紅葉の有峰林道サイクリング『後編』 【有峰森林文化村~折立へ】

通常サイクリング
10 /22 2012
 今回は前回10月21日(日)に行った、有峰林道小見線から、有峰ダム、有峰森林文化村に至った話の後半戦。

 有峰森林文化村から、薬師岳への登山口を有する【折立】へ向かった後、途中ふらふらと寄り道をしながら下山するまでの内容となっております。
 


 今回のメインルート。
 道のり的には、もう残すところわずかのところなのですが、その道のりは前後編に分けて紹介するに相応しい素晴らしい道程でした。
 
 また、有峰森林文化村の標高がおよそ1,100メートルですが、折立に至っては標高1,356メートルであり、およそ6キロの間に、200メートル以上の標高差を走らねばならない、最後のヒルクライムコースでもあります。

 しかしその間、一層の山々の高地かつ奥地へと進んで行くことにより、さらに美しさを増していったのでした。

 それではスタートです。


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【11時】
 まだお昼前であり、有峰森林文化村では休憩をとらずに先へと進みました。
 
 林道折立線へつながるこの道のりは、周囲に高い山も見えず、道の両脇には紅葉した豊かな広葉樹や、ブナ林が立ち並ぶとても走っていて気持ちの良い道です。
 何だかいかにも高原といった雰囲気です。

 いまさらですが、10月後半の標高1,000メートル越えの有峰は、快晴ではありますが気温は15℃を少し上回る位で、太陽が当たっていれば暖かいのですが、日陰に入り込むとやや肌寒くなります。 


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 3キロほど走ると、折立方面へと左折を促す標識が現れてます。

 直進方面は、地図によれば東岸線へと繋がっていくはずですが、現在は通行禁止のようです。

 さて、ここまではなだらかなアップダウンを繰り返す道のりであり、その標高は約1,150メートルでしたが、ここからの3キロの区間で残り200メートルの標高を稼がなくてはならない最後の登坂の始まりです。


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 朝7時半から途中10%を超えるような坂道を延々と50キロ近く登り続けていたため、かなり足に来ています。
 しかし、標高を上げるにつれて紅葉した木々もより間近で眺めることが出来るようになります。


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 さらに、遥か北東方面には北アルプスの山々も顔をのぞかせるようになりました。
 高度が上がってきたことを実感させられます。


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 長い登り坂の後に、今日最後のトンネル。
 【新折立トンネル】を通り抜ければゴールは目前。


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 黄金色に輝く清々しい広葉樹の並木道を抜けると。


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【11時25分】
 ついに、スタートから51.5キロ地点。
 標高は1,356メートル、『折立』へとたどり着きました。


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 長かったぁ~
 紅葉と、薬師岳をバックに記念撮影をします。


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 登山口入口。
 まるで、昔話の世界にでも迷い込んで行ってしまうのではないかと思われるような、とても雰囲気のある登山道です。

 紅葉に包まれた美しい登山道。この先には美しい北アルプスが広がっているんだろうなぁ・・・

 いいなぁ~行きたいなぁ。
 SPDシューズのままだけど、このまま入り込んでいきたくなってしまいます。


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 登山道直ぐ傍の、赤々とした紅葉。
 あまりにも美しい。
 
 この美しさは、春の桜並木にも劣るものでは無いですね。


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 なお、登山口の駐車場には多くの車が停まっており、何人もの登山者たちが薬師岳山頂を目指し、登山を楽しまれているのが伺われます。

 時間的に、日曜の昼近くなので、ボチボチ下山してこられる方も何名かおられました。
 きっと昨日のうちから折立入りしておられたのでしょうね。


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 さらに折立周辺には、100台位は停められるような大きな駐車場もあります。
 これだけスペースが有るなら車で来てそこをベースにして、準備後に登山もしやすそうです。


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 さらには広いキャンプ場も準備されています。
 水場や、トイレ、ジュースの自販機も設置されており、このような山深い登山道入り口にあっては、いたせりつくせりですね。


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 折立連絡所から先の真川線は、一般車両通行禁止の為ロープが張られています。

 時折何台もの工事車両が出入りしており、きっと今もどこかで砂防ダムの工事が行われているのでしょうね。


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 ちらりと頭をのぞかせる薬師岳。

 先ほどの有峰ダムよりは近づきましたが、まだまだ遠い・・・
 手前に立ちはだかる山に隠されて、その全容は伺えません。

 綺麗だ・・・青空に映える茶色の山体。

 今日は本当に絶好のアウトドア日和です。きっと、山頂は360度の大絶景でしょうね・・・

 もう1.2日休みが有って、こんな天気が続くのなら、このまま登りに行けたのになぁ・・・


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 もう少し北側を向けば、他にも山頂を覗かせる北アルプスの高山。
 
 何だろう?方角的に立山方面ではないと思う。
 
 越中沢岳と言う山かな?


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 眩しいほどの紅葉の輝きの中に埋もれる愛車。


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【11時50分】
 紅葉する木々と、ブナの原生林と愛車
 う~ん。
 どこを撮っても絵になります。しばらく壁紙に不自由しないぞ。 
 
 さて・・・
 名残は惜しいけれど、お昼になってお腹もすいてきたのでそろそろ帰ることにしますかね。



 帰りのルート。ちょっと往路に寄り道もプラスされ、ほんの少し距離が増しています。
 さあ、秋の夕暮は早いですからね。速やかに帰路につきましょう!!


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 と、言いつつちょっと寄り道。
 
 新折立トンネル手前に小さなダムが有り、その堰堤に登った所からの風景。
 人口のダム湖ですが、まるで大湿原からの眺めのようです。優美だなぁ・・・


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【12時10分】
 帰り道は下り基調の為早い早い。
 ものの10分足らずで有峰森林文化村へ帰着。

 お腹が空いたので、有峰記念館で食事を・・・と思いきや、先ほどより更に観光客の数が増えておりレストランは満員。順番待ちの状態でした。

 う~ん。どうせあとは下るだけだし、まだ空腹も我慢できるから下界で食べようかな。と思い直してリスタートします。


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 しかし、賑やかなものです。
 背後の駐車場には沢山の車が停まり、芝生広場では多くの人々がお弁当を広げています。
 朝の林道の静けさがウソのようです。

【12時20分】
 いよいよ有峰を後にすることにします。
 本当に綺麗なところだった・・・こんな素晴らしい景色の広がる場所に、こんなにも手軽に来ることが出来るとは思わなかった。是非また来よう


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 帰り道は、ものすごい下りの快走区間。

 途中工事現場のダートなどがあり、一部スローダウンする必要がありますがどんどんスピードが乗っていきます。電灯のうす暗い、または点灯していないトンネルなどはものすごい体感速度になる為に、ちょっと抑え目にして、気を付けないと危険な道のりですね。

 その後大分下って、振り返れば富山のマッターホルン。
 標高2,090メートルの『鍬崎山』が見えました。
 尖がった山頂が印象的な山です。
 
 この角度から、見るのは初めてです。この山も是非登ってみたい山ですね。


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【12時50分】
 無事、亀谷料金所に到着することが出来ました。

 往路では2時間以上かかった登り区間も、帰り道は、ほんの30分程度で下山できました。
 やはり下りって楽ですね!!登った甲斐があったというものです(笑)


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【13時20分】
 さて、余りにもあっさりと林道が終了したため、少し立山山麓周辺をウロウロすることにしました。
 亀谷温泉を抜けてから、かつての立山山麓へのメインルートである、県道43号線を再び30分ほどヒルクライムし(笑)、立山山麓スキー場付近までやってきました。

 まだ雪の気配も当然なく、閑散としています、


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 さすがに本格的に空腹になってきたため、そのまま立山大橋から県道67号線を降り、県道6号線を下り、帰路に着くことにします。
 
 橋の上からの眺めは、まるで原始の大地の姿。
 山々を真っ二つに割るかのごとく、広々とした荒々しい河川敷が広がる、称名川の流れを眺めます。
  
 いや、もう合流しているから常願寺川か?

  
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 上流側を振り返れば、低山の彼方に、どっしりと大日岳が正面に佇んでいるのが見て取れます。
 雄大な景色だなぁ・・・


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 今日は、今年一年の立山の総集編のつもりであちこちウロウロ。
 芦峅寺の雄山神社にも寄り道です。

 木漏れ日の煌めく、巨大な立山杉が何本も連なる参道は、歩いているだけで自然のエネルギーに満ち溢れているのが感じられ、圧倒されるだけではなく、感動すら感じます。


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 さらに下れば、いよいよ山ともお別れがやってきました。

 下り坂の途中から垣間見える、されど澄んだ晴天の元、はっきりとその姿を晒した『立山』の姿を仰ぎ、ついに北アルプスの裾野を走るサイクリングの1日にも終わりがやってきました。
 このまま下界へと下ることにします。


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【13時50分】
 再び道の駅、『アルペン村』へと舞い戻ります。
 当然のごとく、早朝以上の賑わいを見せており、一気に俗世に降りてきた実感がわいてきます。
 
 とりあえず、お腹が空きました。何か食べよう・・・


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 せっかくなので、道の駅の正面の屋台で売っていた、『ますの寿司』のセットを食べることにします。

 メニューはなかなか個性的。
 キノコ汁に、鶏のから揚げに加えて・・・


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 『炙りますの寿司』1/4カットがセットになって、計1,000円
 

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 それに、通常の炙っていない『ますの寿司』1/4カット、500円を追加で注文します。

 合計1,500円と、ちょっとランチにしては値が張りますが、ここの大辻のますの寿司は、美味しいですからね。たまにはちょっと、贅沢してみるのも良いでしょう。
 値段相応に、とろける濃厚な、ます寿司を堪能しました。

  ちなみに、富山県民は頻繁にます寿司を食べると思われている方もおられるかもしれませんが、通常の県民は、年1、2回食べれば多いほうではないでしょうか?

 通常このような高いもの滅多に食べることははありません。

 しかし、どこのものとは言いませんが、駅弁や売店、コンビニなどで食べるますの寿司を本当のます寿司と思われては困るのもまた事実。

 あの日持ちだけを考えたような、ペタンコに押しつぶされたカチカチの酢飯の上に、乾いたボソボソのシーチキンのハムのようになった鱒が乗せられた『胸焼け製造機』のようなます寿司は、富山県民が食べても当然『不味い』以外の何物でもない代物です。


 本当の鱒の寿司は、回らない寿司屋の握り寿司にも負けないくらい、口どけ良いさっぱりとした酢飯に、肉厚かつ、とろける柔らかな香り豊かな鱒が乗せられた、絶品グルメなのです。

 しかし、当然のごとく値段もそれなりに高い為、貧乏人が層々食べるものではないのですけれどね。


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 締めは当然ソフトクリーム。
 
 道の駅名物の、ヤギのミルクで作られた『ヤギソフト』を食べます。
 
 今日は快晴のため、下界は日差しの下では25℃以上の体感温度が有るように感じられるため、アイスをたべると実にさっぱりとします。

 さて、このヤギソフトクリームは、色あいも通常の牛乳ソフトより白みがかった色をしており、味わいも脂肪分が少ないのか、あっさりしていて後味がよくさっぱりしていて、運動の後にはもってこいのソフトクリームです。

 美しい景色も見てきてた上に、沢山食べてお腹も心も満たされて、ああ幸せだ・・・


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【15時】
 なんだかんだで、ようやく滑川の海岸線に帰り着きました。

 落ちつつある太陽の光が煌めく海岸線もこれまた綺麗です。
 映画のワンシーンのよう。

 最高の秋晴れのなか、最高の景色を堪能できた、素晴らしいサイクリングの一日となりました。

 往復115キロオーバーの道のりを走り切った疲労感に加えて、なんだか、あまりの美しい景色の中を走り続けたためか。煌めく紅葉の山々の中に、心の一部もそのまま置き忘れて来てしまったかのような不思議な脱力感があります。
 
 天気に恵まれたこともありましたが、本当に素晴らしい景色だった・・・
 
 もう今年のサイクリングシーズンも残りわずかですが、冬眠前にとても素晴らしい体験をすることが出来ました。これは一度きりではもったいない。またいつか仕切り直して走りに行きたい道のりでした。

 そして、長くなりましたが、今後ももう残り僅かかもしれないシーズンも全力で楽しみたいと思います。


 それでは今回はこのへんで
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コメント

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鱒寿司ソムリエ(笑)

お疲れさまでした。
つづら折りのルートを地図上でみるだけで、これは劇坂なのだろうと想像してしまいます。
標高差200m、ここまで上って本当に最後もこれか!っといった感じですね(汗)
そして綺麗だぁ。
紅葉を見て感動、以前なら何も感じない「自分」でしたが年齢でしょうか?感動を感じます。
お寿司は...食べにいかねば...味覚は...残念!言葉にするのは難しい(笑)

Re: 鱒寿司ソムリエ(笑)

雲助様。
 突然に紅葉やら紅葉や山やらを見に行きたくなってきたは、年のせいもあるのでしょうが、ロードバイクで日帰り圏内は走り倒した感もある今日この頃に、突然山が手ごろな距離にある上に想像以上に価値ある目的地として気が付いたという冷静なところもあるかも・・・
 単純に100キロ先にスカイツリーや、世界遺産など観光名所が目白押しに有ったらそっちに目が行っているでしょうね(笑)
 ますの寿司は美味しいですよ~でもサーモン同様オレンジがかった魚特有の味がするのであっさりしたものと一緒に食べたいところですね。

有峰の紅葉は素晴らしいですね。

有峰には、以前はMTBを車に積んでよく出かけたものですが、
最近は、折立登山口に山登りのために行く程度です。

今週末あたり、私も自転車で行ってみようかしら?
いや、あの真っ暗なトンネルを走るのは、とても耐えられそうに
ありません。

写真、いいですね。
紅葉も素晴らしいですが、鏡面のように山が映った有峰湖も美しかったです。

Re: 有峰の紅葉は素晴らしいですね。

山賊様
ありごとうございます。とても気持のよい紅葉サイクリングでした。
有峰湖を周回するのも面白そうですね。
しかし、林道自体サイクリングコースとしても良い道なのですが、トンネルはどれも電気がついていても薄暗いものばかりで、あまり好んで走りたい場所ではありませんでした。
トンネルのおかげで昔々の危険で狭い林道を走らなくても良くなっているのだと分かっていても、あまり気持ちのいいものではありません。
有峰湖、この日は風もなく、水面も大変穏やかで実に綺麗に景色が映りこんでいました。
切り取って、額に飾りたいくらい綺麗な風景でしたよ。

はじめまして
海風と言います。
今度、有峰林道を走ってみようと思って調べいたらこちらのブログが出てきたので読ませてもらいました。
秋の有峰林道、紅葉が素晴らしいですね~

Re: タイトルなし

海風様
ありがとうございます。

有峰林道を走ったのはもはや一年近くも前になってしまいましたがあの紅葉の美しさは素晴らしいものでした。
そして、傾斜もほどほどで実に手頃なヒルクライムコースだったと言いう記憶があります。
今は夏、紅葉はもとより無いでしょうが、それらを増して上回る緑の美しさと、夏なので水量も豊富な有峰湖の雄大さを満喫することが出来るものと思われます。
あの素晴らしい道程。私も、今年中にもう一度走ってみようと考えています。海風さんも是非頑張ってください!!

OKI

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