寒さも感じることなく走ることが出来ました。

 なお、工事中の箇所が何か所か有り、信号機も設置されていましたので、登りはともかくスピードの乗る下りでは要注意ですね。


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【8時20分】
 しばらく走って、夫婦松の展望台に到着。
 閑散としています。
 そりゃそうか。ここを走るのはバスか自転車かくらいですからね。

 余談ですがかつて、自家用車が走ることが出来た名残なのか、この乗鞍スカイラインの道沿いにはあちこちに駐車スペースや、展望台などの跡地が見て取れました。


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 しかし、今日は雲も無く岐阜側の展望も抜群でした。


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 遠間に雲の上から頭を出す山々の姿が見て取れます。

 あれはなんて山だろう?


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 また、この日は北アルプスの展望も抜群でした。

 しかし、道のりの途中からはもとより、畳平に着いてから以降、もっとくっきりと素晴らしい展望を用意してくれていましたので、この先はしばらくアップするのも我慢ですね。


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 さらに走り、既に標高はゆうに2,000メートルを超える様になりました。

 次第に植生が変化してきたのが感じられます。


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 そして、一つのヘアピンを越えたあたりから一気に風景が変化し、周囲の光景は高山帯の物へと変化しました。

 これはまさに2,000メートルオーバーの高山帯の光景です。

 なんだこれは、美しすぎるんじゃないのか?


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 こんなところを自転車で走っていいの?すごいな~

 そして見上げるヘアピンカーブ。

 感動的な光景ですが、あの傾斜の坂道を登って行かなければならないことに少々怯みそうになります。
 

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 しかしこれはやばいな。 気持ちよすぎる。
 
 アルペンルートを初めて歩いた時も感動しましたが、今回もそれに匹敵する素晴らしさです。


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 空の上に飛び出していきそうな道のり。
 

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 素晴らしいとしか言いようがないな。

 このような景色の中を、サイクリング出来るとは。。。
 
 思えば、全く興味が有りませんでしたが、立山黒部アルペンルートを走る、立山アルペンヒルクライムに参加された県外の方々もこのような感動を得ていたのかもしれませんね。
 
 乗鞍スカイライン
 普段見慣れない山々に囲まれた緑の道のりは素晴らしいの一言に尽きます。


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 何という濃い緑のハイ松帯。


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 畳平はもう目の前。
 
 あまりにも美しい高山帯のロードに、一瞬走る気力も無くして心を奪われます。
 綺麗だ・・・いや、綺麗過ぎる・・・

 今日走りに来て本当に良かった。


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 ゴール間近。
 
 分岐点有。
 しかし、エコーラインには程遠いし、ここを曲がって松本市ってどう行くんだい?


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 そして正面に国立天文台のフレア観測所のドームが見えてきました。


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 ついに畳平のゲートが。
 
 やっとたどり着いたぞ


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【9時50分】
 朴の木平を出発してから2時間40分。

 平湯峠のゲートから1時間50分。

 ようやく標高2,702メートル、畳平に到達しました。
 
 いや~ヒルクライムは、正直それほど好きでは無いのだけれども、この道のりは気持ちよかった。
 

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 バスターミナルには、何台もの大型バスが待機しており、また売店や食堂、神社に簡易郵便局も有るなど、ここが3,000メートル近い高所であることを一瞬忘れてしまいそうなほどの賑わいがあります。


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 さて、まったりとしたいところですが、私はまだ標高3,026メートルの乗鞍山頂へ向かって進む予定の為に、公衆トイレの傍の自転車スタンドに愛車をデポした後、トレランシューズに履き替えて登山の準備にかかります。


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 畳平の銀嶺荘

 チラッと除いただけで、中はよく見ませんでしたが、お土産を買ったり、宿泊もできるようですね。
 

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 壁には『日本自動車道最高地』の文字が。

 当然自転車でも最高地ですね。


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 神社と、簡易郵便局。


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 大きなレストランと、休憩施設。
 
 後で寄って行こうと思いましたが、タイミングが合わず探索することもできませんでしたが、この高所に立派な施設が揃っていますね。

 バスから降りた多くの観光客が周辺を散策しています。


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【10時20分】
 乗鞍の支峰の一つである、標高2,817メートル富士見岳を正面に、剣ヶ峰への遊歩道を歩き始めます。

 コースタイムは90分。
 
 ここまでのヒルクライムで大分足に来ていますが、充分に午前中の雲の無い時間帯に山頂へたどり着けそうです。


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 遊歩道の途中の『不消ケ池』

 天気も良く、青々として美しい池でした。


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 気持ちの良い遊歩道。

 青い空と、濃い緑の高山の光景が素晴らしい。


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 そしてついに乗鞍岳と、最高峰剣ヶ峰の姿が目に入ってきました。

 美しい・・・

 当たり前だけれども、山は全て、それぞれ姿が違うな。


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 肩の小屋を過ぎれば、いよいよ剣ヶ峰へ向けての道程となります。
 食堂や売店も持ち、宿泊も出来るかなり立派な山小屋ですね。

 小屋の前で記念撮影をしている人が大勢いました。


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【10時40分】
 肩の小屋を過ぎれば、これまでの遊歩道とは異なり、ここからはかなり登山道じみてきます。

 なお、剣ヶ峰までの標準コースタイムは50分。
 正直、もはや結構足に来ているようで、のんびりと行くことにします。

 
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 大き目の岩の転がる登山道。

 剣ヶ峰に向けての道のりはやはり急なもので、朝3時起きで車を走らせてきた寝不足の上に、ヒルクライムを終えたわが身にとっては中々に辛いものがあります。

 しかし、こういう足に来るところは、やはりトレランシューズよりも登山靴が欲しいいところです。


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 途中途中で息を切らしながらも、ようやく山頂付近が見えてきました。

 空がまぶしい・・・


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 日本で2番目の高所にある、『権現池』です。


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 乗鞍岳は、ここまで来ると草木の姿は無くなり、遠間から見ていたように特徴的な、岩と砂の山様をさらけ出すようになります。

 山頂まであと少しだ。


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 山頂手前、標高2,979メートル、『蚕玉岳』の山頂を通過していきます。

 ここは通らなくても剣ヶ峰へ行けるのですが、本当に大した労力でもないのでせっかくですからね。


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 山頂手前には、なんと岩の影に隠れて見えませんが、頂上小屋があって売店もあるようです。


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 山頂目前。

 急な傾斜に息が切れますが、あと少しと思うと疲れ切った足取りも軽くなります。

 この晴天、山頂には多くの観光客がいるようですね。


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【11時25分】
 肩の小屋からたっぷり45分をかけて、ようやく山頂にたどり着きました。

 朝から長かった・・・

 そしてなんとこの乗鞍岳山頂は、人生2座目の3,000メートル峰の山頂です。
 実感がない。

 乗鞍はあっという間に着いてしまった印象がありますね。

 今日は記録づくめだなぁ。

 人生最長のヒルクライムコースの制覇に加えて、自転車到達点最高高度、そして乗鞍剣ヶ峰3,026メートルは、立山大汝山3,015メートルを超えて人生最高峰です。
 いやあ素晴らしい。
 
 いま一つ気の乗らない状態での出発でしたが、やっぱり本当に来てよかった。


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 混雑する山頂では、あまり感慨に浸る時間もありません。

 山頂には神社もあり、神主さんも常駐していました。

 ささやかながら、お参りを済ませます。


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 そしてこの後は、待ち望んだ360度の大展望。

 正面は乗鞍支峰でありながらも、3,014メートルの高峰『大日岳』と、背後にそびえるのは『御嶽』!!
 

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 残念ながら、山頂に雲がかぶっていますが、乗鞍に並ぶ、巨大な独立峰、標高3,067メートル『御嶽山』

 凄いなぁ・・・この山も登ってみたいんですよね。


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 そして、長野県側の山々。

 遠目に映る高峰達。正直なんて山なのか全くわかりません(笑)


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 長野県側その2

 やっぱりわからない。


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 そして岐阜県側。

 権現池の背後に、雲を越える高峰、所々茶色く染まった人々の生活が感じられる街の姿がモザイクのように見て取れます。


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 しかし、今日のご褒美はやはり北アルプス穂高連邦の大展望でしょう。

 槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳といった、北アルプスの高峰達の姿がこれでもかというほど美しく正面に聳え立っています。

 遥かに広がる山々と、深いセルリアンブルーの空

 素晴らしいとしか言いようがない。


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 遠目にもわかる、特徴的な槍ヶ岳の姿。

 穂高の山々の姿が一望できます。


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 そして少し左に目をやれば、笠ヶ岳。

 その背後には、薬師岳、黒部五郎、立山と言った馴染みの深い高峰達の姿を見ることが出来ます。

 いや・・・今日はどこの山に登っても最高の大展望だったでしょうね。

 今日乗鞍に登って大正解でした。


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【11時45分】
 さて、名残は惜しいですがまだまだ帰りの道程がある為に下山を開始します。

 昼になって益々人が増えて下山の登山道も混雑しがちですが、速やかに下山していくことにします。


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 しかし、今日は本当に素晴らしい大展望です。

 余りの見事な山々に、見ていると心が吸い取られていくような感覚に襲われますね。

 益々心が空っぽになってしまいそうです。


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【12時15分】
 肩の小屋に到着。

 やはり下りは早い。

 小屋の前のベンチでは、家族連れの多くの観光客が昼食を摂っていました。


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 さてビールがあるようですが、まだ帰りの運転があるため飲むわけにはいきません。

 ソフトクリームを購入し、『乗鞍岳に乾杯!!』

 どこにでもある、スジャータの市販ソフトですが、実に美味しい。


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 ソフトを食べ終わった後、青空の下再び畳平への遊歩道を進みます。
 
 風は冷たいですが、日差しは暖かく絶好の登山日和でしたね。


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 下を覗けば、もう一つのスカイライン。

 乗鞍エコーラインが緑の中に一筋の道を作り上げています。

 これも素晴らしい・・・

 確かに走るならエコーラインと言われるのも良く分かる気がします。
 
 ここからの道のりもいつか走ってみたいものです。
  


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 まだ時間もあるため、途中にある富士見岳の山頂も通って行きました。

 30分ほどの道程でしたが、そこからの展望も素晴らしいものでした。


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 富士見岳から見下ろす畳平の景色。

 青い鶴ケ池の傍に、建物が、まるで箱庭のように整って並んでいます。


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【13時】
 畳平に帰りましたが、やはり午後になると雲がモクモクと上がってくるようになりました。

 どうやら、素晴らしい好天の時間は終わりとなったようです。

 レストランで食事でもしていこうかと思いましたが、黒い厚い雲の姿にその気も失せて、速やかに自転車モードに身なりを変更して下山を開始することにします。


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 自転車に跨り、畳平を出発しましたが、エコーラインの手前長野県との境界に立ち寄って行きます。

 ここから一気に下っていったら長野県か・・・
 面白そうですが、明日は平日で車は朴の木平です。

 乗鞍貫通はまたの機会にして、帰路に就くことにします。


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【13時15分】
 畳平のゲートを越えていざ朴の木平まで20キロ近い標高差1,500メートルのダウンヒルを開始します。

 よ~し帰るぞ!!


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 と、言うのもつかの間。

 何というか、スピードが出過ぎて怖い。
 ブレーキが溶けるのではないかと思うほどのダウンヒルであり、スピードを抑えつつ下ることにします。
 
 おまけに雲に包まれた道のりは、ウインドブレーカーを着ていてもかなり寒いのでした。


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 見事なつづら折りのスカイラインも、今は雲が押し寄せてきています。

 そんな中でも、幾人ものサイクリストが息を切らせつつ、この道のりを登ってきていました。

 ちょっとばかり遅かったね(笑)
 今頃山頂は雲の中だよ。


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【14時10分】
 途中パンクといったトラブルにも巻き込まれましたが、無事に平湯峠のゲートまで舞い戻りました。
 
 しかし暖かい~!!

 10℃を切っていた世界から、1時間もしないうちに20℃を超える世界へと移動して来ると、まるで別の国に来たような錯覚に襲われます。


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【14時25分】
 朴の木平バスターミナルへ帰還します。
 
 ますます持って気温は暖かくjなり、標高1,234メートルのスキー場では23℃を示していました。
 暑い・・・ 

 なお、途中のスキー場までの登りの道沿いの木の上で、熊が一生懸命に熊棚を作っていてビビりましたが、何とか無事にここまでたどり着きました。

 ダウンヒルならともかく、ヒルクライムで熊を千切れる自信はありませんからね・・・

 さて、今回初めて乗鞍ヒルクライムに挑み凡庸なタイムですが何とか無事に登り上げた後に、ついでと言ってはなんですが、標高3,026メートルの山頂までを行き来することが出来ました。

 天候も、今年の悪天候に苦しめられた日々を帳消しにする様な素晴らしい晴天に恵まれて、アウトドア活動の喜びを改めて感じさせられる一日となったのでした。

 でも、やはり山へ行くのは危険だな。
 あまりの素晴らしい光景と達成感や満足感により、やっぱり心が空っぽになってしまった気がします(笑)
 
 そんなスッキリした気分の中で、この後にスキー場に併設された宿儺の湯に入って汗を流し、体を温めて帰路へ着いたのでした。

 やっぱり朝から頑張って来てよかった。当初の想像以上に満足する結果を得ることが出来ました。
 やはり、冒険の為には勢いを無くしてしまってはいけないな・・・  


 それでは今回はこのへんで
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