2017-03

北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】最終回(青森~函館)

 さて、長かった富山から函館への旅路もいよいよ終着へ。


 今回は22日(火)、青森より一部特急による輪行で北海道へと至る道のりから始まりです。


 そして、北海道に渡った後は、連休後半となるにつれ良くなっていく天気はまさに絶好のサイクリング日和となりました。

 ゴールまで残すところわずかのサイクリングは、快晴の下で走ることとなり、更には函館に着いた後も観光地をあちこち自転車でウロウロした後に、標高324m『函館山』登山まで満喫するといった、行程にして100キロの素晴らしい観光旅行を楽しませてくれました。

 そして最終的に、15時間かけて富山まで輪行して帰るところまで記載しています。
 
 物凄く長い記事ですが、それではスタートです。


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【5時】
 昨晩少し雨が降ったため、路面はぬれていましたが天気予報では快晴になるとのことでした。

 気温も、ここまで北上したらもっと寒いのかと思いましたが、この連休は気温が高かったようで、夏用ジャージとインナー。
 アームカバーと薄手のタイツのみでちょうど良いくらいの気温であり、ウェアも昨晩コインランドリーで洗濯したため、すっかりリフレッシュした状態での快適なサイクリングでスタートです。 

 まずは正面に聳える青森ベイブリッジを渡り、288号を通っておよそ30キロ先の、北海道に渡る為の本州最後の駅『蟹田駅』を目指します。


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 青森ベイブリッジより眺める青森市街。
 
 まだ夜のとばりも明け切らぬ。と、言う所ですね。
 駆け足で進んでいた道のりに別れを惜しむ間もなく、始発7時22分初の特急白鳥に乗るため先へ進みます。 


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 津軽海峡を横断するフェリーが港で待機しています。
 
 ホテルも満員でしたし、きっと多くの人があのフェリーに乗って海を渡ることでしょうね。
 
 しかし、青森を出てから数台のサイクリストとすれ違いました。
 ライト2つといった方たちでしたから、どこかでブルベでも開催されていたのかもしれませんね。


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 280号は、青森市を越えれば民家も無い海岸線を走るものかと思っていましたが、蟹田までずっと国道沿いに街が続いており意外な光景でした。


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【5時半】
 下北半島側からとても大きな朝日が昇ってきました。
 美しい・・・そして、暖かい。
 
 当たり前のことですが、時折車が走るだけの早朝の国道脇で一人朝日を眺めていると何だか感受性が高まっているような気がします。

 思えばこの3日。
 コンビニやホテルのフロント位でしか人と喋ってもいないですね。


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 朝日が差し込む美しい海岸線の堤防沿いにははるか先まで津軽半島が伸びています。

 綺麗だ・・・


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 そして、冲を眺めれば行き交う船たちの姿と共に、北海道の姿が霞の向こうに浮かび上がっていました。
 もう少しでそこまでたどり着きます。
 待っててくれよ!!


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 そして、280号沿いに進み続けて、蟹田駅の有る外ヶ浜町に到着します。
 
 海岸沿いの国道脇に線路の延びる美しい風景で、多くの撮り鉄と思われる人がカメラを構えていました。


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【6時25分】
 蟹田駅に到着です。

 電車の時間に遅れては大変と、急ぎ気味でここまで来ましたが、信号がまったくと言っていいほどない280号はスムーズに進むことが出来、始発に充分な時間の余裕が出来ました。

 しかし、待っている間にも続々と乗客が駅に集まりだして、いったいどこからやって来たものか?不思議な光景でした。


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【7時22分】
 特急白鳥が到着しました。
 1時間後にはいよいよ北海道へ上陸です!!
 

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 なお、この1区間だけはオーストリッチL100を出すのが面倒であったため、コクーンで輪行させてもらいました。

 座席付近に置くことが出来ず、デッキの隙間に押し込んでおきます。


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【8時20分】
 木古内駅を降り自転車を広げます。
 
 富山から700キロの道程を走り続けてついに・・・ついに!

 北海道の地に自転車で降り立ちました!!
 やった~!!

 新幹線の開業を目前に沸く北海道は、この木古内も工事の真っ盛りのようです。
 しかし、新幹線の駅ってみんな似たような外見になるんですね。


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 とりあえず海岸へ。

 北海道らしい広めの道路の先には、函館山が霞んで見えています。
 残す道のりは函館まで40キロ。

 そしてもう慌てる必要は何もない。
 
 あと2時間もすれば函館へたどり着きます。
 そしてその後はじっくりと観光を楽しもうではありませんか♪
 

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 海を眺めて見れば、遥か水平線が丸く見えるほどの輝く海の先には青森が。
 
 朝方とは反対に、北海道から本州を眺め返しています。
 ああ・・・ここまでやって来たんだなぁと実感します。


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 さあ、走り出そう!!
 今まで張りつめた気持ちもすっかりゆるんで、鼻歌交じりで走り始めます(笑)

 ちなみに函館までは海岸線を228号を走り続けます。
 交通量は祝日ですが自家用車のみならず、新幹線の工事の為かトラックが多く走ってきます。
 また、途中岸壁沿いなどで、路側帯が狭くなったりしますが全体的に広く路面もそこそこ綺麗で走り易い道のりです。


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【9時15分】
 北海道限定コンビニ、セイコーマートで小休憩してみます。
 
 ここからは、特に急ぐ必要も無し。
 あちこちで停まっては、食べ歩いていきます。


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 とりあえずオリジナルのコーラと、鮭おにぎりを買ってみます。
 
 鮭おにぎりは暖かくて、柔らかくで具だくさんで美味しかった。

 コーラーは・・・少しクセがある味わいです。
 何だろうこの味。。。
 

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 その後どんどん海岸線を進んで行き、それに伴い函館山が大きくなっていくのが見て取れます。


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 そして、内陸部に目をやれば、なだらかな丘陵が広がっています。
 北海道の山か・・・
 
 東北で見た鳥海山も裾野の広い大きな山体でしたが、北海道のそれは輪をかけて雄大ないでたちです。
 大きいとしか言いようがありませんね。


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【10時半】
 函館の手前にある、北斗市に入ります。
 大きな工場がいくつもある街の様で、遠くからも工場の銀色の輝きが見て取れていました。


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 函館山まで伸びているかのようなパイプライン。


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 北斗市に入ってすぐ。
 再び北海道限定ハセガワストアで休憩します。

 細目に分けて食べないと、流石に腹に入りませんからね。
 

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 ここのお目当てはこれ。
 『やきとり弁当』です。
 
 やきとりと言いつつ豚串が入っているのですが、タレとご飯の相性が抜群ですね。
 実に美味い。

 なお、ストアの中ではパンやら惣菜やらお弁当やら盛り沢山に美味しそうなものが並んでおり、何を食べようか悩ましいところでした。
 とりあえず、ザンギと、豚の唐揚げを追加で購入し、一緒に食べます。
 ちょっと食べ過ぎて、少々お腹が張ってきました。


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【11時20分】
 遂に函館市に入りました。

 さあ、どこから見て回ろうかな。


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 とりあえずまずは郊外から中心部へ向かうこととし、五稜郭へ向かうことにします。

 新五稜郭タワーが白く輝いています。


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 五稜郭タワーの中は多くの観光客で賑わっていました。

 取りあえず登って、後でお土産でも買って送ろうかな。
 汗も乾き切らぬレーパン&ジャージ姿で混雑するエレベーターに乗り込んでやります(笑)
 

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 おお~。
 五稜郭の形が良くわかります。

 昔の五稜郭タワーは正直登っても良くわからなかったけれど、今回の新タワーは流石ですね。


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 下を除けば結構な高度感です。


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 そして土方歳三の銅像。
 五稜郭の定番ですね。


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 そして今から向かう函館山と、函館の市街地。
 函館は大きな街だなぁ~。

 さあて、まだまだ走らないといけません。
 今日はまだまだ見たいところが盛り沢山です。


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 五稜郭を後にした後は、路面電車の通りに沿って函館駅方面へと進みます。

 
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 そして、少し通りを離れて土方歳三最後の地へ。
 
 五稜郭にほど近いこの地で最期を迎えたのか・・・
 現在のビルに囲まれたこの地が、かつて戦場であったとは、誰が想像できるでしょう。


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 その後、路面電車通りへ復帰して、駅前付近へ移動します。

 北陸銀行発見。
 かつて富山から多くの人々が北海道へと開拓に渡った名残で、いまも北海道と富山とは繋がりが深い部分があるようです。
 
 かくいう私の曾爺さんも、北海道開拓を夢見て渡った様でしたが、挫折して爺さんの代で富山へ舞い戻ったそうです。

 少し歯車が異なっていたら、今頃私は北海道の住民であったかもしれません。
 そう思うと不思議なものです。
  

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【13時15分】
 函館駅前に到着です。
 
 着いたな~函館。
 明日はここから15時間かけて輪行で帰るのです(笑)


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 函館駅前は実に広々とした綺麗な広場が整えられており、観光で降り立ってすぐに目にする光景に相応しい駅前です。


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 さて、未だお腹もあまり減っていませんが、函館朝市横町へ寄って、昼食を摂ることにします。
 ちょうど昼食の時間帯の為か、どの店も行列になっており、なるべく空いた店にさっさと入ることにします。


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 函館の海鮮丼。
 
 まあ美味しいです。
 しかし、良く考えたら、わざわざ海鮮の街富山から来て、函館の海鮮を食べてもしょうがないな。

 昼は別のメニューにすれば良かったかな・・・
 でも、もう腹いっぱいになってしまった。しばらくは食べれそうにない・・・

 40歳ともなると、流石に腹に収まる量も少なくなってきました(笑


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【14時20分】
 そして昼食の後は、函館赤レンガ倉庫街へ。

 ここも観光客でいっぱいですね。
 別に買い物がしたいわけでもないので、写真を撮って雰囲気を味わったら出発します。


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 そして、函館は坂の町。
 函館山の裾野に広がるかつての西洋からの玄関口、本町方面へと進むことにします。

 これが八幡坂か・・・
 まあきつい角度ですけれど、距離が無いですからね。
 疲労しきった足でも何とか上ることが出来ました。


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 坂を登った先には、坂の中に作られた街並みに加えて、歴史情緒あふれる様々な建造物が立ち並んでいます。
 
 元町公園より、函館旧公会堂を眺めます。
 公会堂はここから眺めた方が情緒が有って雰囲気が良いですね。


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 旧ロシア領事館。
 柵も、扉も締まっていてちょっと怖い・・・


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 函館の外国人墓地。
 函館はかつての国際都市で有り、歴史的な出来事に関わる多くの異人たちがこの地で最期を遂げられたようです。

 ロマン溢れるなぁ・・・


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 そして、ここは小高い岬のようになっており、対岸方面を眺めれば今日走ってきた道のりが一望できました。
 大分日も傾いてきたようですけれど、水面に反射して綺麗だなぁ・・・


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 そして元町方向へと引き換えした後は、異国情緒あふれる教会たちが。


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 綺麗な建物です。
 狭い道路には、多くの観光客であふれていました。
 
 さて、そろそろ日も沈み始めてきたな・・・
 最終にして、最後の目的地へと向かうことにします。


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【15時50分】
 ロープウェイの駅を潜り抜けて、函館山登山口へ到着しました。
 せっかくですから、函館山は自分の足で登ってくることにします。
 
 自転車を、函館山管理棟付近にデポし、ここからはSPDシューズのまま登山道を登る事にします。
 まあ、小一時間でたどり着く道程のようですから大丈夫でしょう。



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 途中バスなどが走る舗装路を何度か横断しつつ山頂を目指します。
 
 出発してすぐに、函館山が要塞であった時の名残の砲台の跡地が現れます。
 夕暮れ時ですが、結構沢山の人が下ってきます。


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【16時半】
 途中いくつかの名所の有る登山道を登り続けて、山頂付近の駐車場へ到着しました。

 函館山登山自体は、実際の標高差は300m足らずですので、遊歩道に毛が生えたようなものであり、何の苦も無くSPDシューズでも登ることが出来ました。

 やはりサイクリング旅行にはMTB用のSPDシューズが一番ですね。
 
 ここで風が冷たくなってきたことも有り、タイツとアームカバーを装着して山頂展望台の寒さに備えます。
 

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 ロープウェイと、展望台が見えてきました。

 展望台付近には既に夜景を眺めようと多くの人々が集まりつつあります。
 この様子では、最前列を確保するのは難しいかな?

 まだ17時前であり、日が沈むまで結構な時間がありますが、せっかく自力でここまで登って来た手前、意を決して夜景を待つ集団に加わります。


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【17時】
 ボチボチと、夕暮が近づいてきました。

 両側を海に挟まれた、函館の街の姿が良くわかる、美しい光景が広がります。


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【18時】
 一時間待ち続けて、太陽はようやく海の中に沈みました。

 夕暮れの残照が残る中、やがてポツリポツリと函館の街に灯がともり始めています。

 うん。大分綺麗になってきたぞ。


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【18時20分】
 日が沈み始めたら、暗くなっていくのはあっという間です。

 美しい、函館100万ドルの夜景が目の前にその姿を現してくれました。
 綺麗だ・・・
 
 展望台は、今や溢れんばかりの人だかりとなっていますが、たっぷり一時間半待ったかいが有り、最前列を確保することが出来ていました。

 これで私の旅路も終了かな。
 素晴らしい夜景を胸に、このシルバーウィークの幕引きとすることにしましょう。

 何より寒いし、腹が減ってしょうがありません(笑)
 山頂の風は、通気性の良いサイクルジャージには厳しいものがありました。
 
 混み合っており、ウインドブレーカーを出すこともできず、我ながらよく1時間半も我慢したものです(笑) 


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【18時半】
 自転車に取り付けていたジェントス閃150を片手に下山を開始します。

 体がすっかり冷え切っています。寒い~
 温めるために駆け下って行きます。


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 人気のない登山道は標高340mの山とはいえ流石に不気味でしたが、途中数名の登山者とすれ違いました。
 やっぱり登る人はいるのですね。


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【18時50分】
 登山道を駆け下り、自転車をデポした管理事務所前に帰り着きました。

 もう舗装路は一般車両は進入禁止になっており、人気は有りません。
 函館山を後にして、晩御飯でも食べに行くことにします。


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【19時】
 再び赤レンガ倉庫へと舞い戻ります。
 
 こちらもすっかりとライトアップされて、美しい光景が広がっていました。


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 函館湾観光クル―ザーも幻想的に輝いています。

 どうして夜の船はこんなにも絵に成るのでしょうね。
 

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 さて何はともあれ、とりあえず晩飯です。
 目の前の、これまた函館限定ハンバーガーショップ、ラッキーピエロで摂ることにします。

 賑やかな店舗には、満席寸前のお客さんが入っており、賑やかな雰囲気です。
 店舗に流れる音楽やアナウンスも、単なるハンバーガーショップではなく、テーマパークのファーストフードコーナーの様な楽しげな雰囲気がありました。


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 そして、久しぶりのハンバーガーでしたが、すごく美味い。
 チャイニーズチキンバーガー。
 これで390円

 某ショップのバーガーの倍くらいはあるサイズですが、具も出来たてで美味しくボリューム満点です。


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 そして、480円のスペシャル生ベーコンエッグバーガー
 いや本当に美味しい。

 富山にも出来たら良いのになぁ。

 
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 ビールが進みます。
 バーガーショップで飲むビールもなかなか良いものです。

 余りのおいしさに、宿でも食べようと、テリヤキバーガーとラッキーエッグバーガーを持ち帰りで注文し、店を後にします。
 
 また来たいなぁ・・・
 次はいつ来れるだろうか・・・
 

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 赤レンガ倉庫群を後にします。

 ライトアップされた景色と、水面に映る光景が実に美しい。
 日中の賑わいも今は静けさが優勢となり、観光客たちもまばらになって、一日の終わりの寂しさが赤レンガ倉庫群にも訪れつつあるようでした。


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【21時】
 再び函館駅へ。

 日中に比べて、随分と静まり返っています。
 
 一日の終わりが近づくとともに、私の冒険もフィナーレが迫っています。
 あんなに辛かった4日間も、終わってしまえばあっという間です。

 今日のこの時間まで、色んな道を走り切ってきました。
 
 函館の夜が終わってしまうのが、名残は惜しいけれども、もう充分ですね。
 
 ここまで、相棒のCLXにも随分と無理をさせたはずです。
 
 そろそろ宿へ向かいましょうかね。。。

 
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 明日の輪行に備えて、今夜はオーストリッチL100に、両輪を外してしっかりと梱包しておきます。
 
 輪行袋二つ持ちの旅でしたが、うまく使い分けられたと思います。


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 そして、この旅の総走行距離は793キロに達しました。

 4日間平均しても、一日198キロ以上。
 およそ200キロの道程を走っていたことになりますね。

 本当に素晴らしい連休になりました。
 このようなサイクリングに没頭できる日々がもう一度訪れるといいのですが、次のシルバーウィークは11年は先になるようです。
 
 その頃には自分はどうなっているのかな?
 楽しみにしつつ、明日も7時過ぎには輪行で富山に帰らなければなりません。

 宿に入って、コンビニのビールを飲みながら、富山から函館に至る、旅の思い出に浸ったのでした。。。


さて、以後はこの旅のエピローグ。
函館から、富山までを一気に輪行で帰る15時間の旅路です。


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【6時50分】
 翌日、函館朝市を横目に、早朝の函館駅から新幹線を使わずに在来線のみで帰着します。
 
 函館、青森、秋田、新潟そして富山県へと幾度も乗り継いで行きます。
 お金の節約もさることながら、自分の走ってきた道程を電車で再確認しつつビール片手に輪行の旅を楽しんだのでした。


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【9時40分】
 青森駅までたどり着いた後、秋田への特急に乗り継ぎます。
 青森から秋田までは人も少なく、車両の最後尾を確保して自転車とともに優雅に列車の旅を楽しめました。


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 青森から秋田への途中では、自転車では見ることが出来なかった岩木山も黄金色の田園の先に見ることが出来ました。


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【12時50分】
 ようやく秋田に到着して、次は新潟方面へと向かう特急に乗り込みますが、自由席は始発の秋田で半分は埋まっており、最後尾を確保することが出来ず、輪行袋と共に座席に座ります。
 そして、次第に満席を越えて通路にも人が立つようになり始め日本海側最大の都市、新潟へ向かう道のりは窮屈極まりない旅となりました。


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【17時50分】
 その後新発田市で、何とか人を押しのけ巨大な輪行袋と共に特急を降り、混雑する車両から脱出します。
 やれやれ。
 ここからさらに普通や快速電車を乗り継いで、直江津、泊とまだ4時間以上の電車の旅路が続きます。
 
 ビールを飲み飲みお菓子を摘まみつつうたた寝をしながらの旅ですのさほど苦痛ではありませんが、やはり長いな。


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【22時10分】
 長い長い列車の旅路の果てに、ようやく最寄駅まで帰ってくることが出来ました。

 函館から富山県まで電車を使って15時間か・・・
 新幹線を使えば8時間を切りますが、それでも中々行ける距離と時間ではありませんね。

 それでもいつの日か、もう一度北の大地へと足を踏み入れて、札幌や稚内や色々な場所まで走ってみたいですね。
 
 そして、北海道以外にも、行きたい場所は数知れず、ただし現実的には難しい場所が多い。。。

 ガソリンンエンジン二輪車なら実に簡単な道程なんですけれどね・・・

 まして、人力エンジン二輪車は年々性能が落ちていきそうですからね(笑)
 それでも、これからも多くの道程へと旅立ってみたいと思います。

 では、そろそろ今回の冒険の記録を終了します。
 長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。 


 それでは今回はこのへんで。
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テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】その3(秋田~青森)

 さて、今回は3日目、9月21日(月)、秋田から青森までの内容についてです。

 朝4時に起き、睡眠不足の上、筋肉痛も出始めてており、体調は万全とは言い難い状態でした。
 しかし、昨日までに最もつらい新潟から秋田までの270キロを走り切ったことも有り、かなり精神的に余裕はありました。
 
 おかしなもので、3日連続ともなると、200キロという数字が短く感じられるのが不思議です。
 そして、今日は200キロでいいんだ~♪と思うと非常に気が楽でした。



 そんな今日の道程。
 この日も結局7号を外れることなく、淡々と進み続けました。
 
 バイパスとはいえ、やはり東北の物であり、関東へつながる道とは異なり走り易い道ばかりでした。

 さて、それではスタートです。


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【5時20分】
 昨晩の宿を、5時10分に出発し、国道7号線との交点へと舞い戻ります。

 やはり朝が辛く、目標の5時発よりはやや遅めの出発でした。
 そして祝日ですが7号には多くのトラックが走っています。

 また、気温は15℃程度と走っていれば丁度良い状態でした。


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 走り出してすぐの秋田市街。
 
 青森まで200キロの表示が最後の旅路へのカウントダウンのように感じられました。


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【6時20分】
 その後、7号からショートカットで通った303号で朝日と出会います。

 やはり晴天のサイクリングは良い。
 体も良く動き、昨日とは比べ物にならないほどの快調さで先へと進むことが出来ました。


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【6時45分】
 その後、五城目町、八郎潟町を越えて、北緯40度線を越えていきます。
 
 随分と北上したのだなあと実感させられますね。
 
 しかし、ただ7号線を走っていても八郎潟は見えないようですね・・・
 ちょっと残念ですが、寄り道もしたくないのでひたすら先を急ぎます。
 

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 その後も快調にペースを上げていきます。


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 そして、ここでも広がる田園の姿。

 すごいなぁ・・・
 日本の国土には、本当に多くの水田が存在していることを実感します。
 これがあるからこそ、食糧に不足しないで生活できているのでしょうね。。。

 などとしみじみ余計なことを考える余裕もあり。
 淡々とペダルを踏み続けます。


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【8時】
 54キロ地点の能代市に入りました。

 快晴の下、ペースは速く、手前のコンビニでじっくりと朝食を摂ったりしながら先へ進みます。


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 能代市は発電所があるせいでしょうか、街中の道路は綺麗で、商店も充実しています。


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 そしてその後、大館市へ向かっての峠越えが始まります。


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 しばらく代わり映えのしない木々の中の7号線を走った後にようやく風景の変化が訪れ始めました。
 二ツ井東トンネルの手前の藤琴川です。


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 その川原には、見渡す限り畑が広がり、多くのお年寄りが、各々小さなトタン小屋を建てて自分の畑の手入れに勤しんでいました。
 何だかすごく懐かしい光景に感じられてきます。日本の原風景とはこういう物なのかもしれないなぁ・・・


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 そして二ツ井東トンネルを抜けて、白神山地を望む上流を眺めます。
 あの先の山々が、白神山地になるのかな?

 大分霞んでいますが、青森の自然の奥深さを感じる光景がこれ以降も続いていきます。

 そして、この3日間、ろくに周囲の景色を眺める余裕も無かった旅路でしたが、ようやく景色の変化を楽しむ余裕が出てきました。


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【10時40分】
 そして95キロ地点。
 道の駅『たかのす』では、シシトウとゴマのミックスソフトを食べました。

 この9月後半の東北の日差しは夏の様に暑く、微妙に食欲の減退する色合いのソフトクリームも美味しくいただくことが出来ました。


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【11時40分】
 およそ115キロ地点。
 大館市の市街地に入ります。

 片側1車線の一桁国道とは思えない風情のある街道を抜けていきます。


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 そして山には大文字刈り??

 大きな【大】の字が見て取れました。
 大館ってことなのかな?


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【12時5分】
 大館市市街地を抜けて、120キロ地点。
 芝谷地湿原の駐車場にて再び『ばばヘラアイス』売り場を発見。

 さっきソフトを食べたばかりですが、今日の日差しは暑いので、アイスでも食べて行くことにします。


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 今日のばばヘラアイス。
 やはり作る人によって、形が異なりますね。

 さっぱりして火照った体が冷やされます。
 どうやらこのアイス売りも、今年はこのシルバーウィークの連休でおしまいだったらしく、丁度良い時期に来ることが出来ました。
 

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 ちなみにふらりと立ち寄っただけのこの芝谷地湿原。
 
 なんと国の天然記念物の様で、市街地にほど近い空間に、周囲から隔絶された独自の生態系が今も息づく、貴重な場所だったようです。

 こういった意外な名所に出会えるのも旅の喜びの一つですね。
 やはり自転車の旅には少し余裕が無くてはいけないなと実感させられます。


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 さあ、後はもう一つ大き目の峠を越えて、今日の最終目的地、青森県を目指すのみです。
 広がる山々を見据えながらペダルを踏み込みます。


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【13時10分】
 出発より133キロ。
 やたて峠を登りきって、遂に青森県に入りました。
 富山県から始まったこの旅も、ようやくゴールが見えてきたような気持ちになりますね。

 長かったなぁ・・・
 あとは峠を降り切って、青森県を縦断するのみです。
 力が入ってきます。


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 一気に峠を降っていきます。
 県境付近の7号沿いには、意外に多くの集落がありました。


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【14時半】
 およそ160キロ地点の弘前バイパスまで、幾つかの街を通り抜けて一気に走り抜けます。
 
 市街地の先には、雲がかかっていますが『岩木山』の姿が街の彼方に雄大に屹立しているのが見て取れます。
 晴れていれば、本当に富士山のようにくっきりとした三角の山が見えるのでしょうね。

 さて、弘前は大きな街で、ここで昼食を摂ろうかと思いつつも何と無くタイミングを逃してしまい通過してしまいました。


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【15時半】
 ついに青森市に入ります。
 
 ここまででおよそ170キロ。
 日差しも傾き始める中、残す道のりはあとわずかとなりました。
 しかし、このペースであれば明るいうちに今日の宿泊地までたどり着けそうです。


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 夕暮が迫る中、バイパスを走り続けて遂に青森市の街並みが目に飛び込んで来ました・・・

 ああ・・・
 やっとここまで来た。
 あとは鼻歌を歌いながらでも宿までたどり着きます。
 安心して、体の力が抜けて行きます。


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 さて、青森市の7号沿いの市街地を走ります。
 流石に賑やかです。

 途中ショッピングセンターによって、100均ショップで、自転車掃除用のウェットティッシュと、流石に汗臭くて来ているのも苦しくなってきたウェアを洗うための洗濯ネットを買っていきます。

 もう汗が乾いては塩を吹きの繰り返しで、べた付いて気持ちが悪いし、ホテルについたらコインランドリーで洗うことにしよう・・・


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 青森駅前を走り抜けます。
 
 ビルも低く、なんだかこじんまりとした居心地の良さそうなアーケード街が伸びています。
 飲み屋が多い小さいアーケード街ですが、歩道には自転車用レーンも有ったりとなかなかしっかりしています。


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【17時15分】
 秋田を出発して13時間。
 200キロの道程を経て、ようやく青森駅へ辿り着きました。
 
 これまた何だか可愛らしい駅前です。
 やはり、新幹線の止まる新青森駅の方に力が入っているのかもしれませんね。

 しかし、今回10数年ぶりに富山から青森までの7号沿いの道を走ってきましたが、多くの区間で知らない間に結構な迂回バイパスが完成していたようですね。

 かつて通った記憶の有る道も有れば、まったく記憶にない場所も有ったりと、年月の移り変わりを実感させられる道のりでした。
 
 おそらく、バイパスの迂回ルートにしよう思っていたルートの多くが、かつて私が走った記憶の有る国道7号から降格された旧ルートなのでしょうね。
 
 いつかまた、走ることが出来たらいいなぁ。
 

P9212140.jpg
 その後、青森駅から無事にホテルへチェックインし、シャワーも浴びてサッパリします。
 結局この日の走行距離はメーター読みで202キロに達していました。
 
 まだ日も明るく休息時間にも余裕があり、食事をしに行ったり、洗濯をしたり、自転車の整備をしたりと充実した時間を過ごせました。

 そして窓から見る青森港の先にはいよいよこの旅の最終目的地、【北海道】は【函館】が待っています。
 
 明日の道程にワクワクしつつ、疲れた体を休めるために、早めの床に就いたのでした。。。
 明日はいよいよ北海道~


 それでは今回はこのへんで。
 最終日(青森~函館)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】その2(新潟~秋田)

 今回は前回からの続き。
 9月20日(日)、新潟県から、山形県を越えて秋田県までの道程についてのお話です。



 この日も、当初は7号のバイパス部分を避けようなどと皮算用していましたが、結果として7号に沿って走るほうが一番楽で、走り易く、7号から離れることなく進み続けた一日となりました。

 そして、前日に、230キロを走っておきながらも、続けて270キロの道程を走らなければならない中、悪天候やパンクのトラブルにも襲われたロングライドならではの過酷な一日となりました。

 それではスタートです。


P9201787.jpg
【3時50分】
 前日の疲れからか、あまりに睡眠が心地よく、なかなか起きることが出来ずに予定より1時間近く遅れてスタートとなりました。

 しまったなぁ・・・
 しかも最悪なことに、昨晩の月夜の美しさはどこへやら、朝から小雨のパラつく嫌~な天気です。

 なんだよ~天気になるんじゃなかったのか?

 当初は雨具はまだ何とか・・・といった降り具合でしたが、天気に悪態をつきながら、しぶしぶ先へと進むことにしたのでした。


P9201792.jpg
 しかし、新潟市街を抜ける途中の113号に入ってからは、哀しくなるほどの大降りに見舞われます。

 何だこの雨は。
 冷たいし寒い・・・もうやめて帰りたい・・・・

 こんなに雨に打たれつつ走るのは一昨年の淡路島一周ライド以来です。


P9201794.jpg
【5時半】
 そんな雨も、聖籠町に入って、しばらくしてから次第に雨脚は弱まり、雨具を着るか着ないか微妙な天候となってストレスの溜まるライドが続くことになります。

 しかし本当に、雨の日のサイクリング旅行は楽しさ半減の苦行です。
 

P9201805.jpg
 その後、道は113号から、345号へと変化します。

 村上市に入るまでの345号は海岸にほど近い道のりですが、小高い丘の上を走るため海は見えず、防波林が続く道程が続きます。
 また、風も強い場所のようで、所々風力発電の風車が見て取れました。


P9201794.jpg
【6時45分】
 ようやく出発から50キロ弱の村上市へとたどり着きます。
 出発より3時間ほどが経過して、ようやく50キロ。
 ちょっと遅すぎるペースです。

 雨と風と寒さに打ちのめされて、すっかりペースが落ち切ってしまっていました。


P9201816.jpg
【8時】
 その後もペースが上がらないまま、先へ進んでいましたが、村上市街地まで眺めたこの看板でハートに火が付きます。
 
 やばい。
 9時半までに笹川流れを通過しておかないと7号へ遠回りさせられてしまう!!

 そうなったら益々遅れて、秋田に着くのがいつになるやらわからなくなってしまいます。


P9201814.jpg
 トライアスロンの参加者たちとすれ違いつつ、この方々がスタートする前に笹川流れを走り切っておかなければとハートに火が付きました。


P9201822.jpg
【8時10分】
 人間不思議なもので、全く力の入らなかった身体も、『9時半までに通過せよ』という目的が出来ると俄然体が動き出すものです。
 
 いつの間にか雨雲も薄くなり、雨の不安も少なくなって雨具を脱いだ後、海岸線までの10キロを速やかに走り切り、笹川流れを通り抜ける準備が整いました。


P9201829.jpg
 そして、視界の先には昨年訪れた『粟島』が浮かんでいます。

 新潟側はまだ雲に覆われていますが、海の彼方は天気がよさそうです。


P9201833.jpg
 笹川流れの道のりは、多くの奇岩、名勝が続く美しい海岸線で、その姿は奥能登にも劣らぬ素晴らしい道のりでした。

 また、トライアスロンのおかげで交通量も少なかったものと思われ、海岸線の一本道の国道でありながらも、比較的快適なサイクリングを行えました。


P9201836.jpg
 この先は笹川流れを過ぎても、山形まで本当に美しい海岸線のサイクリングが楽しめます。

 素晴らしいスケールの岩場が続き、先を急ぐ身で無ければもっとゆっくりと眺めたい場所でした。


P9201854.jpg
【9時45分】
 出発より6時間近く経過して、ようやく100キロ付近の『山形県』へと足を踏み入れました。

 この頃にはようやく雨も本格的に上がり、秋晴れの暑い程の日差しの下、白い雲と青い空が広がって来ました。
 そしてこれ以後、旅の間は、雨に悩まされることのない快晴なサイクリング旅行が楽しめたのでした。

 さしあたり、県境手前のコンビにで濡れた雨具等を乾かしつつ、補給や休憩を行いつつも、この先に残された170キロのサイクリングの準備を行います。


P9201862.jpg
 山形に入って一層青さを増してい行く海岸線を、快調に走ります。

 海岸沿いの7号は狭く、交通量もそこそこですが、祝日のおかげでトラックが少ない事も有り余り危険を感じずに走ることが出来ました。


P9201866.jpg
 そして、山形県の海岸沿いも巨大且つ不思議な奇岩、美しい岩礁の広がる海岸の続く、走っていて飽きの来ない名勝続きでした。
 
 のんびりと立ち止まる時間が無いのが勿体ない限りでした。


P9201881.jpg
【11時半】
 およそ125キロ地点の、50号、112号へと続く分岐を通り過ぎて海岸線を離れて山間の内陸へと入り、峠を越えた先には再び東北地方ならではの直線と、黄金色に輝く広がる田園風景が視界に飛び込んで来ます。

 美しい・・・
 これから稲刈りが始まるんだろうなぁ。
 こんな広大な田んぼの稲刈りは大変でしょうね。
 連休中遊びほうけている身が申し訳ない気分にさせられます。

 その後、【12時45分に】およそ150キロ地点の『酒田市』に入り、長い直線や、峠を進んだのちに、遊佐町を通リ抜けていきます。


P9201930.jpg
【14時45分】
 180キロ地点
 鳥海山が一望できる、鳥海大橋へ。

 ようやく残り100キロを切っていますが、暗くなってからのゴールになることは間違いなさそうです。


P9201931.jpg
 しかし、橋からの鳥海山の眺めは素晴らしいものでした。
 
 山頂が隠れ気味なのは残念でしたが、なだらかに雄大に広がる裾野の大きさは、標高以上の迫力があり、すっかり目を奪われてしまいました。
 こういった山体は初めて見たなぁ・・・
 北アルプスでは見られない姿の山です。


P9201934.jpg
 その後、山形と秋田の県境まであと少しのところで発見。

 『ばばヘラアイス』売りのおばあちゃんを発見しました。

 さっきも道の駅近くで見つけたのですが、反対車線だったのでスルーしたのですが、美味い具合に出会えました。

 
P9201935.jpg
 ばばヘラアイス

 花のような美しい形に器用に作り上げられています。
 味はフルーツのシャーベットですかね。
 
 日に当たって火照っていたので、さっぱりして美味しいです。
 コーンもほんのりアラレのような風味があり、美味しくいただきました。 

 もう、日も傾き始め寒くなりかかる寸前でしたので、いいタイミングで出会えました。


P9201939.jpg
【15時20分】
 スタートから185キロ。
 ついに秋田県に入りました。

 朝の出だしが今一つでこの先どうなる事かと心配になっていましたが、何とかここまで来ました。
 ですが、ホッとしたのもつかの間・・・
 

P9201949.jpg
 秋田への峠越えの途中で、パンクしました。

 しかもタイヤサイドをカットしたあまり面白くないパンクの仕方です。

 幸いタイヤブートを持ってきておいたので事なきを得ましたが、この時は残りの道程300キロ以上の旅にタイヤブートが耐えられるのか不安でいっぱいでした。

 しかし、春に新品に買えたばっかしのタイヤだったのになぁ・・・
 私の乗り方が悪いと言えばそれまでなんでしょうけれど、プロ4は本当にサイドが弱い気がする。

 
P9201953.jpg
 パンク修理のタイムロスの後、秋田県の7号を走ります。
 ここも、新潟から村上市までのような小高い海岸線を走ることになり、周囲は徐々にオレンジ色に染まってゆくのでした。


P9201954.jpg
 夕日が海に吸い込まれていきます・・・

 美しい・・・


P9201965.jpg
【18時10分】
 そして、完全に日は沈み切り、夕焼けに染まっていた周囲は暗闇へと変わりつつあります。
 再びライトを灯してのナイトランの始まりです。


P9201969.jpg
【19時10分】
 出発より247キロ。
 
 暗闇の海岸線を走り続けて、遂に秋田市へと入りました。
 あともう少し!!


P9201978.jpg
 7号バイパスを車と共に、走行車線をひた走り遂に秋田の街の灯が見えてきました。
 
 もうこの頃になると、バイパスを迂回とかそんな面倒なことは頭に無くなってしまっています。
 疲れた心身は、ただ先へ進む事のみを考える機械になっていました。


P9201991.jpg
 そして、秋田駅を目指して秋田中心街を走ります。
 
 しかし、駅前なのに人いないぁ・・・
 昨日の新潟駅前の賑やかさとは随分と異なります。
 
 ここがメインストリートではないのかもね。


P9201989.jpg
【20時15分】
 ようやく新潟駅からおよそ16時間。
 メーター読みでちょうど270キロの道程を走り続けて秋田駅へとたどり着きました。

 今日は本当に長かった・・・
 もう腕も足もパンパンですね。
 富山を出発してからおよそ500キロ。
 随分と遠くまで来たものですが、まだ明日も200キロからの道程を走らなければいけません。

 正直ゲンナリしていました。
 やはり初日より二日目の方が距離が長いと言うのは萎えますね(笑)


P9201996.jpg
 駅から少し離れた今日の宿に落ち着き、風呂に入って夕食を食べに行った後、雨に打たれまくった自転車を軽くメンテナンスします。

 なお、今回の旅は輪行袋はタイオガコクーンと、オーストリッチL100の2つを携帯してきています。

 県庁所在地のビジネスホテル街で、ロードを外に出したままにする勇気が無いので、ホテル内にはコクーンを使って素早く収納して持ち込んでいました。

 さて、チェーンの油はかなり切れかかっているので綺麗に拭いてオイルを注しなおします。
 後は油と泥で汚れた車体も拭いて異常がないかをチェックしていたら、あっという間に23時近くになってしまいます。

 ゲゲッ!!明日も5時前には出発したいと言うのに・・・
 もう4時間くらいしか寝る時間が無いじゃないか。

 疲れた・・・駄目だ。。。眠い・・・
 いつの間にか、ビールも飲み残しつつ気を失うように眠っていたのでした。


 それでは今回はこのへんで
 その3(秋田~青森)

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北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】その1(富山~新潟)

 さて、前回の記事のとおり、9月19日(土)~23日(水)のシルバーウィークにかけて行った、富山から北海道は函館へと走り抜けたサイクリングについて記述します。

 富山県から函館まではるばる3泊4日をかけて、最終的に走った道程は790キロに達します。

 そして、6つの県を走り続けた道程の中、次々と移り変わる景色や、変化する天候に翻弄されつつも、無事に完走して帰ってくることが出来ました。

 終わった今でも、心をどこか遠くに残してきてしまったような虚無感や、手足のしびれるような疲労が抜けきっていない、心にも身体にも刻まれた素晴らしいサイクリングとなりました。

ただ、前回の記事の通り、1日200キロ以上を走った内容であり、余り詳細に紹介していると膨大な量になってしまいますので、出来るだけ簡潔に記述して行きたいと思います。



 それではまずは出発の日から【新潟県】までのおよそ230キロの道のりについての記録をスタートします。  


P9191689.jpg
【3時半】
 19日(土)
 いつもの通り深夜のウェーブパーク滑川からスタートを始めます。

 この日は小雨もぱらつく9月後半の夜でしたが、気温はさほど低くなく、アームカバーとタイツを追加で着込む程度で走るに支障はない状態でした。

 連休は晴れ優勢の予報でしたが、残念ながらこの日は半日を雨に打たれて走り続けることとなります。


P9191692.jpg
【4時50分】
 スタートから40キロ。
 小雨を降らせる雲の下を、何度か走り抜けて新潟県へと入りました。
 
 今回は、天候も悪くわき目も振らず走っていたので、前回の東京サイクリングの時よりも速いペースです。
 
 また、7月にはもうこの時間は明るかったのですが、未だ夜の闇に包まれていました。


P9191694.jpg
【5時10分】
 難所、親不知区間を走って、天険トンネルを迂回し、ウェストン像や、栂海新道入り口にたどり着いた時点でもいまだ周囲は薄暗い状態でした。
 やはり日が短くなったものです。

 しかし、次第に日は登り始めて、5時半にはライトも必要のない明るさとなりました。
 

P9191702.jpg
【7時】
 親不知を抜けて、糸魚川市に入り、道の駅、能生にたどり着きます。

 来月にはここからスタートする、グランフォンド糸魚川に出るのですけれど、正直今年はサイクリングはお腹いっぱいになりました(笑)
 もう今年は自転車はあんまり走りたくないな・・・

 なお、糸魚川市に入った辺りから、雨は本格的なものになり始め雨具を着込んで8号線を走り続けます。
 

P9191706.jpg
 しかし不思議なもので、雨による合羽の暑さや不快感により、8号線を走っていても背後からの車の恐怖感がかなり薄らいでいたのが不思議です。
 今回は久比枝自転車道を通るものめんどくさく、黙々と8号を上越に向かって走りつづけました。


P9191716.jpg
【8時50分】
 100キロほど走って、上越に入ってしばらくは青空や日差しの射す時間が訪れました。
 一時的でしたが濡れた雨具を乾かし、サッパリした状態で走ることが出来ました。
 
 また、この上越の果てしない直線と広がる田園風景を見ていると、新潟に入ったんだなぁ・・・と実感します。


P9191718.jpg
【9時40分】
 しかし、快適なサイクリングの喜びもほんの束の間。
 
 降ったりやんだりを繰り返す中で、およそ130キロ地点の柏崎市に入った辺りで誤魔化しようのない本格的な雨に襲われます。
 何だかな~。
 

P9191721.jpg
 そして、もう4年も前になる、2011年の富山~新潟サイクリングの際に見た米山付近の胎姫橋からの美しい景色も、この悪天候では灰色がかって、さした感慨も感じられませんでした。

 もう一度見れると楽しみにしていたのだけれどなぁ・・・
 
 これを言ってはおしまいですが、やっぱり自転車は雨の日はダメだな。
 景色も美しくないし、走っていて楽しくも無い。


P9191733.jpg
【11時】
 しかし、それでも走り続けるのがロングライドに取り付かれてしまったサイクリストと言うものですね。

 冷たい細かい雨の降る中、出発よりおよそ150キロ地点、116号との分岐点へと到着しました。
 ここからは8号を離れて116号を進みます。


P9191742.jpg
【12時40分】
 116号は長岡に入るまでは8号にも劣らぬ立派な道路が続き走り易い道でした。
 
 そして長岡市に入る少しでようやく雨が上がっており、上越以来の暑いと感じるほどの晴天が戻ってきて、雨具を脱ぐことが出来、この日は最後まで爽やかなサイクリングが楽しめました。


P9191751.jpg
【13時20分】
 出発よりおよそ185キロ。
 新潟県燕市にある、レトロ感ただようサービスエリア、『公楽園』にたどり着きます。 
 
 出発の数週間前、ふとテレビを見ていたら、ドキュメンタリー番組で放送されていたこの場所に、是非とも行ってみたいと思っていたのでした。 
 実に味のある外観で、なんと2,880円で宿泊もできるようです。
 今回の旅の計画にはあてはめにくい場所ですが、いつか宿泊もしてみたいところですね。


P9191752.jpg
 中はたばこのにおい漂う昔ながらの駅前のゲームセンターを思い起こさせるような佇まいの中、これまたレトロな食品の自動販売機たち。

P9191754.jpg
 そして自販機で、お目あてのハムサンドを購入します。

 ゴトンと音の後に現れた、アルミホイルに包まれた中には、フレンチトーストの食パンに挟まれた中にはハムサンドが。

 風情あるなぁ・・・
 アツアツのハムサンドと缶コーヒーを飲みながら、ゲームに興じる人々の中でしばしの休息を取ります。

 
P9191755.jpg
その後も快晴の下、弥彦山をバックに116号を走り続けます。


P9191759.jpg
 黄金色に輝く田園風景の中、地平線まで見えるような気の遠くなる直線を走る。

 これは、新潟県のみならず、この先の東北各県で見られる壮大な風景でした。


P9191772.jpg
【15時50分】
 その後は、曽和インターから116号のバイパスを離れた後、県道16号より国道8号・116号の終点にして、7号の起点である本町交差点へとたどり着きました。

 実に懐かしい・・・
 4年ぶりの再会です。


P9191778.jpg
 そして、観光客で賑わう萬代橋を渡って。


P9191782.jpg
【16時】
 新潟駅に到着です。
 あとは宿まで目と鼻の先の距離です。

 この日の走行距離は230キロ。
  ほぼ予定通りに進むことが出来、余裕を持った到着となりました。 


KIMG0065.jpg
 その後、宿に到着した後、食事がてら周囲を散策します。

 萬代橋より、ライトアップされた八千代橋を眺めます。
 やや、雲がかかっていながらも、月の輝く美しい夜でした。

 翌日の晴天に期待しつつも、明日20日(日)は、この旅最長となる、山形県を越えて秋田県までの270キロを走らねばなりません。

 興奮冷めやらぬなか、速やかに就寝します。
 明日も3時には出発したいぞ。
 

 それでは今回はこのへんで
 その2(新潟~秋田)

テーマ:自転車 - ジャンル:趣味・実用

北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】プロローグ

 ついに冒険の舞台は北の大地、【北海道】へ!!(笑)

 今回のシルバーウィークの5連休。
 富山から、サイクリスト憧れの北の大地、北海道。
 その玄関口、【函館】まで、道程およそ770キロを、3泊4日かけて走り抜けてこようと思います。

 かつて若かりし20代のころ、一晩かけてオートバイに乗って何度か訪れた北海道。

 今度は40歳になった自分が、自転車に乗って訪れようとしているのですから不思議なものです。

 当然、自転車では一晩で到着できるわけも無く、4泊かけて北海道へと向かいます。

 当初はノンストップで秋田位まで600キロ程走ってみようかと思いましたが、宿のタイミングが合わなかったりと、旅行としてのプランニングが難しかった為、今回は一回の道程を200キロ程で刻む、あくまでサイクリングの楽しさを求めての旅としました。

 それでも連日200キロ以上の道程を走る必要があるのですけれどね。 

 そして宿泊は、一番安上がりな県庁所在地のビジホ泊です。

 男の一人旅には温泉もいらない。食事もコンビニやファミレスで充分。

 私は目的地までの過程と、移動することそれ自体に最大の楽しみを感じるタイプですのでこれで充分です。 
 楽しみだなぁ~♪
 
 さて、そんなこの旅のルート。

【1日目】 

 富山から新潟市まで、国道8号の後、柏崎より116号を走る、およそ230キロの道程です。
 
 かつて、途中から116号を進むことにより、国道8号に沿って走った際よりも20キロ以上の道程の短縮が出来きています。

 海岸沿いの信号のほとんどない352、402号も魅力的でしたが、補給ポイントが乏しそうなことと、ちょっと道中寄り道したいところもあるので116号を使って走ることにします。


【2日目】

 新潟から秋田まで国道7号をベースに、270キロの道程を走ります。

 このルートも昔走った事があるはずですが、かなり記憶は薄れていますね。
 
 とにかく秋田まで長かったことと、路肩でアイスキャンディを売るおばあちゃんたちが並んでいたような記憶が有りますね。
 また会えるかな?でも、もうアイスの時期じゃあないかな。


【3日目】

 秋田から青森までの道もほぼ国道7号線に沿って200キロを走ることにします。

 かつてバイクで走っていた時は、すでにこの頃は夜中になっており、真っ暗な中を走っていたため殆ど記憶にない道のりです。
 今回明るいうちに走ることが出来るのが楽しみですね。
   
 また、途中285号などと使えばさらに短縮できそうですが、7号よりは狭く、山間部になることも有り、ここは安全策を取って7号を走ることにします。


【4日目】


 北海道上陸までの最終日、青森から函館への道程です。
 
 ここまでくれば旅は終わったも同然。残す道のりは70キロ程度です。
 青森からも出来るだけ自転車を使いたいと思います。
 
 そのためフェリーは使わずに、まずは30キロほど先の、蟹田駅まで自走した後、青函トンネルを通って北海道に上陸し、最初駅である木古内駅で下車して、函館までの40キロを走り抜けます。


P9161689.jpg
 4日間で770キロ。
 これまでに計画したサイクリングの中でも最長、最大日数を要する旅路です。

 9月後半となり、日も短くなり気温も北へ行くほど低下していくことでしょうが、自転車で北の大地へと足を踏み入れる、壮大な旅路に今から胸が高鳴ります。

 出発はいつものとおり今夜未明!!
 出だしの天気が微妙ですが、進むにつれて良くなって行きそうな予報です。頑張るぞ~


 それでは今回はこのへんで。
 その1(富山~新潟)

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