フルマラソンを走ってみた!! 【ウェーブパーク滑川から朝日町ヒスイ海岸へ】

ランニングに関する童心
08 /25 2013
 これまで私は自転車で富山から、京都までの300キロを走り、さらには海抜0メートルから標高3,015メートルの立山山頂までを走ってみる。
 などといった活動を行ってきましたが、ある時ふと思いついてしまいました。

 自分って、フルマラソン、すなわち42.195キロを走り切ることが出来るのだろうか?

 どうなのでしょう?う~んやってみなくちゃあわからない。

 しかし思いついたら俄然やってみたくなってきました。



今回走ったルート。

 いつもの通り、ウェーブパーク滑川から、朝日町の宮崎海岸、通称ヒスイ海岸を目的地とし、到着後はその先の越中宮崎駅より電車で自らを輪行して帰るという、片道切符の道のりです。

 しかも改めてルートラボで距離を測ってみたら、42.195キロに達していない・・・

 あと1キロ足りなかったとは、ショックです・・・あんなに頑張って走ってきたというのに。

 でもまあ、誤差の範囲内ということで(笑)とりあえずスタートです。


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【10時15分】
 少々遅いスタートながらも、しんきろうサイクリングロードに沿って、遥か40キロ先の宮崎海岸に向けて出発します。

 今日の相棒はウエストポーチひとつの身軽なものです。

 この時は、5時間も有れば着くんじゃないかな~と軽く考えていたのでした。
 


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 美しい海岸線。

 堤防の上を優雅に走ります。潮の香りと、青い海が非常に美しい。

 これから向かう、遥か黒部方面の海岸線まで見て取れます。

 ここ最近、山ばかりを攻めているせいか、反動で今度は海が非常に恋しくなりますね。


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 そして、青い空に浮かぶ白い雲。

 こうして空を眺めるのも久しぶりだなぁ・・・綺麗だ。
 

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【11時】
 スタートよりおよそ5.5キロ。

 早月川を越えて、魚津市に入ります。


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 蜃気楼ロードを快調に走ります。
 
 まだまだこの頃は元気いっぱいです。


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【11時半】
 9.4キロの道の駅蜃気楼にて小休止。

 加積りんごソフトを食べて身体を冷やします。

 幸い今日は、日差しは強いながらも気温はさほどでもなく走り易い一日でした。


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 小休止の後再び走り出します。

 今日の海岸はどこまで行っても青く、心地よい潮風が吹いてきます。


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【12時半】
 走り続けてはや2時間。距離はいまだ15キロ地点。
 
 ようやく片貝川を越えて、黒部市に入りました。

 この頃から次第に足に痛みと、重さを感じ始めます。

 心肺機能的には、全くどうという事は無いのですが、どんどん足が効かなくなってくるのが時間とともにはっきりと感じられました。


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 遥か岩瀬地区より続いている、しんきろうサイクリングロードの終点に到着しました。

 何度も自転車で通ってきたけれども、ここが終点だったのか・・・

 自分の両足で走ってみて、初めて気が付きました。


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 そして、黒部市生地地区の清水の里へ。

 この辺りは一見普通の住宅街なのですが、至る所で黒部川扇状地より湧き出す新鮮な湧水が溢れてくる場所なのでした。


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 ランニングの為、余りあちこちウロウロは出来ないのですが、ただまっすぐ走っているだけでも、みどり町、神田、弘法、殿様、絹といった5か所の名水の湧き出る場所を走ることが出来ました。
 

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 ここは殿様の清水です。
 
 勢いよく湧き出る水を思い切り飲み、顔も洗ってさっぱりして先へと進みます。


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 その後は一般道から外れ、ひたすら海岸線を走り、堤防管理道路を進みます。
 
 ほとんど人気のない寂しい区間です。


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 その道のりの先では、このようなグレーチングの橋も渡ることになります。

 歩くだけでぐらぐらと揺れているのが判って、恐ろしい・・・
  

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 そして、黒部川河口

 先日までの豪雨により排砂された土砂の為と思われる川水により、海が完全にツートンカラーへと染まっています。

 壮大過ぎて恐ろしい・・・

 このツートンカラー具合は、遥か魚津市の方からも確認することが出来ておりましたが、改めて近くまできてその迫力に圧倒されました。


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 河口から流れ込む泥水の勢い。見ているとなんだか足元がふらふらします。

 怖いぃぃ~。これに飲み込まれたら絶対に助からないだろうな・・・


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 橋の上から眺める黒部川。

 ものすごい濁流。
 
 ここまで、早月川、片貝川と二つの大きな河川を越えてきましたが、この黒部川の荒れ具合は別格ですね。

 やはり昨日までの大雨は、はるか黒部ダムの有る北アルプス方面でも大変な猛威を振るっていたのでしょうね。
 

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【14時15分】
 黒部川を渡り3番目の街、入善町に到着しました。

 これでようやく24キロ。まだ20キロ近くあるのか・・・

 もうこの辺りでは、まともに走るといった具合ではなくなっており、足が上がら無くなって、競歩に毛が生えたような妙なフォームでの走りを余儀なくされていました。

 う~ん。先ほども申しましたが、心肺機能的には全く疲労は感じていないのですが、とにかく足が動きません。

 足が上がらないし、前に出せないのでペースが全然上がりません。

 自分の足だけで走るのがこんなに疲労するものだとは・・・


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 その後は、最早海岸線沿いに走ろうなどといった気力すらも無くなり、ただひたすらに最短距離を通って最終目的地の宮崎海岸へと向かうことだけを考えて走ります。


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【15時30分】
 入善町の中心市街地を通過。
 
 市街地に非常に不釣り合いな汗だくボロボロの姿で何とか先へと進みます。

 殆どの市町村で、ガレージ街と化しつつある中心地にあって、この入善地区はまだ比較的店が多いような気がしますね・・・それに商店街も大きい。
 
 となりの市であるはずの、黒部市よりも大きいのでは?

 あとは、居酒屋といった飲み屋が多いかなという気がします。
 
 
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【16時20分】
 ボロボロの足を引きずりつつ35キロ地点。

 小川を渡って、ようやく最後の目的地の街、朝日町へとたどり着きました。

 それにしても入善町は長かった・・・
 
 予想していた5時間はとうに過ぎて、はや6時間以上が経過しています。


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 そして朝日町中心部へ進む途中に、ようやく目的地の宮崎の文字が。

 あと少し・・・

 もうこの頃には周囲の風景等を気にする余裕も殆ど無くなって、ただただ前に進むことのみを考えていました。


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 引きずるようにかろうじて足を前に進み、朝日町の中心部を越えて、ようやく海!!

 黒部川河口以来、再び海へと帰って来ることが出来ました。

 ああ、やっとここまで来ることが出来た・・・

 
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 振り向けば、すでに滑川、魚津方面は見通すこともできないくらい遠くとなり、太陽の日差しは夕暮れに向かって傾きつつあるのが見て取れました。

 想像以上に時間がかかりましたが、あと少し。
 本当にあと少しまでたどり着きました。
 
 もう頭の中では『サライ』がエンドレスで流れています。


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【17時20分】
 ようやく今日の目的地、40.5キロ地点の宮崎海岸に到着しました。

 もうまともに駆け足の真似事もできないくらいに両足は疲労してしまっています。長かった・・・
 
 ロードバイクを使えば、2時間もかかるかといった道のりなのですが、自らの両足のみで走った結果、その4倍近い7時間もの時間を要しました。
 
 なんてこった。思った以上に大して走れないものなんだな。 

 やはり、自転車や、登山、そして今回のランニングにおいて使用する筋肉はそれぞれ近い様で異なるのでしょうね。

 その後、1キロほど離れた、越中宮崎駅へと最後の力を振り絞って進みましたが、次の電車は1時間以上先だったのでした。


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【18時20分】
 駅に着いても無人駅で、当然周囲にコンビニ等も無く、やることも無いので、駅に着いてからボ~っと海岸を眺めます。

 次第に沈んで行く夕日の姿に心を奪われます。綺麗だなあ・・・

 出発した時はまだ朝の日差しであったのに、気が付いたら夕日を眺めて佇んでいるとは・・・
  

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 そうこうしているうちに、ようやく電車の時間。

 自らを輪行して、一路帰宅します。


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【19時半】
 すっかり日の暮れた道程を、滑川駅にほど近い、車をデポした道の駅に帰り着きました。

 ふう・・・駐車場が閉鎖される前に帰ってこれて良かった。

 もう足は、足首と、膝関節が、共に笑ってしまって、どうしようもない状態です。

 こんなことではTJARなどは夢のまた夢だな・・・まあ、流石に目指しませんが(笑)

 今回ろくにランニングのトレーニングもせず、いきなり走ってみましたが、何とかフルマラソンに匹敵する道程を走り切ることが出来ました。

 そしてそれは、想像以上の疲労と時間のかかるものでしたが、自転車や登山とも異なりほとんど道具などを必要としないのは魅力的ですね。

 距離は稼げませんが、身軽で思いついたらすぐにできるのと、なにより道具の後始末がいらない(笑)
 
 チェーンに油を注すことも、汚れた登山靴を洗う必要もない。せいぜい洗濯物が発生する程度の手軽なものですね。

 マラソンも電車をつかったりして、コースを指定して走れば面白いかも。
 そして何度か20キロ程度の距離を走れば、次第に足も慣れてきて段々ペースも上げられるかもしれませんね。

 また何か面白い修行を思いついたらやってみたいものです。


 それでは今回はこのへんで。
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僧ヶ岳~(越中)駒ヶ岳を縦走してきました。

僧ヶ岳
08 /19 2013
 8月18日(日)、本来は用事があって登山などしている場合ではなかったのですが、直前になって不意に予定が消失したために、自由行動が可能となりました。

 ならばどこか行こうかな・・・

 なお、昨今の登山ブームは私の職場にも過たず到来しており、同僚数名が道具をそろえたのでどこかに行きたいと話していた所でした。

 そうだなぁ・・・人に勧めるほど知識も技術も無いんだれど、そこまで言われるなら軽くどこかに行ってみようかな。と相成りました。


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 と、言うことで今日の山は先月もあらくにさんと訪れた『僧ケ岳』をメインとして、時間が有れば前回たどり着けなかった駒ヶ岳までが最終目的地です。

 当日朝日に照らされた僧ヶ岳及びその奥に山頂部を覗かせる駒ヶ岳がくっきりと見て取れます。
 いいねぇ。テンション上がってきたぞ。



 今回のルート。
 
 今回は前回の過酷な東又登山道からのコースではなく、宇奈月方面より林道別又僧ヶ岳線を使って、標高1,043メートルの、僧ヶ岳第3登山道より登坂を開始し、標高1,855メートル僧ヶ岳、その後標高2,002メートル駒ヶ岳を縦走する、標高差およそ1,000メートル、道程は7キロの行程です。

 ・・・ちょっと初心者にはきついかな?

 でも悪いけど私が駒ヶ岳まで行ってみたいんです(笑)


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 そして今回テンションの上がる要因がもう一つ。
 
 ついに新しい登山靴を買いました。

 イタリアの老舗メーカー『ザンバラン』の『ヴィオーズ・プラス GT』です。

 ここまで散々無謀に登っておいて、いまさら何を。と、言うところです。

 しかし、先週の薬師岳~北ノ俣岳~折立の区間において、もっとも苦痛だったのは、ザックの重さでも、道のりの長さでも、夏の暑さでもなく、弱弱しい足首のホールドと、靴底のソフトさでした。

 空身の時には1万円のトレッキングシューズで十分でしたが、段々本格的にな行程になってくると、やはり靴にお金をケチっては行けないと痛感しました。

 重厚な革の風合いと、固いソールがその気にさせます。
 
 足首のホールドも実にしっかりとしていながら、動きを妨げるものではなく長距離を歩く登山から、岩の転がる山頂付近までオールマイティに使いたい私の欲求を満たしてくれる予感を感じるシューズです。


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 そして、ワンポイントのカラフルなイタリアマークがアクセントですね。

 最初買ったときは地味だな・・・・と思っていましたが、見ているうちにものすごく気に行ってきました。
 
 これでCLX2.0と共に、私の足は自転車も山も、イタリアメーカーで揃いました。
  
 早く使ってみたくてうずうずしていたのでちょうど良いタイミングです。

 さあ、気合を入れて出発です。



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【6時半】
 宇奈月温泉より、林道を30分以上はかけて登り、ようやく僧ヶ岳第3登山口に程近い慰霊碑近くの駐車スペースに到着します。

 ここまでの道程は、スキー場や怪しい平和の像等を越え、車で標高1,000メートルに達する中々の林道です。

 
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【7時20分】
 同僚のS君が準備に手間取り、スタートが遅れましたがようやく第3登山口に向けて出発します。

 なお、この先には標高1,280メートルの第4登山口も存在しているのですが、林道の崩落により途中で道が途切れています。


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【7時40分】
 しばらく舗装された林道を歩き、標高1,043メートルの第3登山口に到着です。

 鉄製の梯子から始まるといった、中々に物々しい出だしですが、この出だしを除いては、ときに急な傾斜も有りましたが、大半は歩きやすい、優しい道程です。


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【9時】
 第4登山口との合流点に到着です。

 今回の、宇奈月方面からの登山道は、魚津方面からの東又登山道とは同じ山に登るとは思えないほど穏やかな物です。

 初心者の同僚に併せて、ゆっくり休み休み歩いているため時間がかかっていますが、ランニングで登ることが出来るくらいの道程で、いわば遊歩道のようなものでした。
 

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 そして、今日はやや霞がかっていましたが展望も素晴らしい。

 山方面は視界がイマイチでしたが、下界については黒部川や、片貝川が作り出した扇状地を一望にできる素晴らしい景観です。


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【9時45分】
 そして前僧ヶ岳を越え、仏ヶ原を望みます。

 何と言う美しい台地・・・

 標高2,000メートルにも満たない低山である僧ヶ岳ですが、実に見どころに溢れた大きな山です。

 草原を流れる風も涼しく心地よく、今日の下界の気温が37度に達していたとは思えない心地よい風でした。
 

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 標高が上がり、富山平野部の広がりをも眺めることが出来ました。


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 ガキ田付近の稜線から眺める宇奈月ダム湖。

 青々としてきれいです。


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【10時10分】
 僧ヶ岳山頂に到着です。

 いや~一か月ぶりの僧ヶ岳山頂です。

 お盆最後の日曜日であり、もっと登山者の方がおられるかと思いましたが、我々だけの閑散としたものでした。
 

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 さて、これからさらにあの稜線の向こうの駒ヶ岳へと向かおうと思っているんだけれど・・・

 S君は大丈夫か?この時点で相当疲労していたようですが気が付きませんでした。

 いつもはあらくにさんや、アルボルさんといった、体力の具合を把握している人間としか行動していないので少々判断を誤ったようです。


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【10時20分】
 まだ時間も十分にある為、登山初心者のS君を引き連れて、やっやぶの駒ヶ岳登山道へと突入します。

 凄い笹薮。

 アームカバーをして皮膚の露出をなくします。

 これは世が世ならあっという間に破傷風になってしまいます。


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 登山道は、僧ヶ岳までの道のりとは打って変わって険しいものとなりました。

 僧ヶ岳から駒ヶ岳の稜線を見るに、アップダウンや痩せ尾根が見て取れましたが、中々に厳しい。


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 一部登山道も半ば崩落しており、一歩下は崖っぷちの場所も。


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 そして、想像以上にアップダウンが有り、中々駒ヶ岳の山頂自身を見ることもかなわない状態です。


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【11時】
 まずいな・・・S君はもう限界かも。

 とうとう北駒ヶ岳を目前にした所で、S君は僧ヶ岳へと引き返すとの事。

 しかも、ここまで来たのだから、私には駒ヶ岳まで行って欲しいとのこと。

 泣かせるぜ。。。駄目なガイドでごめんね。


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 よし、こうなったら大ダッシュで駒ヶ岳まで行ってやる!!

 ろくに前も登山道も見えないような笹薮を蹴散らして、力いっぱい前へと進みます。


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【11時20分】
 標高1,914メートル

 北駒ヶ岳山頂。

 どうやらこれは熊にでもやられたんじゃあないかな?何が書いてあるのか全く分かりません。


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【11時25分】
 稜線上の謎の奇岩。

 なんでこんな形に、不思議だな・・・

 そういえば北駒ヶ岳の辺りはかつてモリブデン鉱山が存在したとのことで、その残骸を見るのも楽しみにしていたのですが、結局笹薮がすごかったせいか、何もわかりませんでした。


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 そして駆け足で進んでいるうち、登山道が見当たらなくなりました。
 
 ん?道がないよ??どっから登ればいいの・・・まさか・・・


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 そのまさか。

 正面に見えていた岩にロープが掛けけられていました。

 ほとんど垂直じゃんよ・・・剱じゃないんだから・・・

 S君を連れてこなくて本当に良かったと思いました。


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 そしてさらに一歩下は崖っぷちの縄場や・・・


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 再びほぼ垂直の岩場を登ります。

 怖いけれど・・・楽しい・・・私も病んでますね。


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 危険地帯を登り切ってしばらく。

 ようやく真の山頂が姿を現しました。

 想像以上に上り下りが有って遠い道程でした。。。ようやくゴールか。


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【11時45分】
 ついに駒ヶ岳山頂に到着です。山頂には2名の先客のかたがいらしてました。

 しかし、視線に見えていた以上に遠かった~

 それでも立派な山頂の碑が出迎えてくれました、


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 そして、美しい山々達。

 サンナビキ山方面から、毛勝山方面へと繋がる稜線。

 この先には道はありませんが、大学生の山岳部が下見のために荷物を駒ヶ岳山頂にデポして先へと進んでいました。


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 うっすらと見える剱岳の姿。

 もっとくっきり見えていたらどのような美しさだったことでしょうか。


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 そして、後立山方面の山々達。

 うれしいことに、私が駒ヶ岳に立つ頃には少々雲が晴れてその姿を見せてくれていました。


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 一番くっきりと、その茶褐色の姿を見せてくれたのは『唐松岳』と『不帰の嶮』

 遠目にもいかにも高山といった姿が素晴らしい。


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 そして『鹿島槍ヶ岳』

 その他の五竜岳や、白馬岳などの名山は残念ながらその頂までは晒してはくれませんでした。。。

 しかし美しい・・・

 滅多に見ることの出来ない後立山連峰の姿に引き寄せられるようです。


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【11時55分】
 さて、あまりのんびりはしていられません。

 あの僧ヶ岳の山頂でS君が待ちくたびれているはずです。

 大急ぎで戻ることとします。


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【12時55分】
 僧ヶ岳山頂へと帰り着きました。

 途中、有志の方が駒ヶ岳までの草刈りをしておられて、一部はずいぶんと歩きやすくなっていました。

 S君は30分ほどしか待っていないとのこと。

 待ちくたびれていなかったのならよかった・・・
 

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 速やかに昼食を摂って下山します。

 今日もカップラーメンと、湯煎のハンバーグ・・・と洒落こんでいた所、前僧ヶ岳の辺りで熊を見たという人が、山頂へと転がり込んで来ました。

 まさかクマモンのカップラーメンのせいではないだろうけれどね・・・


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【13時半】
 昼食も食べ終わった後、安全のためにその登山者の方と徒党を組んで下山を開始します。

 稜線から眺める美しい仏ヶ原。

 ドングリの木も多々生えていましたし、熊くらい普通に生息しているんだろうなぁ・・・
 

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 その登山者の方の勧めで、帰りは烏帽子尾根ルートの第4登山道より下山し、舗装路を歩いて第3登山口付近の駐車場へ行くことにしました。

 登山道を歩くより、道程は長くなっても舗装路の方が早いとのこと。

 なるほどね。
 しかし実際のところ、そう変わらなかった気もします。


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【14時55分】
 ようやく第4登山口へと降り立ちました。

 この第4登山口までの道のりは、距離も時間も短いのでしょうが、単調で展望もなく退屈ですね。


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 しばらく・・・と、いうかかなり歩いて問題の林道の崩落現場へ。

 これはすごい。

 これがふさがらないと、この林道は再び全線開通することは無いのでしょうね。


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【15時35分】
 思った以上に長い道のりと時間をかけて、第3登山口に帰着。

 アスファルトの道のりも存外長かったな・・・

 これなら普通に登山道から帰っても良かったかもしれないな。

 新品のシューズのソールが減ってしまうぜ(笑)


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【15時40分】
 ようやく車を止めた駐車場に到着。

 長かったなぁ・・・

 新品の登山靴、ザンバランのヴィオーズ・プラス GTも、今日一日ですっかり使い込まれた風合いを醸し出しています。
 藪の中を突っ切って来たりしたしなぁ・・・

 でも、これで慣らし履きも完了です。今後はこの靴で色んな所に行ってみようと思います。

 しかし、この林道別又僧ヶ岳線からの僧ヶ岳登山は実に程良い行程の楽しい登山道であると感じました。

 そして当初の目的通り駒ヶ岳山頂へと足を踏み入れることが出来て、全体的に満足する結果と相成りました。

 しかし、初合わせの人と歩くというのは難しいものですね。

 自分の事だけではなく、他者にまで気を使った行程か・・・なかなか奥が深いな。

 いつもはあまり体力差などを考えて行動する必要もない相手ばかりでしたが、今回は楽しいだけではなく、その他の事にも気を配るといった、これまでにない、実に良い経験をすることができました。
 
 
 それでは今回はこのへんで

初めてのテン泊登山をしてきました『後編』 【薬師峠から北ノ俣岳へ】

薬師岳
08 /15 2013
 さて、今回は前回からの続き。
 
 8月10日(土)に薬師峠でキャンプを張り、翌8月11日(日)に再び薬師峠から、ご来光を眺めるために再び薬師岳の山頂に立ち、その後は富山県と岐阜県の境界にそびえる【北ノ俣岳】をその日の最終目標とした山行を行ってきました。


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【3時】
 昨日気合充分にテントに潜り込んだまでは良かったのですが、結局なかなかぐっすりとは寝付けずに周囲の喧騒にて完全に目が覚めました。

 この初めてのテン泊は、シュラフに入れば暑く蒸れを感じ、出れば肌寒くて寝られず、おまけにタオルを引いただけの床からは地面からの冷気が時間とともに体に伝わってくるなど、対策が不十分な点が数多く発見されました。

 そして、一日大汗をかいた自分が想像以上に臭い(笑)

 次の活動の際の課題が見えてきましたね。

 さて、周囲の学生と思われるテントからは、午前2時過ぎにはもう活動を始めており、山の活動開始の早さが窺い知れます。

 寝苦しい空間に我慢することも限界に感じ、どうせ寝られないならと、私も活動を開始することとしました。

 暗闇の中でうごめくヘッドライト。

 そして空には満天の星空が広がっています。

 私のデジカメでは残念ながら綺麗に撮ることが出来ませんでしたが、今日の晴天を予感させるものでした。
 

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【3時50分】
 昨日の行程で、結構疲労を感じていたので、昨日の時点では中止して、朝までぐっすり休もうかと考えていましたが、結局再び薬師岳山頂より、ご来光を眺めるために登山を開始しました。

 でも今の時間からでは、ちょっと山頂でのご来光は厳しいかな・・・

 しかし、もっと多くの人が登るものかと考えていましたが、ほとんど登ってきません。
 流石に登山道は暗くて不気味でちょっと心細い感じです。


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【4時50分】
 薬師平山荘に到着です。
 
 当然山荘の人々も活動を開始しています。

 ちなみに、今朝は昨日とは異なり非常に足取りが軽い。
 一晩休憩したおかげか、はたまたいわゆる高度順応と言うものが出来たおかげなのかもしれません。


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 満天の星空であった為、雲一つない景色が広がっているのかと思いましたが結構雲が広がっていました。

 しかし標高2,700メートルを超えた稜線からは雲の上に出て、昨日とは異なり高山たちの頂が垣間見ることが出来ました。

 綺麗だなぁ・・・幽玄という言葉が良く似合います。

 やはり早起きして登ってきてよかった。


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【5時20分】
 南東稜に登り切って、東の空を見渡せるようになった頃には当に日は登り切っていました。

 少々残念でしたが、高山の上で眺める、登ったばかりの朝日の美しさは十分に素晴らしいものです。


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 朝焼けに照らされる、薬師岳山頂方面。


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 そして、東南稜方面と背後の山々の姿。

 しびれますね。


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【5時半】
 再び薬師岳山頂に到着です。

 ここまで幾人かの人を追い越し、また下山される方とすれ違いましたが、日の出が終わったら引き上げていった人も多いのか、山頂は閑散としています。

 早朝の静かな山頂も良いものです。

 しばらく山頂からの景色を堪能しましたが、次第に雲が登ってきて、遠くの山々は隠されていったため、キャンプ場への下山を行いました。

 そう、今日はこれからテントも撤収して、もう一山登って折立まで帰還しないといけないのです。

 さよなら薬師岳。またいつかやってくるよ~


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 薬師岳からの下り道。

 次第に太陽の光が差し込めてきており、天候が回復する兆しが感じられてきました。

 薬師岳での展望がいまいちだったのは残念でしたが、日光に映える緑の美しさを眺めながら次の道のりへの期待に胸が膨らみます。


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【6時50分】
 薬師峠に帰還します。

 この頃には大量にあったテントたちも半分は撤収しており、あの夜の賑やかさがまるで夢だったかのようです。

 山賊さんもテントの撤収にかかっておられましたが、生憎の曇り空の為か、夜露で湿ったテントが乾かなくて苦労しておられるようです。


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 私も当初の予定より大分時間が押しており、速やかに撤収の準備にかかります。

 テントは夜露でまだびしょびしょの状態です。

 次第に天候が回復して、太陽の光りが差し込んで来ておりましたが、とりあえずタオルで拭いて、広げて乾かしにかかります。

 その間に山賊さんは、次の目的地へと旅立っていかれました。

 お世話になりました。この先もお気をつけて~


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 テントを乾かすと同時に、朝食も併せて摂ることとします。

 今日の朝食は、アルファ米と、レトルトカレーとチーズ入り肉団子を合わせた肉団子朝カレーです。

 やはり肉と米を食べないと力がでないな。

 だんだんと日差しの強くなる中、辛口カレーを汗を拭きながら食します。


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【8時50分】
 そうこうするうちにテントも乾き、撤収も完了して出発の準備が整いました。

 予定より1時間は遅れているな・・・

 北ノ俣岳まで行こうかどうしようか少々迷いましたが、時間とともに益々青くなって行く空の姿に、もっともっと山の中を歩きたい思いが沸き上がってきます。

 それに加えて社会人にとっては、機会を逃せば山はどんどん遠ざかって行く様な気がします。山は逃げませんが決して待っていてはくれないのです。

 山はいつまでもそこにあるものですが、自分から向かわなければ決して近づいて来てくれるものではありません。



 この様な機会はそうそう無いと改めて決心し、標高2,661メートル、富山県と岐阜県の境界にそびえる、北ノ俣岳山頂へ向かって出発したのでした。

 なお、今回は荷物を背負って歩く練習も兼ねているので、もちろん20キロオーバーのザックを背負っての登山です。


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 いや~しかしますます持って天候は良くなってきています。
 
 周囲の緑は一層映えて、景色を眺めて歩いているだけで気分は高揚していきます。


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【9時15分】
 太郎小屋に到着。

 相変わらず多くの登山者でにぎわっていますが、この時間帯なら宿泊者が大半を占めているのでしょうか?


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 太郎小屋からは立派な長い、木道区間が多くなります。

 薬師沢との分岐点に到着。

 必ずここを、私も左に向かってみせるぞ!!


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 とは言ったものの。

 木道が次第に登り基調になってくると、一気に足取りが重くなってきます。

 馬鹿な・・・先ほどの薬師岳ではまるで羽の様だった身体が・・・
 
 20キロのザックが想像以上に重く感じます。

 取り合えずめげずに登り続けて太郎山山頂の分岐点を見つけたため、ちょっと寄り道を致します。


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【9時25分】
 標高2,373メートルの、太郎山山頂。

 やった。まだ100メートルほどしか登っていないけれども、山頂に立つのはいいものです。

 ちょっと満足して、さらに先へと進みます。


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 しばらくは木道と、土の登山道が入れ替わるような、歩きやすい道程が続き、いよいよ北ノ俣岳が眼前に迫ってきます。

 あれが北ノ俣岳か・・・何というか、緑の多い山だな。といった印象です。

 平野から見るのと、全然形が違って見えています。

 しかし、この北ノ俣岳へと向かう道のりの方角は、立山でも、薬師でも、剱でもない。

 私にとってまさに初めての未知の区間でもあります。

 どんな世界が待っているんだろうと、期待に胸が弾んで来ます。


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 木道が終われば、ガレた岩が転がる登山道が始まります。

 傾斜はさほどではないが、薬師に登った後に、荷物を背負ってのこの道のりはかなり辛い・・・


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 しかし景色はますます持って美しくなっていきます。

 すっかり快晴となった薬師岳。


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 薬師峠のキャンプ場も見下ろすことが出来ます。

 まだチラホラとテントの姿が見えますね。


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 そして次第に険しくなっていく登山道。

 岩の粒が大きくて、足首に来ます。

 何が不味いと言えば、靴がまずいような気がしますね。

 重荷を背負った状態では、現在履いている軽トレッキングシューズである、ジャスパーキャニオンGTXでは、ソールも足首のホールドも柔らかいがために、直に衝撃が来て足の裏や、足首に段々と負担がかかってきました。

 これもまずい。
 何か対策を講じないと、足首がいかれてしまうことでしょう。


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 ですが、景色はますますもって美しくなっていきます。

 これまでに見たことの無い様な角度から、北アルプスを眺めることが出来ました。
 
 そして当然のことながら距離も近いため、見える色あいも非常に美しいものです。


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 水晶岳

 荒々しい稜線がひときわ目を引きます。

 黒岳とも言われるようで、確かに黒い。


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 そして赤牛岳。

 なるほど。のっぺりとして、赤い土色の着いた牛のようです。


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 そして、雲ノ平方面。

 ひたすらに広がる緑の大地。

 あの草原の向こうには何が待っているのだろう・・・

 いつか必ず行ってやるぞ!!


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【10時40分】
 その後、2,576メートルのピークも過ぎ、山頂まであと少しとなりました。


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 そして、見た目は近いながらも思ったよりも遠い山頂までの道のりを歩きづづけてて・・・

 ついに見えた!!


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【11時】
 薬師平から登り始めて、およそ2時間。

 ついに今日の最終目的地、北ノ俣岳の山頂に立つことが出来ました!!

 この激重いザックを背負っての初の山頂走破です。

 なだらかな山頂には黒部五郎岳方面から歩いておられたと思われる登山者の方々が数組休憩しておられました。


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 山頂からの景色は、今まで見てきた山々の山頂からの景色と異なり、山脈の中の一山頂からの景色といった風で、これまでに見たことのない、特別な雰囲気に感じられます。 


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 そして、この先の黒部五郎から、三俣蓮華山方面へと続く道程を眺めます。

 いいなぁ~。まだ見ぬ秘境へと、必ず行ってみようと思います。
 

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 そして背後を振り返れば、初めて眺める岐阜県方面の山脈の姿。

 今まさに、私は県境に立っている・・・感動的です。

 そして下方には、北ノ俣からの稜線から延びる神岡新道がはっきりと見て取れます。


【11時10分】
 あまりに美しい景色をいつまでも眺め、さらに奥地へと進みたいところでしたが、もうそろそろ本気で帰らないといけない時間帯へとなってきました。

 名残惜しいながらも下山を開始します。


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 お花畑が広がる美しい大地を、これまた青空に映える山々の山頂を眺めながら下山を開始します。


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 途中で今日も雷鳥に遭遇。ラッキー。

 今日のは頭に赤い星印があるのが見て取れます。


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【12時20分】
 再度太郎小屋に到着です。

 下りながら、薬師岳の麓の平らの中にある小屋の姿はこれまた美しいものでした。


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 多くの方が休憩する太郎小屋。

 さて、お腹もすいたので太郎小屋名物行者ニンニク入りのラーメン大を頼みます。

 味はまずまずですが、やはり行者ニンニクが美味しい。

 スープも全部飲みきって、後は折立へと下って、はるか下界の我が家へと帰るのみです。


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【13時】
 太郎小屋から折立へと下山開始します。

 昨日は雲に覆われて判りませんでしたが、この道のりも実に美しいものです。
 

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 さようなら薬師岳。

 とても楽しかったよ~


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 そしてさようなら北ノ俣岳。

 初めて見る角度からの山々の風景が今でもまだ目に焼き付いています。

 そして、この角度から見る風景が、いつもの平野から眺める北ノ俣の形でした。

 やはり、山って見る角度で全然違って見えるんだなぁ・・・


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【15時20分】
 太郎小屋を出発してからおよそ2時間半後。

 じりじりと照り付ける日差しの下、20キロを超えるザックを背負い、岩の転がるガレた登山道と、その先の樹林帯の段差に足首に不安を感じながらも、何とか折立登山口に帰り着くことが出来ました。

 いやあ長い道程でしたが、下山にかかった時間が思った以上に少なく、予定していた時間に下山することが出来ました。


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 まずは自販機でコーラ。
 
 一気に飲み干してしまいました。。。

 もう一缶位飲みたいのですが、残念ながら自販機のおつり切れにより、もう小銭が無いので買うことができません(笑)


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 あとは、駐車場までトボトボ歩き続けます。

 日曜の午後ですが、駐車場はもとより、路肩にもまだまだ多くの車が残っており、この週末の北アルプスの山々の盛況ぶりが窺い知れます。


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 その後、無事に車へとたどり着き、帰宅の準備を済ませて一路帰路へと着きつつも、途中寄道して有峰湖を眺めてから帰ることとします。

 まだ夏であり、水量豊富な有峰湖。実に綺麗です。
 
 山の中は、本当にどこを撮っても素晴らしい。。。満足して、疲労の余韻と共に、帰路へと就いたのでした。

 さて、今回は初めてのテントを使った一泊の山行を行い、無事に最後までやり遂げることが出来ました。

 その道のりの間には、想像していた以上に美しい風景と充実した濃密な時間を過ごすことが出来ました。
 
 やはり、山は良い・・・今回練習と経験を積んだわが身は、今度はより深くまで入り込んで行きたいと思います。


 それでは今回はこのへんで

初めてのテン泊登山をしてきました『前編』 【折立登山口からから薬師岳山頂へ】

薬師岳
08 /12 2013
 夏真っ盛りの8月10日(土)から11日(日)の週末にて、先日より計画していたテントを使った山行をついに実施することが出来ました。

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 有峰林道を自家用車で登り、折立登山口より出発した、今回の目的地は北アルプス最大級の山体を誇る、標高2,926メートル『薬師岳』の登頂をメインに据えて、初めての試みであるテント泊の練習場として選んだ、薬師峠キャンプ場を行動の拠点とした一泊二日の行程です。
 (※写真は2012年11月)



 今回の前半戦のルート。

 標高1,356メートルの折立登山口よりおよそ11キロの道程を登り続けて、標高差は1570メートルの、薬師岳山頂へと向かう行程です。

 実のところ、折立から薬師岳までの道のりを歩くのは今回が初めてではなく、20年程前の学生の頃に、単位欲しさに嫌々ながらの不純な動機で、太郎小屋泊の一泊二日のコースで登った経験があります。

 嫌々登っていたためか、今となっては当時の記憶はほとんど無く、太郎小屋の夜に友人たちと、遅くまでひたすら高い缶ビールを飲んでいた記憶くらいしか残っていません(笑)
 
 今にして思えば、非常に迷惑なクソガキ共ですね。

 しかし今回は、初めて背負う65リットルのリュックに夢と希望とテントを詰めて、当日中に薬師岳山頂へと向かうつもり気合十分の行動です。

 さあ、かすかな記憶に残る北アルプスの女王薬師岳の山頂へ向かっていざ出発です!!


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【6時半】
 ・・・と、気合充分に出発したまでは良かったのですが、お盆前のこの日は、噂に聞いた登山のハイシーズンだったようで、まずは初っ端の有峰林道に入る時点で出鼻をくじかれます。

モタモタして出発が遅れたため、6時を過ぎてから有峰林道入り口の亀谷料金所付近に辿り着きましたが、なんと料金所の500メートル手前から渋滞発生。

 半分は、砂防工事のトラックや、タンクローリーでしたが、この自家用車達が全て、登山に向かうのかと思うと空恐ろしくなります。

 いやしかし折立まで、自転車で行こうなんて思わなくて本当に良かった。
 この大量のトラック達が走る中で、危険トンネル満載の有峰林道なんか走るなんて自殺行為の上に大迷惑も良い所でした。


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【7時15分】
 ようやく、料金所を通って折立登山口へと向かいましたが、恐ろしいことに駐車場どころか、路肩まで利用しての駐車場難民があふれていました。
 
 そのためバスも、トラックも渋滞に巻き込まれて、まともに前に進むこともできません。

 結局、登山口より1キロ以上手前の、新折立トンネルよりも手前に何とか路駐して、以後はトボトボと荷物を背負い、登山口へと向かいます。

 いや~しかし、ナンバーを眺めると全国津々浦々からの訪問者であふれかえっていますね。
 登山ブームとはこれほどの物か・・・


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 20キロを超えるザックを背負い、アスファルトの道路を歩き続けて、ようやく登山口にたどり着きました。

 ごった返す人の山。トイレ待ちの大渋滞。

 とても登山に来た気分ではありません。どこかの観光地にでも迷い込んでしまったかの様です。


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【7時半】
 それらを横目に歩を進め、昨年10月の有峰林道サイクリングの際に眺めて以来待ち焦がれた、一年越しの登山道へと足を踏み入れました。
 
 今日は体調も万全。さあいくぞ~


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 太郎平までの道のりの3分の1はこのような樹林帯の中の、狭い登山道を進むこととなります。

 今日はバスで訪れてきた団体客も多く、中々先へと進めずまどろっこしい思いをしながらも、少しずつ道を譲ってもらいながら先を急ぎました。


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【8時15分】
 有名な、アラレちゃんの看板前へ


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【8時45分】
 1,870メートルの三角点のベンチへ到着です。

 多くの人が休憩しており、私もここで軽くエネルギーの補給などを行います。


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 以後は歩を進める毎に木々も低くなり、次第に石畳や、木道で整備された登山道へと変化していきます。

 木道はともかく、このガレた石だらけの登山道は中々足に来ます。

 そして、残念ながらこの初日は写真の通り雲が広がっており、あまり展望の楽しめない残念な一日でした。


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【10時】
 ちょっと小休止。
 
 練習の為と思い、色々余計なものまで詰め込んだ、25キロ近いザックを降ろしてまったりしていると、下の方から何だか見知った顔の方が登ってこられました。

 なんと山賊さんではありませんか。

 よもやこのような所でお会いするとは・・・奇遇なものです。

 山賊さんとは今回の目的地や行動コースが異なりましたが、最終的には同じく薬師峠で一泊し、明日の朝までご一緒することとなったのでした。

 いや~今にして思うと、初めてのキャンプで見知った方と合流出来たのは本当に心強く楽しい思い出になりました。


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 その後もじわりじわりと苦しい登りを歩き続けます。
 
 それでも、標高2,000メートルを超えるところまでくれば周囲の景色は次第に高地の姿へと変化していき、美しい草原が広がりを見せるようになって行きます。

 その後は、

【10時15分】
 五光岩のベンチを過ぎて・・・


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【10時50分】
 太郎小屋前に到着。
 
 折立からおよそ3時間半。

 ふう・・・何だかここまで来ると何だか一息ついた気分になってきます。

 山小屋の前は多くの人で溢れており、とっても明るい雰囲気で、山小屋と言うよりはどこかの道の駅にでもたどり着いたような気分です。

 ここで登山届を提出した後に山賊さんが到着するのをしばし待ちます。
 
 練習の為にと道程を飛ばしてきたためにはぐれてしまったのですが、もしかしたらこの分岐でお別れの可能性もあったため、挨拶だけはしておかないと・・・

 とお待ちしていた結果、今日は山賊さんも同じく薬師峠でキャンプされるとのこと。

 それは良かった~。
 
 しかし、山賊さんは太郎小屋で昼食を摂って行かれるとのことでしたので、このまま薬師峠でテントを設置後、速やかに薬師岳登山へと向かいたい自分はここで一旦お別れして、今日のテント場である薬師峠へと向かったのでした。


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【11時15分】
 太郎小屋から、木道を歩き10分程度で、今日の宿である薬師峠のテント場が見えてきました。

 大きな薬師岳の東南稜の下、ポツポツと点在する色とりどりのテントの姿がこの上なく美しい景色です。

 いや~これからテン泊するんだって気分でてきたぞ。
 

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【11時25分】
 テント場に到着。
  
 ちなみに、まだこの時間帯は数も少なかったテントですが、この後私が薬師岳から帰ってきた後は倍増していました。


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 さて、今日の宿をどこにするかな・・・

 あまり考えずに、とりあえず道に近く、テントを張った跡の有る場所に設営することとしました。


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【11時45分】
 完成。
 うん、こんなものかな。ペグも打ち、引き綱は岩で固定して、今日の仮宿の完成です。

 さあ、薬師へ向けて出発しようかというところで山賊さんがテント場に合流し、人通りの追い場所に建てていることの面倒さや、傾斜に対する向きの悪さ等を指摘され、少々手直し等を行います。


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 やれやれ。もたもたした挙句、ようやく薬師岳登山の準備にかかります。

 まずは薬師峠の水場。

 氷水の様に冷たい水がコンコンと湧き出ています。実に美味しい。
 
 2リットルのストリーマに水を満タンにします。


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 そして、トイレ。

 男女別の、思ったよりも立派なトイレです。
 
 しかし、この時間はまだ綺麗だったのですが、この後宿泊者が増え、夕方から翌朝にかけてみるみるうちに汚くなっていくのでした(笑)
 
 管理される方々のご苦労に感謝です。


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【12時25分】
 大型ザックをテントにデポし、小型のザックに水と行動食のみを詰めた後、ようやく薬師岳へ向かって出発です。

 序盤は少々水の流れている所もある、枯れ気味の沢を登って行きます。
 枯れ気味とはいえ、川に並行して登って行くため、途中に渡河地点も有ったりしますので、足元に注意です。


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 その後は川から離れていき、大きな岩場の続く登山道へと変わっていきます。

 幸いこの二日間は雨も降らず岩場も乾いていたため安心して昇り降りが出来ましたが、濡れていたらちょっと怖そうな感じです。 


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 また、途中には雪渓も残っており何人かの登山者の方が雪渓登りを楽しんでいました。

 雪渓の端からはコンコンと雪解け水が流れてきておりました。
 登山道に流れていたのはこの水だったのか~


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【12時55分】
 薬師平に到着
 
 綺麗な木道が整備されていて歩きやすくなります。

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 そして、風景もまさに平。

 背の低い高山植物が所狭しと伸びてきています。綺麗なところです。


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 薬師平を越えた以後は、岩場も無くなり、木々も低くなって、周囲の開けた気持ちの良い道程となります。

 しかし生憎雲が出ており、近場の景色しか眺めることは出来ませんでしたが。 


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【13時40分】
 標高2,710メートル、薬師平山荘に到着。
 
 ここも綺麗な山荘です。

 軽く行動食を摂って先へと急ぎます。


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 以後は山頂まで、吹き晒しのさえぎる物もない広々とした登山道が続きます。

 いや~改めて歩いてみると、本当に薬師岳って大きいなぁ。

 以後は、周囲に草木も無く、砂利や石が敷き詰められたような状態の登山道へと変化していきます。

 しかし、う~んこれも高山病なのかな?
 高度が上がってきてからいまいち体の動きが悪いような気がします。


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【14時20分】
 薬師岳東南稜到着。

 避難小屋と、愛知大学遭難の慰霊碑が目に入ってきます。

 避難小屋は屋根が抜けており、風をしのぐことが出来る程度でしょうか。


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 東南稜の尾根を眺めます。

 実に立派な尾根道に見えてきます。
 確かにこれなら視界が悪いときに迷い込んでしまっても不思議はありませんね。


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 そしていよいよ山頂が見えてきました。
 
 雲が多く、周囲の景色はあまり見えませんが近場の視界までは奪われなかったのが幸いでした。


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 登山道の下を眺めれば、雄大なカールが広がっています。

 見ているとなんだか吸い込まれそうです。


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 山頂まであと少し。

 すでに、人の姿も見て取れます。


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 そして、妙な鳴き声がすると思ったら、ライチョウを発見。

 こんな高所にも生息しているんだ・・・


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【14時40分】
 ついに薬師岳山頂に到着!!

 薬師峠から、2時間。そして早朝に折立登山口を経ってから実に8時間が経過していました。

 疲れたけど、実に心地よい。
 山頂では幾人もの登山者の方が休憩しており、更には幾人かの方がさらに先へと縦走して行きます。


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 そして、第3のビールで一人祝杯をあげることにします。

 美味い!!疲れた体に染み渡るようです。
 
 凍らせて持ってきていたビールですが、程よく溶けており、ややもすればぬるいくらいですが、何とかこの時間まで冷たさを維持していてくれました。

 荷物としては重たいものですが、泊まりならではの贅沢ですね。


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 しかし残念ながら相変わらず視界は良くありません。
 
 北薬師岳がかろうじて見える程度でしょうか。


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 そして読売新道方面を眺めれば、背後に薄らと見えるのは赤牛岳かな?

【15時】 
 30分ほど山頂で過ごしましたが、待っていても、雲が晴れることも無く更に下かモクモクと登ってくるため、展望は諦めて下山を開始します。

 まあどうせ、また早朝に来るつもりなので、今のところは引き返すとしましょう。
 

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 お腹もすいたので、速やかにテント場へと向かいます。

 それでも下っている間の景色も実に美しい。

 山頂かと見まごうような雄大な東南稜。

 遠くの視界は悪いのですが、近場の薬師岳自身の美しさも実にすばらしい。

  
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【16時】
 下山完了。

 色とりどりのテントが倍増しています。

 賑やかだなぁ~。とても2千メートル以上の高地にいるとは思えないや。


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 太郎小屋の出張所で、テント場の受付を済ませて、再びビールで乾杯。
 
 汗もかいたし実にうまい

 ちなみに350缶で500円、500缶で700円です。
 
 どうせお金を使うところも無いので、ビールくらいがぶ飲みしてやります。

 結局350缶2本と、500缶2本を購入して晩御飯と一緒に飲みつくしてやりました。


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 一杯ひっかけた後は、晩御飯の準備に取り掛かります。

 早くしないと暗くなってしまいますからね。

 山賊さんのテントへお邪魔すると、丁度夕食の支度をしておられたようで、夕食一緒にすることとなりました。

 山賊さん作成のかまどを使わせてもらい、私も晩御飯の作成に取り掛かります。


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 さて、今晩のメニューはこれ。

 『すき焼き』です。

 どうせ1泊しかしないので、出来るだけ多くの荷物を上げる練習をしようと色々余計な物を持ってきた結果、夕食も変わったものにチャレンジしてみました。


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 凍らせて持ってきた『肉』も、ちょうど良い頃合いに解凍されています。

 400グラム持ってきたので山の様に有ります(笑)

 一人で食べるのは少々苦しい。

 山賊さんや、テント場でご近所になった方に味見などをしてもらいます。


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 そして、当然生卵も持参。

 卵が割れない便利な容器に入れて持ってきました。


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 溶き卵と共に食べるすき焼き。

 実にうまい。ビールが進みます。

 標高2千メートルのテント場で食べる物とは思えないような代物ですが、疲れた体に肉は最高ですね!!
 
 少々量が多かったですが、腹いっぱいになるまで堪能しました。


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【18時】
 その後は山賊さんともお別れして、まだ明るいのですが下界より持参していた第3のビールを飲みながら早々と就寝の準備に取り掛かります。

 う~ん。まだ眠くないが、起きていてもすることもない(笑)


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 次第に薄暗くなっていく中、自分の城に引きもり、ビールをちびちびと飲みながら、かろうじて電波を受信するラジオを聞きつつ、シュラフを座布団代わりに寝っころがってダラダラと過ごします。

 ああ・・・なんて優雅な時間。

 ちなみにランタンは、キャッツアイHL-350です。
 初めてランタンとして使用してみましたが、一人用のテントであれば、まあ使える光度です。

 ランタンのカバーを外せば懐中電灯としても使えるので便利なのですが、もう少し明るくないと細かいものが見えにくいですね。

 今度、何かテン泊用のランタンでも探してくるかな。
 

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【19時半】
 周囲もすっかり暗くなり始めた頃、トイレに行こうと起きてみればテント場は実に幻想的な空間へと変貌していました。

 内部から照らされた色とりどりのテントがまるで祭りの提灯のように輝いています。

 何だろう。まるで異空間にいるようです。

 人口ゼロの薬師岳の麓に、突如テントでできた村が出来ており、実に賑やかな世界が広がっています。

 しばらく自分のテントに戻ることも忘れて、周囲の闇がより深くなるまで、この幻想的な光景を眺めていたのでした。

 以後2日目へと続きます。


 それでは今回はこのへんで

テントとシュラフも買った!!【X-adventure トレックドーム1】

登山用品に関する童心
08 /08 2013
 さて、これまでバーナー、ザック等いくつかの山用品を購入してきましたが、肝心のものが未だ手つかずの状態でしたが、ここまでの勢いに任せて、なけなしの有り金はたいて購入してしまいました。

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 まずはテント。
 これが無くてはテント泊など夢のまた夢。

 スポーツゼビオのオリジナルブランドである、X-adventure トレックドーム1で、価格はギリギリ2万円を切ります。

 いわゆる有名登山メーカー製のものではありませんが、自分にはこれで充分です。
 
 もうとりあえず、スポーツアルペンのサウスフィールドシリーズとで細々としたものは揃えてしまいました。

 信頼性や評価も大事ですが、やはり手頃な値段はそれに匹敵するほど価値がありますね。
 
 有名どころのテントやシュラフであれば、普通にこの倍の値段はするため、いつかお金を貯めて良いものを買おうなどと思っていると、いつまでたっても買うことが出来ません。

 
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 重量もダブルウォールでありながら、1.5キロ
 
 2万円を切る価格ながらも、ポールも安物にありがちなFRPではなく、ちゃんとしたジュラルミン製で、しかも頭側が広くなるように台形にポールが広がるよう工夫されているなど、値段を越えた工夫がなされた、中々に良い品物です。

  同クラスの値段の、モンベルのムーンライト1や、クロノスドーム1又は2などと、どちらにしようか散々悩みましたが、重量と広さ、そして後ほど紹介する【色】等を含めたトータルバランスから、あえて言ってはなんですが廉価版っぽい、このトレックドームをあえて使ってみようと言う気持ちになりました。

 ただ、全長は200センチといわゆる一人用山岳テントのサイズですので、おそらく180センチを超える私には間違いなく狭いでしょうね。 


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 実際に重量を測ってみても、1.5キロちょっとと、かなり優秀な部類です。

 これを買うまでは、かつて10数年前の若かりし頃に、オートバイのツーリングの際に持って行っていた、重量3キロを超えるホームセンター製のテントを持っていこうかとも考えていましたが、この差を体感すると、なんて馬鹿なことを考えていたのだろうと実感しました。


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 内容物。

 ポールは一体型で、X字に広がります。

 ペグはオモチャの様な可愛らしいものです。

 引き綱も細いしこれで大丈夫なのかと少し心配になります。

 そしてインナーテントと、購入を決意させる最大のポイントだった【グリーンのフライシート】

 黄色とかよりもグッと落ち着いた感じでカッコイイ!!


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 早速設営の練習です。

 まずはポール。全て一体に繋がる独特の形状です。

 トレックドームの特徴でもある頭部部分の空間の確保のために、非対称のX字になります。


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 ポールはハトメに通すだけの簡単な方法。
 
 この際、X型に広げたポールの裏表を間違えないようにしないと、ポールが破損してしまうので気を付けてください。

 
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 四隅をハトメに止めた後、フックでインナーテントを吊り下げればまずは第一段階の完成。

 ポールがしなるのを恐れずに、ハトメに通さなければなりませんが、ここまでアッと言う間です。


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 インテーク部分は、常時開放型。

 寒い季節には辛いでしょうが、夏くらいしか山でテン泊などしないでしょうから、これで充分です。
 

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 出入り口は、長辺に付いており、広々としています。

 内側のチャックから、当然メッシュへと変更することも可能です。


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 テント内部にはポケット
 

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 そして天井にフックが一つ。


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 そして、何よりも値段以上に評価が高いと感じさせたのは、ちゃんとインナーテントの四隅がシーム加工されていることですね。

 加工具合も綺麗であり、購入の後に、自分で処理しようかと思いましたが、あえて行う必要を感じない精度でした。

 こういった細かい部分まで一律に処理できるのは、やはり量販店ならではの強みともいえるのかもしれません。


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 上から見た形は、台形の特徴的な形状が見て取れます。

 サイズ的には1人用の小さなものですが、頭部にあたる部分がやや広く設計されているのが良くわかります。
 こういった、値段以上の工夫はありがたいことですね。 


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 そして、グリーンのフライを被せて完成。

 前室もちゃんとあるし、良い感じです。
 
 ここまでの設置時間は10分程度でしょうか。
 慣れればもっと早く完了することでしょう。

 まあ、ペグや引き綱は使っていないので、その練習もしておか無いといけませんけれどね。



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 屋根にはうっすらとX-adventureのロゴが。

 余り、自己主張し過ぎていないとことがまた良い感じです。


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 テントの内側に寝そべってみます。

 やはり狭いけれども、ああ・・・緑のテントは天井や、壁が実に綺麗です。気持良いなあ・・・何だか寝てしまいそうです。


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 そして寝ると言えば、シュラフ 

 これも当然X-adventure製の+5℃までのシュラフを購入。約8千円

 モンベル等の同じ適正使用温度のダウンシュラフに比べれば当然大きいサイズとなりますが、価格は半値以下なのがうれしい所です。

 それでもサイズも、ホームセンター等でイチキュッパ程度で売られているシュラフの半分程度なので、やはり高級感があります。


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 そして重量は800グラムちょっと。

 余りペラペラすぎて寒いのも困りますし、まあこんなものでしょう。


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 広げた形状も、高級感のあるマミー型。

 封筒型よりもいかにも寝袋といった感じで、ホームセンターの安物の寝袋しか知らない身には実に新鮮です。 


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 テント内部に広げてみます。
 
 まずは、広い長辺の頭部分。

 狭い・・・睡眠時にザックとの共存は難しい感じです。

 ザックの置き方を工夫するか、中に入れずに前室に置くかでしょうか。


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 足元も完全につっかえています。

 試しに横になってみましたが、身長180センチの男にとっては、まず体を伸ばしては寝られないスペースしかありません。

 体を真っ直ぐにすると、どうしてもつま先や、頭部がインナーテントと接触してしまいます。

 まあ、それらを承知でこのトレックドームを購入したのですからしょうが有りませんね。


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 ちなみに、身長130センチの人間であれば、このように大の字になって寝っころがることが可能です(笑)

 楽しそうで羨ましいじゃないか・・・(笑)


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 さて、色々と使い勝手をチェックし、満足した後、ホームセンターで買ったブルーシートを切り取って、グラウンドシートを作成しました。

 素直な四角形ではない台形のテントの為、加工に少々苦労しましたが、実際のテン泊の際にテントの下にひいておけば安心ですね。

 さてこの度、懐具合の都合上で、いわゆる本格的な名の通ったメーカーのテントやシュラフではなく、家庭のアウトドアの延長戦のような雰囲気のメーカーで揃えた山用具ではありますが、実際夏山程度にしか使用しない自分にとっては、これで充分使いこなせるできる装備が整ったものと考えられます。

 年に何度使えるかわからないものに過剰な品質を求めていたらきりがありませんしね。。。
 
 これでいよいよ準備が整いました。
 さあ、今度はテン泊です!!楽しみだなぁ~

 
 それでは今回はこのへんで

OKI

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