2015-07

大日岳~奥大日岳縦走へ

 25日(土)は久しぶりにして、今年初のアルプスを目指して、今まで行ってそうで行っていなかった標高2,501メートル【大日岳】から【中大日岳(2,500m)】を経て、本日最高峰【奥大日岳(2,611m)】を縦走してきました。
 
 2500メートル越えの山々の中でも、平野側から判りやすい位置にありながら、何と無く今まで行っていなかった大日岳。
今回は、その大日連山を纏めて踏破して室堂へ向けて帰って来ました。



 そんな今回のおおよその道程。
 
 全体でおよそ15キロの道程にして、標準コースタイムで11時間半の行程となりますが、まずは称名駐車場から大日岳まで8キロの道程を、1,500メートルの標高差を稼がなくてはならない急登の連続する中々に厳しい道のりです。

 しかし、弥陀ヶ原に並ぶ高層湿原である大日平を経由しての、快晴の大日岳からの展望は誠に素晴らしい道のりでした。

 それではスタートです。

 
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【5時半】
 今朝の大日連山。
 
 一番平野側から視認しやすい高峰大日岳は、この角度から見ると綺麗な三角をしています。
 朝方は雲がかかっていましたが、縦走中の午前中は雲一つない素晴らしい道程となりました。 


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【6時40分】
 称名滝の駐車場より10分ほど歩き、大日岳への登山道へと足を踏み入れます。
 さあ行くぞ!!
 ここからまずは大日平まではおよそ4.5キロ、さらに大日岳までは8キロほどの道程と思われます。

 なお、やはり晴天が予想される夏の週末の為か、駐車場はびっくりするほど多くの登山客で賑わっていました。
 八郎坂は今は登れないはずだから、あの人たちみんな大日岳方面へ行くんだろうね・・・


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 登山道の出だしは、称名川をはさんだ対岸の八郎坂よりも優しい道のりで始まりますが、のちに直ぐに急登が始まります。
 
 途中途中に、ベンチなども置かれていたりと快適な道のりです。
 その後【7時10分】には猿ケ馬場の広場も過ぎます。


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 そして、全体的に良く整備されており、人口の階段やロープや梯子がしっかりと備え付けられた、やはり立山へと繋がるメジャーなルートなのであると感じる道のりでした。
 
 しかし、急登が始まってすぐに足の重たさに苦しめられます。足が上がらない・・・
 どうやら東京400キロと、岐阜250キロの疲労が抜けきっていないのかもしれません。
 回復が遅い、これが加齢か・・・(笑) 
 
  
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【7時25分】
 左右の切りたった馬ノ首を越えていきます。

 もっと道が細い危険な道なのかと思いましたが、十分な広さがありました。


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 その後、7時半に大日平へ繋がる木道へ入り、広い大日平を歩き続けます。


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 振り返る大日平。
 
 緑の草原の中に走る木道が美しい・・・
 青空と海と富山平野が良く見えます。


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【8時】
 30分ほど大日平を歩き、大日平山荘へ。
 何人かがテラスで休憩していますが、山荘は人気が無く、ひっそりとしています。
  
 軽く身づくろいをしてさっさと先を急ぐこととします。


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 自販機にビールが・・・
 もう結構いい汗かいたから飲みたいなぁ(笑)
 

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 出発しようと小屋の裏手を見れば、不動滝まで30秒の文字が・・・

 何だろう?
 

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 不動滝を一望する展望台より。
 
 なるほど。
 称名滝以外にもこんなに立派な渓谷があったのか・・・凄いな。


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【8時10分】
 そして再び大日平の木道を通って、大日岳への道程を再開します。

 天候もどんどん良くなり、山方向の雲も消えていきました。
 美しい広大な草原と緑の山の光景はため息が出んばかりです。


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 木道脇に群生するワタスゲに目を引かれます。
 どうしてこんな植物が生えているのか。不思議だなぁ。


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【8時15分】
 木道が終了し、水場から沢伝いの急登へと繋がる手前の沢へ。

 ここが紛らわしく、ロープに沿って沢を直進しそうになりますが、良く見ると岩に消えかかった黄色い×印が。

 道はどこだ?と探すと、ロープの途中で左折する登山道を見つけます。
 いやあ紛らわしい。


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【8時45分】
 ようやく水場へ到着です。
 水がなみなみと流れる綺麗な沢があり、とても冷たい水を頭からかぶり、そしてがぶ飲みしリフレッシュできました。

 美味い。
 今日も下界は30℃を軽く超える猛暑日であり、ここ標高2,000mは有る登山道でも、日差しの暑さに苦しめられていたので生き返りました。 


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 その後は沢に沿って、再び急登が延々と続く苦しい道のりとなります。

 何度も沢をジグザグに渡って登って行くので、ルートを見失わないように気を付けて登って行きます。


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 ちょっと一息入れて振り返って、今日歩いた大日平と大日平山荘を見下ろします。
 
 随分と高くまで上がってきたことを実感しますね。


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【9時22分】
 鏡岩へ。
 青みがかった非常に大きな岩です!!

 ローソク岩は・・・どれだったのかな?
 気が付かなかった。
 

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 もう大日岳の山頂が見えてきていますが、ここからがなかなかに遠い。
 
 急登は終わりとなり、大分傾斜は緩くなっていますが、足が大方終わってきており、苦しい歩みを強いられます。
 

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【9時50分】
 大日小屋前の広場へとと到着です。多くの人で賑わっています。
 
 そして、大日岳の稜線へと出たことにより風通しが良くなり、高所ならではの冷えた涼しい風に一気にクールダウンすることが出来ました。気持ちいい。


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 そして、一気に視界も開けます。

 真正面には剱岳がその鋭い姿を見せてくれていました。
 
 この角度から見た剱岳も初めてですが、今まで見た姿の中で一番鋭く見えます。

 なるほど、昔の人はこれを見て針の山になぞらえていたのですね。


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 さて、大日岳山頂へ向けて出発します。

 これまでの木々に覆われた登山道から一変して高山帯の光景へと変わりました。
 良いねえ。
 こういうところを歩きたくて今日ここまでやって来たのです。
 
 時折雪渓を歩きながら山頂を目指します。


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【10時5分】
 標高2,501m、大日岳山頂へ

 出発よりおよそ3時間半。中々に厳しい道程でした。

 白い岩がむき出しの、あまり広くは無い山頂ですが、20人以上の登山者達が思い思いに山頂を楽しんでいます。

 
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 そして、大日岳は展望が素晴らしい。
 
 早月川方面。
 青い空と青い海と平野部のコントラストが素晴らしい。
 いつもはあの平野部からこの山頂を眺めているのですから不思議な気分です。


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 富山平野方面。
 
 正面に5月に登った大辻山をはるか下に見下ろす気持の良い光景です。


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 視界の遥か先には白山もまるで空の中に浮かんでいるかのように見ることが出来ました。


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 そして薬師岳

 相変わらず大きくて美しい。


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 そして今日のこの後の進行方向である奥大日岳と、立山方面。
 
 こうしてみるとまだまだ結構遠いですね。

 立山はこの後ずっと眺めつつあるくことになりますが、一日山頂に雲がかかっており、今日は大日方面で大正解でした。


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 そして、剱岳にその後ろには白馬方面の山々も顔を覗かせていました。
 

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 また、今回初使用した新スマホ。
 トルクのG02の高度計も自宅からの修正なしでの計測でしたが、中々良い線行っており満足のいくものでした。

 AUの電波が届かないのは残念なところですが。


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 少し休んだところで、どんどん人が登ってくるために下山することとしました。

 山頂付近は下界から見ていたのと同様に綺麗な三角形をしています。


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【10時半】
 大日小屋の前のベンチでパンなどを食べて小休止します。
 
 日差しは強いですが、風が涼しくて気持ちいい。


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【10時45分】
 そして、再び奥大日岳、そして室堂へ向けて歩き始めます。

 ここからはアップダウンもかなりあって疲労した足には厳しいながらも、主に稜線に沿って歩くことのできる気持の良い道のりです。


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【10時55分】
 あっという間に標高2,500m、中大日岳山頂へ。

 這松に覆われた中にひっそりとある山頂の為、気が付かずに通り過ぎてしまいそうになりました。


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 そして2,500mの高所にある木道を通って、七福園と呼ばれる場所へと向かいます。


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【11時】
 七福園に到着。

 なるほど美しい庭園のような場所です。
 しかしながら、大きな岩がゴロゴロする中を、岩伝いに進むアスレチックな道です。


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 そして岩室。

 かつての修験者たちの修行の場で、お札が備えられているのだそうな。
 全然気が付かなかった。


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 七福園を越えてもまだまだ先は長い。

 奥大日岳へと砂がる緑の稜線に走る白い道筋がくっきりと見えます。
 

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 そして、奥大日へと続くこの道のりには鎖場有、鉄梯子有の中々にスリリングで急な登下降もあり、油断すると危険な個所もある道のりでもあります。


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 しかし、そんな中でも右手にアルペンルートを眺めながら見る切りたった渓谷と、その先に構える立山達高山が組み合わさった光景はまさに自然の作り上げた芸術品と言える光景です。

 いやあ素晴らしいね。


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 また、道は進むにしたがって組成を変えていくようで、奥大日岳に近づくにしたがって岩混じりの道程へと変化して言った様に感じます。


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 そして、ようやく奥大日岳のピークが見えてきました。

 山頂には登山者の姿も見えています。


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【12時15分】
 最後の鎖場を登り、ようやく標高2,611m、奥大日岳山頂へと到着しました。
 
 出発からおよそ6時間半。
 中々にハードな道程でした。

 大日岳同様に、狭い山頂では昼食時の為か多くの登山者が調理などにいそしんでいました。

 なお、この頃には雲が増えだして、展望は今一つの状態となっており、空腹感も無いため速やかに室堂を目指して出発することとします。


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 奥大日岳からは基本下り基調となり、軽やかに歩を進めます。

 また、雷鳥沢や、室堂周辺の宿泊客と思われる多くの登山者ともすれ違うようになり、随分とににぎやかしくなってきました。


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 しかし以外に長い雷鳥沢までの道程。

 見えているのになかなかたどり着かないもどかしさ。
 思った以上に時間がかかります。


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【13時45分】 
 たっぷり1時間半かかって、ようやく雷鳥沢にたどり着きました。
 
 今日明日と晴天が続く天気予報のためか多くのテントで賑わっています。
 いいなぁ。今年もどこかテン泊に行きたいな。
 
 
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【14時20分】
 スタートからおよそ7時間半。
 
 最後の難所である雷鳥坂の石畳を越え、目や鼻につく地獄谷の硫化水素の攻撃にも耐え、ようやく室道ターミナルへとたどり着きました。
 疲れた~。もう足が攣りそうです。
 
 しかしなるほど、頑張れば大日岳を回ってアルペンルートを下って八郎坂から称名へと一周出来なくはない道のりです。

 しかし当然今日はそんな元気は無く、ここからはバスに乗って立山駅へ下った後、称名探訪バスに乗って車を停めた称名滝駐車場へと戻ったのでした(笑)

 さて、今年初の高山は自転車の疲労が残った中での登山となりましたが、高山帯の美しさと登山の苦しみを満喫できた一日となりました。
 梅雨も明けたし、今後も益々のアウトドアシーズンを満喫したいですね。


 それでは今回はこのへんで。
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テーマ:山登り - ジャンル:趣味・実用

国道156号を走破せよ 【富山~岐阜サイクリング】

 さて、この連休は本来であれば、アルボルさんやあらくにさんと能登半島へ出かけていたはずだったのですが、丁度台風11号の直撃によって、あえなく頓挫してしまいました。

 なんてこったい。。。
 
 しかし高まった走りたい欲求は止められません。
 加えて、あらくにさんも新しいロードに加えて輪行袋も買って、ちょっと遠出がしたくてしょうがないようです。
 
 ならば、台風が過ぎ去った連休の中日である7月19日(日)に、【国道156号】を富山から岐阜県まで走り切ってみることとしましょうか。

【国道156号】
起点 : 岐阜市(茜部本郷交差点=国道21号上、国道22号・国道157号・国道248号終点)
終点 : 高岡市(四屋交差点=国道8号交点)
路線延長:213.3 km(実延長210.5 km、現道210.3 km)
岐阜県・富山県に跨る山間部は、庄川の谷の斜面を削って道を付けた区間で、かつては道幅が狭く大変危険だったため、路線番号にかけて「(谷に落ちたら)イチコロ線」と揶揄された。
(出典:Wikipedia)

とのこと。
中々の事が書いてありますが、東海北陸道が開通してからは156号の交通量はかなり減少し、中でも大型トラックなどもかなり減っているはずです。


 
そして今回のルート。
  
 これまで走った富山を起点とする国道を利用した道程の中で、残された最後の大物とも言える『国道156号』
 自宅からの道程を含めても250キロちょっとと言ったところでしょう。

 いつか行こうと思っていた道のりであり、つい先週富山から東京までのサイクリングをやり遂げたばかりで、まだ疲れも完全に癒えてはいないところでしたが、珍しく相棒もいる事ですのでタイミングも良いですね。
 
 たかが250キロ。サクッと挑戦することとします。

それではスタートです。


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【2時45分】
 深夜の国道8号線を、自宅を出発し30数キロをおよそ1時間ちょっとで。
 
 日曜の夜であり、交通量も少なめの国道8号線をひた走り、今回のスタート地点であり、国道156号終点でもある高岡市四屋交差点に到着しました。

 ここから高岡市街を抜けて、あらくにさんとの合流地点である道の駅庄川へとナイトランを行います。


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 深夜の高岡市中心部を走り抜けます。

 交通量も少なく、また人通りも殆どなく、独占状態です。


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【3時45分】
 高岡市を抜けて、砺波市に入って岐阜まで200キロ。
 
 ここで予定より早く集合地点に着きそうであったためあらくにさんに連絡を行います。


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【4時】
 待ち合わせ地点の、道の駅庄川に到着。
 国道156号走破の旅、スタートより24キロ地点。

 まだ空は暗いですが、ここから30分ほどであっという間に明るくなっていきます。

 あらくにさんを待ちつつ、向かいのコンビニで補給を行います。


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【4時25分】
 あらくにさんと合流し、準備を済ませていよいよ岐阜へとおよそ200キロ弱の道程をスタートします。

 しかし、この国道走破の旅に相棒が出来るとは思ってもいませんでした。
 一人で走るのもそれはそれで楽しいのですが、連れがいるとまた違った楽しさがあります。

 今回の国道走破の旅は、楽しい道のりになりそうです。


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 さあ、空も白み始めたころ、いよいよ国道156号を岐阜県境へ向けて、平村方面へと走り始めます。


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 この156号も、41号線と同様に峡谷の合間を縫って走るような道程が多く有るため、狭い道のりの中に多くの洞門、トンネルを抱える厄介な道のりでありました。
 
 しかし・・・


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 また、国道156号は、同じく富山と東海地方をつなぐ41号線と比べて、交通量は東海北陸道の開通により減少して比較的走り易く、また庄川、そして岐阜に入れば長良川の流域に沿って走るその景色の美しさは41号線を上回る道程でした。

 飛越合掌ラインとも名づけられたこの道のりは、どこまでも川や峡谷に沿った美しい道のりであり、サイクリングを行うにはもってこいの道程でもあります。


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 平村へと渡る吊橋。

 人口密度に不釣り合いなほどの立派な橋や、道が有るのもこの道のりの特徴と言えるかもしれません。
 当然整備された道は自転車でも走り易く、快適です。
 

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【5時50分】
 いつもグランフォンド富山で走るコースを逆走し、『旧平村』へと到着します。

 ここからは自転車で走った事のない区間へと入るため楽しみです。
 

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【6時】
 旧上平村の五箇山へと到着します。

 人気の少ない156号ですが、かつての上平村の集落に予想以上に街並みがあることに正直驚きます。


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 そして、この156号は世界遺産にもなった、合掌造り家屋を有する集落が連続する区間でもあります。
 
 合掌造りは白川郷が有名ですが、他にもここ五箇山や、またグランフォンド富山のエイドにもなっている相倉、そして次に向かう菅沼と、盛り沢山な道のりです。


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 しかし美しい。
 
 この日は天気は悪くは無い、と言った程度の天気予報の中、雨に降られるのを覚悟の上での出発でしたが、午前中はあちこちに作られたダム湖に映る自然豊かな山々の姿と霧がかった湖畔を眺められる感動すら覚える光景が行く先々で見られました。


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【6時15分】
 もう一つの合掌集落、菅沼集落へ。
 
 合掌集落もさることながら、この山間の集落に有って立派な駐車場などが整備されて観光地化されていることが非常に驚きでした。
 身体の都合の悪い方用にエレベーターまで有るようです。
 凄いな。。。


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【6時半】
 およそ61キロ地点。
 ダカンボースキー場前の道の駅上平で、この旅始めての休憩を取ります。

 当然店などは営業しておりませんが、自販機でジュースを買ったりして一息入れます。
 なお、駐車場には、車中泊をしたと思われる車が幾台か泊っていたりしていました。
 やはり連休のアウトドアシーズンなのでしょうね。


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【6時48分】
 そしていよいよこの先橋を渡るごとに県境をまたぐと言う不思議な『飛越七橋』
 
 最初の、まずは富山県の、パープル色の『楮橋』に入りました。


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 その途中の看板で、岐阜まであと156キロの表示を見つけます。

 国道156号とかけたしゃれっ気の有る看板で癒されますね。


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【6時50分】
 2本目、ブルーの『火の川原橋』を渡り岐阜県へ


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【6時51分】
 3本目、スカイブルーの『宮川原橋』より富山県へ


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【6時52分】
 4本目、グリーンの『小白川橋』より岐阜県へ


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【6時55分】
 5本目、イエローの『成出橋』より富山県へ


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【6時56分】
 6本目、オレンジの『飛越橋』より岐阜県へ


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【6時58分】
 7本目、ラストのクリーム色の『合掌大橋』手前でまずは富山に入り。。。


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 橋を渡りきったところで今度こそ『岐阜県』に入りました。

 中々に面白い道のりです。
 ブログには載せ切れていませんが、峡谷沿いのこの道のりは、景色も素晴らしく、先を急いで渡るのが勿体ないほどの道程です。


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 その後は、岐阜の山間地を抜けるトンネルを幾つか抜けていくこととなります。

 この道のりは、この先の山間部も、また岐阜市街に近づいても多くのトンネルが待ちかまえておりますが、どれも歩道等の無い狭いトンネルであり、交通量の少ないこの区間は涼しい快適な道のりですが、交通量が増えるに従い神経を使う箇所も多くなっていきます。


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 しかし、トンネルを抜ければ、そこには絶景が待っています。

 この道のり、午前中の岐阜北部までは誠に良い天気に恵まれた最高のサイクリングだったのでした。


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 その後、観光客で賑わう前の白川郷を無事に抜けて、更に先へと進みます。
   
 白川郷より先は、昔MTBでウイングヒルズ白鳥へダウンヒルを楽しみに行った際に通ったことも有る道のりであり、懐かしさ半分で通り過ぎます。


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【8時15分】
 平瀬温泉街を越えて、御母衣ダムの手前、およそ90キロ地点の『飛騨白山』で休憩します。

 ここもまだ開店前でしたが、綺麗なトイレと、足湯が印象的な場所でした。
 足湯に入ってみたかったところですが、速やかに先を急ぎます。


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【8時55分】
 今日のハイライトの一つ、御母衣ダムを眺めつつ、ダムの上までの登坂出発地点へとたどり着きました。
 
 人口密度の少ないこの山間の中に突如として現れるこのダムの威容は中々のものです。
 

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 そしてここからは、富山と飛騨を分ける分水嶺に向かって登り区間が本格化し始めるところでもあります。

 山肌に見えるスノーシェードを見ながら登坂を開始します。


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【9時10分】
 無事に、御母衣ダムの上より下流を眺めます。
 
 まずは一つの山場を越えました。


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 そして、この御母衣ダムはここまでのダム湖の中でも群を抜いて大きな雄大なダム湖です。

 はるか先まで広がる湖の景色には心を打たれます。


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 その後、次第に交通量も多くなる中、156号の名物である、極狭のトンネルをいくつも越えて、156号最高点を目指して先へと進みます。


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【10時半】
 およそ115キロ地点。
 もう道程の半分を過ぎました。
 
 御母衣ダムより、登り基調の道を進み、高山市を越えて、郡上市へと入ったところでポツポツと雨が降り始め、この道程の最高点である、ひるがの高原付近ではついに土砂降りの雨となり、途方に暮れつつも、久しぶりのコンビニで休憩し、おにぎりなどを食べて外の光景を眺めていました。

 止まないかな~
 まあ、止まないんですけれどね(笑)


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 いつまでも眺めていてもやむ気配も無く。
 意を決し出発してすぐに、日本海と太平洋を分ける『分水嶺』の有る、分水嶺公園へと辿り着きました。

 そんなのが有ったんだ。
 あらくにさんに指摘され無かったら気がつかなかったね。


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 公園内にはすぐに、まさしく分水嶺が。

 面白いなあ~。
 ここから流れた水がどちらに行くかによって日本海側か、太平洋側か決まるのです。

 ほんとに日本海まで流れ着くのか試してみたい気持ちになりますね。

 さて、そんな呑気なことを言う余裕も無い、先へと進みます。
 ここからは標高1,000メートル付近からの、土砂降りの中のダウンヒルとなります。


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 雨の中のダウンヒルは恐ろしいの一言に着きます。

 止まらないブレーキを慎重に扱いながら、交通量の多くなった156号を車に道を譲りつつ、ヘアピンカーブの連続する区間を命からがら下山していきます。 


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【11時20分】
 およそ130キロ地点にして、ひるがの高原から標高差400メートをやっとのことで駆け下り、道の駅白鳥で休憩します。
 土砂降りの雨の中、多くの車が停まっています。

 とくに補給がしたいわけでもありませんでしたが、余りに酷い雨の中をダウンヒルを行っているために、少し心の休憩が必要と思われました。
 

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 その後は、雨が降っていることを除けば、富山県側とさほど変わらないような光景が続いています。

 まあ、峡谷は流石にありませんが、長良川に沿って156号が続いていきます。


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【13時】
 ひたすら雨の中、白鳥、郡上市等までの長い長い道のりを走り抜け、日本のヘソ付近。
 美並村のサービスエリア付近のコンビニで休憩します。
 
 雨はまだ一向にやむ気配がありません。
 それでも、山を下りてきたことにより雨も冷たくなくなり、寒くは無くなったのが救いです。


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 途中、所々で嬌声がすると思ったら、長良川で川下りをしているようです。
 今日は水量も多いでしょうから楽しいでしょうね。

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【13時55分】
 そして、その後も156号は美濃市に入るまでは延々と長良川沿いを走り続けて、ようやく雨雲から抜け出すことが出来、レインウェアを脱ぐことが出来ました。

 暑かった~。
 今日も気温は30℃を越えるようです。
 下界に降りてからは、内側から汗で濡れるので、着ても着なくても変わらないなと思っていた所でした。
 

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【15時10分】
 雨が上がった途端にものすごく暑くなった上に、交通量も増えた狭い156号を、美濃市、関市と抜けていって、ようやく最終目的地である岐阜市に入りました。


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 岐阜市に入ってからは156号も多くの国道と同様にバイパス区間が現れたりし、迂回をよぎなくされたりと、進行を遅らせられます。
 まあ、それでも先週の東京までのバイパスを走る事に比べれば気楽なものです。 



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【15時55分】
 そして、いよいよ大詰め。
 国道21号との平行区間が見えてきました。
 
 ゴールまで3キロも無い、国道21号と合流したのちのバイパス区間は、岐阜市でも最大級の道路であり、まさに最後の難所とも言えます。
 

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 交差点を右折して岐阜駅方向へと向かいたいがために、歩道橋に入りましたが、どうやら使用されていない通路であった様です。
 鍵がかかった通路をよじ登って、歩道橋へ入ります。
 いやはや、国道一つ完走するのも楽ではありません。

 国道走破の旅に初めて付き合ったあらくにさんは、何でこんなことをしなくてはならないのかと疑問に思ったことでしょう(笑)


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 高架橋より見上げる国道21号バイパス。
 さあ、もう一息です。


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 当然21号バイパスは自転車通行禁止の為、基本側道を走ったり、途中の線路を迂回するために回り道をしたりと距離以上の時間を駆けさせられます。 
 
 そして、最後の側道を登りきれば・・・


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 見えた!!
 遂にこの旅の終点であり、国道156号起点でもある茜部本郷交差点が見えました!
 
 終点が見えると、ここまでの苦労や疲労もすっかり忘れて、テンションが上がってきますね。 
 

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【16時20分】
 そして遂に、国道156号起点『茜部本郷交差点』へとたどり着きました。

 終点である高岡からおよそ213キロ。
 13時間半をかけてここまでやってきました。

 自宅から数えれば250キロオーバーの15時間に及ぶ道程でしたが、これまで41号で名古屋、8号で新潟・京都、そして富山~東京と経験を積み上げてきた結果の為か、さほどの疲労感も無く辿り着くことが出来ました。

 今回が初の200キロサイクリングのあらくにさんも、思った以上に走れる自分に驚いていたようです。
 
 まあ、なんと言っても国道ですからね。
 走り易い場所を選んで道を作っているはずですので、グランフォンドなどとは比較にならないほど走り易いと思います。

 さて、富山から出発する国道サイクリングに残されていた最後のビッグルートもこれで終了です。
 何だか目標を喪失したようなもの寂しい気分ですね。
 
 次に向かいたい先が思いつかない。
 今度は何を目標にサイクリングをしようかな・・・
 新たな情熱の矛先が見つかると良いのですが・・・
 

 あとは岐阜駅まで走り、輪行して帰路へ着くのみとなりました。

 以下はこの旅のエピローグ。
 岐阜駅から特急しらさぎ&金沢から北陸新幹線に乗り継いで富山へ帰路につきます。


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【16時半】
 ものの10分程度で岐阜駅に到着です。
 

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 駅前で達成を喜び合います。

 やはり連れがいると、単独では味わうことのできない満足感が有られますね。
 その後、暑い暑い岐阜の駅前で輪行袋に自転車をしまって駅構内へと入りました。


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 駅に入ってトイレで着替えた後、一息ついたならば、まずはこれですね。

 岐阜に乾杯!!
 雨にも打たれた不安定な天気でしたが、後半はものすごく暑い一日でした。
 電車の待ち時間の間もアルコールが進んで止まりませんね(笑)
 

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 そして、ようやくやって来た特急しらさぎは、思っていた以上に混み合っていましたが、何とか最後尾の先に自転車を押しこむことに成功しました。

 しかし、狭く余り余裕のあるスペースではありません。
 この後に乗ることになる北陸新幹線の広さと比べると、雲泥の差ですね。

 この後、金沢にてあらくにさんと別れて、私は一路富山へと向かったのでした。

 この旅を終えたまさに翌日からは快晴が続き、北陸の梅雨明け宣言が成されたようです。
 もう一日ずれていればなぁ・・・

 残念な気持ちはありますが、悪天候の中を走る経験を積んでおくことも大事なことですからね。
 次の冒険へと活かしたいと思います。


 それでは今回はこのへんで

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富山~東京サイクリング【リトライ成功!!】

 さて、7月11日(土)3時から、12日(日)4時半にかけて、先週無様にも挫折した、富山~東京サイクリングに再度挑戦してきました。

 当初は梅雨明けまで待とうかと考えていましたが、この週末の天気は先週とは打って変わり、嫌がらせのような晴天となることを知り、いてもたってもいられなくなり再びの挑戦となりました。



 道のりは、大筋は前々回紹介のとおり、県道2号からやがて国道8号を走り、上越から国道18号に沿って長野~軽井沢へと抜けていって、碓氷峠を越えて国道17号に沿って走るルートです。

 途中、国道18号、17号のバイパス区間を迂回するために彷徨ったり、一転して川越バイパスに特攻したり、東京駅付近で迷ったりした以外はおおむねこの通りの道程でした。

 所要時間は何とか27時間以内の25時間半。
 総走行距離412キロに及ぶ長丁場となりましたが、何とか無事に達成することが出来ました。
 
 それでは長い一日のスタートです。


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【3時】
 先週と同様、ウェーブパーク滑川よりスタートします。

 やや肌寒く、星の一つも見えない雲が多い夜ながらも、先週とは打って変わって安定した気候の中で走れることを思うとかなり気が楽です。
 この先日が昇るにしたがって、天候は晴天へと変わって行くはずです。

 300キロオーバーの道のりは一昨年の国道8号の京都サイクリング以来です。
 気合を入れて、スタートします。


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 前回撤退を決意した早月川も今回は無事に越えていきます。

 今回は県道2号、60号を主体とした海沿いの道を使って県境を目指すこととします。


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 なお、魚津市へ向かう途中の幾つかの漁港は、漁に出る準備で活気づいており、この道の駅蜃気楼でも出航した船を迎え入れる準備で煌々と明かりがついていました。


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【4時50分】
 新潟県糸魚川市に入りました。

 信号や交通量の少ない道程を選んだつもりですが、やはり県境まで2時間近くかかってしまうな。
 まずは長い道のりの1県越えました。


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 その後、早朝でも何台もの大型トラックに追い越される、危険な親不知区間を走り、天険トンネルを迂回する親不知コミュニティロードから、青海八景を眺めます。
 朝焼けが眩しい。。。


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 そして、栂海新道登山口。
 昨年はお世話になりました。
 楽しくも厳しい道のりでした、

 そして今日の道程もそれ以上の苦難の道となることでしょうね。


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【5時50分】
 親不知を抜けて、糸魚川市街へと入りコンビニ休憩などを取ったりします。

 なお、今回は補給は全てコンビニで済ませ、空腹を感じる前にこまめにカロリーや、水分の補給を行います。

 そして何より塩分の補給を行いました。


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【6時半】
 糸魚川を国道8号に沿ってしばらく走った後、久比岐自転車道を通って上越市を目指します。
 
 ややアップダウンや道幅の狭いところもありますが、交通量の多く、路肩の狭い8号線で背後からの車に怯えることなく進めるのは、この先の道程の長さを思うと大きなメリットです。


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 海と山に挟まれた自転車道。

 かつての北陸本線の跡地に作られたというこの道はトンネルも有ったりと変化に富んで楽しい道のりです。
 その後【7時55分】に自転車道の終点を降り、以後しばらくすれば日本海ともお別れとなります。


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【8時10分】
 上越市を国道8号に沿って走り、国道18号との交点へ。
 そして長い長い、本州縦断へと旅経つこととなります。


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 上越市中心部近くの18号は、バイパス区間で非常に交通量が多く、当然自転車進入禁止の為、途中側道を走ったり、側道も無い部分では横目にバイパスを眺めつつ県道186号へ迂回したりしながら進みます。

 結果的にこの後もバイパスには苦しめられ、この旅は道程の長さもさることながら、バイパスとの戦いでもあったのでした。


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 それでも、市街地を離れると次第に交通量も減り、広い側道や路側帯により安心して走ることが出来るようになって行きます。

 正面に妙高山を眺めながら走る18号の、この上越~長野市に入るまでがこの旅で一番走り易く楽しいサイクリングで有ったかもしれません。


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 妙高へ向かうに従って緩やかに登って行きます。

 まずは長野県に入るまでが一勝負。
 標高700メートル程度まで登って行かなくてはなりません。

 朝方の曇り空は天気予報の通り吹き飛ばされて、快晴の太陽の下、暑い日差しに苦しめられながら登り続けます。
 
 途中サイクリング旅行と思われるいくつもの団体と擦れ違い、今日が絶好のサイクリング日和であることを実感しつつ自分のやっている行為について考えていました(笑)


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【11時10分】
 長い登り坂に苦しみつつ、ようやく長野県へと入りました。

 新潟に入ってから長かった~!!
 
 それでもこの新しい橋が出来たことによって相当楽に辿り着けるようになったそうです。


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 振り返れば先ほどからずっと並走してきた妙高山をやっと追い越したところでした。

 見事な山様です。
 いつかこの山にも登ってみたいものです。


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 そして下界を見下ろせば旧道が。

 風情の有る街並みですが、やはり立派な迂回路が出来てしまうと中々走る事は無いでしょうね。


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【11時25分】
 県境よりしばらくし、ちょっと18号から横道へ逸れて『野尻湖』へと寄り道します。
 
 快晴の野尻湖には多くの観光客が訪れていました。

 懐かしいなぁ・・・
 20年前に学生の頃、毎年冬に通りましたが、早朝でトイレ休憩だけの場所でした。

 
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 この光景見覚えがあるわ~。
 昔とあんまり変わっていないな。ちょっとうれしい再会でした。


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 18号に復帰した後は木々に囲まれた標高700メートル近い高原を走りつつも、ふとした時に景色を眺めれば素晴らしい光景が広がっていたりします。

 長野県は街や、山村と自然との融合がすごいな・・・
 何とも言われぬ見事な景色がこの後行く先々で見られました。


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【11時55分】
 標高667メートル飯綱町へ入ります。
 長野県の市町村境の看板には皆標高が入っていて面白いです。


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 そして長野市手前で標高300メートルほどの下り基調の道へと変わります。


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 ここからの光景も素晴らしい。
 
 山の中に街がある。
 まるで外国の街並みを見ているようです。

 長野ってすごい。


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【12時20分】
 標高451メートル地点で『長野市』へ入ります。
 しかし。。。

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 楽しかったサイクリングも長野市まで。

 以後の長野県の18号はずっと狭い路側帯と多い交通量によって、車道と歩道を行ったり来たりの走り難い道へとなってしまいます。
 二桁国道だからといて油断していたなぁ・・・走り難いことこの上ありません。
 ここまでのハイペースが一気に落ち込んで貯金が削り取られていきます。

 そして昼に差し掛かり気温の上昇が尋常では無くなってきました。

 暑くて判断力が低下していきます。
 その自覚のあるうちに、水分と塩分の補給をしっかり摂って先へと進みます。


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【14時15分】
 標高361メートル『千曲市』へ。
 暑さは相変わらずですが、この辺りまで来ると道は相変わらず狭いながらも交通量は大分減り走り易くなっていきます。

 しかし暑い・・・
 日のあたる部分は40度近くあるのではないでしょうか・・・


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【15時】
 出発から12時間経過。
 標高387メートル『坂城町』へ入ります。


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【15時20分】
 標高415メートル『上田市』へと入ります。
 などなど。
 次第に軽井沢高原に近づくに従いじわじわと高度を上げるために移動速度も遅くなり、焦ってきますね。


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 それでも、ようやく標識に最終目的地【東京】の文字が現れました。
 
 すでに道程の半分は走り切っています。
 後はこの数字を減らしていくのみです。


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【18時10分】
 その後幾つかの街を抜けて、コンビニ休憩などを鋏みつつ軽井沢へと入り、遂にこの旅の最高地点、標高1,003メートルに到達します。

 長かった・・・
 軽井沢は流石に一大観光地らしく多くの車や観光客、はたまたレンタサイクルが走っており、自分とは違う世界が進行していました。
 ・・・もう軽井沢で泊まって行こうか・・・
 
 などと一瞬弱気な気持ちが芽生えたりしますが、これで後は下り基調が中心となるはずです。
 碓井バイパスを走り、先を進みます。


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【19時】
 出発より16時間、250キロ以上を走り続けてようやく【群馬県】に突入です!!
 
 ついに関東(?)へと辿り着きました。
 暑さと登りと狭い道に苦しめられて、長野県から群馬まで8時間近くかかっています。
 長かった~

 そして、流石にこの時間は日も陰り始め、肌寒くさえ感じられるようになってきました。
 さあ、ここからは600メートル近くを下るダウンヒルの始まりです。

 
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【19時半】
 数キロに及ぶ8%の下りは速度が出過ぎて恐ろしかったのですが、途中リムを冷ましながら何とが無事に下山を完了しました。
 それにしても、群馬の山々は奇岩の様な変わったいでたちの物ばかりです。
 
 さて、夏至近い日の長いこの季節でしたが、ダウンヒルの途中、19時20分ごろには流石にライトを再び灯さなくては危険になってきました。
 ここからは朝まで、そして東京までナイトランが続きます。


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 また、思ったより早く到着するかと思いきや、東京まで130キロを切っていますが、これから人口密集地へと突入することも考えれば、実移動距離16キロ程度と考えてもまだ8時間はかかる道程です。

 正直走り出してから15時間以上が経過し、10分でもいいから眠りたい気持がありましたが、先を急ぐこととします。


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 しかし、すっかり夜となりましたが、18号は車通りも多く途中立派なバイパス区間も有ったりと、快適に走れるとは言い難い状態です。
 高崎市へ向かう途中、安中バイパスを迂回するために26号線に迂回したりと、中々ペースが上がりません。

 また、長野県の小諸市でもそうでしたが、ここ安中でも祭りが行なわれてをり、夏らしい風情を感じつつ走ることが出来ました。


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【21時10分】
 そして、長野からずっと看板に表示されてきた高崎市。
 ようやくその『高崎市』へとたどり着きました。


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 しかし、高崎市に入った後、18号から17号へと合流した後は、これまでよりも更に高速然とした、都会的なバイパス区間の始まりとなり、暗闇の中、迂回どころか進行方向を見つけること自体苦労するような場所もあり、疲労した心身を更に追い込まれした。


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【21時30分】
 17号バイパスを迂回しながら牛歩で先を進みますが、出発より18時間半、300キロ近くが経過し、余りの眠さに耐えかねて『高崎城址公園』の車いす用トイレで仮眠を取ることとしました。
 
 しかし、ものの5分程度で何やら若者たちが公園内で全力ダッシュの練習を始めたため、おちおち寝ることもできずに再出発します。
 元気だなぁ・・・少し分けてくれよ。
 まあ、ほんの少しでも目を瞑って静かにしただけで結構スッキリしました。
 
 ライトの電池を交換して先へと進みます。


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 側道を進み続けて県道71号線との交点で富岡製糸場の案内も。

 いいなぁ。
 これが宿泊有りののんびりサイクリングだったら立ち寄ることもできたでしょうけどね。
 

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【22時25分】
 藤岡市手前でようやく東京まで101キロの文字。

 もう少しで100キロを切れる・・・


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【22時55分】
 遂に東京までの最後の通過点『埼玉県』に入りました。
 
 しかし、あまりの疲労に大した感慨も沸いてきません。
 事務的に写真を撮り、先へと進みます。


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【24時】
 ついに日が変わって日曜日となりました。
 
 当初の予定では迂回するはずだった熊谷バイパスを、交通量の少なさと、早くゴールしたい一心から走り続け、ようやく埼玉県熊谷市へと到着しました。
 
 計画ではここから荒川サイクリングロードへ行こうなどとのんきなことを言っていましたが、暗闇の中で見知らぬ土地の中を走り、目的地までルートロスをしない事で精一杯でありとてもそんな余裕はありません。

 それどころか、背後から時折迫る自家用車や大型トラックの轟音に怯えながら命からがら突き進んでおり、そんなことすっかり忘れていました(笑)


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【1時】
 ようやく背後の恐怖におびえ続けた熊谷バイパスが終了し、通常の17号と合流しました・・・
 
 既にこの時点で過去最高の350キロを優に走破しており、疲労はピークに達しておりました。
 二度と走らないぞこんな道程。


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 その後は16号との分岐点で大宮バイパスではなく、17号を市街地に沿って大宮へから東京へ向かいます。
 
 寝たいけど、寝る場所も無い。
 そして写真も、撮ったところでどこまでも同じような暗い市街地の写真が続くのみでした。 
 相変わらず道は狭いし、日曜の早朝深夜の市街地だと言うのにビュンビュン自家用車や、大型トラックが背後から追い抜いていきます。
 
 それでも感覚が鈍麻して来ているのか、余り恐怖を感じず、4つ着けたテールライトを頼りに淡々と走り続けます。
 
 途中余りの睡魔に耐えられず、閉店した店舗の駐車場の陰に隠れて少し目を瞑りますが、トラックの轟音で集中できず諦めて先を急ぎます。

 
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【3時】
 大宮市内に入ると、流石に交通量は少なくなり、大型トラックは鳴りを潜めて、タクシーが多く目につくようになりました。
 
 途中のコンビニで、ドリンクを一気飲みして睡魔を飛ばします。
 空腹感は有りますが、食べたく無いしもうゴールまで補給しなくともたどり着く距離のはずです。


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【3時半】
 出発から24時間半、380キロ以上を走破し、戸田橋を越えてついに【東京都】へとたどり着きました。

 もう本当に一息です。
 正直、高揚や達成感よりも、早く終わりたい気持ちの方が勝っていました。 


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 首都高沿いに17号を進みます。
 方向感覚が全くありません。

 都内は思ったよりもまだ交通量も多くなく快適に進むことが出来ました。


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【4時10分】
 すっかりと明るくなり、ライトを消して走ることが出来るようになりました。

 せっかくですので東京大学前で記念撮影を行います。


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 長い付き合いだった17号と別れて、分岐を御茶ノ水方面へ。


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【4時20分】 
 そして、皇居!

 私は初めて皇居を見ましたが、東京とは思えない程広々とした空間が広かっているのですね。
 眺めている間にも、ランナーが続々と走ってきます。

 さあ、ここが目的地ではありません。
 いよいよこの旅も残すところあとわずかとなりました。


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【4時半】
 着いた・・・
 
 東京駅は工事中の為かパーテーションが多く有り全体の姿を一望することが出来ませんでした。

 しかし、富山県を出発してから25時間半。
 総走行距離にして412キロの道程をついに走りきることに成功しました。

 当初は、前半があまりにもスムーズであったため、少し早く着きすぎるのでは無いかといった心配もしていたのですが、何の事は無い。
 着替えや輪行の準備を考えれば、思った以上に6時16分初の始発の北陸新幹線にぴったりの時間となりました。
 
 正直、この時は感動も感慨も殆どなく、やっとこれで終わったと言った気持ちで安心していました。

 もう東京観光も何もしたくない。
 さっさと輪行の準備を整えて、新幹線で帰りたい・・・(笑)

 なにはともあれ、悲願であった富山から東京までのサイクリング、無事に達成することが出来ました。

 さて、それではこの先はこの旅のエピローグ。
 新幹線に輪行して、帰路へと着きます。


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 さて、無事にチケットも買ってトイレの中で身体も拭いて着替えを済ませました。

 まずは当然これが無くては始まりません!!

 『東京に乾杯!!』
 時間はまだ朝の6時前ですが、今の私には最高のご褒美です。
 疲れ切った身体に染み渡ります。


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 そうこうしているうちに新幹線がやってきました。
 よもや富山ですら近くで見たことのなかった北陸新幹線を、東京で見ることとなろうとは(笑)


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 北陸新幹線は無事に最後尾の指定席を取ることが出来、車体も新品だけあって広く綺麗で、最後尾のシートの後ろには輪行袋に入った自転車を悠々と置くスペースが存在していました。

 これなら安心して輪行の旅に出かけることが出来ますね。 

 その後は、景色を眺めることも無く、ものの数分乗り心地を堪能しただけで富山までの2時間8分を爆睡してしまったのでした。
 車内販売で弁当でも食べようと思っていたのにな・・・

 さて、これにて長い長い東京までのサイクリングの記録も終了です。
 この気が遠くなるような道のりも、新幹線にかかってはあっという間ですね。

 今回の旅路はあくまで最後の大都市である、東京までの400キロの道程を27時間以内にノンストップで走り続ける大目標を掲げた旅でしたが、やり遂げた今もいま一つ期待していたほどの満足感が得られていません。

 私は距離がサイクリングの目的になってはつまらないと感じるタイプなんでしょうね。

 それでも27時間以内に400キロオーバーを走れることを証明して見せました。
 そしてこれ以上の距離を単独で走ることも無いでしょう。

 それでも不思議なもので、走っているときは二度と走る事は無いと思っていたこの道のりも、数日も経てば何だか忘れがたい思い出の道程と感じられる様になってくるのが不思議です。
 
 今後も600キロでも1,000キロでも超長距離を走りたいとは思いますが、もっと走り易くサイクリングの楽しさを存分に味わえるような道程を、250キロくらいずつで刻みながら楽しんで走ってみたいものです。 

 
 それでは今回はこのへんで

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遥かなる能登路へ向かって

 さて、日曜日は東京行きの目標も頓挫したため、一日ふて寝でもしていようかと思っていました。

 しかし朝、目が覚めて見れば思った以上天候も良く、アルボルさんやあらくにさんに誘われて、この夏予定している能登一周サイクリングの下見も合わせて、羽咋市までのサイクリングに急遽ご一緒することとしました。

 そうだな。こうして一日悶悶としていてもしょうがない。
 一つスッキリ走ってこよう。


P7051675.jpg
 集合。

 今回はあらくにさんも遂にカーボンロードを購入して、今日が初のサイクリングとなるために、かなり走りたい欲求が高まっているようです。
 気持ちは良くわかります(笑)
 
 ビアンキの黒。
 新105搭載で11速ですね。羨ましい・・・

 デザインもチェレステカラーが所々に配色されていてアクセントになっており、大人の男に相応しい渋い通好みの雰囲気が醸し出された良いバイクです。


P7051682.jpg
 さて、それでは羽咋市は千里浜を目標に、国道415号を目指してまずは氷見市へと海岸線を進みます。
 
 今日は雲は多いのですが、昨日と比較すれば雲泥の差の好天です。
 
 それにしても3人そろって走るのなんて久しぶりだなぁ・・・


P7051685.jpg
 途中、氷見市で昼食。
 牛屋という中々人気のある氷見牛のお店のようです。

 11時半頃の到着でしたが、開店と同時にあっという間に席が埋まって行きます。


P7051686.jpg
 注文したのは氷見牛ステーキ丼。

 柔らかい牛肉が美味しい。
 人気店だけあってお味も中々で、ボリュームもランチタイムのメニューの為頑張っています。


P7051690.jpg
 その後、腹ごしらえも済ませて、415号を走り、県境のスノーシェードを越えます。

 まずはアルボルさん。


P7051692.jpg
 続いてあらくにさん。

 パワー派で登りに強いあらくにさんも、走り込み不足に加えて、いきなりの新車でのヒルクライムは苦しいようです。


P7051695.jpg
 そして、無時に羽咋市へと到着し、オッサン3人で千里浜レストハウス前で記念撮影です。
 観光客も多く賑やかな休憩所で車の合間を縫って他の観光客の方に写真を撮っていただきました。

 しかし、皆さんこれで再来週の能登一周サイクリングの出だしの雰囲気がつかめたのではないでしょうか?

 思った以上に415号を超える程度は、あっという間のことだったことと思います。


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 そしていよいよ再来週に迫った、遥かなる能登路を眺めます。

 昨年は皆さん都合がつかず、私は勢いで単独で走ってしまった能登半島ですが、いよいよ11年ぶりの3人での能登半島サイクリングです。
 懐かしい。。。どうか晴天に恵まれますように。


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 さて、千里浜まで来たからにはやっぱりはまなすソフトですね。

 やっぱり、ほのかな花の風味がさっぱりして美味しい。


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 そして帰路へ。
 
 当初は宝達山ヒルクライムを予定していましたが、私が集合途中でビンディングシューズを忘れて出発時間を遅らせたりしたため、素直に471号を通って小矢部市へと帰路につきました。

 残念ではありますが、しかしこの471号も道程の行く先々に里山の広がると言った、景色は抜群な上に交通量も少なく充分にサイクリングを満喫できる良い道のりです。


P7051717_20150706215218bb3.jpg
 そして富山県へと帰り着きます。

 グランフォンド富山以来のロングライドとなったあらくにさんは結構苦しそうでした。


P7051719_20150706215217353.jpg
 その後、交通量の多い高岡市内を走り抜け、ゴール地点へ帰りつきました。
 
 この日の走行距離はおよそ100キロ。

 思っていた以上の爽快感溢れるサイクリングとなり、心身ともにリフレッシュすることが出来ました。

 東京サイクリングを挫折したのは無念の極みだったのですが、この日の孤独では無いサイクリングの楽しさと、次の能登一周サイクリングへの希望と期待感で心も満たされ、悶悶とした気持ちも塗りつぶされた、良い1日となりました。
 
 やはり、持つべきは良き友人ですね。


 それでは今回はこのへんで。

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富山~東京サイクリング【敗退】

本日予定していた富山~東京サイクリングは、悪天候のためあえなく挫折しました。

天候が悪いのは覚悟していましたが、それでも一応は挑戦するつもりで、深夜1時半に目を覚まし周囲の状況を確認すると、雷鳴と共に降り注ぐ豪雨の音が真っ先に聞こえてきました。。。

どうしようか迷いつつ、天気予報を眺めながら2時半まで待ち、雨が上がったところで出発を決意します。

しかし、無念です・・・


P7041674.jpg
【3時半】
 本来の出発時間を1時間半繰り下げて、スタート地点のウェーブパーク滑川へと到着します。

 深夜の豪雨も収まり、天気予報では日が昇るにしたがって、曇りながらも天候も小康状態になるものと思われました。
 しかし、当初予定していた海岸線のサイクリングロードは風が強く、やや内陸部分に向かって走ることにしました。


P7041675.jpg
 しかし、走り始めて10キロもしないうちに再び雨が降ってきました。

 しかも大粒のゲリラ豪雨並みの雨です。
 これは・・・・

 雨あるを覚悟していた自分も流石に鼻白むほどの勢いです。そして、7月の雨とは思えないほど冷たい雨です。

 レインウェアを着込む間に、あっという間にずぶ濡れになってしまいました。

 
P7041677.jpg
 早月川にたどり着きましたが、流石に今回は不可能と撤退を決定しました。

 大粒の雨は止むことなく降り続け、頭の上では雷光が走り、雷鳴が轟いています。
 
 これは無理だ・・・
 雨だけならまだしも、雷は身の危険を感じるし、何よりこんな天気で走っても全く楽しく無い。
 
 夏至の日の長い頃合いを狙っていたのですが、関東では更に大雨警報も出ているようですし、梅雨明けを待った方がよさそうですね。
 
 まだまだ夏は長い。
 次のチャンスを待つことにします。

 でも必ず行ってやるぞ『東京』!!


 それでは今回はこのへんで

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