2012-07

立山三高峰踏破の旅【海抜0メートルから3,015メートルへ】

 7月27日(金)に、自転車及び徒歩で海抜0メートルから、立山連峰の主峰にして日本三大霊山、『雄山(3,003メートル)』及び、立山連峰最高峰『大汝山(3,015メートル)』、そして『富士ノ折立(2,999メートル)』の立山三峰をまとめて自力で走破してきました。

 前回、室堂までの予行練習を行ってから日々天気予報を確認しつつ、チャレンジに絶好のコンディションがやってくるのを待ち続け、ようやく天気予報は『晴れ』。筋肉痛もとうに治まっており、ついに実行にこぎつけました。



 今回のルート。ルートラボで、山の頂上ピッタリにポイントを合わせることがなかなか難しい・・・

 なお、今回も海岸からおよ40キロ、標高約1,000メートルの称名滝駐車場までを自転車で走り、以後およそ15キロを徒歩で、そして今回は残り3キロ程を登山するといった盛りだくさんの内容となっております。
 そして、大量に写真を撮ったのですが、あまりにも美しすぎる風景ばかりで、もうどれを元に記事を書けば良いのかも判らないくらいの素晴らしい道のりでした。
 
 それではスタートです。


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【1時20分】
 海抜0メートルからのスタートとして、道の駅『ウェーブパーク滑川』の堤防からスタートします。
 この日は深夜の気温は25℃と過ごしやすく、快適なサイクリングを楽しむことが出来きました。
 しかし、自転車を使える区間はほんの序盤でしかありません。余裕をもって登山を行うためにも速やかに先を急ぐ必要がありました。


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 途中、道の駅『アルペン村』に併設されたセブンイレブンで休憩をとった後、芦峅寺集落を抜けてさらに山奥へと向います。

 しかし、芦峅寺集落を抜けた後の称名滝までの区間は、とてもではありませんが、深夜に一人で走る場所ではありません。
 はっきりって怖すぎます。熊よけスプレーは携帯していましたが、熊に会うとか以前に不気味すぎます。

 写真は、『国立公園立山』に入ったところで時間は『午前3時半』。
 周囲は真っ暗で、車も通らず、当然街灯もなく、聞こえる音は、川の流れる音と木々のざわめきに、鳥の声。頼りは自らのライトのみ。そのライトに照らされたわずかな路面の範囲のみを見ながら必死で先へ進みます。

 今までのナイトランと同じ深夜走行ではありますが、国道沿いを走るのとはわけが違う。これは怖すぎる。


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【4時10分】
 ようやく、称名滝駐車場に到着して自転車をデポしてサイクリングからトレッキング可能な姿へと装備を整えます。
 この時間帯になると大分空も白んできて安心できるようになりました。
 また、駐車場にはすでに何台かの車が、おそらく前日から泊まっており、孤独と暗闇の恐怖から解放されてホッと一安心です。


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【4時50分】
 着替えたり、湧水をストリーマに補充したりしていたらあっという間に時間が過ぎました。
 辺りはすっかり白んできてライトも必要ない状態となりました。
 しかし、ここからはある意味時間との戦いです。立山でのんびりできるかは、その途中経過を以下に短縮できるかにかかっています。気合を入れなおして、まずは八郎坂を500メートル分登ります。 


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【5時50分】
 八郎坂の途中で朝日と対面です。眩しい~


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【6時10分】
 八郎坂から1時間半ほどで、再び『アルペンルート』に足を踏み入れました。
 前回より30分早く登れています。予行練習のたまものですね。
 アルペンルートからの朝焼けの景色がまぶしいです。


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【7時20分】
 室堂までのおよそ中間地点。弥陀ヶ原ホテルに到着。


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 少し登って、振り返る弥陀ヶ原。相変わらず美しい。富山平野はあいにく霞がかかっていて、はっきりとは見えません。

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 アルペンルートをひたすら登り続けます。登っている途中に何台もの観光バスに抜かされました。
 そして天狗平を超える頃には、立山がはっきりと目視できるようになります。
 よしよし、思惑通りに雲一つない、絶好の登山日和です。


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 左手には『立山』と並んで富山県を代表する山、『剱岳』の山頂を見ることが出来ました。すごい迫力です。この山もかっこいいなぁ。


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【9時】
 雄山登山道の出発点である『室堂』に到着しました。
 八郎坂下山口から3時間ちょっとと、かなりいいペースでここまでたどり着くことが出来ました。
 
 これならば、のんびり落ち着いて登山が楽しめそうと思いきや・・・


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 なんと、恐ろしいことにこの日は小学生の大団体が父兄もひきつれて大量に立山登山にやってきていたのでした。
 しかも1、2校どころではなく、5、6校以上の体操服姿が見えます。総数はまとめて数百人いるでしょう。それらが一斉に登り始めようとしているではありませんか。

 『冗談ではない!』追い抜けるうちにこの団体を抜いておかなくては大変なことになってしまいます。
 ターミナルで慌てて水分の購入と、トイレを済ませると大急ぎで登り始めることにしました。


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 小学生の団体をごぼう抜きにしつつしばらくは、石畳の遊歩道と、雪渓に刻まれた歩道を歩きます。
 間近から眺める立山も岩の灰色と、緑の気持ちいいこと。
 
 しかしトレランシューズは、アスファルト、土、岩場では有用でしたが、雪では全くグリップしません。ツルツル滑ってかなり歩きにくい。


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【9時45分】
『祓堂』着。かつて立山への参拝者達はここで身を清めてから頂を目指した場所であるとのこと。


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【9時55分】
 標高2,700メートル『一ノ越』を通過します。
 先行されてしまった小学生の団体が登山道を塞いでしまい、思うように歩を進めることが出来ませんが、何とか残り標高300メートルまでたどり着きました。


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 三ノ越を越えて、雄山山頂目前までやってきました。
 この辺りまで来ると、登山道は急坂に加えてゴツゴツした岩場となり注意が必要になります。


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【10時45分】
 ついに登山道を登り切り、社務所や売店などのある頂上付近の広場へとたどり着きました。
 あまり広くもない広場ですが、入れ替わり立ち代わり登山者がやってきます。
 
 奥のほうに見たる雄山神社峰本社が『雄山山頂』であり、そこまで行くついでにお祓いもしてもらおうと思います。
 

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 本社前の大鳥居を潜ります。よくこんなものがこの山の天辺に立てられたものだと感心します。


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 500円を払ってお札をもらい、いよいよ山頂の本社へと向かいます。
 一度に登れる人数に限りがあるようで、人数が多すぎると次のお祓いまで待たなければいけなかったのですが、運よくスムーズに登らせてもらうことが出来ました。


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【10時55分】
 ついに立山三峰の最初の一つにして日本三大霊山、標高3,003メートル【雄山】山頂にたどり着きました。

 深夜1時半に海岸を出発して、自転車、徒歩、登山と進みつづけて9時間半。
 自らの力のみで、ようやくここまでたどり着きました。
  
 過去の自転車での冒険のどれと比べても同等か、それ以上の疲労感と、達成感です。
 

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 振り向けば広がる山々の中に【槍ヶ岳】が天に向かってその頂を突き出しているのが見て取れます。


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 そして下を見れば、国内初の氷河と認定された、雄山東側斜面にある御前沢雪渓の一部と思しき雪の斜面が広がっているのを確認できます。
 吸い込まれそう・・・


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【11時5分】
 お祓いもしてもらい、ひとしきり感動したところ雄山山頂を降り、先を急ぐことにします。
 次の目的地は、奥に見える立山連峰最高峰の『大汝山』です。


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【11時30分】
 無事に、標高3,015メートル『大汝山』にたどり着きました。
 雄山とは異なり、ごつごつした狭い岩場の山頂ですが、何人もの登山者が休憩しています。
 
 ここが立山連峰最高地点。何とも気持ちの良い光景です。


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 少々雲が有り、今まで登ってきた道のりや下界の景色は見えませんでしたが、はるか下にはミクリガ池や、地獄谷を有する『室堂平』が一望できます。
 これが『山崎カール』という所ですね。
 雪の白と、植物の緑色、土や岩の灰色のコントラストが何とも言えない美しさです。

 
 
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 反対側を見れば、『後立山連峰』とその下方には青々とした『黒部湖』がのぞいています。
 きっとあそこにも多くの観光客が訪れていることでしょう。


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【11時40分】
 大汝山山頂を降り、次は今日最後の目的地、立山三峰最後の『富士ノ折立』へと向かいます。
 右手に見えるのは『大汝休憩所』です。もうお昼近いため、幾人もの人たちが昼食を食べ始めていました。


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 富士ノ折立は、標高こそ2,999メートルとこれまでの二つに比べて低いのですが、見ての通り切り立った岩場が山頂となっており、登山初心者の私には少々尻込みしてしまいそうな場所に存在していました。


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【11時55分】
 しかしそつなく登り終え、無事に立山三峰最後の、標高2,999メートル『富士ノ折立』山頂にたどり着きました。
 やはり山頂は狭いな・・・


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 ですが、景色はここも抜群です。
 はるか稜線に沿って連なる登山道を、ここからはハッキリと見ることが出来ます。何人もの人が歩いているのが見えます。


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 その稜線のはるか先には『剱岳』の姿。もうすぐ近くにあるようです。


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 そして、どこまでもどこまでも連なる『後立山連峰』の山々。
 ずっとこうしていると、山々の中に飲み込まれてしまいそうです。
 
 これにて、この日の目的である『海抜0メートルから、自力での3,015メートル到達及び、立山三高峰踏破』を成し遂げることが出来ました。
  あとは、無事に帰ってこその挑戦達成です。気合を入れて帰ります!! 


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【12時20分】
 少々お腹が空いたため、富士の折立手前にあった広場で、行動食のランチパックや、ゼリーを食べたりした後、下山を開始しました。

 大汝方面から雄山方面をよくよく見ると、本社などがものすごく切り立った斜面の上に存在していたことが分かり、薄ら寒くなります。


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 雄山の休憩所を越えてさあ下山しようと思ったところ、最も恐れていた自体が。
 
 小学生の集団による大渋滞です。最悪だ・・・
 登ってくる団体に、降りようとする団体・・・まったく先へ進めない・・・
 おじさんは今から走っておうちに帰らないといけないから急いでるんだけどなぁ(泣)


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 【14時】
 たっぷり1時間以上かけて一ノ越まで降り、そこからはトレランシューズの本領発揮でランニングで室堂へと急ぎましたが、結局ターミナルに着いたのは14時過ぎ。これではレストランで昼食を摂る余裕はないな。
 
 ソフトクリームと水のみを補給して室堂を後にすることにします。

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【14時30分】
 室堂を後にします。少し雲が増えてきたようで、立山山頂にもうっすらと雲がかかるようになりました。
 いい天気のうちに登山が出来て良かった~

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【16時】
 弥陀ヶ原もかなりもやがかかっています。
 あの美しい景色も、今は影をひそめています。

 ちなみに、かなり足に来ており思った以上にここまで時間がかかってしまいました。
 ですが、流石にこのままではペースが遅すぎることに気が付きランニングを主体で駆け降りることにしました。


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【18時】
 弥陀ヶ原から、弘法までの後半をかなりハイペースで降り、最後の最後の難所、八郎坂も無事に1時間で下山することが出来ました。

 一ヶ月ほど前から計画していた立山自力登山のための要所であった、八郎坂もこれでしばらくは登ることは無いでしょう。
 何だか、とても物寂しい気分です。


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 さようなら八郎坂。
 見上げるあの急斜面を、このひと月の間に2回も登ったとは・・・
 
 そしてさようなら称名滝。またいつかやってくるよ。 


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 平日の上、もうとっくに休憩所も閉店しており、人気のない遊歩道を歩いて、デポしておいた愛車CLX2.0と再会です。良く待っててくれたね。
 
 まあ、無かったらそれこそシャレにならないのですけどね・・・

 そうこうしているうちにも、周囲はだんだん薄暗くなりつつありました。痛む体を引きずりながら、着替えて、山用具をしまって、再びサイクリングモードになります。


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【20時10分】
 全く足が回らないながらも、ようやく出発地点である『ウェーブパーク滑川』傍の漁港に帰り着きました。
 長かった・・・

 
 今回の移動距離はおおよそサイクリング84キロ、徒歩35キロの約120キロ
 
 時間経過は・・・
 滑川(海岸)    1時20分
 八郎坂登山口    4時50分
 八郎坂下山口    6時10分
 室堂        9時
 雄山山頂      10時55分
 大汝山山頂     11時30分
 富士ノ折立山頂   11時55分
 室堂        14時
 八郎坂下山口    17時
 八郎坂登山口    18時
 滑川(海岸)    20時10分
 
 深夜1時20分に出発して、20時10分着。と、いうことは・・・
 往復にかかった時間はなんと、『18時間50分!!』
 
 多くの超健脚者の方々からすれば、鼻で笑われるようなショボイ結果かもしれませんが、とにかく自分にもやり遂げることが出来たことに非常に満足しています。
 
 もう一度やれるか?と言われると、かなり尻込みしそうですが、そのうち疲労を忘れたころに、再びやりたくなって来てしまいそうな魅力と感動がこの道のりにはありました。
 
 
それでは今回はこのへんで
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2012年版『カブトムシ』羽化しました

 ここ最近は、毎日カブトムシが成虫になっていないかを確認する日々が続いていました。
 ついに、今日夕方、飼育ケースを確認してみると腐葉土の中に掘り返したような跡や、今まさに潜り込んだような跡がいくつか見受けられました。

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 掘り返してみると・・・
 いました。立派なカブトムシの成虫です。いつの間に這い出してきていたのでしょう。
 育て始めてから早第三世代となる成虫の出現です。
 とりあえず、今年も無事成虫まで育て上げることに成功しました。


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 成虫を確認したら、ブリーダーとしては次は繁殖の準備です。
 急いで用意してあった産卵木を水に浸して、繁殖用のつがいを別の飼育ケースに移す準備を行います。


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 今のところは、確認できただけでオス5匹に、メス1匹。
 今回はもともと幼虫の頃からして数も少かった上に、安い腐葉土を使用して飼育したために、成虫もやはり小粒です。
 近所の子供達に配るほどは作れなかったろうなぁ。もっと気合入れて増やしとけばよかった。


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 今のところ1匹のみの貴重なメスです。後何匹羽化しててくるかわかりませんが、もともと少ないはずの為、早いうちに確保して来年用の卵を産んでもらわないといけません。

 今年は産卵木も用意したし、繁殖用のつがい達には、ちゃんとしたクヌギのマットも用意しました。
 また、一日中薄暗い車庫の中ではなく、涼しくてなおかつ、一日の活動サイクルを整えられるような、比較的明るい場所を用意しました。
 これで、来年は大量の幼虫が手に入らないかな? 


 それでは今回はこのへんで

ある夏の日『黄色いスイカ』

今日も夏らしく、最高気温が30℃を超える猛暑となりました。
 暑い・・・何もしなくても汗が流れ落ちてくる・・・

 本来ならば、休みを利用して、サイクリングや、トレイルラン等のトレーニングなどをしなくてはいけないところですが、今日は天気も曇ってみたり、晴れてみたりと安定しない気候に加えて、午後からは雨の予報といまいち活動するには気乗りしない日曜日でした。

 結果、掃除をしたり、花壇に水やりをしたり・・・そういえば蛍光灯が切れていたんだっけ・・・と、買いに行って取り替えてみたりと、ダラダラと平和な一日を送りました。

 そんな一日の夕方、となり町の叔父さんから差し入れ。


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わお懐かしい。『黄色いスイカ』だ。
 
 この夏初めてのスイカは、黄色スイカです。子供の頃あこがれてたなぁ~
 昔々子供の頃に、兄弟や従兄弟たちと一緒に食べさせてもらったのが最後かも。今となっては味も覚えていませんが、とても楽しかった記憶が有ります。
 そして食べたスイカの皮をクワガタや、カブトムシの餌にしていました・・・

 大人になってからは赤かろうが黄色かろうが、スイカ自体それほど食べたいと思わなくなってしまいました。
 なんだか無駄に口が肥えてきてしまっているんですよね。大人になるって何だか寂しいものです。
  
 久しぶりに食べた黄色いスイカは、まだちょっぴり甘みが足りない気がしましたが、とても懐かしい味がしました。
 ちなみに黄色いスイカを初めて食べる娘は大喜びで、一人で半玉も食べていました。腹壊すぞ。


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 その後、犬の散歩が終わったころには天気予報通り夕立が。
 あと少し散歩が遅れていたらずぶ濡れになるところでした。セーフ!

 雨上がりの後にはこれもまた久しぶりに見る『虹』

 地面から地面へと、きれいに半円を描いているのが分かる形の良い虹でした。しかも外側にうっすらと副虹の姿も・・・きれいだなぁ
 こんな風に虹を眺めたのも本当に久しぶりです。

 大人になると、さかしらに目端ばかりが遠くを見るようになって自分の近くの周囲のことを見逃しがちになってはいけないなぁ・・・などと大げさに哲学した日でした。
 
 やっぱり運動しておかないと少々ストレスがたまっているのかも。


それでは今回はこのへんで

雲上の立山連峰を目指して 【海抜0メートルから2,450メートル『室堂』への道】

 16日の海の日は、全国的な猛暑となり、富山県でも一部35℃を越えるような猛暑日で、多くの方が暑さに苦しまれたものと思われます。

 昨年の海の日には、富山県からはるか名古屋まで国道41号線走破の旅を走り抜けたものです。

 しかし、今年はおとなしく富山県内に留まり、立山連峰の主峰たる、雄山(標高3,003メートル)、そして最終目標大汝山(標高3,015メートル)までを自力で登りきる、海抜0メートルから3,015メートルの旅の予行練習として、その手前、標高2,450メートルの室堂までの自転車と、二本の両足を使って向かうといった、チャレンジの旅を行いました。



 今回のルートはこんな具合です。前回のように富山広域農道を通ったりといった回り道をせずに、一直線に称名滝を目指しています。
  
 まずは海抜0メートル『ウェーブパーク滑川』から約40キロ、標高差約1,000メートルの『称名滝駐車場』までを自転車で登ります。
 次は徒歩で、約2キロ程度の道のりで、標高差約500メートル以上を稼ぐ『八郎坂』を登った後は、以後魅惑の『アルペンルート』の約15キロの道のりを、1,000メートル近く登りきるといった、予行練習にしてはハードな内容でした。
  
 実際にやってみて、頂上途中までの行為でありながら、本当にハードな内容の冒険だったのですが、軽く調べてみただけでも数名の方が、自転車&自力歩行での立山日帰り登山を成し遂げておられます。
 またブログなどに発表しておられない人などが他にも大勢存在しているであろうことを考えると、意外にメジャーな挑戦であるとも言えます。

 中には、称名から自転車を担いで大日連山、立山三山を縦走登山をして、そのままバスで長野県まで行ってしまわれた『超々々々人』もいらっしゃる様で、今の自分の力がどの程度の物なのか測る良い指標であるとも感じます。

さて・・・

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【3時30分】
 『ウェーブパーク滑川』そばの、漁港からスタートです。
 昨晩に花火大会もあったためか、堤防沿いに沢山のゴミが転がっており、ちょっと嫌な感じです。
 
 また深夜だというのに、気温は29℃ととても暑く、今後の行程が思いやられました。
 

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【6時】
 芦峅寺集落に入り、立山主峰の、雄山、大汝山が朝日に照らし出されて美しくその姿を顕します。
 先日はいつかそこまでと、見上げるのみの存在でしたが、今日はそのすぐ傍まで肉薄して見せるつもりです!!
 待っててくれよ!!

 なお、この日はおそらくフェーン現象だったようで、山から強烈な熱風が吹き下ろしてきており、向かい風により進行を阻まれます。

加えてただのサイクリングではなく、携帯食、水分、衣類等を携帯しつつの行程であり、想像以上の荷物の重さにかなり面喰います。
 特に水が重い。八郎坂からアルペンルートの途中では水場が無い為、ドイターのストリーマーを利用して、3リットル携帯しましたが、想像以上の重量です。
 
 また、よりによって途中パンクをするなどして、ほんの序盤である『称名滝』までの道のりが予想以上の苦難の道のりとなってしまいました。


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【7時半】
 予定よりも30分は遅れて、称名滝駐車場に到着しました。
 この駐車場で、自転車をデポし、サイクリングの恰好から、トレッキング可能なスタイルに着替えます。
  
 これから始まるであろう、長い長い苦難の道のりの前に、休憩所すぐ側の、非常に冷たい湧き出る湧水で顔を洗い、水分補給します。

 次回は称名駐車場までは少量の水だけを携帯してきて、ここでストリーマを満タンにすることにすれば良さそうです。
 

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【7時55分】
 称名滝手前の、飛龍橋を渡り、いよいよ八郎坂登山口へと取りつきました。
 ここからは一気に2キロ足らずで、約500メートルの標高を稼がなくてはなりません。

 今までろくに登山の経験も無いので少々不安ですが、まずは経験。突入することにします。
 
 なお余談ですが、先日買ったストックは伸ばしても1メートルにも満たず、180センチを超える私の身長にはあまりにも短すぎて、結局新たにスポーツゼビオで買いなおす羽目になってしまいました。

 安物買いの銭失いとはまさにこのことですね。
 しかし、今回は下りと登りの中間的な性能の、ある意味中途半端なT字型ストックではなく、登りと平地のトレッキングに主眼を置いたI字型のストックを選択したことにより、この日の長い長い登りの際に非常に重宝させてもらいました。


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 緑の中の登山道。久しぶりに山を登っている実感が感じられます。
 
 八郎坂は最初こそ一部アスファルトで固定されていますが、ほとんどがこのような土と、岩場がむき出しの登山道です。
 岩にはコケが張り付いており、これがまた本当に良く滑るために登る際には非常に注意が必要でした。
 
 また、当然のことながら傾斜も急な場所が多く、買ったばかりのストックをフル回転させながら登って行きました。

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 三分の一程度も登っていませんが、称名滝第一展望台から眺める称名滝。
 下から眺めているのと異なり、迫力があります。


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 ふと上を見上げれば青い空。
 ああ・・・どこまで登っていくのだろう。空が近くなってきた。そんな錯覚に襲われます。


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 称名滝第二展望台を過ぎ、八郎坂も残りわずかです。
 称名滝を見下ろすようになり、かなり高度が上がってきたことが実感できる様になりました。


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 となりのトットロ♪トット~ロ♪

 八郎坂の急峻な登山道を越え、木立に包まれた緑のトンネルをくぐれば、アルペンルートとの合流点目前にたどり着きます。
 木立に囲まれた登山道は、まるで異世界へと誘う通路のようです。

 さて、耳をすませば、バスの走る音がもうすぐ傍まで聞こえてきています。


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【9時40分】
 やったああああ!! アルペンルートだ!
 何度も息を切らし、へたり込みながらもたっぷり2時間近くかけて、ついに八郎坂を登りきって、標高は1,580メートル。
 はるか室堂まで通じるアルペンルートに合流しました。
 
 あの坂を登りきった後に、このような立派に舗装された道が現れるなんてまるでテレポートでもしてきたようです。
 ひっきりなしに走る観光バスから、路線バス。
 興奮冷めやりませんが、時間が有りません。室堂までのあと15キロ程度の道のりは両足のみが頼りです。

 ここからが本番、速やかに出発です。
 

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 直ぐ傍の遊歩道から見る広がる高原の景色。
 まるで下界とは別世界!?
 これまで見てきた風景とまるで雰囲気が違います。広がるこの緑に圧倒されます。


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 しばらく進んで、弘法のチップ制の有料トイレを通り過ぎます。
 尋常ではない運動量と、暑さによる発汗の為、今のところもよおしてもいませんが、中をのぞいてみると結構きれいなトイレでした。


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 弥陀ヶ原までは観光&今後の偵察がてら木製の遊歩道である『木道』を主体に進んでいきます。
 この辺りはまだ標高1,600メートル程度であり、周りの茂みも背が高く歩きにくいです。
 
 また、時折観光客の方などとすれ違いが有ったりして、急いで登りたい人間には向かないかもしれません。

 
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 弘法付近から、振り返った光景です。富山市街が一望できます。
 なんて高いところまで登ってきたのでしょう。
 あまりの美しさに、一瞬ここで満足してしまいそうになりますが、まだまだ先は長いのです。


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 道端には、高山植物であるニッコウキスゲが咲き誇っています。
 一面の緑の中に黄色い色は目立ちますね。


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【11時10分】
 八郎坂下山口を出発し、約2時間経過してようやく弥陀ヶ原ホテルまでたどり着きました。
 徒歩でアルペンルートを登り切る強行軍もようやく残り半分です。
 
 しかし、ここまでで2時間もかかっているようでは、少々時間がかかりすぎかもしれません。
 室堂までたどり着けるのか不安になります。


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 ホテル直ぐ傍の、バス停にある公衆トイレで休憩し、再び気合を入れてアルペンルートを登ります。
 今度は時間の短縮のため遊歩道は使わずに、わき目も振らずアルペンルートを速足で歩いたり、ときに走ったりします。
 ちなみにこの長い長い登り坂で、2本のストックのサポートは非常に助かりました。 

 正面にそびえる大日連山が美しい・・・


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 ちょっと一息。
 白く綺麗なキヌガサソウが咲いています。


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【12時】
 大日連山の見える方向もだいぶん変わってきました。
 そして進むにつれて、自分の高度も上がってきたのが良くわかります。


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【12時35分】
 『天狗平山荘』前に到着です。
 山荘は現在工事中のようです。

 また、この辺りまで来るとまだ雪がチラホラ道沿いに残っています。
 雲も大分近づいてきており、室堂付近には雲がかかっているのが見えますが、気温も下がり、風も冷たくなり涼しくなってきました。


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 【12時55分】
『大谷』に到着です。もう室堂は目と鼻の先。

 その名の通り、いまだ大量の雪が残っています。
 

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 見上げるような雪の壁。7月半ばですがまだ3メートル以上はあります。
 アルペンルート開通間もなくの春先はいったいどれほどの雪壁があったことでしょうか。
 
 これらの大量の雪解け水が、川となってはるか下流に集まって、称名滝などを形造っているのかと思うと感慨深いものが有ります。


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【13時】
 ようやく標高2,450メートル、『室堂』にたどり着きました。長かった~
 ちょっと寒いけど、風が冷たくて気持ちいい~
 
 早朝『3時半』に海を出発して『13時』室堂着。たっぷり9時間半もかかってしまいました。もうちょっと短縮と出発時間を早くしないと立山まで登れないな。
 

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 室堂ターミナルには観光客の姿がちらほら。
 曇っているから少ないのかと思いきや、ターミナルの中には黒部ダム行きのトロリーバス待ちの人々があふれていました。


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 肝心の立山は、雲におおわれて見ることが出来ませんでした。
 まあいいや。今日はここまでのつもりでしたからね。
 次回こそは・・・


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 ターミナルの中に入ります。
 外は13℃しかないのか・・・どうりで涼しいはずです。

 ターミナルの中は暖かく、近代的な作りでびっくりです。売店、レストラン、近くには博物館等も備わっており一大観光道の駅といった感じです。


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 売店でソフトクリーム。
 疲れた体に糖分が染み渡る・・・
 
 ここまで、カロリーメイトとゼリー食。そして塩分補給のための塩飴のみでやってきたので、レストランで食事でもしようかと思いましたが、もう14時近くになっており、帰りが心配のために速やかに室堂をたちました。


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【13時45分】
 室堂を出発しました。
 さらば室堂。そして立山!!・・・ふと振り返れば雲の中に浮かび立つシルエット。

 あのギザギザは剱岳か・・・幻想的だな。


IMG_3979.jpg
 下りは早い早い。
 登る際には見れなかった、標高2,270メートルの展望台から眺める『ソーメン滝』です。


IMG_3981.jpg
 また、天狗平付近で『雷鳥』の親子に遭遇しました。ラッキー

 動きがものすごい早くて、5羽ほどの雛たちはあっという間に茂みの中へ。
 あわててカメラを準備して、やっとのことで母鳥のおしりを撮ることが出来ました(笑)


IMG_3991.jpg
 見下ろす『弥陀ヶ原』の台地

 なんて雄大な景色なのでしょう。点在する『ガキ田』が見て取れます。
 つい最近サムラール条約に登録されたようですので、これから益々、弥陀ヶ原の名が知れ渡って、観光客が訪れるのかもしれません。


IMG_3995.jpg
 弥陀ヶ原を過ぎれば再び展望が開けだします。
 
 緑と空と、山と雲、そして街に海
 ここからの眺めには全てが揃っています。
 

IMG_3998.jpg
 そして左手をみると流麗な『薬師岳』が見えました。
 登りの際は、早く上まで行かなければと気が焦っていたので、全く気が付きませんでしたが改めて眺めるとこの山も非常に美しい山です。


IMG_4001.jpg
【15時55分】
 2時間ちょっとで八郎坂下山口に到着しました。
 やはり下りは早いですね。登りの半分程度の時間で降りてくることが出来ました。
 
 しかし、ここまでの道のりですでに足に来てしまっており、苔むした岩場が多い八郎坂の下りは、登り並みに厳しい道のりとなりました。
 幸い2本ストックが足のサポートとして大活躍してくれたため、無事に下山出来ました。
 本当に買っておいて良かったー。


IMG_4002_20120721114545.jpg
 下りの八郎坂から、称名滝を見下ろします。あの水の源流近くまで行ってきたのかと思うと感慨深いです。


IMG_4005.jpg
【17時10分】
 八郎坂の途中で、早朝に3リットルあったストリーマ内の水を飲みつくしてしまい、ちょっとピンチでしたが、やっと八郎坂を下ることが出来ました。
 水の量も要所要所で計算して、こまめな調整が必要ですね。

 もうすっかり夕方色の太陽の色です。そして暑い・・・まだ1,000メートル近い標高が有るはずなのに、いったい下界ではどんな事態になっているのでしょう。

 疲れた体を引きずりながら、無事デポした自転車と合流してサイクリングモードに着替えて称名滝を出発しました。


IMG_4010.jpg
 帰り道。

 昨日まで雨だったこともあり、山々が非常に良く見えました。

 また、立山の山頂付近の雲が一部晴れたようで、その付近が美しく姿を現しています。

 つい、数時間前まであの巨峰群のすぐ傍まで肉薄していたのかと思うと何とも言えず感動的です。


 しかし、これで満足するわけにはいきません。今回はあくまでトレーニングかつリハーサル。
 真の目的は、海から自転車と両足で、あの山々の頂を制し、多くの超健脚者たちの端くれに加わることなのですから。
 
 今回は片道およそ『サイクリング41キロ、ラン15キロ』。往復で112キロ程度であり、しかも途中の室堂までの道のりを往復しただけであるというのに相当疲労しています。 

 しかし今回の予行練習のおかげでなんとなくペースや、必要な事項がわかりました。
 次に登るときはいよいよ本番です。


 それでは今回はこのへんで

『グランフォンド糸魚川」2012』受付確認通知が届きました

申込み日の当日に申込みハガキを送付し、待つこと約一ヶ月。

よかった。
今年もどうやら、グランフォンド糸魚川に参加出来そうです。

IMG_3788-1.jpg
 あとは参加費を振り込めばOKです

 今年はもしかしたら抽選にも漏れるのかも・・・と心配しましたが、グランフォンド糸魚川公式HPによると当日消印の申込書全てを有効としていただけたようです。

 参加人数が多ければ、それだけ運営の負担も増えるでしょうに、英断に頭が下がります。
 
 かくなる上は、しっかりマナー良く参加して、運営の方や、糸魚川の地域の方々に、自転車乗りが糸魚川に来てくれてよかったと思っていただけるよう、爽やかに楽しく走ってきたいと思います。


 それでは今回はこのへんで

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