猫又山登山 【大猫平~猫又山~ブナクラ谷へ】

毛勝三山
10 /20 2014
 先週末も真に良い天候であり、絶好の登山日和でもありました。

 当然このチャンスを逃すわけにはまいりません。

 今回は18日(土)に、毛勝山・釜谷山・猫又山で構成される毛勝三山が一つであり、富山県魚津市、黒部市、上市町にまたがる標高2,378メートル『猫又山』へ行ってきました。

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 平野部から見る毛勝三山。

 剱岳と、僧ヶ岳の間の空を埋める様に見事な3つの山頂が並んでいます。
 そして今回の目的地『猫又山』は、向かって右端の山頂となります。



 今回のおおよそのルート。

 剱岳の登山道を有する馬場島から、ブナクラ取水堰堤より登山を開始して、秘境『大猫平』を通過しつつ写真の右側にちょこんと頭を出した2,070メートル『大猫山』を通過したのちに、赤谷山を望みつつ、『ブナクラ谷』から下山を行うおよそ14キロの、盛沢山のルートです。

 そして素晴らしい好天に恵まれたこともあり、剱岳はもとより、大日、立山、そして長野県の白馬方面も存分に堪能できた素晴らしい一日となりました。

 最近全然自転車の話の一つもでてこないところで恐縮ですが、11月初旬には六甲全山縦走大会も控えており、出来れば楽しみつつ足腰を鍛えておきたいところなのです

 それではスタートです。
 

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【5時40分】
 2週連続して早起きをし、馬場島へ。

 白萩川に沿った取水堰堤ゲート前へから登山口を目指します。
 
 なお、今回も職場の同僚Yさんが同行しています。
 
 この猫又山~ブナクラ谷の道のりは、かなりマイナーなルートであり、初めてでの単独行が不安であったことと、Yさんは以前ブナクラ谷を歩いた経験もあるとのことなので御同行頂きました。
 

 
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 ゲートを進めば正面に剱岳のマッチ箱が大きく現れます。

 もう雪が着いていて綺麗だな~
 と、のんきに喜んでいましたが、これから自分たちが進む道程にまで思いが至らなかったのが素人くさくて可愛いものです(笑)


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分岐点。

 右は白萩堰堤で池ノ平山登山口方面であり、我々は右のブナクラ取水堰堤へと進みます。


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【6時5分】
 およそ1.5キロ進み、ブナクラ堰堤にたどり着きました。

 この右手に工事現場のプレハブがあり、そのすぐ傍に登山口が存在しています。


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【6時10分】
 登山口発見。
 
 さあ行くぞ!!

 ちなみに似たような入口がもう一つあり、どちらか迷いましたが、すぐ上の方でつながっていました。
 

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 そして噂通り、のっけから荒々しい急登が続きます。

 愛好家の方が道を切り開いて下さったとのことですが、やはりマイナーな道のりなだけあって厳しい、登山道らしい登山道です。


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 野性味あふれる道のりが続きます。

 先週の白山のような遊歩道然とした雰囲気は全くありません。


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【7時10分】
 剱岳の稜線より太陽が登り始めて、周囲はより一層明るくなりはじめました。


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 そして、植生も少しずつ変化し始めると同時に、高度が上がったことにより木々の葉も色づき始めます。


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 しかし、ただの急登であるだけではなく、この大猫平までの道のりは多くの縄場有り、岩越え有のバラエティに富んだ、厳しくも楽しい道のりでした。

 登山道から岩場をトラバースする道。

 一見よく見ないとどこへ行ったらいいのかわからないような箇所がいくつもあり、よく周囲を確認して進まないと危険な道のりでもあります。


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 大きな岩場を登ったり、また足場のない岩を下ったり。
 といった、メジャーなルートにはまず無いであろう障害もいくつも越えていきます。

 長くて厳しい道のりなのですが、よくもこの様な道を切り開いたものです。


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 そしてさらに植生は変化し、次第に笹が生い茂ってきます。

 さて、どこが登山道でしょうか(笑)

 
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 しかし、苦しいながらも大猫平までの道のりは、剱岳もさることながら大日岳方面が非常に大きく近く、美しく眺めることが出来て、歩いていて飽きることがありません。


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 そして、立山、浄土山、別山の立山三山の山頂も白く輝いています。

 山頂が眩しい。


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 その後も視界が開けたかと思えば、また藪に包まれたりを幾度も繰り返す過酷な道のりが続き、中々大猫平までたどり着きません。


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【8時55分】
 ようやく開けた場所にたどり着きました。

 場所的にはこの辺りが大猫平なのでは無いかな・・・


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 別天地とも紹介されている大猫平。

 残念ながら、紅葉はもう少し後だったのかすでに散ってしまったのか、思った以上に殺風景です・・・


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 そして登山道沿いにいくつもある池塘は、この時間帯でも薄く氷が張っていました。
 

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 また、足元を見て見れば教科書のような霜柱。

 大きい~
 こんなでっかい霜柱は初めて見た。

 気持ちよく踏み潰します(笑)


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 紅葉が見られず、ちょっと残念だった大猫平でしたが、長く荒れた急登を登りつめてのこの台地の光景は、やはり心にグッとくるものがあります。

 更に、人気のない秘境のプレミア加減も加わり実に心地よい。


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 先へと進み、大猫平を見下ろします。

 こうしてみると、所々色づいていることが判りますね。


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 そして、遠く石川県の方角に目をやれば、先週登ったばかりの白山の姿。

 白山もすっかり山頂は雪化粧されていますね。
 わずか一週違いで随分と変わるものです。


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 そして、標高も2,000メートルに達する頃には登山道には雪が見られるようになります。

 当たり前ですが滑る。
 馬鹿だなぁ・・・何で雪があるかもしれないことを想定して来なかったのか。 


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 しかし、森林限界も越え低くなった草木の先にはいよいよもって毛勝三山の内、猫又山と、釜谷山が正面に現れ始めました。

 初めて間近で眺めるこの2山は、白い雪が混じって想像していた姿と全く異なる色合いと山肌を見せており、緑の笹ヤブと白い登山道と相まって、この世の物とは思えぬ美しさです。


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 左手に猫又山。

 そして右側の小さなピークが大猫山です。

 いやあ・・・
 猫又山がこんなにも素晴らしい美しい山だとは思わなかった。


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 そしてこの登山道からの光景も素晴らしい。

 正面に後立山連峰を眺めつつ、緑の中を貫く白い登山道。
 
 今日の晴天と相まって、大猫平の光景が吹き飛んでしまう程の爽快さです。


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 そして、剱岳の北西方面からの展望。

 なんと鋭い。
 まるで要塞のようです。


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 その後は、輝く笹原を越えて、大猫山へと肉薄します。

 この大岩を越えれば大猫山山頂の三角点です。


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【10時半】
 標高2,070メートル、大猫山山頂に到着です。

 非常にあっさりとした山頂であまり感慨も沸いてきませんが、まあ猫又山までの通過点みたいなものですからね。


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 ここまでの道程を見下ろします。

 大猫平によく似た光景で、こちらが本物なのではないかと考えてしまいます。
 眼下には富山平野と富山湾を見渡すことが出来ました。


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【10時55分】
 そして、大猫山は猫又山までの最後の難関らしく、大きな岩やアップダウンの有る中々の道程です。

 しかし、ここでYさんが疲労の為、猫又山までは行けないので、単独で行って欲しいとのこと。
 
 確かに当初の予定ではとうに猫又山に到着している予定でした。
 苦しい道程を我慢してここまで着いて来てもらって申し訳無い思いです。


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 ブナクラ谷への分岐で待ち合わせをすることにして、ここからは単独行。

 時間も押してきていますし、ダッシュで猫又山を目指します。
 俺はまだまだ元気だぞ!待ってろよ!!


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 大猫山を越えればまた風景が少し変わり、いよいよ白馬三山を含めた長野県方面への視界が完全に開けるようになります。

 山頂からの展望が楽しみです。
 足取りもより一層早くなります。


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 雪の積もった登山道。

 斜面に刻まれた道に積もった雪のせいで足が取られて歩きにくいことこの上ありません。

 なお、正面の大岩の向こうの雪原がブナクラ谷への分岐点となります。
 分岐点は【11時半】に通過しました。


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 分岐点を越えた後は、強まる傾斜と、厚みを増した雪の中を山頂目指して突き進みます。

 雪が靴の中に入ってきて冷たい・・・


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【11時40分】
 ついに、標高2,378メートル【猫又山】山頂へとたどり着きました。

 いやあ盛りだくさんで長かった~。
 

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 そして、中々に広い山頂にはお地蔵さんの姿も。


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 そして今日の山頂からは360度の大展望。
 先には毛勝三山の2峰、『釜谷山』と『毛勝山』が連なっているのが見て取れます。

 凄い光景だなぁ。。。
 いつの日か、残りの2峰にも足を踏み入れてみたいものです。


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 富山平野と、富山湾。
 今日は能登半島まで見通すことが出来る素晴らしい天気です。


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 そして背後に目をやれば、後立山連峰の大パノラマが拡がっています。


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 まずは日本海側に目をやれば、先月歩いた栂海新道の中継地、『犬ヶ岳』の姿をも遠目ながらも見ることが出来ます。


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 そして最北の北アルプス『朝日岳』


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 一層白く染まった『白馬岳』とその手前には『旭岳』


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 そして白馬三山の『杓子岳』に『鑓ヶ岳』
 

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 『不帰ノ険』に『唐松岳』


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 『五竜岳』
 
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 そして美しい『鹿島槍ヶ岳』


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 よく知らないけれど『爺ヶ岳』


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 そしてこの辺りで、再び剱岳の北方稜線たちに背後は遮られます。

 しかし、ブナクラ谷から赤谷山、池の平山が一望出来るいつまで眺めていても飽きない素晴らしい光景です。

 う~ん。高倍率の一眼レフが欲しいな。

 さて、いつまでも眺めていたいところですが昼になって、本気で帰る事を考えなければならない時間帯になりました。
 Yさんを待たせたりしても申し訳ありませんので速やかに下山することにします。

 
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【12時】
 ブナクラ谷分岐に到着。

 大猫山の方向からちょうどYさんがやってきたところで、無事に合流することが出来ました。


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 分岐点の斜面には、大きな岩に赤ペンキで方角が記してありますが、今日は雪で周囲の景色が白く染まっており、中々道標に気が付きませんでした。

 雪というものは綺麗なのですが、登山道が非常に判りにくくもなりますね。


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 ブナクラ乗越へと向かうカールは大半が雪に覆われており、掴む笹薮も無く滑り易くて下ることに苦労しました。

 そして、降り積もった雪は既に溶けだして、登山道は川となっています。
 凄いなぁ。これが寄り集まって早月川の流れを作っているのかな。

 道が全くわかりませんが、取り合えず他の人の足跡をたどって、下へと下って行きます。


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 振りかえってみれば随分と下ったことが判ります。
 
 凄いカールです。
 青空が眩しい。
 まるで山肌が覆いかぶさってくるようです。


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 そして雪で覆われたカール部分が終了し、ようやく登山道に復帰できるのかと思いきや・・・


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 雪の積もった滑りやすい急降に加えて、藪だらけのの登山道が待ち構えていました。

 なんじゃこりゃ~


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 ひたすら続く藪。
 
 どこに登山道があるんでしょう?(笑)
 
 時々落ち着いて観察しないと本当に道の見分けが着かなくなります。


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 そして私の背丈ほどもある笹薮の茂る急降を下って行きます。

 本当になんじゃこりゃ(笑)
 まあ、笹につかまれば下りやすいと言えば下りやすいけれども・・・

 猫又山への道は、どちらを通っても過酷なものですが、たとえもう一度登ろうと思っても、この道を登る気には流石になりませんね。


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 そして、下り続けて視界にようやくブナクラ谷の全貌が見えてくるようになります。
 
 長い谷だなぁ。
 あれも下って行かなければならないのか。


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 笹薮を抜けて、長い長い縄場を切り抜ければ、ようやく視界にブナクラ乗越が見えてきました。

 やっとか~
 本当にこの道は参った。


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【13時半】
 1時間半もの間、藪と急降と格闘したのち、ようやくブナクラ乗越にたどり着きました。

 後はブナクラ谷を下って行くのみで、ようやく終わりが見えてきたことにより、一息つくこととします。


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 まずは腹ごしらえですね。
 
 カップラーメンの担担麺と、リフィル米にキーマカレーをトッピングしてガッツリとエネルギーを補給します。
 

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 そして食後は定番のコーヒーです。

 ブナクラ谷に乾杯!!

 実にうまい。
 なお、この日は他の登山者とは数えるほどしか遭遇せず、往路で1名のトレランの方。

 そしてこのブナクラ峠にて3名の方と出会ったのみの、ほぼ貸切状態での山行と相成りました。


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【14時15分】
 たっぷりと休憩も取り、下山を開始することとします。

 まずはうわさに聞く岩だらけで歩きにくいゴーロ帯を抜けていきます。

 このブナクラ谷の下山道は上から見ていた通り長いうえに、3度も大きな沢を渡らなければなりません。
 さらに道は蛇行しており遠回り感があり、おまけにわかりにくく迷いやすいと言った、やはりマイナールートなだけあって面倒な道のりでした。


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 多くの雪解け水が流れる大きな沢を、靴に水が入らないように気を付けながら岩を伝って渡って行きます。 


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 そして、下るにつれて道自体が川と化している場所が多々現れるようになります。

 本当になんてところなんだ。


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 いや本当に川を歩いているのか、登山道を歩いているのかわからないな。


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 そして冬道の名残があちこちにあって迷いやすく、登山道を示すリボンを見失わないように気を付けて歩かないと本当に道をロストしてしまいそうになります。

 何とも難儀な道のりです。


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【16時45分】
 想像以上に長く感じたブナクラ谷を何とか歩ききり、ようやく朝にスタートした取水堰堤と工事現場が見えてきました。
 やっとここまで来たか・・・

 長い一日がようやく終わりそうです。


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 ゲートまでのコンクリートの舗装路を歩いているうちに次第に日も暮れかかってきました。

 振り返れば、稜線は夕日に染まり始めていました。

 既に17時を過ぎており、日が沈むのが早くなった昨今はもうしばらくすれば周囲は真っ暗となることでしょう。


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【17時20分】
 無事にスタート地点であるゲートに帰り着きました。

 今回も最高の天気の下、楽しい登山を出来たことに感謝ですね。

さて今回のタイムは。

馬場島ゲート前       5時40分
ブナクラ取水堰堤      6時05分
大猫平             8時55分
大猫山            10時半
ブナクラ方面分岐点    11時半
猫又山            11時40分
ブナクラ方面分岐点    12時
ブナクラ峠          13時半
~休憩~  『45分』  
ブナクラ取水堰堤      16時45分
馬場島ゲート前       17時20分
 
 合計11時間40分の道程でした。
 のんびり歩いたので、ちょっと予定より時間がかかっちゃったかな。
 
 しかし余りにも景色が綺麗で随分と長い記事になってしまいましたが、道中障害物が盛りだくさんのアスレチックのような道程に加えて、久しぶりに登山道に雪の有る世界に苦しみつつも、山の素晴らしさを凝縮したような美しい光景を見つづけることが出来た良い一日でした。

 なにより猫又山を含めた毛勝三山の想像以上の光景は、普段下界から見るそれとはかけ離れたすばらしいものでした。
 
 当初は大猫平の景観が目当てであったのが、途中からはすっかり忘れてしまっていましたね。
 毛勝三山がこれほど素晴らしい物であったとは大収穫です。
 
 今年はもう冬のシーズンとなり、私の山行もほぼ冬眠状態となることでしょうが、また他の二山にも訪れたいものですね。


 それでは今回はこのへんで
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白山登山 『砂防新道から観光新道ルートを歩く』

白山
10 /13 2014
 10月も半ばの三連休

 台風19号の上陸を控えた10月11日(土)に、職場の同僚Yさんと、お隣の石川県に聳える名峰にして、立山同様日本三大霊山の一つでもある標高2,702メートル『白山』へ行ってきました。

 最近は朝晩の気温は低くなり始めていましたが、この日は幸い天候も良く、今年最後の3,000メートル級にして百名山である『白山』を目指して深夜の高速を飛ばし、一路登山口までのシャトルバス発着場の有る『市ノ瀬』に向けてに出発することにします。

 なお、たかが隣の県と言えども、深夜に車を走らせて登山口を目指すのは中々に勢いが必要であり、単独ではなかなか行く気持になりませんでしたが連れがいると勢いが付きますね。
 白山未経験の二名で山頂を目指すことにしました。
 
 さてさて、その道のりは?

 それではスタートです。


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【5時10分】
 深夜に富山県を発ち、高速道路と下道を3時間近くかけて、登山口へのシャトルバスの出発点である『市ノ瀬』へと到着しました。

 日が昇るのはすっかり遅くなり、辺りはいまだ夜の光景ですが、広大な駐車場には既に数百台の車が駐車しており、交通整理の人も立っておられたりと、あまりの光景に衝撃を受けます。

 なんだこれは・・・
 登山ブームということなのでしょうけれど、余りの登山者の多さに度肝を抜かれます。

 ここに来るまでろくに車も見なかったので、空いているのかと思いきやとんでもない。
 昨晩から車中泊でもしていたのでしょうね。
 
 5時始発のバスは、満席の状態で出発していきました。


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 眠い頭に衝撃を受けながらも、5時半のバスに乗り登山口『別当出合』へと進みます。

 当然このバスも満席で、出発の際には通路に立つ登山者でいっぱいとなりました。
 みんな登山が好きなんだなぁ・・・


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【6時】
 別当出合に到着。バスから降りた人々は続々と山の中へと消えていきます。

 広いバスロータリーや駐車場、トイレに管理センターや売店なども持つ、中々賑やかなところです。
 
 正面には大きな鳥居もあり、ここが単なる登山の山ではないことが伺えます。

 
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【6時10分】
 トイレや準備体操を済ませて我々も登り始めます。

 今日は連れもいる道程ですので、あくせくと時間は気にせずにのんびりと山を楽しもうと思います。

 今回は、往路は正面の吊り橋を渡って進む『砂防新道へ』
 復路は反対側の『観光新道』を使って白山山頂『御前峰』を往復する計画です。
 

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 橋からは、多くの砂防ダムが見て取れます。
 この先標高を上げていけばより多くの砂防ダムを見ることが出来るため、これがこの道のりの由来なのかもしれませんね。


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 吊り橋を渡りつつ振り返れば空には未だ月が輝いています。

 つい数日前に皆既月食が有ったばかりですが、この日も綺麗な満月です。 


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 さて、この砂防新道。

 出だしこそはこのように岩の転がる登山道ですが非常に整備が行き届いています。


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【6時半】
 出発してすぐに『中飯場』の大きなトイレやベンチもある休憩所にたどり着きます。

 そして、ちょっと傾斜が急になればこのように、石でできた階段や


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 よく見る木製の階段が整備されています。


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 そして要所要所には木道と言った様に、大半は登山道というよりは遊歩道と言えるほど綺麗に作られています。

 やはりこのルートは一番歩く人も多いのでしょうね。


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【7時半】
 甚ノ助避難小屋へ。

 標高は1,965メートルと2,000メートルに迫る場所ながらも、綺麗な水洗トイレと避難小屋らしく綺麗な部屋も備えております。
 当然建物も景色もきれいで多くの人が休憩をしていました。


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【8時10分】
 休憩の後、エコーライン等の方面へ向かう南竜道との分岐点へ。

 この辺りまで来ると、木々も低くなり大分高所然としてきます。


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 次のチェック地点である、黒ボコ岩へと向かう登山道。

 この頃になると日も高くなり青空も広がり、明るい太陽に照らされた周囲の光景が美しく輝き出します。
 向かいに見える尾根は帰り道の『観光新道』が走る稜線ですね。

 草紅葉が始まって黄色身がかった草木の中を走る白い登山道と青い空の彩りは、とても美しいものです。


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 そして、途中には『霊峰白山の延命水』なるものが湧き出しています。

 冷たくて美味しい。
 チョロチョロ水ですが、土の中でろ過されているので平気でしょう。

 なお、道のりには数本の沢があり、水が豊富な場所のようです。


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【8時40分】
 『黒ボコ岩』へ到着。
 ここも多くの登山者が休憩しています。
 どこへ行っても人だらけ。

 ここが帰り道の観光新道との分岐となります。
 

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 やや人の多さに閉口しながら、黒ボコ岩を越えれば、突然に広がる見事な緑の台地

 これはすごい。何とも言えず美しい場所です。
 何平らと言うのでしょう?

 そして正面にはようやく白山の山頂が見て取れるようになりました。

 時々富山県の山の山頂から見たことは有りますが、近くで、そして石川県の方向から見たらこのような姿をしていたのですね。

 木道の入り口にはこれより白山真宮境内地との看板も立てられており、立山以上に信仰としての山域が強調されていることが判ります。


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 輝く熊笹の草原。

 白山の道程にはあちこちに熊笹が見られましたね。


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 そして、最後のチェックポイント『白山室堂』へ向かってハイ松と栂の茂る丘を登り始めます。

 背丈ほどもある緑のトンネル道です。


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【9時】
 室堂センターに到着です。

 大きな宿泊棟がいくつもある大きな山荘で、中には食堂、診療所、売店、郵便局等も備えられており、立山室堂のように賑やかな施設です。

 しかし、この白山も立山同様室堂、弥陀ヶ原、大汝など同じ名前を持つ場所があり、山には何か意味のある共通の呼び名が存在しているようです。


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 そして、センターの裏からは山頂までの最後の道程が一望できます。

 標高は2,702メートルとさほどの高峰ではありませんが、なんて大きくて、なだらかな広い山頂域なのでしょう。
 
 これだけの大きさが一つの山の山頂とはすごいものだと思います。
 

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【9時25分】
 しばらくの休憩の後、いよいよ山頂へ向かって鳥居をくぐって登り始めます。


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 そしてここから山頂までの道程も、まるで鳥居が示す通り、登山道というよりは参道と言った方が良いくらいに綺麗に整備されています。


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 少しの急登の後、いよいよ山頂が近くに迫ってきました。


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 立派な山頂の神社の前を通り三角点へ向かいます。

 
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【10時】
 ついに白山山頂へ到着しました。

 いやぁ何度登っても、苦しい思いをしても、新しい山の山頂にたどり着くのは気持ちのいいものです。
 不思議だなぁ。 


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 想像以上に広い山頂には、冷たい強い風が吹き荒れていましたが、多くの登山者が休憩をしていました。

 なんて人が多いんだ。そしてまだ続々と登ってきます。
 朝の駐車場の光景の通り、本当に大人気の山なんだなぁ・・・


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 そして、山頂の反対側を見れば、御前峰とはうって変って荒々しい『大汝峰』と青々とした池の数々が


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 そしてその右隣には『剣ヶ峰』

 あそこまでも大した時間もかからずに行けるようですが、日帰りで寄り道するのはちょっとめんどくさいですね。


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 そして富山の方向に目をやってみますが、広がる山々の先は、霞んでいて立山の方向は見ることが出来ませんでした。

 青空は実に綺麗なんだけれどなぁ。
 視界は今一つな一日でした。


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 そして、岐阜県の方へ眼をやれば、噴煙を上げる『御嶽山』

 まだあんなに噴煙を上げているのか・・・
 

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 そして、小さい上に霞んでいますが先月に赴いた『乗鞍』
 

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 そして、穂高連峰と槍ヶ岳の姿も遠目に見ることが出来ました。

 うん綺麗なものです。
 この角度から見る光景は初めてです。

 
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【10時20分】
 タップリと景色を堪能したのち、御前峰からの下山を開始します。
 見下ろす平の光景が実に高原の姿ですばらしいです。
 
 しかし、腹が減った~


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【10時40分】
 下りはあっという間に、室堂センターに到着しました。
 が、食堂は11時からとの事であり、お湯を沸かしてコーヒーを飲み時間を潰します。

 まあいまさらですが、白山に乾杯!!
 冷たい風が吹く中、暖かいコーヒーが染み渡ります。


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 その後、無事に食堂開店の時間とともに昼食を注文。

 しかし、残念なことに食べようと思っていた白山堅豆腐カレーがありません。
 はぁ!?

 もう小屋終い目前だから無駄な食材を仕入れたくないのかもしれないけれども、三連休の初日くらいHPにも載せているんだからちゃんと出してほしいものです。

 仕方ないので普通のウインナーカレー(1,000円)とやらと、ラーメン(800円)を注文します。

 ラーメンはまあこの標高を考えれば普通です。本当に普通(笑)
  
 カレーはレトルトであることががあからさまななのは良いのですが、ライスもルーもぬるい。
 ウインナーもただのウインナーが2本だけ。
 はっきり言ってあまりお勧めできませんね。

 白山室堂で食事は期待しない方がよさそうです。

 期待していただけに残念。
 アルファ米と、レトルトのカレーにカップラーメンでも持ってきた方が良かった。
   

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【11時半】
 室堂センターを後にして、下山を開始します。


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【11時45分】
 黒ボコ岩に到着。

 ここからは、往路と異なる『観光新道』方面へと進みます。
 

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 観光新道に入れば、明らかに人気が無くなり、その道のりも砂防新道に比べて登山道然としていることが一目でわかります。

 その道のりは岩がむき出しの荒れた登山道が長く続き、急降も盛りだくさんなど厳しい道のりですが、登山をしにやって来たんだという実感が得られる良い道のりでした。

 砂防新道に比べても尾根道を進むことから視界も良く、整備され過ぎていない道のりが、山歩きの醍醐味を感じさせてくれ、大して苦労も無い、ぬるい登山になるかと思われたこの後半をピシッと締めてくれました。


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 尾根道から見下ろす美しい光景。

 往路の甚ノ助避難小屋が小さく見えています。 


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 足元要注意の、ガレた岩場の道程。

 この観光新道はそのネーミングの響きとは異なり、かなりハードな道程です。


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 しかし、その道程からの光景は、砂防新道とは比較にならないほど美しい。

 深い山々が広がる光景の視界の下に殿ケ池避難小屋が見て取れます。


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【12時15分】
 前述の殿ケ池避難小屋に到着。
 
 なお、現在建て替え中らしく小屋には入れませんでしたが、付近には仮設トイレに登山者向けのプレハブも建っており、中で昼食を摂っている登山者達の姿もありました。


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 途中、これまでの道程を振り返ってみます。
 美しい草木に包まれた広い道のりが一望できます。

 この観光新道、Yさんはかなり辛そうです。


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 しかし尾根伝いに歩き、10月の紅葉が始まった山々の美しい景色を堪能しながら歩くことのできるこの観光新道は、中々に良い道のりです。


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 その後も、険しい岩場の稜線を過ぎます。

 この時点でまだ残り3キロの標識が有りました。

 苦労程進んでいないな。
 やはりガイドの通り、観光新道は帰り道で使う方が正解ですね。


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 砂防ダムの連なる美しい光景や巨大な崩壊地の光景を堪能しながら下り続けます。

 ちなみに、朝方は寒いくらいだった気温も、照りつける日差しのせいで、この頃には暑くてたまらずに着ている物を続々と脱ぎ、夏の服装と同じような状態となりました。


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【13時10分】
 長く険しかった観光新道の道程の週末を示す看板を発見。

 白山禅定道との分岐点にたどり着きました。

 ここを左折して行けばやっと別当出合に帰ることが出来ます。


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 しかし、ここから先もむき出しの岩場で作られた、かなりの急降が連続します。

 往路は比較的優しい道のりが続いていましたが、流石に帰り道の下りは足に来ますね。 


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【13時45分】
 砂防工事の音を間近で聞きながらも黙々と下り続けた後

 長い急降の末、ようやく残り1キロの休憩ポイントにたどり着きました。

 
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 少し開けた場所には枯れた水場の跡などもあります。

 この水は飲めませんか。。。
 水量が多いときは飲むこともできたのでしょうね。


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 そして、残り1キロの道のりは、木々と土に覆われた樹林帯となります。

 やれやれ。
 木々の間からは林道などが垣間見える様になり、終盤の空気が感じられて、足取りも軽くなります。


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【14時】
 別当出合に帰り着きました。
 暑い~
 
 気温は高くなかったのですが、日差しが強くて夏のような道程でした。
 今日は午後になっても雲も上がって来ずに青空が広がる最高の登山日和でした。

 しかし観光新道、本当に長くて厳しい登山道でした。
 これは砂防新道が有るのを知っていて、登りでこっちを使えと言われれば尻込みしてしまいますね。

 なお、出口(入口)には外来植物の種を落とすための靴の裏を掃除するマットが。
 本当に整備が行き届いています。


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 バス待ちの間、別当出合の自販機でコーラで乾杯です。

 なお、待っている間にも続々と下山者がやってきて、バスは行きと同様に立ち客もいる満員の状態での出発となりました。すごいなぁ。


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【14時50分】
 市ノ瀬へ。
 
 満員だった駐車場も所々歯抜けになっていますが、数はむしろ増えているようでした。
 台風が来るかもしれないのに泊まりで登ったのかね?
 勇気あるなぁ・・・

 しかし、この記事を書いている時点では上手い具合に連休の空け位に北陸に来るようですから、泊りの方々もきっと楽しい山行を満喫できたことでしょうね。


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 その後は少し車を走らせて、白峰温泉街にある、真新しい白峰温泉総湯につかって汗を流します。

 透明なぬるっとした泉質は、立山の温泉とよく似ていますね。
 登山靴で締め上げて、固まった足もすっかりほぐれて帰路へと着いたのでした。 


さて、今回の所要時間。

【往路】
6時     別当出合発
7時半     甚ノ助避難小屋
8時40分  黒ボコ岩
9時      室堂センター
10時    御前峰着
計4時間

【復路】
10時20分 御前峰発
10時40分 室堂センター
~昼食休憩~
11時半   室堂センター発
11時45分 黒ボコ岩
12時15分 殿ケ池避難小屋
13時10分 白山禅定道分岐点
14時     別当出合着
計3時間40分

往復7時間40分の道程でした。

 今回は急がずのんびりと歩きながら進んだ山行でしたが、実にコースタイム通りの結果ですね(笑)
 良く出来ているものです。

 いつものペースでなおかつ、往復を砂防新道で済ませれば、半日もかからずに、気軽に山頂を往復できることでしょう。
 
 広大な駐車場に行き届いた設備、さらには整備された道のりに加えて、多彩な登山ルートを備えた雄大な山頂を持つ白山。
 
 多くの人々がこぞって登りに来る理由がわかったような気がします。
 私もまたいつの日かやってくるかもしれませんね。

 今度富山からはむしろ近い、岐阜県方面の登山口からなんていうのも面白いかもしれません。
 
 
 それでは今回はこのへんで

Giro ロックロック4を交換する

サイクル用品に関する童心
10 /08 2014
今日は天気も良く、私の地方でも絶好の皆既月食鑑賞の夜となりました。

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 とても美しい天体ショーに、家族総出で感嘆の声を上げながら、月が欠け切って真っ黒になるまで空を見上げていました。
 綺麗だったなぁ。。。
 こんなに長く月を見上げたのはいつ以来だろうか・・・

 残念ながら、コンデジではまともに写真に撮ることもできませんね。

 満天の星空も取ることが出来るようなコンパクトなデジカメが早く発売されて欲しいものです。

 さてさて、10月に入ったら途端に寒くなってきましたね。
  
 もうサイクリングのシーズンも終盤だなぁ・・・
 と言いつつ今年は大して走らなかったけれどね。


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 走らなかったついでに、残念ながら今年もグランフォンド糸魚川。

 一身上の都合で参加できませんでした。
 ついこの間までは、さあ来週だ!!

 ・・・と、気合を入れていたんですけれどね。
 2年連続、お金も振り込み済みなのに走ることが出来ないとは何とも無念です。
 一体どうなっているのか。

 まあ、今年は天気悪かったみたいだからなぁと、負け惜しみを言いつつ来年に向けて身の振り方を考えましょうかね。


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 さて、そんなこんなで結局使う事は無かったのですが、私の一張羅のヘルメットである、Giroアトモス。


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 結構なお値段がしただけあって、重量以上に被った際の軽量感があり、ベンチレーションも効いて気に入っているのですが、よく聞く損傷として、側面のソフトラバー製のベルトが経年劣化で左右共に切れてしまいました。

 う~ん。
 年々ひび割れが進み、アロンアルファなどで補強しながらだましだまし使っていたけれど、ついに切れてしまった。
 
 購入したのは確か2005年だったか・・・
 帽体も年数的には、とっくに交換時期ですが悩みどころです。


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 ですが、結論としては、交換用部品ロックロック4を購入してもうしばらく使用することにしました。

 昔は大型通販サイトでも取り扱っていたのを見たことがあるのですが、今はググってもあまりないのですね。
 交換用部品としてはちょっと値が張るなぁ・・・
 
 ですが、某ビッグパーツメーカーと同じ名前のショップで購入しましたが、大変ご丁寧な対応をして下さるお店であったので良しとしましょうかね。


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 新品のバンド。

 ラバー製で柔らかい素材でできていますが、そのせいで耐久性も低いのでは無いのかと言う気がします。

 以前新品で購入した時も、劣化していくのはかなり早かった気がします。
 
 今度は直ぐにひび割れないでくれよ・・・
 まあ、次に切れた頃には流石にヘルメットごと交換の時ですけれどね。


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 交換前の純正カラーはシルバーとグレーでした。


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 そして今回はブラックしかなかったのでブラックを装着。
 
 精悍ではあるけれど、ちょっと地味になっちゃったかな?
 派手好きな身としてはちょっと残念なところもありますが、これで次のライドの際には安心して被ることが出来そうです。

 とはいえ今年はあと何回走ることが出来るかな?
 劣化しないように、大事に保管しておくことにしましょう。
 

 それでは今回はこのへんで

OKI

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