飛島を満喫してきました!

飛島
07 /23 2016
さて今回は、前回の飛島一周サイクリングのみでは紹介しきれなかった内容とともに、私自身の楽しかった家族旅行の備忘録を兼ねて記載していきます。

とはいっても、天候も今一つでしたので、色味が悪く写真もそれほど多くとってはこなかったうえ、島一周クルーズも出来なかったので大して載せることも無いのが残念なところです。

それではスタートです。


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先ずは連休初日に400キロの道程を車で移動して、山形県は酒田市街にて宿泊しました。

この酒田市も歴史と文化の溢れる街の様で、軽く観光して回りました。


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2日目

酒田港より定期船フェリーに乗って飛島へと向かいます。

生憎の曇天により、鳥海山の姿も見ることが出来ず、ウミネコや海の姿を眺めての航海となりました。


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島に上陸した後は、今日の宿である沢口旅館さんに荷物を置いて、前回の記事の通り飛島一周へと旅立ったのでした。

宿のお女将さんも気持ち良い方で、開放的な島での一日をより一層楽しむことが出来ました。
いっそ初日から、2泊した方が良かったかも(笑) 


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島一周をした前回の記事の昼食は、粟島同様の港のすぐ傍のおしゃれな島カフェにていただくこととしました。

おそらくは、島で唯一の野外くつろぎ空間であるカフェには、親子連れの観光客が多く休憩しています。


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島カレーが食べたかったのですが、来る時間が遅かったために品切れになっており、いかパスタを注文します。


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そして、もう一ついかのニンニク焼き。

香ばしいニンニクの香りが食欲をそそり、昼からビールが進みます(笑)
島はイカがよくとれるのかね。

かつて飛島にあった居酒屋の人気メニューだったようです。


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さて。。。

食べたけれどやはりカフェではちょっと物足りない。

まだ食べている途中の妻子を横目に、カフェのすぐ傍の西村食堂さんにも立ち寄ることにします。


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注文したのはラーメン。
飛島や酒田市のラーメンはトビウオの出汁を使ったものが主流のようであり、あっさり塩味の島のラーメンを注文します。

細麺にあっさり塩味。
東北の味は、富山県民の濃い味付けに慣れた舌には少々物足りませんが、トビシマカンゾウの花も美味しく、チャーシューも中々美味しい、満足の行く味わいでした。


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そして、島一周も終えた後の晩御飯。

インスタントなどが使用できない島では、これらの料理は全て手作りなのだと。
野菜も、魚もみんな美味しい。

鯛や蛸の刺身が物凄く美味しい。
本当に幸せな食事ですね。

満足しながら酒を飲みつつ、2日目の夜も過ぎていったのでした。


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さて、明けて連休最終日。
残念なことにこの日の午前の便で帰路へ着かなくてはなりません。


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昨日よりも少し天候良くなって、時折青空も見られる中、朝食前に軽く散歩をします。

青空の見える中での、島でのコーラは最高に美味しい。


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島のお寺。

島には、神社が幾つも祀られていますが、お寺も存在しています。


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そして燕。

飛島は、多くの渡り鳥たちの休憩地点となっているようです。
ほとんど鳥の種類のわからない私でも、この鳥はわかります。

海を越えて、島までやって来たんだね。
ちょっと感動的です。


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そして朝食。
自然の物の味がそのまま体に入ってくるようです。

とても美味しい。
ビジネスホテルのバイキング朝食も好きですが、こういう旅館の朝食も本当に美味しくて楽しいです。


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そして、帰りのフェリーの時間までは海釣り公園で念願の釣りをして楽しみます。

この海釣り公園。
なんと無料で釣り座をを貸し出してくれる上、餌も購入できるので手ぶらでやってきてもすぐに釣り体験ができる、中々お勧めの場所です。


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海の中には魚がうようよ。

さあ釣るぞ~


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さてここの魚たち。
釣られることに慣れているのか、しばらくは餌のみを取られる攻防が続きます。

ようやく一匹。
・・・フグか。



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その後しばらく粘って、ようやく魚らしい魚をゲットしました!!

何て魚かな?
小さいけれど、吊り上げられたことに満足して、帰りの船に乗船する準備をすることにします。
釣りは楽しいね~。
島でするからこそ、余計に楽しいのかもね。

ちなみに釣りをしたがっていた娘さんはボウズでした(笑)
今年はフグもかからなかったか・・


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さて、楽しかった島での一日も終わりを迎えて帰りのフェリーに乗り込みます。

そして、三連休も今日で終わりのため、我々が去った明日からはまた静かな島の日々が再開するのでしょうね・・・
楽しかったなぁ。

港では島の方。
そして今日まだ宿泊する方が手を振って見送ってくれています。


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そして、かっぱえびせん目当てで船についてくるウミネコたち。

もうこいつらも慣れっこで人間を全く気にしていないね。
まあ航海の間の、子供たちの良い遊び相手です。


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そして出航の後、島のすべての形をはっきりと眺めながらこの連休の冒険を終了したのでした。

さようなら飛島楽しかったよ~。
今度は快晴の時にゆったり2泊で来てみたいです。

さて、これで今回の話は終了です。
島での特別な時間を経験すると、社会復帰に時間がかかります。

富山に帰ってからも数日間は島での空気に酔い続けたような状態が続いていたのでした。


さて。。。ちょっと内容が寂しいのでおまけを少々。


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酒田港に降り立ったのち、お土産を買うために酒田の観光地、米蔵倉庫を改造した、山居倉庫に立ち寄ります。

木造の趣きの有る佇まいの建物に酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」が併設されており、そこでお土産の購入と休憩を行うこととしました。


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しかし、島から本土へ帰ったら暑い。

妻子がお土産を物色している間、時間つぶしもかねて、名産のつや姫米と、さくらんぼソフトのミックスを食べて涼を取ります。
うん甘酸っぱくておいしい。


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余りの美味しさに引き続きもうひとつ。

洋ナシのラフランスソフト。
こちらはシャーベットぽくて、これもまたおいしい。

しかし、連続して二つもソフトを食べると腹が冷えてきますね(笑)


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山居倉庫の佇まい。

大きなケヤキ並木のそばに、こげ茶色の倉庫が立ち並ぶ実に雰囲気のある良い場所です。
かつてのドラマ、「おしん」の撮影場所にもなったとのことで、売店の夢の倶楽にはおしんの人形なども販売されていました。


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その後、買い物を済ませて酒田市を離れる事にします。

昨年の北海道サイクリングの際にも見た、『こあら』交差点を妻子に見せて感動させたのち、再び高速道路上の人となって帰路へと着いたのでした。
何でコアラなんだろう?面白いね。

こうして夏の三連休の冒険は幕を閉じました。
しかし、夏はまだ始まったばかり。
この後も、まだまだ色んなことを楽んで行きたいと思います。



それでは今回はこのへんで。
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飛島一周サイクリングへ行ってきました!!

飛島
07 /21 2016
さて今回は夏恒例の離島シリーズ(笑)


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海の日の3連休を利用し、家族旅行を兼ねて、山形県酒田市の39キロ沖合に浮かぶ、周囲10.2キロの小さな、しかし人口200人以上を有する有人島【飛島】へ行ってきました。

古来より飛島は、一昨年訪れた粟島、更に佐渡島とも一直線に並んだ日本海上の要所でもあり、歴史の薫り漂う地でもあり、是非訪れてみたい場所の一つでした。

離島という場所は、見知らぬ土地を訪れる喜びもさることながら、海を隔てたその島の独特の文化が漂う中、本当に世俗の事柄から解放された気分になって、身も精神も本当にリフレッシュできますね。



そんな今回のルート。

残念ながら飛島は、粟島や佐渡島の様に一周線といったものが無く、島の東の本州側人口集積地と、島の中央部の盆地部分を走るルートがメインであり、無人の西側には基本未舗装のトレッキングルートによって移動しなくてはなりません。

また、途中幾つもの、名所にも立ち寄っていますがルートラボにでは追いかけていません。
小さい島のため、大人の足であれば、盆地の中央道から自転車を降りて徒歩で難なく島西側の海岸へもへたどり着くことが可能です。

自転車での完全一周が出来なかったのはちょっと残念ですが、その気になればランニングでも軽く一回りできる距離です。
あちこち寄り道していましたが、付き合わされる妻子はなかなかの苦行であったようです。


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そうこうするうちに、フェリーに揺られて、次第に飛島の全容が明らかになって行きます。
平坦なお盆の様な形状と、左右に小さな小島がいくつか見て取れます。


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港に到着。
なかなかしっかりした近代的な建物である、島の駅とびしまがまずは目に入ります。

その下で、今日の宿の旦那さんが迎えに来てくれており、車に乗って移動することとなります。
宿に着いたら荷物を置いて、速やかに島一周にかかります。


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そんな今回の相棒(笑)
島の旅館で無料で借してもらえたレンタサイクルです。
飛島に、私の自転車はちょっとオーバースペックな上、島の雰囲気に合いません。

最高標高69mしかない飛島では、この整備不良気味(笑)のママチャリでも充分まわることが出来ます。

書きたいことは沢山ありますが、まずは自転車に乗っての島一周のスタートです。


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【11時】
ここまでのおさらい
午前9時発の定期船に乗って1時間ちょっとの後、飛島に上陸し今日の宿である勝浦地区の沢口旅館さんにチェックインし、レンタル自転車を借りました。

残念ながら時折小雨のぱらつく曇天ですが、家族そろって島一周サイクリングへと出発することにします。

港の前に連なる集落の間を縫うように旅館が立ち並ぶ光景は、粟島とよく似ていてデジャブを引き起こされます。


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港に面した道は広く開放的で、結構島の人の物と思われる自動車が通ります。

飛島最大の集落【勝浦】を走り、港に近づけば、ガラス張りのシルエットが綺麗な島の駅とびしまが正面に見えてきます。

背後の大きな建物は、東北電力の火力発電所です。
この勝浦は、発電所の他に定期港や浄水施設に加えて、診療所も有ったりと、インフラの中心地でもありますね。


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そして、島の南端には海釣り公園が設置されていて、無料で竿も貸してもらえる観光客に優しいインフラが備え付けられていました。

受付のおじさんも無口ながら味のある方で、離島にやって来た楽しさを満喫できます。


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そしてこの海釣り公園。
なんと海の中に入って、水族館さながらに海中を眺めることが出来ます。


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ちょっと海の中を覗いて見れば、大きな黒鯛や、ブダイ、ヒメダイなどがうようよしていて、海の豊かさを目の当たりにできます。

これはすごい。
しかし、まずは島一周。

釣りをしたがる娘を引きずり(笑)島一周サイクリングを再開させます。


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お次は自転車に乗ってすぐの、飛島の海水浴場、小松浜に到着です。

人工的に作った砂浜らしいのですが、青い岩が数多くみられる幻想的に綺麗な海岸です。
快晴の下であれば、魂を抜かれるほどの美しさであったことでしょうね。


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さて、まずは自転車を降りて、およそ1キロの海岸沿いの遊歩道を歩いて、賽の河原と呼ばれる景勝地を目指すこととします。

荒々しい岩場に作られた道のりは、スリル満点の楽しい道のりです。


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名所の一つ、マンモス岩。

鼻の部分が綺麗にトンネルになっていて、本当にマンモスのような形をしていますね。


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凄い岩礁です。
海の先には遠く、烏帽子群島を眺めることが出来ます。


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近くまで行って見たいところですが、波が高いらしく船はお勧めできないそうで、今回は難しそうです。


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また、カメノテが大量に岩に貼りついていました。

気持ち悪い・・・
でも食べたら美味しいんだよね(笑)


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賽の河原も近くになって、岩場の海岸から丸い石の海岸になり歩きにくくなります。


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ロウソク岩。

奇岩の連続です。


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賽の河原に到着
佐渡島の賽の河原ほどの雰囲気はありませんが、一体誰がこんなに積み上げたのでしょう?

佐渡島にもありましたが、あちらはもっと近寄りがたい物でしたが、飛島の賽の河原はまた違う雰囲気がありますね。


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賽の河原。

岩の棚にも丸い石が積み重ねられています。

さて、この気も海岸沿いに遊歩道が続きますが、妻子の体力では、これ以上歩かせると、この先の道程に支障をきたすため、ここで自転車に戻って先へ進むことにします。


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【12時半】
小松浜に舞い戻りました。
 
明日が海開きということですが、もう海で遊んでいる観光客の人もいます。
正面に見えるのは、右から百合島と、ウミネコの大繁殖地で国指定天然記念物でもある舘岩です。

更に左には、島の中央を走る道路に繋がる飛島大橋が大きく弧を描いて登っています。


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舘岩には遊歩道も作られており、岩の先端にある古代文字のようなものが刻まれているという岩まで行ってみようと思いましたが、草が生い茂っていたため、半ズボンのサンダル姿では難しく断念します。


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しかし、この舘岩からの眺めは素晴らしく、飛島の勝浦方面を一望できました。

眼下に飛島大橋と島の中央を走る道路が延びています。


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そして、港に沿って勝浦の集落が拡がっています。

思った以上に建物が多く立ち並んでいるのが見て取れます。
そして、飛島が平坦な台地上である事がよくわかります。

なお、この時点ですでにお昼過ぎであり、港に舞い戻って昼食を食べたのですが、今回はカットして次回に紹介することとし、一周サイクリングの続きを進めることとします。


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なかなかの斜度の飛島大橋をママチャリで苦労して登るの図

妻子も辛そうですが、私も体に合わない26インチのママチャリのため結構つらい。


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しかし、登りきってしまえば後はほぼ平坦なコンクリ舗装の道となります。


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道路脇には木々のみではなく、畑がいくつもつくられており、島の人々の生活の重要な道であることが伺われます。


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そして美しいオニユリ

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青々としたアジサイなどが目を楽しませてくれます。


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そして、観光道路として、トレッキングコールなどが多々あるこの道のりには、トイレも数か所に渡って設置されています。

中はどれも綺麗で、安心して島の散策が楽しめるようになっています。


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そして、多くの観光名所をしめす標識が、いくつもポイントごとに立てられており、迷わず島の魅力を満喫することが出来るよう工夫されていました。


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とりあえずトレッキングを一本。
自転車を降り、日本の渚100選に数えられる『荒崎』海岸へと歩いていくことにします。

道程にしておよそ1キロ。
標高50メートルほどの道路から海岸線へと歩いていきます。


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木々の茂る樹林帯をしばらく進めば、草原の広がる美しい景色が現れます。

粟島もそうでしたが、島の西側の日本海方面は気候の関係で、大きな木々が育ちにくいのかもしれませんね。


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洗濯板のような荒々しい平坦な岩場の拡がる荒崎


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ニッコウキスゲの亜種でもある、トビシマカンゾウがチラホラと咲き誇る草原の彼方、荒崎の岩場の向こうには御積島の姿が見てとれます。

この連休の天候が小雨参りの曇天であったのが残念な限りですが見事な光景が広がっています。
やはり、島は良いですね。


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そして貝殻でできた海岸線が延びています。

天気が良ければ本当に綺麗な場所なのだろうと思います。
残念です。

ただ、この飛島の海岸は、海流の関係かゴミが漂着しやすいのか美しい自然の中に多数のゴミが漂着していたのが悲しい限りです。
人間ってなんなのかなぁ・・・・


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さて、その後も再び道路に戻って幾つかの名所を散策します。

飛島にはいくつかの日本初の発祥の地があるようで、そのひとつ。

『超短波無線発祥の地』の碑と、無線中継所です。
この中継所は、フェリーからも島の中央部に見ることが出来ました。


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そして飛島最高峰。
標高69メートルの『高森山』山頂に建てられた『飛島灯台』です。



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【15時半】
さて、お次は更に自転車を走らせて、飛島でも特に美しい、観光パンフの表紙などにも使われる『八幡崎』を目指して島の最北端部へと進みます。

なお、この八幡先へ向かう分岐の時点で、妻子は疲れたと勝浦方面へと帰路に着いたため、ここからは気楽な一人旅が堪能できました(笑)

八幡崎への入り口には、おそらくはもっとも綺麗で新しい公衆トイレもあり、観光地として整えられていることが伺えます。


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トレイルに入った後にはいくつかの分岐に分かれています。

今更ですが、ここに限らず、飛島の西海岸側には多くの遊歩道が整備されていて、トレッキングを楽しむことが出来ます。


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そして八幡崎へ。

展望台と言いつつも、木々が茂ってしまっており360°全く展望はありません。
残念だなぁ・・・


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しかし、先ほどの分岐から分かれて、渚の鐘方面へ向かうと鐘と共に、素晴らしい光景が広がっていたのでした。

とりあえず鐘を鳴らしてみますが、男一人で鳴らしてるのはかなり空しいものです(笑)


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眼下に広がる八幡崎

曇天の為、その美しさは10分の1くらいしか見ることが出来ていないでしょうね。
それでも、快晴時の美しさが想像できます。


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海の中には岩礁がかすかに見えています。

晴れていればブルーとエメラルドグリーンのコラボが素晴らしかったでしょうね・・・・

残念。
また、残念ついでに荒崎同様に、この八幡崎にもやはりゴミが流れ着いて来ているようです。

勿体ないなぁ・・・
一人一人の流すごみは小さなものに感じるのでしょうが、それが積み重なってこの様な天界の景色を穢してしまうのです。


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続いて、飛島北海岸の集落、法木方面へと向かいます。

一気に50メートルの標高を0にする13%の下り道を、効かないブレーキをキーキー鳴らしながら駆け下ります。
これは帰りが思いやられるな・・・・


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法木の集落は、綺麗な港がありますが民宿などは無いようで、住民のみの静かな集落の様でした。

時間がゆっくり流れる土地とはこういう場所なんだろうなぁ・・・


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【16時】
そして飛島に幾つかある、貝殻でできた海岸、オボゲの浜に降り立ちます。

曇っていてもわかるほどに澄んだきれいな海が広がっています。
綺麗だなぁ・・・


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そして、貝殻で出来た海岸の名の通り、白い砂浜には貝殻がぎっしりと積み上げられていて、ちょっと探すだけで多くの貝殻が見つかりました。

良いなぁ・・・
島一周にこだわらないで、この場所にこそ娘を連れてきてあげればよかったよ。

しかし、島一周は私の悲願。

気を取り直して先へと進みます。
夕暮の時間となりつつも、もう残りはあと少し。


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東海岸へと帰り着いて、飛島もう一つの集落中村地区に入って、目に入るのは立派な酒田市飛島支所と、大きな飛島小中学校です。

勝浦が文化経済の中心なら、中村は政治行政の中心というところでしょうか?


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中村集落を走って帰路へ。

中村にもいくつか民宿があるようですが、あまり営業している感じはありません。
ここもやはり静かな集落といった感じです。


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そして、婦人消防団発祥の碑と、鹿児島何某先生の歌碑が並べられています。

人の少ない島ですから、男衆が漁にでも行っている間、女性たちで街を守っていたのでしょうかね?


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そして、ようやく勝浦へ帰り着きました。

診療所がありました。
どうやら医師が常駐してくれているようです。


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集落の中を走って、一周ゴールもあとわずか。

もう島の駅とびしまが見えています。

中々に散策し応えのある楽しかった道程に、満足しながらママチャリを走らせます。


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ゴール後、少し離れた個人商店にて妻子と合流します。

ちょうど妻子もジュースやお茶に、お菓子やかっぱえびせんなど大量に買っていた所のようです。
今から晩御飯なのにそんなに食べられるのか心配しましたが、えびせんは帰りのフェリーでのカモメの餌の様でした。

なるほどね。

そういう私は祝杯にビールを購入し、妻子とともに帰りの宿までの道をちびちび飲みながら歩いて今日の冒険を終えたのでした。


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見上げれば時折降っていた小雨も止んで、綺麗に虹が現れています。

憎い演出だねェ・・・

今回は一泊の予定での飛島入りでしたので、翌日島を離れないといけませんでしたが、曇天ながらも飛島の自然と風土を満喫できる、良い時間が過ごせたと感じます。

そして、島でも生活を少し味わうと、本土に帰ってからも中々その空気が身体から抜けきらない不思議な違和感に包まれてしまいます。

やはり島は良いなぁ。
この不思議な時間の間隔を味わえるのは、離島以外にないでしょうね。。。

さて、とりあえずこれで、飛島一周の旅の記録は終了ですが、一周以外にも、飛島満喫旅行記録を引き続き紹介していきたいと思います。


それでは今回はこのへんで

粟島を満喫してきました!!

粟島
07 /26 2014
 去る7月19日からの海の日を含めた3連休。

 今回は前回の記事の補足的なものです。

 前回は、新潟県の沖合に浮かぶ周囲わずか23キロにして、人口は400人にも満たない【粟島】に上陸した際に、自転車で島を一周してその自然を満喫してきましたが、その際に紹介できなかった粟島での光景も、実に素晴らしい物であり、併せて記録しておこうと思います。


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【7月19日】
 雷雨で大荒れの高速道路を300キロ以上走り切った後、村上市岩船港よりフェリーに乗りこみます。
 
 連休初日でしたが、往路は人々も分散されているようで、結構空いていました。
 そして、この便で自転車を載せるのは私一人のようです。


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 粟島まで普通船で1時間半の船旅。
 小さかった粟島ももう目と鼻の先となりました。

 なお、娘さんはフェリーが大層気に入ったようで、ずっと舳の展望台に居座っていました。
 
 しかし付き合うこちらは結構つらい。
 高速運転しっぱなしだったので、少し寝たいぞ・・・


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 上陸後は民宿の車が迎えに来てくれており、妻子はその車に。

 私はRX2カスタムで遅れまいと宿まで激走しようとしましたが、小さな集落ですのであっという間にこの旅の宿に到着です。

 いや~長い道のりでした。
 荷物を降ろした後、夕食まではまだ少し時間が有るので内浦集落を散策することにします。


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 まずは宿の正面に島唯一の小中学校と押しボタン信号機。

 信号と言っても島の人の車が時折走る程度です。


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 校舎は遠目に見ても立派でしたが、近くで見たら更に立派です。
 大きな体育館もあり、島の学校のイメージとはかけ離れています。
 
 なお、私がウロウロしていたころに、ちょうど子どもたちが学校から出てきて挨拶をしてくれました。

 良い子達だなぁ・・・こちらこそふらふらと物見遊山で申し訳ないけれど、お邪魔します。

 
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 グラウンドも広い立派なものですが、ちょっと荒れ気味です。

 まあ、少ない子供と教員とだけでは中々手入れできないですよね・・・


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 さて、あえて大通りを避けて、集落の中へ入ってみます。

 神社有りますね。
 中には、海中からヤス突き上げたと伝えられる観音像や、石を積み上げた五輪塔がまつられていました。


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 そして、143基も発掘されているという『板碑』の一つ。

 なぜこの小さな島にそんなにも碑を備えなければならなかったのでしょうね?
 ロマンあるなぁ・・・


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 そしてすぐ先にビールを売っている商店を発見。

 何はともあれ、とりあえずは『粟島に乾杯!!』
 いただきま~す(笑)


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 なお粟島は、港から海岸へ続く大通りは広く整備されており、多くの民宿や幾つかの旅館や食堂、公園等が立ち並ぶ観光地然とした佇まいをしめしています。


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 しかし、一本内側へ入れば広い道路が走る表通りと異なり、集落の中は家々が密集した、どこにでも見られるかつての中心市街地の様相をただよわせています。

 それにしてもほとんど民宿といった感じです。
 すでに空き家になった家にもかつては民宿出会ったような名残もあり、ネットで紹介されていた以外にも多数の民宿が有ったようですね。

 今度来るときは電話での一本釣りではなくて、粟島観光協会にでも紹介してもらった方が楽そうです。


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 内浦は、粟島のインフラが集中しています。
 
 これは東北電力の火力発電所ですね。


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 へき地診療所と、保健センター。
 島の高齢化率も高そうですからね。。。こういった施設は無くてはならないものでしょうね。


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 結構大きな役場です。
 夕方には役場からのお知らせの放送が島民の方へ向けて放送されていました。
 休日でも出勤している人がいるんですね。

 また、裏には保育所もありました。


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 そして郵便局。

 金融機関的なものは島にはこれ一つではないかな?


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 そして帰り道で、謎の鉄の道発見。

 これはなんだ??船でも運ぶのに使うのかな? 


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 そして晩御飯の後、お風呂に入って夕涼みがてら港を散歩します。

 夜景が綺麗です。
 この日は、対岸の新潟方面で花火が上がっており、堤防沿いから綺麗に眺めることが出来ました。
 結構よく見えるものです。
 
 さて、初日の19日はこれにて終了です。
 次からは翌日7月20日となります。


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【7月20日】
 ここからは、前回の記事の直接の続きとなります。

 粟島一周サイクリングを終えて、海水浴がしたくてウズウズしていた娘さんに引っ張られて、旗崎海水浴場へとやってきました。

 ここは岩場の広がる海水浴場で、サンダルなしではちょっと入りにくいところですが、富山の海水浴場にはない光景に家族一同すっかりテンションが上がって童心に返って楽しんでしまいました。


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 水の中綺麗だわ~

 昨日の雨のせいか、ちょっと濁りがありますが充分に綺麗。

 時折魚も泳いでおり、人混みにまみれる茶緑色の近所の海水浴場とは全く異なる世界です。


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 しかし、嫁と娘は海水浴にさっさと見切りをつけて、干潟での海生生物採取に夢中になってしまいました。

 まあ、確かに富山ではこんな岩場で、おまけにわんさと生き物を探せる海は無いからなぁ。


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 ヤドカリがうようよしています。

 干潟は日光で温められて、まるでお風呂のようですが大丈夫みたいですね。


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 ヤドカリゲット!!

 ものすごく楽しそうです。
 海水浴はどうした(笑)?
 

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 しかし、本当にいろんな生き物がいます。

 これは小豆島でも食べた、有名な食べたらおいしい、亀の手ですね。
 
 流石にここから剥がして食べる気にもなりませんが・・・・


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 そしてウミウシ。
 う~ん。水族館以外で見たのは初めてです。


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 そうこうしているうちに、娘は水中眼鏡で小魚を捕獲。

 だんだん上手になってきたそうです。
 それは良かったけれど、忘れたというから、わざわざ島の売店で眼鏡を買ってやったというのに・・・
 

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 でも、そんな小さなことはどうでもいいかな。

 この海と岩と空と雲はなんて美しいんだろう。
 まるで、時間が停まっているような錯覚に襲われます。

 何だかずっとこの島でこうしていたいよ・・・

 しかし晩御飯の時間も有るので、夕方が近づく前に海岸を撤収して、次のイベントの実施を急ぎます。


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 お次は釣りです。

 私も含めて、人生初釣りの面々でしたが、天気がいまいちで海水浴が出来なかった時のために、上陸前にホームセンターで安物の釣りセットを購入していたのでした。

 結果、見事な快晴となり無用の長物となるかと思いましたが、絶対釣りをしてみたいト言う娘のために、結んだことも無い釣り糸を必死に結んで、餌を付けてあげて竿を渡し、何度かの挑戦の後、見事獲物を釣り上げていました。

 フグか・・・食えないな。
 でもものすごくうれしそうです。やらせてあげて良かったなぁ・・・

 しかし、魚から針を外すのが一苦労。
 外れない・・・かなり力を入れて、皮をむしるような感触と共にようやく針を外せました。。。 
 
 これは気持ち悪い。なんという残酷な・・・
 強い心と慣れが必要だわ。

 そして、この後は前述の粟島唯一の温泉施設、おと姫の湯に入って塩と汗を流したのちに宿へと帰り着いたのでした。

 そして島での生活も最終日を迎えます。


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【7月21日】
 最終日。
 荷造りを済ませて、帰りのフェリーの乗り込む前に島一周の観光船へと乗り込みます。

 天気は昨日にもまして一層晴れ渡っており、最高の遊覧船日和となりました。

 なおこの観光船シーバードは一時間余りで島を一周する高速船の為、中々のスピードと揺れを満喫することが出来ました。
 

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 この後帰る、新潟本渡方面がよく見えます。
 
 ああ海が丸いなぁ。


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 そして、島の南に進めば昨日自転車で登っていた緑の中を走る白い一筋の道のりも見ることが出来ます。

 こうしてみると、中々の傾斜だったのだなぁ。


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 しかし、自転車に乗って路上から眺めるのと、船に乗って外側から眺めるのとではまた異なる楽し差がありますね。
 
 妻子も美しい島と自然の姿を満喫しているようです。

 
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 島の南端を越えました。

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しだいに西海岸に入って行けば、日本海の荒波で削り上げられた奇岩の数々を眺めることが出来るようになります。


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 島や、一方向ばかり見ていると、気が付きませんが岩の間をすり抜けて、観光船は走り抜けてくれます。
 
 サービス精神旺盛ですね。


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 そして、西側を眺めれば、視界の先にさえぎるものは何もありません。

 青い空と、それ以上に青い海が広がるのみです。


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 およそ30分で、釜谷港に到着しました。

 釜谷は小さな集落ですが、次はここに泊ってみたいですね。


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 釜谷港に到着しました。

 この船は観光のみならず、島民の足としても使用されているので、で10分間の待ち時間があります。

 しかし船から降りたら何だか地面が揺れて感じられますね。
 おまけにデジカメを見ながらの船旅の為、なんだか少し酔ったかも・・・


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 さて、釜谷を経ったのちは、ウミネコの餌付けタイムです。

 船に乗っていた子供たちはいっせいにかっぱエビせんを放り投げて、どこまでも追ってくるウミネコたちに嬌声を上げていました。

 手渡ししたかったけれども、この船は早すぎて追いつけないようです。


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 そして、次々と現れる奇岩達。

 とても全てを紹介してはいられませんが、これは立山ケーブルカーからも見られる材木坂の柱状節理ですね。

 四角形の大きさはずっと大きいものでしたが、周辺の岩一面に現れていました。


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 そして巨大なメガネ岩。
 
 岩場の荒々しさは、佐渡や能登にも劣らぬ素晴らしい光景です。


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 そして、緑とのコントラストも最高です。


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 かつて野生馬が存在した台地。

 なるほど。思った以上に平面でできていて、風雪により高い木々も無く、あれならば馬も棲息できたのかも知れませんね。
 

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 そして、最北端の島崎を越えれば、東海岸へと入り、背の高い木々が現れて、一瞬に島の植生が変わっているのが見て取れます。


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 北端を越えれば港まではあっという間で、観光船の発着場へ帰り着きました。

 いやあかなり面白かった。
 やはり一度見た場所でも、角度が変われば全く異なる光景になって見得るものですね。

 自転車と、観光船の両方で島の一周が出来てとてもいい体験が出来ました。

 さあ、これでついに島ともお別れです。

 フェリーの出発時間までお土産を買ったしながら時間を潰して、出発の時刻を待ったのでした。


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 そしてついに出航。ああ・・・何だか寂しいなぁ。

 さようなら粟島。内浦の街よ。
 とても楽しかったよ~


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 途中高速船とすれ違います。

 底面が2枚に分かれたスタイリッシュな船ですね。

 こちらが片道1時間半かかるのに対し、あちらは55分でたどり着いてしまいます。

 次行くときは、あれに乗って行きたいな。


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 乗客の分散されていた往路と異なり、連休最終日は満員の船に揺られて、岩船港へ辿り着きました。
 
 船の中暑かった~。
 まだ看板に出て風に当っていたほうがよほど過ごしやすい船旅でした。


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 そして上陸。

 非常に充実した2泊3日の旅はこれにて完全に終了してしまいました。
 海あり、山あり、レジャー有のこれ以上は無い充実した3日間を過ごせて本当に満足です。

 しかし、旅行が終わって、家に帰り着いた今でも何だかぽっかりと心に穴が開いたような感じで、島の情景を思い出してしまう時があります。
 
 何だろう?この感じ。
 これと言った特別なものがあるわけではなくコンビニどころか日用品を買う場所すらまともに無い、不自由極まりないと言ったほうが良い粟島なのですが、何故か無性に去りがたいものがありました。

 毎年毎年訪れては予約をして変えるリピーターが多いというのも頷ける気がします。
 
 妻子も粟島の事が大層気に入ったようで、また行きたいと熱弁していました。

 レジャー施設もショッピングモールの無い上に、規模的には小さな小さな粟島ですが、豊かな海と、豊かな緑といった、自然が作り上げた美しい光景と様々な要因が重なり合って、人間の遺伝子に擦り込まれた心地よさのようなものを呼び起こすのかもしれませんね。

 またその内行ってみようかな?


 それでは今回はこのへんで

粟島一周サイクリング&最高峰『小柴山』一筆書き!

粟島
07 /21 2014
 今回は、30代ラストイヤー記念行事第2弾にして、離島シリーズ第4弾。

 妻子持ちの30代として、自分一人楽しむ『自由人の旅』ではなく家族旅行も兼ね、更には海の日を挟んだ三連休を利用し、新潟県の沖合に浮かぶ、全周わずか23キロにして、人口は400人にも満たない小さな小さな島『粟島』へ上陸してきました。

 しかし当然、離島に上陸したからには、抜け目なく島一周サイクリングに加えて、粟島最高峰、標高265メートル『小柴山』踏破も実行してきたという、まさに1石3鳥もビックリな、家族を大切にするお父さん計画です(笑)

 そして、想像以上に美しくも楽しかった一周サイクリングの記載が終わったら、島についての純粋なレビューも記載してみようと思います。この島の魅力は、自転車の話のみでは少々勿体ない感じです。


 
 そんな今回のルート。
 
 まずは、19日の夕方にに上陸した後、7月20日(日)の早朝より自由時間を確保させていただき、最大の目的である一周サイクリングに出かけてきます。

 なお、出発当日の19日は全国的に大荒れの天候でしたが、翌日20日から、21日にかけては天候は急速に回復し、粟島の景色を余すところなく堪能することが出来ました。

 それではスタートです。


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【8時15分】
 昨日19日(土)の、嵐と雷の高速道路を生きた心地もしない状態で走り切り、新潟県粟島浦村へとたどり着いた翌20日(日)


 前日まで持っていこうかどうしようか悩み続けて半ばやけくそで持ち込んだ、黄金のRX2カスタムですが、半ば絶望的とも思われた天候は急速に回復に向かい、この日は絶好のサイクリング日和となったのでした。

 何という強運でしょう。ただただ感謝ですね。

 なお島では自転車のレンタルも行われていましたが、当然普通のママチャリであり、重量・走行性能・外観いずれもRX2カスタムより数段劣る代物であり、手塩にかけた愛着のあるマシンで美しい粟島を満喫する事が出来て本当に良かったと思います。

 と、言うわけで民宿を発ち、粟島で最大の建造物であろう、フェリーターミナル前から出発することとします。
 
 そして、この先は自然の美しさが凝縮された素晴らしい道程が待っていたのでした。


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 まずは、ターミナルから東北電力前や港を抜けて行きます。 


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 粟島に2つしかない集落である、100戸程の内浦集落を抜けていきます。

 ほとんどの家が民宿?と言ったような佇まいです。
 3連休らしく、観光客の数も島民以上に多くちょっとしたリゾートアイランドと言った光景が見られます。
 

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 分岐。
 右へ行けば、島唯一の小中学校前を通り、粟島のもう一つの集落である『釜谷』集落へと直行することが出来ますが、島一周をもくろむ私は迷わず左の内海海水浴場方面へと進みます。


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 海水浴場手前には野馬公園が存在し、数等の馬が飼われていて、乗馬体験などに利用されているようです。

 なお有名ですが粟島には昭和の初めまで野生の馬が生息しており、江戸時代には、50頭以上の「粟島馬」が自由に島内を駆け回っていたそうです。
 また、粟島馬の先祖は源義経が奥州へ落ち延びる途中で解き放った馬だという伝説が粟島に残っています。

 真偽のほどはともかく、馬がフェリーで1時間半もかかるような島までどのようにして渡り、繁殖するようになったのでしょう?実に歴史的ロマンある話ですが、


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 そして内海海水浴場へ。

 2つある内浦の海水浴場のうち一つですが、こちらは砂浜が広がった海水浴場です。


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 そして、海水浴場傍には売店や、立派なトイレ、シャワー室、キャンプ場などが揃っており、小さな島とは思えないような快適な海水浴を楽しむことが出来ます。
 

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 そして先ほどの野馬公園の馬とは打って変わってスラリとした大柄の馬たちが飼育された、あわしま牧場を通り過ぎれば集落から完全に離れて、島の風景を満喫するサイクリングロードが始まります。


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 天候はますます持って良くなってきました。

 緑の山と、青い海に挟まれた細い一本の舗装路である『ふるさと林道』を快調に走り抜けていきます。


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 島の南端に向かう道のりは、標高にして100メートルほどの登り区間となります。

 粟島は全体的にアップダウンのある道のりが続きますが、暑い日差しの中でも小さな島ですので思った以上にあっという間に登りきって行くことが出来ます。


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【8時40分】
 まずは矢ヶ鼻展望台に到着です。

 ここまでは数台の軽四とすれ違いましたが、やはり集落から離れれば人気はありません。

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 天候も良くなり、サイクリング中はどの展望台からの眺めも最高です。

 新潟本土と重なるようにそびえる大きな佐渡島の姿も眺めることが出来ます。


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 そして進行方向の八幡鼻方面。
 ああ・・・美しい。

 ですが、この程度で感動していては、この先身が持ちません(笑)
 まだまだ序の口です。


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 展望台を出てしばらく、八幡花方面への分岐点で、一度林道を離れて脇道へと入ります。


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 鳥居を抜ければ、少し開けた駐車場があり、ここからは徒歩で八幡神社及び、その先の展望台へと往復1キロ程度の八幡鼻散策ロードのトレッキングを行います。


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 木製の苔むして尚且つ蜘蛛の巣がところどころに見られる、あまり人の通らないと想像される階段の道のりを10分弱進むと、小さな小さな3つの祠の先に、少し大きめの神社が現れます。

 こんなところに神社があるのか。。。雰囲気有るなぁ。

 そして神社右脇の歩道から更に260メートル先には展望台が存在しているはずです。

 先へと進みます。


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 道すがらの景色は相変わらず美しい・・・

 蜘蛛の巣や、木道をわんさと横切るバッタたちや、草木を避けて歩いている煩わしさを一瞬忘れてしまいそうです。

 粟島の西海岸はこのような岩場と緑の織り成す美しい景色がどこまでも広がっておりいちいち紹介しているときりがありませんが、ついつい載せてしまいます。


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 そして展望台付近まで辿り着きましたが、まさに展望台目前にてコガタスズメバチが巣食っているようで、遊歩道の周辺をブンブン威嚇して飛び回っているため残念ながら近づくくことが出来ませんでした。

 360度の絶景や、音声案内も有ったりと中々の場所だったようですが、スズメバチなんかに刺されるリスクを負ってまで行く気には流石になりませんでした。

 ハチジェットでも持ってくればよかったなぁ。


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 さあ、気を取り直して次は粟島のもう一つの集落である『釜谷』集落を目指して走り始めます。

 一気に下り切った後には、立派な赤い橋もあったりと、粟島一周の道のりはどこも綺麗に整備がなされています。


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 そして粟島では道沿いに所々に畑が作られていたりして、漁業のみならず、畑作も盛んである事が伺われます。

 かつて昭和39年の新潟沖地震により粟島全体が隆起した際に、水田はことごとく使用不可能になり、米は作れなくなったようですが、今でもジャガイモなどが特産品として有名です。
 
 宿でも食べましたが、大層おいしいジャガイモです。


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 そしてちょっと海側へ目をやればやはり美しい自然の姿。

 見飽きませんね。


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【9時25分】
 釜谷集落に到着。

 小さい島ですから、想像していた以上に展開が早く進みます。

 40戸ほどの小さな集落に、道に沿って民宿や食堂などが連なり、海水浴に出かける子供の姿なども見られ、実に平和な光景です。
 
 強い日差しにさらされて大汗をかいたため、自販機でコーラを買って一気に飲み干します。


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 集落のすぐ先では、旅行客の方々が海水浴やキャンプを楽しんでいるのが見えます。

 家族連れが多いなぁ・・・楽しそうです。

 それを眺めるは男一人でサイクリングをする自由人。。。

 でも安心。
 今回の冒険は抜かりなく、サイクリングが終わったら家族と合流し、家族の夏の思い出を作るのですから(笑)


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 そして集落を離れて2キロほどそこそこ辛い登り区間を走れば、内浦へと繋がる県道321号線と、島一周の道である、村道28号線の分岐へと差し掛かります。

 そして、ここからは集落も無く、日本海の荒波と風雪を耐え忍んで刻まれた、粟島のめくるめく真の美しい姿を堪能したのでした。


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 当に島の半週以上を走っています。

 日本海に面する西海岸は、木々も低く、まるで標高1,500メートルを越える高原のような佇まいの景色が広がっていて、まるで夢の世界のようです。


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 標高50メートル以上の場所を、海を眺めつつ走るグリーンロード。
 
 最高に気持ちい。
 

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【9時55分】
 内浦まで残り7.5キロ。

 『仏崎』展望台へ到着しました。

 粟島の展望台の中でも最高の眺めが楽しめる場所とのことです。


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 そして、その通り。

 見渡す限りの青と緑。
 そして所々の岩の茶色が素晴らしいアクセントです。
 

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 ただただ美しい・・・
 
 神が造ったとしか言いようのない素晴らしさです。

 私以外に人間の一人もいない、全てが独り占めの空間です。
 
 俺は自由だ~と叫びだして小躍りしたくなるような世界です。

 ちなみに、この眺めはパンフレットにも使われる有名な光景です。


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 いや~・・・海も山も空も本当に素晴らしい。

 本当に悪天候にひるまずに来てよかった。


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【10時5分】
 先ほどの仏崎より、1.3キロ進んで、次は『八ツ鉢鼻』展望台へ。

 
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 ここからの眺めも素晴らしい。

 南側を振り返れば緑に包まれたここまでの道のりが一望できます。

 本当に島の東側と異なり、高い木が見られません。
 
 東と西で、まるで異なる島のようです。


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 そして、北側。

 青い海に加えて、緑の台地が見てとれます。

 あの台地には明治のころまでは、50頭からの野生馬が棲息していた場所だということですが、残念ながら現在は捕獲等により絶滅してしまったとのこと。

 このような、本土とは比較にならないほど自然のままと思われていた美しい粟島でも、野生動物を絶滅に至らしめてしまう、人間の業とは悲しいものです。


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 さて、島一周も遂に佳境に入りましたが、途中バイオトイレが設置されています。


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 水を使わない微生物とおがくずにより排泄物を処理するバイオトイレで、新しく中も綺麗です。

 これならハイキングで来た女性でも気持ち良く使うことが出来ますね。


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 海に向かって突き進むような気持ちの良いロード。
 ジブリの世界のようです。

 しかし、ここまで殆どと言っていいほど人に出会うことはありませんが、道から少し山側に入った所々で畑が作られているようで、ポツリポツリと原付や軽トラが停まっています。


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 アワシマカンンゾウの花が咲き乱れています。

 ちょうど7月上旬から8月中ごろの今自分が見ごろのようです。


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【10時20分】
 粟島最北端。
 『鳥崎』展望台に到着です。

 もう残すところわずか数キロです。
 
 ここからは本土がよく見えるようになります。
 あのあたりは山形県くらいなのかな?


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 なお、最後の鳥崎展望台を過ぎれば内浦の街までは目と鼻の先となり、更には西海岸から東海岸へ入り、大分木々も高くなってきたのが見て取れます。

 また、内浦からレンタサイクルで登ってきた旅行者ともすれ違うようになってきました。
 しかし、この辺りまで内浦から数キロにして、海岸から標高差は100m未満とはいえ、ママチャリでは重たいだろうなぁ・・・ おまけに普段自転車なんか乗っていないでしょうし。
 
 頑張る人々を横目に、軽快なRX2カスタムで颯爽と駆け下って、粟島一周の終盤を走ります。


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 坂を一気に駆け下り、遂に建造物と、対岸には新潟県が見え続ける様になりました。
 
 幻想的な西海岸の世界とはお別れとなり、少々もの悲しい気持ちになります。


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 道すがら、粟島浦小学校と、対岸の同様に僻地である旧朝日村の葡萄小学校との共同壁画が現れました。

 1991年か。。。もう20年以上前の事なんだな。

 私は直接葡萄とはかかわりがありませんが、妻方にとってはまさにルーツたる地域であり、しかも島に渡る前にお墓参りに訪れた直後であり、不思議な縁を感じさせられます。


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【葡萄小学校の碑】
 粟島浦小学校はいまだ少数ながらも学校は存続しているようですが、葡萄小学校は既に廃校となり、その跡地にはかつての学校が存在していたことを示す記念碑と、その跡地には草原、舗装され駐車場となったグラウンドの名残りが残るのみです。

 時の流れとは場所によって、悲しいものですね。


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 また、壁画の傍には湧水がありました。
 
 水量はささやかであり、のどを潤すのは少々気が引ける水量でしたので顔を洗ってさっぱりするこのみとします。

 飲めるんかな?

 粟島は小さな島ですが特に飲料水には不自由していないようですね。
 やはり島内の多くの山が水源となっているのでしょうか。


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 そして内浦の集落は目と鼻の先まで。

 もう一つの海水浴場である、旗崎海水浴場を横目に走ります。

 この海水浴場は先ほどの内海海水浴場とは異なり、岩場で構成されており、マリンシューズ無しでは少々泳ぎ辛そうです。


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 そして、まもなく集落に入り粟島唯一の温泉施設、おと姫の湯前を通り。。。

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 粟島浦村役場前を通ります。

 思った以上にしっかりとした建物でできた役場です。

 レンタルサイクルも半分以上貸し出されているようで、ガレージも閑散としています。


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 ゴールはもう目前の、お土産屋さん前でジュースを飲んで休憩し。


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【10時40分】
 フェリーターミナル前に帰り着いて、無事に一周を完了しました。

 出発より2時間25分
 サイコンの数値によれば、所々寄り道をしましたが、およそ21キロといった数値が出ています。

 余り急ぎもせず、のんびりと風景を楽しみながら走っていたのですが、スポーツバイクであれば2時間半も有れば充分回ってこれる大きさのようですね。

 ただ、流石に自転車で島一周だけが目的で愛車を持ってここまでやってくるのはやはりコンパクト過ぎて勿体ない行為であり、家族旅行にプラスアルファの楽しみとして行うイベントとしては丁度良い、非常に満足度の高い道のりであったと言えます。

 30代ラストイヤーの記念行事の一つとして相応しい作業です(自画自賛)

 そして、ロードバイクでは少々オーバースペックであり、クロスバイクかスリックタイヤのMTB程度がこの道のりを堪能するのにちょうど良いと思います。

 やはりクロスバイクが1台あると非常に便利です。


 ・・・さて、妻子はバスで島一周に出かけているはずで、与えられた午前一杯の自由時間にはもう少し余裕があります。

 と、いうわけでここからはおまけとして
 せっかくここまで来たのですから、粟島最高峰の標高265メートル『小柴山』山頂を目指して引き続き歩を進めることにします。

【おまけ】
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 先ほど出発間際の分岐点をである県道321号線を、今後は釜谷方面へと進みます。

 先に見えるのは小中学校前の、島唯一の押しボタン信号機です。

 島に住む子供たちが、本土へ行ったときのために交通ルールを知らないことが無いようにとの思いを込めて設置されたというものであり、実際に交通量はほとんどありません。


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【11時】
 2.5キロほど登り区間を進んで、登山道への分岐である、『灯台入口』の標識が見えました。

 標高200メートル近くまでこの暑い中登ってくるのは中々の苦行でしたが、自転車を置いて徒歩で登り出すことにします。


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 先ほどの、八幡鼻展望台へと向かう遊歩道とは異なり、この道のりはほとんどがコンクリ製の階段で整備されていますが、これまた同様にコケが生えて滑りやすい上に、ブヨがブンブンとまとわりついてきて鬱陶しいです。

 真夏の山はこれが辛いな・・・


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 思ったよりも長い道程を、草木や蜘蛛の巣をかき分けて、ようやく山頂が見えてきました。

 白い灯台が空に映えてとても綺麗です。 


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【11時20分】
 小柴山山頂へ。

 三角点が設置されていますが、道標はすっかり色が剥げており、何が書いてあるのか判りません。


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 山頂には他にも鉄塔や、灯台があるのみで、外部への展望は全くありませんでした。
 
 せっかく登ってきたのになぁ・・・ちょっと残念。

 しかし山頂入口には灯台の説明板が設置されており、この灯台は、海面からの高さは全国第3位、光りの届く距離は第2位とかなり希少なものであるということが判りました。
 
 そうか。では下山するかな。


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 さらに寄り道。

 粟島のK2。
 標高235メートルの『逢坂山』へと繋がるパノラマ新道も眺めに行くことにします。

 少し釜谷方面へと走り、この先行き止まりと書かれた村道46号線を進みます。 


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 多くのアンテナや鉄塔がひしめく道程を過ぎると少し大きな広場があって道が終わり、何かの建物の奥に『パノラマ新道』の標識が。

 この登山道は草もワサワサ生えており、ちょっと短パンと、トレランシューズで入り込むのはためらわれますね。

 道の先はきっと綺麗なのかもしれませんが、まあ最高峰にも登った事ですし今日は引き上げることにしましょう。


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【12時】
 ちょうどお昼になって、岩船港行のフェリーが出航を待つフェリー乗り場に帰り着きます。

 終わった・・・

 移動距離はおよそ30キロ。半日たっぷりと遊び散らかさせていただきました。

 しかし、正直最後の粟島最高峰は我ながら蛇足の旅であったと感じる次第ですね。
 木々を切り開いて、展望台を作ってほしいな・・・

 わがままかな?

 しかし、何年も前から一度は行ってみたかった新潟県の沖合に浮かぶ孤島『粟島』一周サイクリングは、これまで走ってきた佐渡島、淡路島、小豆島と言った、離島界のビックネームいずれにも劣らぬ素晴らしい道のりであったと思います。

 なにより家族がこの島をものすごく気に入ってしまったようで、もう一度くらいは訪問することになりそうですね。

 その時はどんなことをしようかな?


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 さて、約束の時間になり『自由人』は終了。

 ここからは『父親』の時間です。

 バスでの島一周を終えた家族と合流し、フェリーの傍のカフェ『そそど』でシーフードカレーを食べた後、海遊びがしたくてウズウズしている娘に引っ張られて海水浴場へと向かったのでした。。。

 以上で、粟島一周サイクリングに始まる、最高峰『小柴山』までの一筆書きの道のりは終了です。

 さて、素晴らしい晴天の下で楽しんだ、この後の活動を含めたその他の島についてからのレビューも後でちょっと記載しておこうと思います。


 それで今回はこのへんで。

淡路島一周サイクリング! 【後編 福良~岩屋】

淡路島
05 /23 2014
 さて、今回も前回からの続きであり、悪天候の淡路島を気合で走りきった、淡路島一周サイクリングの後半戦でもあり、すっかり長くなりましたゴールデンウィークに行った兵庫満喫アドベンチャーの最終回でもあります。

 4月28日(月)に淡路島に降り立ち、岩屋港から南あわじ市の南部の町、福良にて一泊した翌日、29日(火)から話は始まります。

前回:【前編 岩屋~福良】


 そんな今回のルート。
 
 今回の道のりは、昨日より10キロほど短いおよそ75キロです。
 
 なお、前回の記事の通り、この二日間の天候はイマイチであり、ご多分に漏れずこの29日もほとんどが雨に見舞われる残念な一日でした。

 そのため、福良を出発してから鳴門海峡大橋を眺める道の駅『うずしを』に寄り道をした以外は、ひたすら素直に25号線と、その先31号線に沿ってアワイチを達成することのみに主眼を置いた旅となりました。

 それではスタートです。
 
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【7時20分】
 昨晩買っておいたコンビニ弁当を朝食とした後、宿を出ます。

 今日は朝から大粒の雨の降る中、道の駅『福良』でもある、南あわじふるさと活性化センターからスタートします。
 まだひっそりとした人気のない朝の空気の中、昨日以上に雨に大して完全防備の状態で出発します。
 
 さあ、いよいよ後半戦です。


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 福良の街を港に沿って進みます。
 
 中心部を離れると、住宅街やシラスの加工工場が沢山立ち並んでおり、中々に大きな街であったのが伺えます。
 
 昨日は早く宿に入って、どこかで晩御飯を食べるのに夢中であまり気にしていなかったからなぁ。


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 走りながらも、湾の名には写真の『煙島』などの小島が浮かんでいたりと、中々見応えのある光景です。

 灰色の海と空が恨めしいですね。


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 そして、街を離れて25号線に復帰したのちは、鳴門海峡を目指して、一路道の駅『うずしお』へと向かいます。

 街を離れて美しくも荒々しい海岸線と森林。そして厳しいアップダウンと再開します。 

 ちなみに、淡路島南部の道のりは再びのアップダウンの連続となりますが、これらを乗り越えれば、西海岸は平坦な道のりが続くことになります。

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 鳴門岬に入りました。
 
 細い上に、坂を登りきった先に道がある岬は風雨が一段と強く吹いており、自転車ごと飛ばされるのでは無いかという不安に襲われそうになります。

 岬の上の道と平行に、神戸淡路鳴門自動車道が並行して走っており、その標高の高さが伺えます。


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 そして、途中クロスする部分も。

 下を走る自動車専用道路を眺めるといった、ちょっと変わった感覚です。
 まだあまり交通量は多くありません。

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【7時50分】
 道の駅『うずしお』に到着です。

 本当に岬の先にあるような、細く小高い台地の先にある道の駅です。
 何だか悪天候の下でいると不安な気分になってきますね。

 駐車場には数台の車が停まっており、道の駅で車中泊をしていたような雰囲気です。

 まあトイレもあるし、淡路島の中間点近くですから節約旅行にはちょうど良いのかもしれませんね。


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 そして、藤の木で囲まれた美しい入口。

 これは見事ですね。

 自家用車では入ることは出来ないでしょうが、まだ人気も無い時間帯。
 自転車で侵入させてもらいます。


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 中々に立派な道の駅の正面にたどり着きました。

 まだ開店前ですので扉も空いておらず、残念ながら軽食を取ることもできませんでした。

 道の駅には、門埼灯台と言う灯台も併設されており、この場所はかつての砲台跡地に建っているとの案内板が立てられています。


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 さて、展望台へと続く道の途中で自転車をデポして徒歩で展望台へと向かいます。

 明石海峡にかかる、鳴門海峡大橋が間近に迫っておりものすごい迫力です。


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 そして展望台へ。
 益々近づく橋と、海峡。

 さて、渦潮は見えないかな・・・


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 近辺の海を見ていると、なんとなく海流と海流がぶつかり合って渦巻きつつある兆候のような雰囲気のある場所はありますが、ちょっと渦は見えない様ですね。
 残念。
 

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 しかしこの瀬戸内海の海流と言うものは、まるで海と言うよりは川のようですね。

 水が流れているというのがはっきりと見て取れます。
 近くで見たならば引き込まれるような迫力があるでしょうね。。。

 さてと・・・そろそろ先へ進もうかな。

 今日中に遥か600キロ先の富山まで帰らないといけないしね。
 

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 ちなみに淡路島の公衆トイレには、ことごとくこのように『あわじ花トイレ』のマークと、何かしらの花で飾り付けられていて、華やか且つ暗い雰囲気の公衆トイレを明るく爽やかに使用することが出来る工夫がされています、

 一周の道のりの、至る所に公衆トイレはあり、このようにサイクリストを含めた旅行者への配慮が伺えますね。


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【8時半】
 その後、鳴門岬を出発した後も、風雨は益々強くなり、アップダウンの激しい吹きっ晒しの道路を苦労しながら進んで、再び25号線との分岐点へと帰ります。


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 25号線に沿って、しばらく走れば再び海が間近に迫った気持ちの良い道となります。

 あとはもう大きな峠は存在しないはずですので、マイペースで足を回していけるはずです。


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 途中、海岸線から見えたアーチ形の橋のかかった出島が気になって、25号線を外れて『丸山』の港町を通って出島へと向かってみます。

 気が楽になったせいか、ちょっと寄り道をしてみたくなったようです。
 船が沢山係留された港町で、通りにはいくつもの民宿が並んでいます。

 こういうところに泊まるのも良かったかもしれないな。


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【8時55分】
 出島へ到着です。

 こんもりとした丸い小島でアーチの橋が架かっていたりと、中々趣きが有りますが、残念ながら単なる海釣り公園であって、専用の桟橋が設けられた人口の匂いのプンプンする小島で、しかも渡るのは有料とのこと。

 釣りに来たわけではないしなぁ。まあこんなものかなと言ったところです。
 ちょっと残念。


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 しかし、すぐ傍の公園から眺める、丘の上の住宅団地の光景は一見の価値ありですね。

 立ち並ぶ風車とどことなく高級別荘地を思わせるような佇まいの風景が広がっています。

 下部の港町の景色と相まって、これは素晴らしい光景です。


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 そして公園のトイレはやっぱり花トイレ。ついつい入ってみたくなりますね。


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 そして再びアワイチに舞い戻る為に25号線へ。

 丸山の市街地を海岸線に沿って単純に走っても大丈夫ですが、あえて細い市街地を抜ける25号線を走ります。

 まるで25号線の方が脇道のように見える立派な道がすぐ傍を走っていますが、看板を発見しそれに従って走ります。


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 そして再び海がすぐ傍に迫る海岸線を走ります。

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 丸山を向けたあたりから、完全に淡路島の西側の瀬戸内海方面に入ったためか、水面は非常に穏やかな姿を見せています。

 何だか浅瀬が続いていて、泳いだりしたら気持ちがよさそうです。

 この静かな海と浅瀬の光景も、やはり小豆島の西海岸部分とよく似ていますね。


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 そして、しばらくは海岸線を走っては港町抜け、また海岸線の後に次の港町を抜け・・・

 を繰り返すような道程となります。
 
 単調ではありますが、所々に人々の営みが有る、島らしい道のりでもありますね。


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 そして、津井地区に入ればしばらく内陸へ。

 左折の道を走っても結局同じ道につながるようですが、やはり雨も降っていて余り遠回りをする気にもならないので素直に道なりに25号線を走ることにします。

 また、西海岸は、農業も盛んなようですが、畜産も盛んなようで、内陸部にはいくつもの牛舎などが見て取れました。
 
 そういえば淡路牛の牛丼を出してる店もあり、食べる機会はあったけれど、雨具を脱ぐのが面倒で、結局食べられなかったなぁ・・・


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【9時45分】
 そしてしばらく市街地を走り、三原川に架かる『御原橋』を渡ります。
 久しぶりに大き目の街で、車の通りも多い橋です。

 なお、この橋の欄干には『淡路瓦』という瓦が使われているそうです。
 
 有名なのかな?よくわかりませんが、見事な瓦細工がどんと構えている上、欄干にも瓦が張り巡らされています。
 

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 そして、この橋を渡った所で県道25号線が終わり、この後は、県道31号線を走ることとなります。


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 しばらくは市街地を走り、慶野松原という松の木の立ち並ぶ景勝地は走ります。

 なお、慶野松原は『万葉集」』も詠まれた景勝地だそうで、5万本もの淡路黒松があるとのこと。
 へぇ・・・
 
 とりあえず、小腹が空いてきたので途中のコンビニで小休止と、栄養補給を行います。
 今回の兵庫満喫アドベンチャーでは全般的に、食については侘しいものでした。


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 そして、市街地を抜けて洲本市に入ると、目の前に広がる『五色浜』
 
 砂浜だ・・・
 そして、海の色がこれまでの淡路島の海とは、まるで違うグリーンがかった美しい色合いです。
 

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 広がる五色浜。

 この雨の降る悪天候の下でも、実に美しい色合いと、穏やかな水面を見せてくれています。

 この道は、淡路サンセットラインと言うようで、美しい海と夕日が眺められる、淡路島西海岸きっての景勝地のようですね。


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【10時40分】
 美しい海岸線や、市街地を抜けて淡路市へとたどり着きました。

 すでに110キロの標識も越えており、残すところはあと40キロと行ったところです。

 ・・・ものすごくペースが遅いな。
 4時間近く走って、30キロちょっとしか進んでいない。

 モタモタと観光気分で走り過ぎですね。
 少しペースアップしないと帰りが遅くなってしまいます。
 

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 その後もどこまでも続くようなサンセットラインを走り。


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 120キロの標識も越えて、道を走っているだけで御香の香りが漂う『江井』地区を走り抜けます。

 いい匂いだわ~
 立ち止まってどこかに寄ってみたいけれども先を急ぎます。


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【11時30分】
 ・・・・少し巻いていきます。
 
 その後は、大きな『郡家』の街のコンビニでまたまた栄養補給を行い、市街地を抜けた後、立派なサイクリングスタンドを備えた、『郡家南サイクルオアシス』を発見したので用も無いのに係留してみたりします。

 綺麗なトイレも有ったりと、アワイチの大会などがあった際には重宝するような場所かもしれませんね。


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 郡家南サイクルオアシスを出た後にはすぐに『淡路城』が右手に見えてきます。

 なお、時間帯のせいや大き目の街でもあるせいもでしょうが、この辺りは車の通りも賑やかになり始め、自転車の学生も通ったりと、再び淡路島出発点の賑やかさに近づいて来たことを感じさせられます。


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 そして、その通り。
 130キロの標識も過ぎて、ついに標識に『岩屋』の地名が現れ始めました。

 ゴールがようやく見えてきました。もう少しですね。
 なお、この辺りは、『郡家』の賑やかさに大して住宅や学校などが多いような雰囲気が有りますね。
 穏やかな雰囲気です。

 しかし、私にとっては最悪な自体になり始まます。

 このあたりから、雨は更に強烈なものとなり、打ち付ける雨に加えて正面から向かってくる向かい風とも戦わなくてはならない状況へと追い込まれました。

 雨は慣れてきたけれど、風は辛いぞ・・・

 どうして風って正面からしか吹いてこないんだろう・・・
 後ろから吹いてくることってまず無いような気がします。

 
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【11時45分】
 雨と、向かい風に苦しめられながらも、ようやく140キロ地点の標識を越えます。
 あと残り10キロ足らずです!!


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 相変わらず美しい海岸線を走る道のりに加えて、少し雨雲の隙間からも日が射しており、これまでになく明るい景色となっています。

 しかしながら、雨は容赦なく降りつけてきます。 いわゆる、キツネの嫁入りというやつですね。


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 しばらく走れば、海の向こうにも街並みが見えてきました。

 ついに淡路島の北部に差し掛かったようです。
 もうはやくあそこに渡りたいよ~


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 道の途中、江崎公園にて新たなる看板を発見。

 『自転車にやさしく』
 
 淡路島の自転車にかける思いが伝わってきますね。


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 そして迫る明石海峡大橋。

 昨日出発した橋の姿を、再び逆方向から見ることが出来る。

 まさに島一周の醍醐味ですね。


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【12時50分】
 そして旅も大詰め、ゴールもすぐそこ。
 最後の道の駅『あわじ』にたどり着きます

 この暴風雨にもかかわらず駐車場には続々と車が入ってきます。
 やはり休日の観光地ですね。
 きっと中は大混雑と相成っていることでしょう。

 当然私はこの期に及んで中に入って休むつもりも無いので先を急ぐことにします。


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 この道の駅あわじでは、明石海峡大橋の橋桁を間近で眺めることが出来ます。

 ものすごい巨大なコンクリートの建造物です。

 人間の力ってすごいものだなぁ・・・


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 さあ、道の駅を経ち残るはわずか。

 港町を突き進み、ついに県道31号線も終了し、再び28号線へと合流します。


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【13時】
 ようやくゴール。

 淡路島一周150キロのゴールである、昨日のスタート地点へと舞い戻りました。

 いやあ、道程以上に長く感じましたね。。。


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 走行距離は二日間でおよそ160キロ。

 色々と寄り道をしたせいで距離も伸びたようですが、六甲全山縦走で疲労しきった状態かつ、雨の降り続く二日間という悪条件の中、遂に一年越しの目標であったアワイチもやり遂げることが出来ました。

 やった・・・やっとやり遂げた・・・
 
 ・・・安心したら、少し寒くなってきましたね。
 雨具のおかげで、雨には濡れませんでしたが、中身は汗でビショビショです。
 
 風邪をひくのも嫌だし、帰りのフェリーの時間もあるし、速やかに撤退しようかな。


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 ほんの少し戻って、岩屋港フェリターミナルへ。

 無事にここまで帰り着くことが出来ました。
 船も問題なく出航するようですから何よりですね。

 お客さんは心なしか少ないようです。
 やはりこの悪天候だからでしょうね。
 我ながらよくやったものです(笑)
 
 
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 そしてほどなく出航。
 二日間満喫した淡路島を発つこととなりました。 

 雨が降って肌寒い外とは打って変わって暖房の利いた船内の客室が、雨に打ち付けられて冷えた体に堪らなく心地よい。
 後甲板から眺めていると、どんどん小さくなる淡路島が。。。

 さようなら~淡路島!天気はイマイチだったけれど、とっても楽しかったよ!!

 またいつか、晴天の時に思いっきり走りたい。。。

 その日まで。。。
 
 ・
 ・・
 ・・・
 ・・・・
 ・・・・・

 その後、無事に明石港に降り立ち、人通りの多い明石駅で、湿った39歳(男性)が輪行袋に自転車をしまい、銭湯へ行く気力も無く、多目的トイレで着替えを行い、大阪経由で富山へと帰路に就いたのでした・・・

 さて。
 これにてゴールデンウィークに実行した、30代ラストイヤー記念第1弾。
 兵庫満喫アドベンチャーは完全に終了しました。

 六甲全山縦走に始まり、淡路島一周サイクリングのどちらも達成した時の感動が、いまだに心に染みついており、他に代えがたい素晴らしい体験が出来た三日間を過ごすことが出来ました。

 未だ見たことのない、多くの感動がちりばめられたこの世界を、これからも自分の届く範囲で追い求めていきたいものです。

 それでは、ものすごく長い話となってしまいましたが、この長かった三日間についての記録を書き終えることが出来て本当にホッとしております。

 しかしながら、まだまだ行きたい所、やりたいことは盛りだくさん。。。なんだ別に30代ラストだなんて関係ないんだね(笑)

 今後も楽しく活動をしていきたいと思います。

 さて、以下はエピローグ。
 
 
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【20時】
 さて、電車に揺られまっくった後、家に帰ってみれば、ガレージの中に新しいツバメの巣が。。。

 なんと、あんたたちいつの間に巣を作ったんだい?家主の許可も無しに。

 って、旅行に行ったわずか3日の間にだよね。素早いものだね・・・
 
 今年の住人は君たちかい?

 ツバメは生まれた場所に帰ってくるとも言いますから、このツバメのつがいのどちらかは、去年巣立った雛かもしれませんね・・・
 そうであれば『おかえり』と言ってあげるべきかもしれませんね。

 しかたないなぁ・・・あんまり汚すなよ(笑)
 
 どうやら、また新しい一年がやってきました。


 それでは今回はこのへんで

OKI

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