大日岳~奥大日岳縦走へ

大日岳
07 /26 2015
 25日(土)は久しぶりにして、今年初のアルプスを目指して、今まで行ってそうで行っていなかった標高2,501メートル【大日岳】から【中大日岳(2,500m)】を経て、本日最高峰【奥大日岳(2,611m)】を縦走してきました。
 
 2500メートル越えの山々の中でも、平野側から判りやすい位置にありながら、何と無く今まで行っていなかった大日岳。
今回は、その大日連山を纏めて踏破して室堂へ向けて帰って来ました。



 そんな今回のおおよその道程。
 
 全体でおよそ15キロの道程にして、標準コースタイムで11時間半の行程となりますが、まずは称名駐車場から大日岳まで8キロの道程を、1,500メートルの標高差を稼がなくてはならない急登の連続する中々に厳しい道のりです。

 しかし、弥陀ヶ原に並ぶ高層湿原である大日平を経由しての、快晴の大日岳からの展望は誠に素晴らしい道のりでした。

 それではスタートです。

 
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【5時半】
 今朝の大日連山。
 
 一番平野側から視認しやすい高峰大日岳は、この角度から見ると綺麗な三角をしています。
 朝方は雲がかかっていましたが、縦走中の午前中は雲一つない素晴らしい道程となりました。 


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【6時40分】
 称名滝の駐車場より10分ほど歩き、大日岳への登山道へと足を踏み入れます。
 さあ行くぞ!!
 ここからまずは大日平まではおよそ4.5キロ、さらに大日岳までは8キロほどの道程と思われます。

 なお、やはり晴天が予想される夏の週末の為か、駐車場はびっくりするほど多くの登山客で賑わっていました。
 八郎坂は今は登れないはずだから、あの人たちみんな大日岳方面へ行くんだろうね・・・


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 登山道の出だしは、称名川をはさんだ対岸の八郎坂よりも優しい道のりで始まりますが、のちに直ぐに急登が始まります。
 
 途中途中に、ベンチなども置かれていたりと快適な道のりです。
 その後【7時10分】には猿ケ馬場の広場も過ぎます。


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 そして、全体的に良く整備されており、人口の階段やロープや梯子がしっかりと備え付けられた、やはり立山へと繋がるメジャーなルートなのであると感じる道のりでした。
 
 しかし、急登が始まってすぐに足の重たさに苦しめられます。足が上がらない・・・
 どうやら東京400キロと、岐阜250キロの疲労が抜けきっていないのかもしれません。
 回復が遅い、これが加齢か・・・(笑) 
 
  
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【7時25分】
 左右の切りたった馬ノ首を越えていきます。

 もっと道が細い危険な道なのかと思いましたが、十分な広さがありました。


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 その後、7時半に大日平へ繋がる木道へ入り、広い大日平を歩き続けます。


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 振り返る大日平。
 
 緑の草原の中に走る木道が美しい・・・
 青空と海と富山平野が良く見えます。


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【8時】
 30分ほど大日平を歩き、大日平山荘へ。
 何人かがテラスで休憩していますが、山荘は人気が無く、ひっそりとしています。
  
 軽く身づくろいをしてさっさと先を急ぐこととします。


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 自販機にビールが・・・
 もう結構いい汗かいたから飲みたいなぁ(笑)
 

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 出発しようと小屋の裏手を見れば、不動滝まで30秒の文字が・・・

 何だろう?
 

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 不動滝を一望する展望台より。
 
 なるほど。
 称名滝以外にもこんなに立派な渓谷があったのか・・・凄いな。


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【8時10分】
 そして再び大日平の木道を通って、大日岳への道程を再開します。

 天候もどんどん良くなり、山方向の雲も消えていきました。
 美しい広大な草原と緑の山の光景はため息が出んばかりです。


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 木道脇に群生するワタスゲに目を引かれます。
 どうしてこんな植物が生えているのか。不思議だなぁ。


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【8時15分】
 木道が終了し、水場から沢伝いの急登へと繋がる手前の沢へ。

 ここが紛らわしく、ロープに沿って沢を直進しそうになりますが、良く見ると岩に消えかかった黄色い×印が。

 道はどこだ?と探すと、ロープの途中で左折する登山道を見つけます。
 いやあ紛らわしい。


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【8時45分】
 ようやく水場へ到着です。
 水がなみなみと流れる綺麗な沢があり、とても冷たい水を頭からかぶり、そしてがぶ飲みしリフレッシュできました。

 美味い。
 今日も下界は30℃を軽く超える猛暑日であり、ここ標高2,000mは有る登山道でも、日差しの暑さに苦しめられていたので生き返りました。 


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 その後は沢に沿って、再び急登が延々と続く苦しい道のりとなります。

 何度も沢をジグザグに渡って登って行くので、ルートを見失わないように気を付けて登って行きます。


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 ちょっと一息入れて振り返って、今日歩いた大日平と大日平山荘を見下ろします。
 
 随分と高くまで上がってきたことを実感しますね。


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【9時22分】
 鏡岩へ。
 青みがかった非常に大きな岩です!!

 ローソク岩は・・・どれだったのかな?
 気が付かなかった。
 

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 もう大日岳の山頂が見えてきていますが、ここからがなかなかに遠い。
 
 急登は終わりとなり、大分傾斜は緩くなっていますが、足が大方終わってきており、苦しい歩みを強いられます。
 

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【9時50分】
 大日小屋前の広場へとと到着です。多くの人で賑わっています。
 
 そして、大日岳の稜線へと出たことにより風通しが良くなり、高所ならではの冷えた涼しい風に一気にクールダウンすることが出来ました。気持ちいい。


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 そして、一気に視界も開けます。

 真正面には剱岳がその鋭い姿を見せてくれていました。
 
 この角度から見た剱岳も初めてですが、今まで見た姿の中で一番鋭く見えます。

 なるほど、昔の人はこれを見て針の山になぞらえていたのですね。


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 さて、大日岳山頂へ向けて出発します。

 これまでの木々に覆われた登山道から一変して高山帯の光景へと変わりました。
 良いねえ。
 こういうところを歩きたくて今日ここまでやって来たのです。
 
 時折雪渓を歩きながら山頂を目指します。


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【10時5分】
 標高2,501m、大日岳山頂へ

 出発よりおよそ3時間半。中々に厳しい道程でした。

 白い岩がむき出しの、あまり広くは無い山頂ですが、20人以上の登山者達が思い思いに山頂を楽しんでいます。

 
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 そして、大日岳は展望が素晴らしい。
 
 早月川方面。
 青い空と青い海と平野部のコントラストが素晴らしい。
 いつもはあの平野部からこの山頂を眺めているのですから不思議な気分です。


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 富山平野方面。
 
 正面に5月に登った大辻山をはるか下に見下ろす気持の良い光景です。


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 視界の遥か先には白山もまるで空の中に浮かんでいるかのように見ることが出来ました。


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 そして薬師岳

 相変わらず大きくて美しい。


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 そして今日のこの後の進行方向である奥大日岳と、立山方面。
 
 こうしてみるとまだまだ結構遠いですね。

 立山はこの後ずっと眺めつつあるくことになりますが、一日山頂に雲がかかっており、今日は大日方面で大正解でした。


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 そして、剱岳にその後ろには白馬方面の山々も顔を覗かせていました。
 

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 また、今回初使用した新スマホ。
 トルクのG02の高度計も自宅からの修正なしでの計測でしたが、中々良い線行っており満足のいくものでした。

 AUの電波が届かないのは残念なところですが。


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 少し休んだところで、どんどん人が登ってくるために下山することとしました。

 山頂付近は下界から見ていたのと同様に綺麗な三角形をしています。


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【10時半】
 大日小屋の前のベンチでパンなどを食べて小休止します。
 
 日差しは強いですが、風が涼しくて気持ちいい。


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【10時45分】
 そして、再び奥大日岳、そして室堂へ向けて歩き始めます。

 ここからはアップダウンもかなりあって疲労した足には厳しいながらも、主に稜線に沿って歩くことのできる気持の良い道のりです。


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【10時55分】
 あっという間に標高2,500m、中大日岳山頂へ。

 這松に覆われた中にひっそりとある山頂の為、気が付かずに通り過ぎてしまいそうになりました。


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 そして2,500mの高所にある木道を通って、七福園と呼ばれる場所へと向かいます。


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【11時】
 七福園に到着。

 なるほど美しい庭園のような場所です。
 しかしながら、大きな岩がゴロゴロする中を、岩伝いに進むアスレチックな道です。


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 そして岩室。

 かつての修験者たちの修行の場で、お札が備えられているのだそうな。
 全然気が付かなかった。


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 七福園を越えてもまだまだ先は長い。

 奥大日岳へと砂がる緑の稜線に走る白い道筋がくっきりと見えます。
 

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 そして、奥大日へと続くこの道のりには鎖場有、鉄梯子有の中々にスリリングで急な登下降もあり、油断すると危険な個所もある道のりでもあります。


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 しかし、そんな中でも右手にアルペンルートを眺めながら見る切りたった渓谷と、その先に構える立山達高山が組み合わさった光景はまさに自然の作り上げた芸術品と言える光景です。

 いやあ素晴らしいね。


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 また、道は進むにしたがって組成を変えていくようで、奥大日岳に近づくにしたがって岩混じりの道程へと変化して言った様に感じます。


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 そして、ようやく奥大日岳のピークが見えてきました。

 山頂には登山者の姿も見えています。


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【12時15分】
 最後の鎖場を登り、ようやく標高2,611m、奥大日岳山頂へと到着しました。
 
 出発からおよそ6時間半。
 中々にハードな道程でした。

 大日岳同様に、狭い山頂では昼食時の為か多くの登山者が調理などにいそしんでいました。

 なお、この頃には雲が増えだして、展望は今一つの状態となっており、空腹感も無いため速やかに室堂を目指して出発することとします。


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 奥大日岳からは基本下り基調となり、軽やかに歩を進めます。

 また、雷鳥沢や、室堂周辺の宿泊客と思われる多くの登山者ともすれ違うようになり、随分とににぎやかしくなってきました。


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 しかし以外に長い雷鳥沢までの道程。

 見えているのになかなかたどり着かないもどかしさ。
 思った以上に時間がかかります。


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【13時45分】 
 たっぷり1時間半かかって、ようやく雷鳥沢にたどり着きました。
 
 今日明日と晴天が続く天気予報のためか多くのテントで賑わっています。
 いいなぁ。今年もどこかテン泊に行きたいな。
 
 
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【14時20分】
 スタートからおよそ7時間半。
 
 最後の難所である雷鳥坂の石畳を越え、目や鼻につく地獄谷の硫化水素の攻撃にも耐え、ようやく室道ターミナルへとたどり着きました。
 疲れた~。もう足が攣りそうです。
 
 しかしなるほど、頑張れば大日岳を回ってアルペンルートを下って八郎坂から称名へと一周出来なくはない道のりです。

 しかし当然今日はそんな元気は無く、ここからはバスに乗って立山駅へ下った後、称名探訪バスに乗って車を停めた称名滝駐車場へと戻ったのでした(笑)

 さて、今年初の高山は自転車の疲労が残った中での登山となりましたが、高山帯の美しさと登山の苦しみを満喫できた一日となりました。
 梅雨も明けたし、今後も益々のアウトドアシーズンを満喫したいですね。


 それでは今回はこのへんで。
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