MTB持参で【ハゲ山~城ケ平山】を周遊してみる

その他の山々
11 /24 2014
 この3連休の初日11月22日(土)は天候も良く、なかなかのアウトドア日和でした。
 
 そして今回は、冬も近づく中で山に行きたい気持ちもさることながら、久しぶりに無性にMTBに乗りたくなってしまいました。

 どこか近場で乗れる場所がないか思案した結果、剱岳の麓、上市町にある標高464.7m『ハゲ山』からさらに標高446.3m『城ケ平山』をMTB持参で縦走してみることにしました。



そんな今回大体のルート

 上市町役場前を起点として、まずはハゲ山登山口の有る西種地区を目指してMTBを走らせた後、ハゲ山、城ヶ平山を縦走し、そのまま大岩地区へ下山した後再びスタート地点へと戻るおよそ18キロの周遊コースです。 

 標高500メートルにも満たない低山とはいえ、登山道にMTBを持ち込むのは初めての経験ですね。
 さてこのコース、自転車持参であれば登山口に車を置いて縦走の後、来た道を往復する必要も無く、そのまま突き抜けていくことが出来ますのでやる気のある人はやってみる価値があるかもしれません。

 今回が初めての道程であり、MTBで走れるようなトレイルがあるのか不安でしたが、思った以上の苦労と、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

 それではスタートです。


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【14時】
 午前中は子供の習い事で忙しく、午後になってようやく準備を整えて、スタート地点とした上市町役場前に立ちます。
 11月後半の日の光は、既に落ちかけてきており大急ぎで登山口までの舗装路を進むことにします。


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 一路登山口へ。
 
 正面に映る剱岳が美しい。。。
 
 今回の相棒は久しぶりの出番となったNRS3改。
 ブロックタイヤの轟音を聞きながら舗装路を走るのは何年ぶりかの経験です。


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【14時35分】
 タイヤをゴロゴロさせながら、標高200メートルの種地区へとたどり着きます。

 いやはや、最近はロードや、クロスにばかり乗っているのでMTBでの登りは辛いな・・・
 
 正面にはこれから向かうはずのハゲ山の姿が見てとれます。


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 稲刈りの終わった後、のどかな田園風景のバックには剱や、冬に登った千石城山の姿が。

 きれいだなぁ~


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 その後、西種地区へと向かうバス停を右折して集落の中へ。


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【14時50分】
 結構な坂道の集落の途中に、派手派手しいハゲ山登山道の看板を発見します。
 案内によれば、ここからおよそ30分か。。。

 さてモタモタしている時間はありません。
 この季節、5時を過ぎれば辺りは真っ暗になってしまします。


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 案内板に従うと、すぐに右折して舗装路から砂利道へ。

 やった!!MTB冥利に尽きるというものです。

 
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 砂利道の後、木々の間を抜ける気もちの良いトレイルが。

 距離は短いですが久しぶりのトレイルランは楽しいですね。
 

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 そして、林道とクロスして、今度は本当の登山道然としたトレイルへ。
 う~ん。結構乗れそうなところはあるのだけれど、なかなか乗り切れない。
 
 今回こうした短いトレイルの中で、身体が完全にオフロードの走り方を忘れている事にも気が付かされたのでした。
 登れない、下れない、段差越えられない(笑)
 結局大半をMTBを押して進むこととなります。


 おまけにディスクブレーキの鳴きがものすごい。
 ブレーキをかけるたびにクラクションを鳴らしているがごとくです。

 熊鈴なんて持ってくる必要も無かった(笑)
 
 やはりきちんと準備と整備をしてこないと駄目だなぁ・・・・


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 次第に強まる傾斜。

 相棒であるNRS3改を必死に押したり、時にはフレームを担いで登ります。

 MTBは重い・・・結構つらい。
 こんなことになるなら、憧れでフルサス何か買わずに軽量なハードテイルを買っていればよかったよ・・・

 まあ、小さい山ですから、この位の負荷が無いと簡単すぎて物足りないと言ったところもありますがね。


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【15時10分】
 ハゲ山と、城ケ平山の分岐点へ。

 分岐か・・・と、言うことは戻らないといけないってことか・・・
 本当はNRS3改も連れて行きたいところですが、狭い登山道を押して歩くのは中々にキツい上に、時間が押しているので、分岐にデポして身一つでハゲ山へと向かいます。


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 身一つでランニングで山頂を目指します。
 軽い~

 木々の中を走る気持ちの良い稜線に沿って登山道が刻まれています。標高は低いながらも中々本格的な佇まいを持つ良い道のりです。

 木々の向こうには山頂のシルエットも見えています。


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【15時15分】
 『ハゲ山』山頂へ

 なるほど。
 山頂はゴロゴロとした岩に覆われており草木の姿が見えませんね。
 これがハゲ山の名の由来なのだろうな。


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 そして、景色も中々の物。

 種地区の集落の光景と、剱岳を中心とした北アルプスの姿が一望できます。
 

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 そして富山平野。
 
 紅葉した低山たちが連なって本当に綺麗だなぁ・・・

 さて、まだこの先もある事ですから先を急ぎますかね。

 なお、ハゲ山から下山する際にこの日唯一の登山者とすれ違いました。
 この様な夕暮近くでも登ってくる人がいるとは、やはり親しまれている道のりなのでしょうね。


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 その後、分岐点に戻りMTBを回収して一路城ケ平山へ向かいますが、ここから階段の姿をよく見る様になってきます。

 階段は、歩く分にはありがたいでしょうが、MTBを持参している身としては障害以外の何物でもありませんね。路肩を必死に押したり、疲れたら担いだりしつつ何とか先へと進みます。
 

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【15時25分】
 途中、『峠山』という山頂を通りました。
 
 山にはそれぞれ色々な名前が付いているのですね。


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 見下ろす階段の登山道・・・

 怖いもの知らずの20代だったらMTBで特攻出来たかもしれませんね(笑)

 今回は大人しく担いで下りることにします。


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 それでも所々に、この様な気持の良いトレイルの部分があり、落葉を踏みしめる感触を堪能しながら乗ることが出来ました。


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【15時40分】
 城ケ平山の第二登山道である、中浅生地区との合流点に到着します。
 ここを降れば一時話題となったアニメの、『オオカミ子どもの雨と雪』の住居のモデルとなった古民家へ行くことが出来ますが、今回はスルーして先を急ぎます。


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 城ケ平山の山頂付近は少々岩場もあり険しく、MTBを押して進むスペースにも苦労するような場所があります。

 お、重い・・・
 軽いMTBが欲しいぞ。 

 担ぐにせよ、押すにせよ狭い登山道で15キロオ―バーの車体の取り回しは厳しい。

 
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【16時】
 しかし、そんな苦労の甲斐ありついに夕暮の日差しの中『城ケ平山』の山頂へ到着しました。

 いあや~MTBに乗ってる時間の倍以上押していましたね(笑)
 いいトレーニングでした。


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 城ケ平山の山頂は広く平らで、360度視界が開けており、かつて山城があったというのも頷けるほどの見晴らしの良さでした。

 また、現在ではベンチや案内板なども設置されており観光地然としています。


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 そんな山頂からの景色

 まずは富山平野方面。
 富山湾までが一望できますね。

 山の位置のせいでしょうか、ハゲ山よりも綺麗に見通ることが出来ます。


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 そして、剱岳。

 早月尾根の途中に雲がかかり始めていました。


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 そして、大日岳、奥大日岳方面。

 この角度から見た大日岳の三角形は本当に見事です。
 すっかり雪がかかってしまっているなぁ。
 来年くらいにはあの山頂へも行ってみたいものです。


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 そして毛勝三山と先月登った大猫山。
 
 綺麗だなぁ。
  

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 そし間近に見える1,000メートル以下の低山たち。
 
 高峰山や、鍋冠山とかかな?
 これからは、登るにしても標高の低い山がメインになるでしょうから、彼らの頂を目指してみるのも面白いかもしれません


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 さて、名残は惜しいですが、どんどん日が沈んでくるのがわかりますので速やかに下山を開始することにします。

 早速整備された階段が憎い・・・
 

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 そいて、縄場や岩場がしばらく連続する区間が続きます。

 傾斜も急で、MTBを保持しながら下る為に随分と時間を喰ってしまいます。


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 それでも、苦しい区間と交互にMTBに乗って走れるようなトレイルを繰り返すため、楽しく進むことが出来ました。

 土を削らないよう気を付けながらトレイルを下って行きます。


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 そして次第に人の手が加えられた光景が。
 

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 小屋が有ったりと、終盤が近いことが伺えます。

 かなり日も陰ってきましたが、水場から湧き出す水を飲んだりと、大分余裕も出てきます。

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 城ケ平山の山頂付近の急降を過ぎれば、比較的なだらかな区間も多く見られMTBに乗る間隔も増えてきました。
 
 そして、水場を過ぎた終盤になっては大半がMTBでのライドが可能な気持の良いトレイル区間が続く良い道のりでした。


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 落葉に覆われたつづら折りのトレイル。

 
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【16時35分】
 大岩地区の城ケ平山登山口に、無事下山を完了します。

 いやあ、思った以上に苦労してしまいまいました。
 登山道をMTBを押して歩くというのは中々に厳しいものです。
 全部乗って行けるほどの技術が有ればいいんですけれどね。


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 大岩日石寺前のバス停付近の休憩所等の店舗は既に閉店しており、閑散とした空気が漂っています。

 まあ、この位の道程ではお腹も空かないですし、特に休憩も必要とは感じないのですが、少々寂しい雰囲気です。


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 相棒のNRS3改のタイヤは久方ぶりのトレイル走行により泥まみれになっています。

 MTB冥利に尽きるところでしょうね。
 しかし、後で洗って整備するのが大変そうだな・・・


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 軽く休憩した後、車をデポした役場前まで一気に下ります。

 タイヤは轟音を上げながら最高時速50キロで標高差200メートルを降ります。

 途中、大岩不動の湯といった、温泉の看板がありました。
 夕暮れの冷たい風にすっかり体が冷えて、入って行きたいのは山々でしたがさっさと下山することにします。
 

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 途中、背後を降りかえれば今日縦走した山々が一望できました。
 
 標高は低かったけれども、中々に楽しい道のりだったよ。

 今度はもう少し計画的にやってこよう。
 
 
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【17時】
 無事スタート地点であり、車をデポしていた上市町役場前に到着しました。

 11月の日が暮れるのは早く、周囲はすっかり薄暗くなりつつあります。
 
 しかし苦労をしつつも、14時にスタートしておよそ3時間で二つのピークを自転車付きで周遊してくることが出来ました。
 
 今回は低山でありましたが、それ故か自転車に乗ることのできる区間もそこそこあり、ブレーキを鳴らしつつ登山とトレイルライドの両方を堪能することが出来ました。

 本来邪道なのではないかと思われる今回の試みでしたが、何とか達成することが出来てホッとしています。

 殆どの登山道では不可能なことでしょうが、低山ならではの小規模な登山道を、MTBを担ぎつつ共に乗り越えた後、一気に駆け下ることも可能であるという道程は、ちょっとクセになりそうな楽しさがありますね。

 MTBの重さにも閉口しながらも良いトレーニングとなりました。
 ちょっと面白かったので他にも行けそうなところは無いかな?と考えてしまいますね。


 それでは今回はこのへんで
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トレッキングの際の光源について考えてみる。

登山用品に関する童心
11 /16 2014
 さて、先日六甲全山縦走をした際に感じたことですが、ある程度道がわかっていて、周囲に多少の光源(他の登山者のライトなど)があるならば、遠くを照らすパワーのある重めのライトよりも、多少パワーが弱くとも、コンパクトで足元を中心とした数メートル先を照らすような形の方が歩きやすいだろうなと。

 また、方向が分かっているならば、頭を振って行先を探す必要も生じないわけで、そういった点においても首に負担のかからない軽いものが望ましいのだろうなと思われます。


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 そんな折、いつものごとくふらりとホームセンターをぶらついているとちょっと気になる品物が。 

 商品名『どこでもクリップライト』およそ1,500円。
 

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 出力は90ルーメンと特に特徴も無く普通であり、更に私のあまり好きでは無い単4電池3本を使用するライトです。 
 一応ヘッドライトとしても使えるバンドも付属しています。

 しかしアウトドアで使う様なスタンスのくせに、残念なことに電池カバーは防水どころか防滴機能すら持ち合わせていないシンプルさですが、そこはビニールの子袋に入れてしまえば何とかなるでしょう。

 そんな代物ですが、何に惹かれたかといえば、そのコンパクトさと、最初から電池部分とライト部分それぞれにクリップが取り付けられており、お互い別に固定して使って下さいねというコンセプトでしょうか。


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 そのコンパクトさは、他のヘッドライトと並べてみても一目瞭然。

 コンパクトな単3電池一本で使用でき、45ルーメンの明るさを持つ、ジェントスのGTR-931H

 そして、単3電池3本で200ルーメンの光量と、赤青緑の3色の小型LEDランプを持つヘッドウォーズ 777Hと比較してもそのコンパクトさが見て取れます。

 ヘッドバンドって結構かさばるんですよね。


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 そして、実際に使用する際にも頭部ではなく、リュックのチェスト部分に取り付けて使用することが出来るために、歩いていてもヘッドバンドがずれたり、光軸が振れないといったメリットや、またドイターアドベンチャーライト18に備え付けられたスマホが入らない、ガラケー用の携帯電話ホルダーを使用すれば、綺麗に収納することが出来ます。


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 そして、実際の光量も中々の物。

 まずはどこでもクリップライトの90ルーメンの光。

 およそ3メートルほど離れて撮影しています。

 焦点の調節などは出来ないライトのため光は拡散していますが中心部分は十分に明るく、また周辺も実際はもっと明るく照らされています。

 そして何より軽い。
 頭部に取り付けることなく体幹に取り付けたことによって、より一層軽さが際立つ上に、激しく動いてもずれることも無く安定して進むことができます。

 まあ、時速30キロ近い速度で進むロードバイクなどではこのような近距離しか照らせないライトでは困りますが、登山などの徒歩の移動においてはこの程度の照射範囲で充分と言える視界が得られます。


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 一応比較として、ジェントスのヘッドウォーズ 777H
 
 過去に何度か比較対象として記載したことも有りますが、やはり強力な光源です。

 当然六甲でも最大出力200ルーメンのパワーを持つ777Hを装備して挑んだところですが、朝方と夕刻の各数10分のナイトランの間では完全な宝の持ち腐れとなってしまいました。

 そして、迷うことのない道のりではやはりやや重くオーバースペックでもありました。

 しかし、照射範囲広く、距離も長い。
 更には単3電池3本を使用しており持続時間も長い上に防水機能もありと、最もバランスに優れており、本気の登山のキャンプに持っていくならばやはりこちらを選択するでしょうね。

 さらに赤青緑のカラーLEDは、夜間のテント内などで使用すれば、闇夜に慣れた瞳孔を閉じさせることなく視界の確保に役立つなど応用範囲が広い。


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 そして、私の中では緊急用のランプとして位置づけられている、GTR-931H。

 45ルーメンの明るさはそこそこですが、暗闇の進行方向を照らすに不自由ない明るさに加えて持続時間も長く、単3一本で使用できるコンパクトなヘッドライトとしての性能は最高の部類に入ると思っています。


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 また余談ですが、今回の六甲全山縦走でヘッドライトのみではなくもう一工夫してより安全に夜道を歩けないかと考えて装着していったのがこれ。

 自転車用のフラッシングライトをトレッキングポールに取り付けて行きました。
 

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 LEDが各2灯といったシンプルなライトで、本ライトとしての明るさは期待できないものですが、

 暗闇の中では足元を照らすに充分な光量を得ることが出来て、序盤の階段が連続するコースで重宝しました。

 多くのライトが視界の先を見通すために照射している為にどうしても足元がおろそかになりますからね。

 トレッキングポールに取り付けると自然に下方向を照らす為に足もとの確認に重宝し、階段などを進む際にはまことに役に立ってくれました。

 
 以上。
 今のところ闇夜の中を進む予定も、これまで大した経験も無いのですが、その状況や目的に応じてやはり用意していく装備は重要だなと感じられます。。。
 まあ普通は良いものが一つあれば充分だろうと思うので、贅沢と散財の極みですね(笑) 

 しかし、今回のどこでもクリップライトもせっかく買ったから、どこかで使ってみたいな。
 使ったらあっという間に壊れそうな不安もある造りですが・・・

 それでは今回はこのへんで

『2014KOBE六甲全山縦走大会』参加してきました

六甲全山縦走
11 /12 2014
 11月9日(日)、この日はかねてからの計画通り、富山からはるばる高速バスで6時間かけて神戸まで趣き、公称56キロメートルに及ぶ道程を一日で歩き尽くすといった苛酷な道のりである、『六甲全山縦走大会』へ参加してきました。

 大会より数日が経過して、ようやく体の痛みも治まり遅ればせながらの報告です。

 なお本大会に参加するには、富山からでは日帰りは不可能な上、前泊どころか大会当日も宿泊しないと日程的に辛いといった状態であり、本当に我ながら物好きなものだと感心してしまいます(笑)
 
 しかし、苦労して参加した大会でしたが天候は一日中雨が降り続く残念な一日だったのでした。。。

 またこの道のりはつい半年前の、今年の4月に単独で走破したことも有り記憶も新しく、コースの内容も前回詳細に記録したことも有り、今回はサクッと悪コンディションの中ひたすら先へと進んだ大会の思い出について記録して行こうと思います。

 それではスタートです。 

 
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【5時10分】
 スタート地点である須磨浦公園駅へ向かうために、始発の電車に乗り混もうと思いましたが、既に新開地駅のホームは参加者達で溢れ返っていました。

 これはすごい。
 早朝から今日の参加者の2,000人の内の何割かがこのホームに集結している状態です。

 
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【5時40分】
 須磨浦公園駅に到着後、まだ日も登らない中、駅からスタート地点まで行列になって受付を済ませていよいよ六甲全山縦走がスタートします。

 なお、駅に着いたと同時に雨もパラつき始めると言った、天候に恵まれ無い中でのスタートとなりました。

 しかし、富山に比べて季節が一月分以上は暖かいと感じられる神戸の気候は降り注ぐ雨も暖かく、雨具を着るとむしろ暑くて動けないほどであり、一日雨に打たれつつ歩き通すこととなりました。

 でも暑がりの私はむしろこの方がよほど歩きやすいですね、


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 スタート直後。

 雨の降る暗闇の中、皆ライトをつけながら狭い階段を2列で進みます。

 覚悟はしていましたが、混み合っていてせまっ苦しい。
 追い越し車線側を、早歩きで進み続けます。 

 しかしこの先もしばらくは、渋滞する登山道と付き合っていかなければなりません。
 結構ストレスを感じます。


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【6時5分】
 まずは旗振茶屋へ


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 雨のためか、未だ空は夜の色であり、木々の間から垣間見える神戸市街の夜景を眺めることが出来ました。

 しかし、行列の流れに乗って進まないといけないのであんまりのんびりとは出来ないのが辛い。
 
 グランフォンドの時などもそうですが、単独で進むときと事なり、集団で進むときは他者のペースに引っ張られて自分の力以上に早く進めるようになりますが、反面先へ進むことが目的になってしまい、せっかくのコースを堪能できなくなってしまう傾向がありますね。


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【6時20分】
 おらがまち公園をこえて、おらが茶屋へ。

 大分空は明るくなってきました。


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 長い階段を下ったのち、最初の市街地である高倉台を歩きます。

 看板や、ボランティアさんに静かに歩くよう促されます。
 我々の体は既に戦闘モードですが、一般の人はまだ眠い目をこすっているくらいの時間帯です。

 物音を経てないよう静かに先を急ぎます。


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【6時半】
 しかし高倉台を抜けて、400階段の手前の歩道橋では大渋滞が発生していました。
 
 階段で詰まってしまっているのか・・・
 いやはやこれはすごいなぁ・・・


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【6時50分】
 ようやく400階段の渋滞を脱することが出来ました。

 う~ん、今日は淡路島の方は全く見えないなぁ・・・残念です。
 アウトドア活動で天気が悪いと本当に損した気持ちになりますね。


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【7時40分】
 その後も、【6時55分】栂尾山、【7時20分】横尾山と、行列の中で山頂を抜けた後、須磨アルプス手前の鎖場でまたもや大渋滞に巻き込まれて、行動食を食べつつのんびりと歩を進めて、ようやく須磨アルプスにたどり着くことが出来ました。
 
 相変わらずの見事な岩肌の光景ですが、人が多すぎてあまり風情が無いなこれは。

 前回じっくりと堪能したので、今日は立ち止まらずにさっさと先へと急ぎます。
 

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 その後は再び妙法寺から高取神社へと向かう市街地を進み・・・

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【8時50分】
 高取山へ。

 やっぱり行列に乗って歩いているため、山頂へ進む気にはならずさっさと次へと進む事にします。
 淡々としています。


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【9時半】
 長い坂の市街地を抜けて、鵯越駅へ。

 少し人がばらけてきたように感じます。


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【9時45分】
 菊水山の入り口へ。

 これを登ればようやく第一チェックポイントです。
 前回はこの菊水山の階段とハンガーノックの組み合わせにかなり苦しめられましたが、今回は充分な食料を持参しており、腹具合はばっちりです。


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【10時25分】
 やはり急な黒いプラ階段で、渋滞に巻き込まれて時間がかかりましたが、かえって私自身は疲労を感じることも無く、菊水山チェックポイントへ到着することが出来ました。

 しかし、たどり着いても鉄塔の傍の休憩ポイントには人が群がっている上、視界も悪いし疲れも無いからとやはりさっさと先へと進みます。
 う~ん。 

 この淡々とした歩みは、麻耶山掬星台を越えて、完全に人がばらけ始めるまで続くのでした。


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【10時50分】
 その後天王吊橋を越え・・・


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【11時35分】
 大龍寺にて特別設置された自販機でぬるいコーラ…を飲みつつ休憩した後、再び歩きだし。

 
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【11時50分】
 市ケ原へ。

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【12時】
 そしてついに麻耶山への取り付きにたどり着きました。

 前回はここでも大変な時間のロスをしてしまったのですが、今回は雨に打たれて湿りつつも身体には力も感じられて体調は良好です。

 人もばらけて進みやすくなっており、リベンジ開始です。


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【12時55分】
 中々に長い麻耶山への道程をようやく終えて、第2チェックポイントである掬星台へとたどり着きました。
 入り口からここまで50分か・・・

 それでも前回は空腹で足が全く動かず、1時間15分ほどかかってしまいましたから、まあ満足のいくタイムです。
 
 無事に雪辱を果たしたぞ。やはり前回の記録は本当の私ではなかった(笑)

 わざわざここまで来たかいがあったというものです。


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 掬星台の広場では、ボランティアの方によりホットレモンが振る舞われていました。

 雨に打たれて湿った身体に、暖かい酸味が染み渡ります。

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 しかし景色は残念な限り。

 この日は4月に眺めたような、ここからのあの美しい神戸の景色は低い雲におおわれて欠片も眺めることは出来ませんでした。


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【14時】
 長い六甲全山縦走も折り返しを過ぎましたが、ここからは端折って行きます。

 掬星台を立ち、アゴニー坂を下り、オルテ・ド・マヤ前を通り、三国池、三国岩をショートカットするルートを進んで丁字ケ辻交差点へたどり着きます。

 どうやら表六甲ドライブウェイは工事中で通行止めだったようで、心なしか交通量も少ないようです。


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 淡々と進んでいると、レストランや、郵便局などの観光ポイントにこの小さな電気自動車が度々陳列されている事に気が付きました。

 なんだこれは?可愛いな。

 まじまじと眺めたり、写真を撮ったりしていたら、お兄さんが

 『乗り込んでも良いですよ~。触ってみてください』

 とのこと。


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 ガルウイングのドアを潜れば、シンプルなコクピットが。
 簡単だなぁ。遊園地のゴーカートの様だ。

 前ひとり、後ろ一人の二人乗りの電気自動車で『ウリボー(URIBO)』というそうです。

 六甲の観光地をこれで自由に観光できるのだそうな。
 こんな可愛らしい外観で、MAX80キロも出るのだそうな。 
 凄い。運転してみたい。

 車というより、バイクの強化版のような感じですね。 

 こんなん運転して観光地巡りを出来たら面白いだろうなぁ。
 子供もよろこびそう。 

 デザインも良いし、ちょっと家に欲しいくらいです。


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 カラーリングも豊富で、様々なカラーが停車していました。

 いいなぁ~。
 自分専用の気にいったカラーにして乗り回したい。


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 と、汗と雨にまみれた39歳が、しばらくウリボーにまとわりついた後、六甲記念台ガイドハウスそばの郵便局で、またまたボランティアさんたちが甘酒を振る舞ってくれました。

 ありがたい事です。


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 熱い甘酒が、雨で濡れてしまって動いていないとすぐに冷えていく体に染み渡る・・・

 普段は飲みたいとも思わないのになんて美味しく感じるのでしょう。


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 その後は六甲小学校前を過ぎ、ゴルフ場のネットの中を潜り抜けて・・・


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【14時40分】
 六甲ガーデンテラスへ。

 しかし、春にやって来た時と異なり、何だかお客さんも少なく閑散としています。
 雨も降っているし、もう季節じゃないのかな?

 さあ、後は六甲最高峰を目指して、長い下りを進むのみです。


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 その後は六甲上道路を真っ直ぐ通過する人々を横目にしながら、あくまで六甲山最高峰を目指して愚直に縦走路を進み、遂に再び六甲最高峰にたどり着きました。


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【15時15分】
 早朝に須磨海浜公園を出発してから早9時間半。

 ようやく六甲山系最高峰、標高931メートル六甲山の山頂へたどり着きました。

 しかし、天候のせいもあるでしょうが、びっくりするほど誰も登ってこないな。

 殆どの人は山頂を通らずに先へと進んで行っているのでしょうね。


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 下山開始。

 雲に包まれて、な~んも見えねえ(笑)

 確かに登ってもしょうがないという気持ちもよくわかる。


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 そして、六甲山から下山した道のすぐ下。

 一見茶屋を過ぎた先の最終チェックポイントの受付を済ませます。

 やれやれ、残すはあと14キロ。

 前回より2時間は早いペースで進めているので、12時間台でゴールできないかな?


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 その後、鉢巻山の入り口は車によってふさがれていたため、素直にトンネルを通って東六甲分岐点を目指します。

 霧に包まれたトンネルの輝きが、とても幻想的です。。。


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 東六甲分岐点を過ぎて、太平山へ向かうラストスパートのトレイルへ突入します。

 この辺りまで来るとさらに人はばらけて、視界に全く人がいない時間もでてきたりと、縦走者たちの隊列が広がってかなりの幅になっていたものと思われます。
 

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【16時半】
 太平山も越えて、棚越新道の手前の急な石段では、次第に暗くなる周囲帯に合わせて電灯までが灯されていました。

 有り難いし、これは幻想的で綺麗だ・・・


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 そして、前回美しい夜景を眺めることが出来た展望スポットにも立ち寄りました。

 今回はペースも早く、明るいうちに辿り着くことが出来ましたが、明るすぎてあの美しい夜景の景色は見る影もありません。

 何だかもったいないことをしてしまった気がする。
 
 早く進みたい気持ちと、日中の余りの展望の悪さから、せめてあの素晴らしかった夜景くらいは見ておきたかったという後悔の念が入り乱れて複雑な気持ちです。

 中途半端なタイムアタックなどしてもしょうがないから、いくら人に抜かされてものんびり時間内に歩けばいいやという心の余裕があればいいんですけが、正直一人で参加していては気が急いて難しいですね。
 
 連れでもいればそんな気持ちになるかもしれませんが、こんなスケジュールに付き合ってくれそうな知り合いはいないなぁ・・・


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【17時10分】
 ついに全てのトレイルを終え、塩尾寺に辿り着きました。

 周囲の闇はすっかりと深みを増してきており、ライトなしでは歩きにくいようになりました。

 が、ここまでくればもう何も慌てることはありません。
 急ぐ気力も無く、痛む足を引きずりつつ、トボトボとゴールを目指して歩き続けるのみです。


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 宝塚の夜景が視界に広がります。

 まだちょっと明るくて、闇の深みが足りないけれども充分に美しい。。。


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 そして市街地へ。

 あと少しだ。。。


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 ここを右折すればゴール。

 と、その前に角のローソンで祝杯用のビールを買っていきます。


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 ゴールである湯本台広場が見えました。

 ああ・・・やっとここまで来た。
 長い一日だった・・・


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【17時40分】
 ついにゴール!!

 やったぞ~!!
 
 受付を行い、参加賞を頂きます。
 富山からの参加は珍しかったせいか受付の方に声をかけられました。

 そうか・・・今回私は完全なアウェイの人なんだな・・・

 グランフォンドも富山と糸魚川といったほぼ地元くらいのイベントしか参加したことが無かったので不思議な感じです。

 しかし、見知らぬ地で、こうしてゴールで誰かが待っていてくれるというのは、単独でやり遂げたときとは異なる実に良い気分です。

 そして、早朝に須磨浦公園をスタートしてから丁度12時間が経過していました。 
 
 12時間を切ることは出来ませんでしたが、悪コンディションの中、序盤の渋滞を乗り越えつつ前回の単独行よりも2時間半タイムを短縮することが出来、前回の不本意なタイムを塗り替えることが出来た、自分の中での面目躍如と言ったところですね。

 
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 そして、祝杯!!

 『六甲全山縦走に乾杯!!』

 疲れ切った身体にビールが最高に美味い!!


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 その後、続々とゴールする縦走者たちを尻目に阪急宝塚駅を目指します。

 宝塚大劇場が川の向こうに見ることが出来ます。
 いつか明るいうちに見てみたいものです(笑


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 阪急宝塚駅の前では、甲子園大学の生徒さんたちが、ぜんざいやしょうが湯の振る舞いを行っていました。

 ・・・まだ私の半分くらいの年齢だろうに。
 地域の為、縦走者の為か、感心だなぁ・・・

 暖かい振る舞いを頂いて、テントでお土産を購入し、暖かい気持ちのまま神戸の宿へと帰路に就いたのでした。

 やはりイベントに参加するというのは、窮屈なことも有るけれども、ボランティアさんや、運営の方々の尽力を感じとれると、それ以上に楽しい。

 今回初参加した、六甲全山縦走大会は、残念ながら一日雨の降り続く今一つの天候となってしまいましたが、ぜひもう一度澄み渡るような晴天の時に挑戦できたならばと思います。

 せっかくの大イベント。

 雨天だった辛い思い出を最後しにて、塗りつぶしたくはないですね。


『以下エピローグ』


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 翌日は嫌がらせのような快晴
 なんなんだかな~


 和田岬駅まで移動し、三菱重工神戸造船場を眺めていきます。
 なんて大きな工場なんだ。  


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 そして背後には、ビルの陰に隠れつつも広がる六甲山脈たち。

 かつて加藤文太郎が、前述の造船場に勤めていたころは遮るものも無く、くっきりと山々の姿が見て摂れていたのでしょうね・・・

 六甲全山縦走か・・・来年はどうしようかな・・・

 富山から神戸まで余りにも遠く、簡単に行けない距離ですからね。

 今後一年じっくり考えてみますかね。 
 

それでは今回はこのへんで

OKI

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