2011-08

カブトムシの卵が孵化しました

 育成中のカブトムシの卵を発見してからもう3週間が経過しました。
 
 8月もそろそろ終わりが近づいていますが、飼育ケースの中ではまだ成虫も何匹か頑張って生活しています。


 さて少し時間をさかのぼりまして【8月16日】のこと。

 卵を発見してから約二週間ごろのお盆の最中に卵が産み付けられている腐葉土の中をそっと掘り返してみると。

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 いました!!

 
 5ミリ程度の大きさだった卵から、1円玉にも満たないような、見た目も透明に近い、小さな小さなカブトムシの幼虫が生まれています。

 これから腐葉土を食べてどんどん大きくなって行く事でしょう。きっと飼育ケース内のあちこちで幼虫達が孵化しているものと思われます。

 もうしばらくはこのまま土が乾燥しないように気をつけて、少し育つまで経過を見守る事になります。


 それでは今回はこのへんで


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フィジーク アリオネ バーサスを装着しました

 先月、富山~名古屋~浜松までの420キロの旅を終えた際にわかった事。
 現在のサドルでは、連日の長距離になると疲労以上に、尻の痛みが耐え難い程に成長していく事がわかりました。

 我慢も1日くらいなら無理も効きますが、泊りがけのサイクリングの際に、あの尻の痛みを何回も繰り返さないといけないのは今後の楽しいロングライド計画に支障が出ると思い、サドルの交換をする事にしました。


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 で、大して悩みもせずに即決。【フィジーク アリオネ バーサス】のホワイトバージョン導入です。

 大ヒットモデルの、アリオネを前から使ってみたいと思っていましたし、何より困ったときや、迷ったときは奇をてらわずに、万人が良いというものを選ぶのが一番でしょう。

 箱には239gの文字。サドルは重量よりも快適性とデザインが重要ですのであまり重量は気になりません。
 表面は柔らかい合成皮革のような素材ですが、側面にはエナメルのような厚手のビニール素材が使われていて、コンビニの壁などに立てかけるときにサドルの傷防止に一役立ちそうです。
 
 
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 溝の盛り上がった部分の大半が『パッド』で出来ています。かなり厚みがあり安心感があります。
 パッドが多いとヘタリが心配ですが、毎日乗るわけでは無いので耐久性は気にする事も無いでしょう。

 
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 今まで装着していた、『タイオガツインテール』と比べると一回り大きく見えます。
 
 『タイオガツインテール』も、薄くてスマートでかっこよかった上に、ツインテールのデザインも特徴的で気に入っていました。ですが、ピンポイント的な着座位置であまり腰の位置をずらすことは出来ず、さらにパッドも坐骨と接する部分に薄く貼り付けてあるのみで、まさにその坐骨の部分の痛みが耐えがたかったのが残念です。
 二日で400キロ走った際には坐骨部分が赤剥けになり、かさぶたになり文字通り一皮剥けてしまいました。

 これまでも30分も乗ると坐骨に痛みを感じていましたし、自分の尻の形に合ってなかったのかもしれません。


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 純正の『コルナゴZ3』サドル自体の厚みは『アリオネ バーサス』並に有りますが、パッドの質は硬く弾力が強いが吸収する弾力ではなく、普通のスポンジ的な弾力です。サドルの底部のベースパネルまでの感触が、指で押してもすぐ近くに有るように感じられます。見た目の厚みほどクッション性が無い印象です。

 さらに尿道部分に工夫が無く、これまで穴あきサドル等ばかりに慣れ親しんできた自分にとっては中心部の圧迫感が強く感じられました。

 結果として、 

 『穴あきサドルはお尻との接地面積が削られており、また穴があるためにサドルの剛性が低下しヘタりやすく穴のエッジで圧迫が生じます。そこで「穴」ではなく「チャンネル(溝)・デザイン」』
 『「チャンネル(溝)・デザイン」のVERSUSはパッド量が多く、ソフトな 座り心地が特徴』
 『スタンダードサドルよりもう少しパッド量が欲しい、安心感が欲しい、という方には VERSUSがお勧め』

 といった、メーカーのうたい文句がズバリとはまっているような気がして、期待が持てます。
 まあ、体の柔らかさがどうこうというのはかなり眉唾ものだと思いますけどね。


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 ついでに、フィジークのサドルにワンタッチで取り付け可能なサドルバックも購入しました。
 私は物をたくさん持って走るタイプなので、交換用チューブ2本と、タイヤレバー、パンク修理キットに携帯工具。さらにキーロックを詰め込みました。
 Mサイズですが、そこそこ物は入ります。


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 実際サドルに取り付けて見たところ、取り付け部分がかなり貧弱な感じがします。プラの板1枚でつながっているような感じで、グラグラと間単に揺れます。段差とかで大きな衝撃で、根元からバキンとへし折れるのでは無いかと心配になります。


 さて、サドルを付け替えた後、100キロ程走ってみました。
 使ってみた感度は、『まあ前よりは痛くは無いかな?』といった感じでした。残念ながら、最初は良かったのですが、だんだん尻は痛くなってしまいました。

 ただ、まだ100キロ程度の走行で、尻にしっかりなじんでいないし、ポジションも微調整が必要だと思います。

 それでも痛くなり始めるまでの時間と、痛くなってからの痛みはかなり和らいでいます。しっかり合わせればもっとよくなるのではと思います。

 しかし、サドルのパッドに坐骨が乗っかっていて、クッション性はあるのですが、そのためかパッドに乗っかっているようで、尻全体でサドルをホールドする感覚が薄い?ような気がするのと、溝の深さと大きさが、尿道部分をを確保する以上に、かえってパッドの角部分のみに座っているような違和感が感じられました。
 だが、これも今まで使っていたタイオガツインテールの記憶が体に残っているせいでしょう。カチッとピンポイントで座っていたツインテールサドルと対照的に、ポジションの自由度が高いアリオネならではの利点もまだ引き出せていないと思います。

 もう少しなじんでからが本当のレビューですね。うまくなじめば良いのですが・・・できればサドル探しの長い旅はしたくないなぁ・・・


 それでは今回はこのへんで
 
 
 


夏の風物詩を育成しています【その後】

 いつの間にかお盆が到来し、8月も半ばに差し掛かりました。
 
 富山~浜松サイクリングからもう3週間以上経過しましたが、連日気温が30℃を越える日々が続き、ただ生活しているだけで体力を消耗してしまいます。
 
 さて、その暑い最中、6月の更新時にはまだ幼虫だったカブトムシ達はその後どうなったかというと・・・

 
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 【7月21日】
 そろそろ、成虫が出てくるころではないかと飼育ケースの中をのぞいてみると・・・

 もうとっくに出てきていました。2.3匹が地表に出てきてモゾモゾしています。

 もしかしたらもっと前から出てきていたのかも。2泊3日のサイクリングに行っている間でなくて良かった。
 気がつくの遅くなってゴメンね。と慌てて昆虫ゼリーを与えます。

 ちなみに、カブトムシたちの住家は、飼育ケースとは名ばかりで、ホームセンターで買った単なる衣装ケース二つに腐葉土を敷き詰めて飼育していたのですが、そこから出てきた成虫達はどれもなかなかに立派な体格をしています。色艶もかなりいいし、繁殖にに成功です。やった~。

 まだ、サナギの状態のものもいるようなので、最終的に何匹ほど成虫になるのかが楽しみでした。


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 【7月22日】
 順調に何匹かが、地表へと這い出してきました。写真には納まりきっていませんが、すでに10匹以上成虫の姿があります。赤っぽい色をしたものや、黒っぽい色をしたもの。大きさも様々です。

 もとは、昨年山で取ってきたオスメス一匹ずつの『つがい』から始まっているのですが、昆虫にも外見上の『個性』が出てくるのかと少し感動しました。
 
 

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 【7月23日】
 日に日に、数が増えていきます。 
 
 飼育ケースの中は『バババ!!』と、飛びかう羽音や、メスや餌場をめぐって争うオス達の甲冑のぶつかり合う『ギチギチッ』といった音が鳴り響き、大変にぎやかになっています。

 幼虫は、当初2つの飼育ケースで合わせて50匹以上飼育していました。成長するに従い少し数も減り、飼育ケース内が飽和状態なのかな・・・と心配していましたが、当初の7割程度は、成虫にまでたどり着いたのではないかと思われる数です。


 ちなみに生まれた成虫達は、自分の子供用兼、次年度に向けた繁殖用の2ペアを除いて、地表に出てきたものから順繰りに、親戚の子供達や、知り合いのご家庭にプレゼントしました。

 せっかく成虫まで育ててきたのに、ただ死なせてしまってはもったいないですしね。

 
 カブトムシを取りに来た子供達に、「いっぱいいるから好きなだけもってっていいよ」というと。 

 目をキラキラさせて、持ってきた小さな小さな虫かごに、カブトムシを5匹も6匹も詰め込んで、喜んで帰っていくのを見ていると、こんなに喜んでくれるのならば、また来年も繁殖させてみようという気持ちになりました。

 
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 ちなみに、カブトムシたちは成虫になって間もないうちに即、繁殖行為に及ぶため、次年度に向けた卵の確保は問題ないものと思われます(笑)

 


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 【8月6日】
 さて、虫達の成虫の時間はとても短いものです。成虫ラッシュから2週間が経ちました。

 成虫達は殆どが引き取られ、残った何匹かは天寿を全うし、更に残った数匹を残すのみとなり、飼育ケースの中も大分さびしくなってしまいました。

 しかし、飼育ケース内の腐葉土を掘ってみると、もはやいくつか卵が産み付けられています。
 
 直径5ミリ近くは有るのではないでしょうか?おそらく皆さんが思っている以上に結構大きい卵を産みます。

 これがしばらくすると大量に孵化して、腐葉土を食べてどんどん大きくなり飼育ケースの底一面に幼虫の姿が見られるようになります。

 一ペアの『つがい』のカブトムシから始まった飼育活動ですが、いつの間にか2世代目に突入しようとしています。
 
 カブトムシの寿命はわずか1年ですが、その命のサイクルを誕生から、終わりまで眺めつづけているのかと思うと本当に不思議です。子供がもう少し大きくなったら自由研究のネタに提供してやろうと思います。

 はたして、それまで無事で育てられるかな?


 それでは今回はこのへんで
 
 

浜松~名古屋~富山へ【輪行】の旅

 7月19日(火)  

 今回は富山~名古屋~浜松のサイクリングの旅の【エピローグ】

 浜松~名古屋~富山へ電車を使った『輪行』の旅です。

≪前回≫富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『後編』 渥美半島~浜松サイクリング


 この日は、旅の最後の目的である輪行を実行しました。
 これまでも宿に入るときは、自転車は輪行袋にしまって部屋に入ったのですが本格的な移動手段としての輪行はこの日がデビュー戦です。
 
 朝、宿でバイキング形式の朝食を3人前は食べてからチェックアウト。昨晩ろくに食べずに寝てしまったため腹が減っていました。

 さあいよいよ初挑戦です。まずは東海道本線に乗り込み、浜松~名古屋へ向かいます。


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 【午前8時46分】
 この日は平日のため、少し遅めの電車に乗り混雑を避けます。

 輪講袋を担ぎ、浜松から名古屋に向かって電車に乗り込み、車両の後ろの車椅子用のスペースに陣取ります。
 思っていた以上にスマートに乗り込めているような気がします。窓の外を眺めたり、電車の揺れに合わせてさりげなく輪行袋の位置を直してみたりと、輪行上級者気分です。
 
 窓から眺める風景は台風6号の影響か、見事に雨です。よくぞサイクリングの間、天気がもってくれたものです。


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 【午前9時27分】
 途中、豊橋で快速に乗り換えますが、輪行袋が重いうえ、駅内は結構人通りもあるためぶつからないように気をつけて名古屋行きの快速に乗り込みます。
 名古屋に近づくにつれ、車内の人口密度が上がってきましたが、輪行袋が迷惑になるというほどにもならず一安心です。


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 【午前10時51分】
 名古屋に到着したのち、何とか時間ギリギリに、特急ワイドビューひだに乗り継ぐ事に成功。
 この時間の特急に乗れると思っていなかったので非常にラッキーでした。

 これで、名古屋~富山まで乗り換え無しでゆったりとくつろいで移動する事が出来ます。

 結局のところ、切符を買う時間を含めても名古屋駅に30分と滞在出来ませんでしたが、これでしばらく名古屋とはお別れです。


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 うまい具合に自由席の最後尾に座る事が出来ました。
 自転車を座席の後ろに置きます。なお、座席後ろ以外にも車両の後部には輪行袋がすっぽり納まるような大き目の手荷物置き場があります。


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 【午前11時8分】
 岐阜駅に到着です。ここで進行方向が反対になります。ここまでは後ろ向きに進んでいたのでした。


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 名古屋駅の切符売り場が混雑しており、乗り継ぎの時間まで本当にギリギリで、3分とキオスクに寄る時間も無かったため、車内販売で弁当を買いました。

 名古屋まんぷく弁当です。いろいろ種類が入っていて、結構おいしかったです。
 
 そういえば名古屋でも浜松でも、名物と呼ばれるものは何一つ食べなかったな。そういう点ではもったいない旅でした。


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 美濃大田駅を越えて41号と併走する区間へ。
 ああ、つい一昨日はあそこを走っていたんだな。と、しみじみ思うと感慨深いです。あの抜けるような晴天の下、もう一度走りたいと言う思いが、一昨日からの疲れも癒えぬうちから、しょうこりもなく沸いてきます。


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 【午後1時14分】
 高山駅に到着です。やはり有名な観光地のためここで多くの人が降りて行き、何人かの方が乗り込んでこられます。更にワイドビューひだはここで車両後部が切り離されて、2両編成?の短い姿で富山へ向かいます。

 わかってはいましたが、富山への移動は需要がないんだなぁ。ちょっとさびしい気持ちになります。


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 【午後2時26分】
 特急は富山県に入り、最初の駅越中八尾に停車します。もう終点富山まであと少しです。


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 【午後2時45分】
 富山駅に到着。
 ワイドビューひだともお別れです。自転車では二日間で25時間以上かかった道のりも、電車を使えば乗り換えを含めても6時間程度です。車での移動と違って疲労もほとんど無いし、輪行って便利です。


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 また、平成23年現在富山駅では、北陸新幹線開業に向けていたる所で急ピッチで工事が進められております。
 新幹線が開通したら輪行で北海道へのサイクリングも夢ではない?


 さて、これで電車を含めて2泊3日の、富山~名古屋~浜松サイクリングの旅を無事終えました。

 もし、ブログを読まれて興味を持ってくださった方がおられましたら、とても面白い道のりだったと思いますので是非実行してみてください。
 では長々と、どうもお付き合いありがとうございました。


 それでは今回はこのへんで


≪まとめ≫
【初日】
国道41号を走破せよ 【富山~名古屋サイクリング】

【2日目】
富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『前編』 名古屋~知多半島サイクリング
富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『後編』 渥美半島~浜松サイクリング

富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『後編』 渥美半島~浜松サイクリング

 前回は、名古屋市内から知多半島先端の、師崎港より渥美半島の先端部、伊良湖港行きのフェリーに乗り込むところまででした。

≪前回≫富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『前編』 名古屋~知多半島サイクリング


 今回はその後編。台風6号の影響下、向かい風と尻の痛みに耐えながら走る試練の旅。

 名古屋から浜松までの旅、後半編として、渥美半島~浜松までの道のりです。まずはフェリー内から始まります。


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 フェリーの中では三河湾に浮かぶいくつもの島々の近くを通るタイミングに合わせて、説明のアナウンスが流れていました。これは最初に見えてきた、日間賀島です。なかなかの観光地らしく、ホテルなどの建物が見えます。
 
 
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 その他、いくつかの島々が連なって見えています。
 これが篠島だったかな?どんな順番でみていたのか、何だか記憶があいまいです。

 また、この日は台風が近づいているだけあり、船の揺れも激しく、客席の外は強風が吹き荒れていました。
 カメラも飛ばされそうで危ないので早々に室内に入りしばし船旅を楽しみます。


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 【午前11時】
 渥美半島の港に近づいてきました。窓から見渡す風景は心なしか、知多半島側の師崎港方面と比べると建物も少なく閑散としている印象を受けます。
 海を挟んだ対岸ですが、こちらはよりリゾート地化しており、人々の生活圏からは少し離れているような印象を受けます。


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 【午前11時15分】
 伊良湖港に降り立ちました。師崎よりも新しくて大きめの建物で出来ています。ここまで、師崎港やフェリーでたっぷり休憩していたので、中には入らず先を急ぐ事にします。
 
 天気は知多半島同様に、案の定曇り空でしたが、風は強いもののまだ雨が降っていませんでした。じわりじわりと台風が北上していたのでしょうね。降り始める前に距離を稼がなくては。

 
 
 当初の予定では途中、色々と観光地などを寄り道するつもりでしたが、時間的にも体力的にも、ちょっと余裕はなさそうでした。最短ルートで目的地、浜松駅を目指します。
 
 いよいよ、伊良湖港から浜松までおよそ73キロの道のりを走り始めます。


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 渥美半島には、このようにかなり立派なサイクリングロードが整備されています。この道に従って走れば、観光スポット付近を誘導してくれるようになっているようです。

 非常にサイクリング欲を掻き立てられますが、まっすぐに渥美半島の太平洋側を走る国道42号線に沿って走ることにします。


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 国道42号線の分岐点です。昨日まで41号線を走っていたと思ったら、今日は42号。不思議な縁を感じますね。
 ここで三河湾側ルートか、太平洋側ルートかに分かれていく事になります。


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 【午前11時25分】
 登り基調で、42号線は始まりました。
 浜松まで71キロの案内標識。残りはもう100キロを切っていると思うと、大したたことが無いような気がしてきます。

 しかし、この後は泣けてきそうなほどの向かい風に襲われ続けます。頑張っても時速15キロで巡航するのが精一杯でした。
  
 先ほどまでの余裕な気持ちはどこへやら。
 この向かい風を受けた時点で、もう心は折れ折れでリタイヤする気持ちがいっぱいで、駅に着いたら輪行してやる。と、一人ぼやきながら走っていましたが、なんと一番近い駅は30キロほど先の、田原市まで行かねばならず、残りの半分近い道のりを走る必要が有るのでした。

 気が遠くなりそうでしたが、とりあえず先のことは置いておき、19キロ先の赤羽根を目指して走り始めます。
 

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 しかし、なんとも雄大な景観です。しばらく登りって見晴らしが良くなった先には、岬と海と大きなホテル。まるでジブリの映像のようです。


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 ふと後ろを振り返ると、ものすごい時化っぷりに加えて、半島の先端付近に居るために、地面よりも遥かに海の見える面積が広く、何だか海に飲み込まれそうです。
 

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 なお、42号線の脇に入れば自転車道がいたるところに伸びています。
 
 少しだけ走ってみましたが、場所によっては草ぼうぼうだったり、落ち葉が積もっていたりします。
 ですが、全体的にアルファルトの舗装状態も良い感じで走りやすい道でした。
 木々の繁りがすごく、方向感覚をあっというまに失ったため、再び迷子になりそうになったため、すぐに42号線に復帰します。

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  さて、渥美半島側は静岡に入る辺りまでは、延々とこのような風景が続いていたような気がします。土の色が特徴的ですね。
 途中いくつかのメロンの直売所があり家にお土産に郵送してもらったりしながら先に進みます。
 メロンが名産品のようですね。採りたてのメロンを食べられる直売所では、観光客の方々がもりもり切り立てメロンをほおばっておりました。
 もう昼近かったので、見ているとこっちもお腹が空いてきます。

 なお、岬部分を登りきると少し平坦になり上記のような風景が続きます。ずっと海岸線付近を走るのかと想像していましたが海岸線からすぐに少し小高くなる地形になっており、恐らく標高50メートルくらいの高さを延々走っていたものと思います。
 また、42号線は小高いアップダウンの連続で、本来ならジェットコースターのようになかなか気持ちの良いサイクリングロードだと思います。
 ただし、この日は強烈な向かい風のため登りは角度以上に苦しく、下りに入っても風に押されて速度が伸びませんでした。そのため延々と、きつい上りと、ゆるい下りを繰り返しているような気持ちにさせられました。


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 【午後1時10分】 
 ようやく伊良湖港から20キロほどの赤羽根ロコステーションに到着しました。

 途中でコンビニ休憩や、自転車道に寄り道などをしていたせいもありますが、ここまで2時間近くかかっています。尻の痛みも限界に近く、続けて10分と走っていられませんでした。

 もう限界だ~と、思いながらも取り合えず昼食を取ります。
 海鮮丼を注文するとここにも『じゃこ』が振りかけられていました。この辺りは『じゃこ』がよくとれるのかねぇ。と思いながら食べ終わると、せっかく苦労してここまで来たのだから最後まで走ろうかな。という気分になりました。

 昨日の昼もそうでしたが、やはりちゃんとした食事というのは単なる栄養補給とは違いますね。途中途中のコンビニでおにぎりやゼリー食を食べてエネルギーは補給していても、人間はちゃんとした場所で、ちゃんとした食事を取らなければ、気力までは回復できないようです。


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 気を取り直して、再出発します。

 しかし相変わらず海は荒れ、空は灰色、走る道路は向かい風、それに加えて尻は痛い。
 ですが、雨はまだ渥美半島に入ってから降ってきませんでした。それだけは不幸中の幸いでした。
 18日の早朝に見た天気予報では、静岡側のほうが降水確率も高かったのですが、日ごろの行いがよかったのでしょう。

 この辺りまで来ると、大分民家も増えてきて、半島部分も終わりに近づいてきた事を感じました。しかし相変わらずのアップダウンの連続する道が続いていました。

 その後、豊橋市に入り、静岡県との県境が近づくにつれ、42号線は次第に交通量が増えてきました。

 この国道も、これまでの知多半島内の国道同様に、路側帯はもとより道自体が狭く自動車と併走するには向いていない道なのですが、恐らくは国道1号バイパスへ向かう大型トラックや、トレーラーなどでしょう。それらが頻繁に後ろから追い上げてくるようになって来ました。
 この日は祝日なのですが、かなり交通量の多い区間のようです。


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 【午後3時45分】
 渥美半島を40キロほど走り、ようやく静岡県に入りました。ここまでで本日すでに100キロ以上走っています。
 この辺になると、疲労と尻の痛みで写真を撮る気力がかなり希薄になってきています。


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 【午後3時55分】
 しかし静岡に入ると、すぐに国道1号線潮見バイパスとの分岐が待ち構えており、ここで大型トラックなどは多くがバイパス方面に流れていき、再び走りやすい道が戻ってきます。
 
 バイパスを抜けてからの国道42号線から旧1号線に切り替わった後は、平地で路面もきれいで、路側帯も広く、更には大型車の交通量も大分減って、これまでの走りにくさから来るストレスがほとんどなくなります。
 周囲も、街中に近づいていく事から少しにぎやかになり、風景にも変化が出てきて気分を変えてくれました。

 更に、ありがたいことに次第に内陸に入っていった事もあって向かい風の影響もかなり軽減されました。

 途中であきらめずに走り続けて本当に良かったと思った瞬間でした。
 

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 【午後4時30分】
 途中コンビニ休憩などを挟みながらようやく、浜名湖にたどり着きました。西浜名橋から遥か向こうに国道1号浜名バイパスが見えます。


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 橋の向こうには、浜名湖に浮かぶ弁天島が見えています。島には大きいホテルがいくつも並んでいます。


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 【午後4時40分】
 ついに浜松市にはいりました。早朝に名古屋を出発してから、はや140キロの道のりを走っています。
 あとはラストスパートです。


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 弁天島に入ると浜名湖の中に赤い鳥居が立っているのが見えてきます。バックにはバイパス。なんとも変わった眺めです。


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 近づいてみますと浅瀬の中に立っているのでしょう。かなり大きな鳥居です。どうしてこのようなところに立てられたのでしょうか。
 しかし、景色としてはとてもすばらしいもので、変わったものを見れてなんだか得をした気分です。
 弁天島も1周してみたかったのですが、今回はこれで満足して先へ進みます。

 その後10キロほどゴール地点の浜松駅まで、しばらくはこのまま1号線を走り、途中で257号線から一直線に浜松駅へ向かいました。
 弁天島に入ってからは次第に街並みも大きくなって行きます。浜松市内へたどり着いた実感が沸いてきます。
 
 そして終盤も終盤の257号線にて最後のコンビニ休憩後、ようやく雨がぱらついてきました。もっと早くに雨に打たれると覚悟していましたが、よくぞここまで天気が持ってくれたものです。


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 【午後6時10分】 
 名古屋市を出発してから156.77キロ。およそ11時間経過後、ついに浜松駅に程近い今晩の宿に到着です。
 
 二日間の総走距離、423キロを走ったサイクリングもようやく終わりを告げました。
 
 ちなみに、この二日間の平均速度は19.8キロ。やはり向かい風の影響で、平均速度が少し引き下げられました。そして獲得標高は2,900メートルちょうどでした。

     
 座り込んでしまいそうでしたが、最後の力を振り絞って輪行袋に自転車をしまいます。
 そして、ちょうど収納し終わるころに、バケツをひっくり返したかのような大雨が降ってきました。

 まさに間一発。あと少し到着が遅かったら・・・
 まるで私の旅が終わるのを待っていてくれたかのようです。
 この日は天気に恵まれ無いながらも、その実はものすごく恵まれていた一日だったのかもしれません。

 国道41号線に始まり、知多半島、渥美半島と、どこもそれぞれに特徴があり大変ながらも楽しい道のりでした。

 しかし、後半渥美半島の途中で何度も挫折しそうになり、もう電車に乗ってしまおうと考えていました。

 グループ内で励ましあったり、互いに気を使ったりして、気をそらしたりする事が出来ない単独行では、モチベーションを維持して走ることがロングサイクリングを楽しむために、とても重要だという事が良くわかりました。
 
 まあ、一人ならば自由かつ身軽で、より小回りの効いた行動がとれるという利点もあります。どちらもそれぞれに魅力がありますね。

 あと、終盤の尻の痛みは半端ではありませんでした。旅が終わった後、サドルとの接していた部分はかさぶたになって、文字通り一皮剥けてしまいました。これは今後のためにも少し対策を練る必要がありそうです。

 ともあれ、宿に入って浜松駅を眺めて。その後はろくに観光もせず、缶ビール2本で眠りに着いたのでした。
 
 そして翌日は二泊三日のサイクリングのエピローグ。私にとって初の電車を使った『輪行』で、富山へ帰る最後の旅が待っています。

≪最終日≫
浜松~名古屋~富山へ【輪行】の旅

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