富山城址&呉羽丘陵サイクリング 【ESCAPE RX2初乗り】
通常サイクリング
11月16日(金)
富山は、ここ1週間程雨や雷の続くのどんよりとした鉛色の空が広がる憂鬱極まりない天気でしたが、今日は久しぶりの快晴に恵まれました。

いやーいい天気です。
久しぶりに眺める北アルプスの姿です。
しばらく天候も回復するのかと思えば、残念ながらこの晴天も今日までの様で、明日からは再び鉛色の空が続くようです。
ならばこそ仕事も休みだし、今日は久しぶりにサイクリングでもしちゃうぞ!!

と、思い立ちましたが、そうは問屋が卸しません。
部屋の掃除をし、布団を干し、さらには最近洗っていなくてずいぶん臭くなった飼い犬を洗うなど、色々やっていたらあっという間に時間が過ぎていきました。
洗い立ての犬。うんいい匂いになったぞ。これから冬に向けてサッパリして、お前もスッキリしたろう。

【10時30分】
さて今日の相棒は、つい数日前に我が家にやってきたGIANTのエスケープRX2で軽く走ることとします。
改造パーツは既に発注済みですがいまだ届いておらず、サイコンもボトルゲージも付けていない状態ですが、まずは完全ノーマル状態でのRX2の走り味を確認して置こうと思います。
今回のルート。
折角北アルプスが綺麗に見えるのですから、国道8号をメインルートに、富山市街をぶらりとしながら、その後展望を求めて北アルプスと、富山市街を一望できる有名スポット『呉羽山展望台』を最終目的地とする片道20キロ弱のルートです。
それではスタートです。

国道8号線を、富山市中心部方向へと走ります。
いい天気で本当に気持ちがいい。
エスケープRX2は『思っていたくらい』には良い走りをしてくれます。簡単に乗ってみた感想をインプレッションしてみると。

前もって断っておくと、生粋のクロスバイクに乗ったのはこの車種が初めてであり、今までは、MTBにスリックタイヤを履かせてクロスバイク化したものや、ロードバイクでサイクリングが主流で有ったために比較対象は偏っています。
が、ものの見事に、MTBベースよりは速く走れて、ロード程には走れない。といった、想像通りの感触です。
サイコンを付けていなかったので良くわかりませんでしたが、程ほどに漕ぎだしも軽く20キロ前後の巡航は非常に良い。ですが30キロ近くまで出そうとするとやはり起き気味のポジションは空気抵抗が辛い。
また純正のペダルでは小さくて足の大きい私には漕ぎ辛いですね。幅広のペダルに交換しなくては。
ですが、乗心地は抜群に良い。これまでのMTBベースのものより良いかも。
サドルもレーパンを履かないお尻にちょうど良い柔らかい感じで今のところフィットしていますが、距離を走ればどうでしょうね?
やはりクロスバイクらしく、初期設定は起き気味のポジションでセッティングしてあるために荷重がかかり、後半は尻が痛くなりました。
やはりもっと低く遠くでセッティングし直さないとな・・・
操作に大きく関わる部分である、掌にあたる部分がフラットになった、最近流行りの楕円形のデザインの異形グリップも握り易く、後半の呉羽山でのヒルクライムの際にも登坂の邪魔になるようなものではなく良いものでした。
ですがやはり、フラットバーはすぐに手首が痛くなりますね。
せめてバーエンドを付けていないと長時間は厳しい。ロードのドロップハンドルのありがたさが改めて判ります。
ブレーキはシューがスカスカな感じ。
まあちゃんと止まりますので特に問題もないけれど。呉羽山の下りでは少し剛性不足感が素人目にも車体から、直接身体に伝わってきました。出来れば交換したほうが良いかもですね。
コンポーネントも必要にして、十分と言ったところ。
シマノアセラの変速性能には問題なく、シフターはフロントのシフトアップの際の押し込み量が大きくて変速が面倒くさいと感じる時があった程度でしょうか。
等々。走りについてはおおむね満足のいく買い物でした。
今後、キチンとポジションを取り直して走れば、より良い感触が得られるでしょうね。
さらにはコンポーネントの換装も終了すれば、かなり私の理想に近い物になるのでは?と言う感じです。
それにしたって、これで6万円台ですからね。大したものです。
数倍の価格差の有るカーボンロードであるCLX2.0に乗っている際の感覚が残った身体で、舗装路での比較をするのはエスケープRX2にとって酷と言う物でしょう。
かえってその値段から、『雑』に扱えるところが最大の良い所かもしれません。

国道8号線をしばらく走り、『常願寺川』河口方向を眺める。
こうしてまじまじとこの川を見るのもグランフォンド富山以来かも。

国道41号線の終点。
懐かしい・・・
思えばここから始まった名古屋市までの旅が私の自転車生活がよりエスカレートする大きな転換点の一つでした。

以後、富山市中心部へと入り込んでいきます。
なぜだか、クロスバイクに乗ったら街中へと行ってみたい気分になりますね。
レーパン・メットといった、ロードバイク特有のスタイルをしなくても、普段着で気軽に乗りこなせるところもクロスバイクの利点の一つですね。ゆえに人ゴミの中へと進んで行きたい気持ちにさせるのでしょうか。
富山市駅前のCICビルにて。
人気は昔に比べたらずいぶんと少なくなりましたが、いまでも正面には噴水が整備されていたり、民間・公的なテナントが入っているなど富山の玄関口ですね。
また不思議なことに、クロスバイクは『街』が実に良く似合います。
自然の中をロングライドするよりも、街中こそがクロスバイクの生息域であるということなのかもしれません。

富山市のレンタル電動自転車『アヴィレ』
使ったことはありませんが、会員登録すれば誰でもこれにまたがって、富山市内を自由に走り回れるようです。
会員登録は有料なようですが、これを使って富山市観光などもオツなものかもしれませんね。
しかしRX2と並べると、とても同じ自転車に属する乗り物とは思えない鈍重そうな姿です。どうにも趣味じゃないなぁ・・・

富山市役所前。当然富山県で最大の市役所であり、この周辺には県庁を始め、富山県の主要な施設が多く揃っています。
また、この辺りは街路樹がたくさん植えこまれており、木漏れ日の間から市街を眺めるのも綺麗なものです。
少しこの周辺をウロウロしてみましょう。

『松川』
富山城の傍を流れるこの川は、春には桜の名所としても有名で、観光遊覧船に乗ることもできる風情溢れる川です。
今は紅葉がメインかな?

そして『富山城』
富山城の本丸及び天守閣は既になく、現在あるものは物見櫓に天守閣のようなものを付け足して城っぽく見せただけのものであり、今年観光してきた、大阪城や、丸岡城などと比較すると、城と言うのもおこがましいものですが、一応は富山中心部のシンボルとしてそびえ立っています。
それでもお堀に映る石垣と、白い天守閣の姿は実に美しい。

そして大量の鳩。
人が、写真を撮ったりしている間は何事もなかった様な顔をしていたくせに、カラスが一声鳴いただけで一斉に飛び立ち始めました。
びっくりするじゃないかよ!!
カラスって鳩にとっては危険な相手なんだね。

『富山城址公園』前の巨大な並木道。
う~ん。雰囲気あるなぁ。

そして、『富山県庁』
かなり古い建築物であり、規模は他の府県に当然劣るでしょうが、年代物ならではの重厚感溢れる様式美がある良い建物です。
さて。この辺りでお昼を過ぎたため、そろそろ呉羽丘陵に向かって出発することにします。

標高77メートルの呉羽山。
その途中にある展望台向かって、ほんの少しのヒルクライム。
フロント3枚のRX2ですが、フロントローの26Tはこの程度の坂ではほとんど必要がありません。
また、フロント26Tまで落としてしまうとあまりに軽すぎて、かえって足が空回りするような感じで走り難いですね。
しかし、疲れたときのシッティングの際や、より激坂では重宝するかも。
なお、富山県民にとっては、この呉羽丘陵の東側が呉東(ごとう)、西側が呉西(ごせい)と言い、何と無く文化や風俗の違いの境界となっています・・・これも江戸時代からの加賀藩の支藩であった頃の名残なのでしょうけれどね。

展望台に到着したところ、やはりこの秋晴れの晴天を狙って平日だというのに多くの見物客が展望台に集まってきていました。
ここからの富山市街から、立山連峰を眺める景色こそが、『立山を仰ぐ富山県』を象徴する景色と言われるところですから、見物客が多いのも頷けるところです。

なお展望台まで進めば、富山市街と立山連峰を含む北アルプスが目の前に広がります。
ここまでたどり着いた時刻は正午を回りましたが、雲一つ無い最高の天気です。
写真ではなかなか伝えられないところですが、最高の景色です。
富山県を訪れた際には、是非見ていただきたい光景の一つですね。

大きな『剱岳』を中心に、下方には着々と整備されつつある新幹線の線路が一筋のラインを作っています。

視線を左に移していくと『猫又山』、『釜谷山』、『毛勝山』と、三つの頂の連なりが特徴的な『毛勝三山』の姿。

更に左には、『僧ケ岳』、その後ろに『駒ヶ岳』更に後には、一際白い山頂を覗かせる『白馬岳』が順番に連なっているのが見て取れます。

そして視点を剱岳に戻し、そこから右に移せば、『立山』、『浄土山』、『竜王岳』、下には『弥陀ヶ原』そして『鬼岳』、『獅子ヶ岳』、『鷲岳』、『鳶山』、『越中沢岳』といった多くの山々が連なる姿。

そして昨日登った『鍬崎山』に加えてその背後にそびえ立つ『薬師岳』

そしてさらに右には『鉢伏山』に『北ノ俣岳』
等々と、立山連峰を一望できる素晴らしい場所と晴天でした。
ああ・・・美しい。
実際に山に登って眺める姿も良いのですが、このように市街を通して眺める山々の姿もまた素晴らしいものです。
ここまでのサイクリングの楽しさもプラスされた相乗効果で、より一層山々の美しさも際有って見えるようです。
さてと、次々と新たな観光客が展望場所を求めていますので、そろそろ場所を譲りますかね・・・

さらば呉羽丘陵。
そして、北アルプスの山々よ。。。

その後は再び国道8号線をひた走り、『神通川』へ。
今日は天気が最高の為、川も青々として水量もありとても綺麗です・・・

そして再び『常願寺川』へ。
ここからでも山々の美しさを存分に眺めることが出来ます。

自宅が近づき、周囲は一面の田園風景へ。
秋の夕暮近い日差しの中、とうに稲穂も刈り取られた稲がわずかに葉を伸ばして辺りを一面の緑へと色付けています。
改めてこうして見てみると、すごい幻想的な光景だなぁ・・・

【16時】
何だかんだで、あちこちウロウロしてすっかり夕暮れ時の日差しへと変わっていました。
RX2の初乗りは中々に充実したサイクリングとなりました。
そして、夕暮れの日差しに照らされたゴールドフレームは実にカッコイイです。

午前中に洗っておいた犬もすっかり乾いていました。
うん、いい匂いに加えて、毛もフカフカになっています。よしよし。
しかし、これから疲れた身体に鞭打って、この犬の散歩をしないと行けません・・・

RX2を片づけつつ、山々の方を見れば、夕焼けに照らされた『剱岳』
この景色をもっと近くで見たならば、どれほど美しいことでしょうか・・・
さて、今日は往復50キロ足らずののんびりサイクリングでしたが、クロスバイクの特性を活かしつつ、あえて普段ロードでは行かないような【近場】や【市街地】を走りその魅力を再発見して来ました。
平野での初冠雪も間近に迫りつつある中、今年の間にあと何日このような晴天に恵まれる日が有るかわかりませんが、またこんな晴天の下で走りたいな。
それでは今回はこのへんで
富山は、ここ1週間程雨や雷の続くのどんよりとした鉛色の空が広がる憂鬱極まりない天気でしたが、今日は久しぶりの快晴に恵まれました。

いやーいい天気です。
久しぶりに眺める北アルプスの姿です。
しばらく天候も回復するのかと思えば、残念ながらこの晴天も今日までの様で、明日からは再び鉛色の空が続くようです。
ならばこそ仕事も休みだし、今日は久しぶりにサイクリングでもしちゃうぞ!!

と、思い立ちましたが、そうは問屋が卸しません。
部屋の掃除をし、布団を干し、さらには最近洗っていなくてずいぶん臭くなった飼い犬を洗うなど、色々やっていたらあっという間に時間が過ぎていきました。
洗い立ての犬。うんいい匂いになったぞ。これから冬に向けてサッパリして、お前もスッキリしたろう。

【10時30分】
さて今日の相棒は、つい数日前に我が家にやってきたGIANTのエスケープRX2で軽く走ることとします。
改造パーツは既に発注済みですがいまだ届いておらず、サイコンもボトルゲージも付けていない状態ですが、まずは完全ノーマル状態でのRX2の走り味を確認して置こうと思います。
今回のルート。
折角北アルプスが綺麗に見えるのですから、国道8号をメインルートに、富山市街をぶらりとしながら、その後展望を求めて北アルプスと、富山市街を一望できる有名スポット『呉羽山展望台』を最終目的地とする片道20キロ弱のルートです。
それではスタートです。

国道8号線を、富山市中心部方向へと走ります。
いい天気で本当に気持ちがいい。
エスケープRX2は『思っていたくらい』には良い走りをしてくれます。簡単に乗ってみた感想をインプレッションしてみると。

前もって断っておくと、生粋のクロスバイクに乗ったのはこの車種が初めてであり、今までは、MTBにスリックタイヤを履かせてクロスバイク化したものや、ロードバイクでサイクリングが主流で有ったために比較対象は偏っています。
が、ものの見事に、MTBベースよりは速く走れて、ロード程には走れない。といった、想像通りの感触です。
サイコンを付けていなかったので良くわかりませんでしたが、程ほどに漕ぎだしも軽く20キロ前後の巡航は非常に良い。ですが30キロ近くまで出そうとするとやはり起き気味のポジションは空気抵抗が辛い。
また純正のペダルでは小さくて足の大きい私には漕ぎ辛いですね。幅広のペダルに交換しなくては。
ですが、乗心地は抜群に良い。これまでのMTBベースのものより良いかも。
サドルもレーパンを履かないお尻にちょうど良い柔らかい感じで今のところフィットしていますが、距離を走ればどうでしょうね?
やはりクロスバイクらしく、初期設定は起き気味のポジションでセッティングしてあるために荷重がかかり、後半は尻が痛くなりました。
やはりもっと低く遠くでセッティングし直さないとな・・・
操作に大きく関わる部分である、掌にあたる部分がフラットになった、最近流行りの楕円形のデザインの異形グリップも握り易く、後半の呉羽山でのヒルクライムの際にも登坂の邪魔になるようなものではなく良いものでした。
ですがやはり、フラットバーはすぐに手首が痛くなりますね。
せめてバーエンドを付けていないと長時間は厳しい。ロードのドロップハンドルのありがたさが改めて判ります。
ブレーキはシューがスカスカな感じ。
まあちゃんと止まりますので特に問題もないけれど。呉羽山の下りでは少し剛性不足感が素人目にも車体から、直接身体に伝わってきました。出来れば交換したほうが良いかもですね。
コンポーネントも必要にして、十分と言ったところ。
シマノアセラの変速性能には問題なく、シフターはフロントのシフトアップの際の押し込み量が大きくて変速が面倒くさいと感じる時があった程度でしょうか。
等々。走りについてはおおむね満足のいく買い物でした。
今後、キチンとポジションを取り直して走れば、より良い感触が得られるでしょうね。
さらにはコンポーネントの換装も終了すれば、かなり私の理想に近い物になるのでは?と言う感じです。
それにしたって、これで6万円台ですからね。大したものです。
数倍の価格差の有るカーボンロードであるCLX2.0に乗っている際の感覚が残った身体で、舗装路での比較をするのはエスケープRX2にとって酷と言う物でしょう。
かえってその値段から、『雑』に扱えるところが最大の良い所かもしれません。

国道8号線をしばらく走り、『常願寺川』河口方向を眺める。
こうしてまじまじとこの川を見るのもグランフォンド富山以来かも。

国道41号線の終点。
懐かしい・・・
思えばここから始まった名古屋市までの旅が私の自転車生活がよりエスカレートする大きな転換点の一つでした。

以後、富山市中心部へと入り込んでいきます。
なぜだか、クロスバイクに乗ったら街中へと行ってみたい気分になりますね。
レーパン・メットといった、ロードバイク特有のスタイルをしなくても、普段着で気軽に乗りこなせるところもクロスバイクの利点の一つですね。ゆえに人ゴミの中へと進んで行きたい気持ちにさせるのでしょうか。
富山市駅前のCICビルにて。
人気は昔に比べたらずいぶんと少なくなりましたが、いまでも正面には噴水が整備されていたり、民間・公的なテナントが入っているなど富山の玄関口ですね。
また不思議なことに、クロスバイクは『街』が実に良く似合います。
自然の中をロングライドするよりも、街中こそがクロスバイクの生息域であるということなのかもしれません。

富山市のレンタル電動自転車『アヴィレ』
使ったことはありませんが、会員登録すれば誰でもこれにまたがって、富山市内を自由に走り回れるようです。
会員登録は有料なようですが、これを使って富山市観光などもオツなものかもしれませんね。
しかしRX2と並べると、とても同じ自転車に属する乗り物とは思えない鈍重そうな姿です。どうにも趣味じゃないなぁ・・・

富山市役所前。当然富山県で最大の市役所であり、この周辺には県庁を始め、富山県の主要な施設が多く揃っています。
また、この辺りは街路樹がたくさん植えこまれており、木漏れ日の間から市街を眺めるのも綺麗なものです。
少しこの周辺をウロウロしてみましょう。

『松川』
富山城の傍を流れるこの川は、春には桜の名所としても有名で、観光遊覧船に乗ることもできる風情溢れる川です。
今は紅葉がメインかな?

そして『富山城』
富山城の本丸及び天守閣は既になく、現在あるものは物見櫓に天守閣のようなものを付け足して城っぽく見せただけのものであり、今年観光してきた、大阪城や、丸岡城などと比較すると、城と言うのもおこがましいものですが、一応は富山中心部のシンボルとしてそびえ立っています。
それでもお堀に映る石垣と、白い天守閣の姿は実に美しい。

そして大量の鳩。
人が、写真を撮ったりしている間は何事もなかった様な顔をしていたくせに、カラスが一声鳴いただけで一斉に飛び立ち始めました。
びっくりするじゃないかよ!!
カラスって鳩にとっては危険な相手なんだね。

『富山城址公園』前の巨大な並木道。
う~ん。雰囲気あるなぁ。

そして、『富山県庁』
かなり古い建築物であり、規模は他の府県に当然劣るでしょうが、年代物ならではの重厚感溢れる様式美がある良い建物です。
さて。この辺りでお昼を過ぎたため、そろそろ呉羽丘陵に向かって出発することにします。

標高77メートルの呉羽山。
その途中にある展望台向かって、ほんの少しのヒルクライム。
フロント3枚のRX2ですが、フロントローの26Tはこの程度の坂ではほとんど必要がありません。
また、フロント26Tまで落としてしまうとあまりに軽すぎて、かえって足が空回りするような感じで走り難いですね。
しかし、疲れたときのシッティングの際や、より激坂では重宝するかも。
なお、富山県民にとっては、この呉羽丘陵の東側が呉東(ごとう)、西側が呉西(ごせい)と言い、何と無く文化や風俗の違いの境界となっています・・・これも江戸時代からの加賀藩の支藩であった頃の名残なのでしょうけれどね。

展望台に到着したところ、やはりこの秋晴れの晴天を狙って平日だというのに多くの見物客が展望台に集まってきていました。
ここからの富山市街から、立山連峰を眺める景色こそが、『立山を仰ぐ富山県』を象徴する景色と言われるところですから、見物客が多いのも頷けるところです。

なお展望台まで進めば、富山市街と立山連峰を含む北アルプスが目の前に広がります。
ここまでたどり着いた時刻は正午を回りましたが、雲一つ無い最高の天気です。
写真ではなかなか伝えられないところですが、最高の景色です。
富山県を訪れた際には、是非見ていただきたい光景の一つですね。

大きな『剱岳』を中心に、下方には着々と整備されつつある新幹線の線路が一筋のラインを作っています。

視線を左に移していくと『猫又山』、『釜谷山』、『毛勝山』と、三つの頂の連なりが特徴的な『毛勝三山』の姿。

更に左には、『僧ケ岳』、その後ろに『駒ヶ岳』更に後には、一際白い山頂を覗かせる『白馬岳』が順番に連なっているのが見て取れます。

そして視点を剱岳に戻し、そこから右に移せば、『立山』、『浄土山』、『竜王岳』、下には『弥陀ヶ原』そして『鬼岳』、『獅子ヶ岳』、『鷲岳』、『鳶山』、『越中沢岳』といった多くの山々が連なる姿。

そして昨日登った『鍬崎山』に加えてその背後にそびえ立つ『薬師岳』

そしてさらに右には『鉢伏山』に『北ノ俣岳』
等々と、立山連峰を一望できる素晴らしい場所と晴天でした。
ああ・・・美しい。
実際に山に登って眺める姿も良いのですが、このように市街を通して眺める山々の姿もまた素晴らしいものです。
ここまでのサイクリングの楽しさもプラスされた相乗効果で、より一層山々の美しさも際有って見えるようです。
さてと、次々と新たな観光客が展望場所を求めていますので、そろそろ場所を譲りますかね・・・

さらば呉羽丘陵。
そして、北アルプスの山々よ。。。

その後は再び国道8号線をひた走り、『神通川』へ。
今日は天気が最高の為、川も青々として水量もありとても綺麗です・・・

そして再び『常願寺川』へ。
ここからでも山々の美しさを存分に眺めることが出来ます。

自宅が近づき、周囲は一面の田園風景へ。
秋の夕暮近い日差しの中、とうに稲穂も刈り取られた稲がわずかに葉を伸ばして辺りを一面の緑へと色付けています。
改めてこうして見てみると、すごい幻想的な光景だなぁ・・・

【16時】
何だかんだで、あちこちウロウロしてすっかり夕暮れ時の日差しへと変わっていました。
RX2の初乗りは中々に充実したサイクリングとなりました。
そして、夕暮れの日差しに照らされたゴールドフレームは実にカッコイイです。

午前中に洗っておいた犬もすっかり乾いていました。
うん、いい匂いに加えて、毛もフカフカになっています。よしよし。
しかし、これから疲れた身体に鞭打って、この犬の散歩をしないと行けません・・・

RX2を片づけつつ、山々の方を見れば、夕焼けに照らされた『剱岳』
この景色をもっと近くで見たならば、どれほど美しいことでしょうか・・・
さて、今日は往復50キロ足らずののんびりサイクリングでしたが、クロスバイクの特性を活かしつつ、あえて普段ロードでは行かないような【近場】や【市街地】を走りその魅力を再発見して来ました。
平野での初冠雪も間近に迫りつつある中、今年の間にあと何日このような晴天に恵まれる日が有るかわかりませんが、またこんな晴天の下で走りたいな。
それでは今回はこのへんで
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コメント
《RX2》初乗り
中型から大型犬が、気性も穏やかで可愛らしくて好きです。
でも、お別れが悲しくて以来 飼ってはおりません。
子どもの情操教育には、いいとは思うのですが世話するのは実質、嫁だし(笑)
「富山城」友人の結婚式に呼ばれた際に、早朝からウロウロしたの覚えています。
ノンビリライドには、クロスバイク 気兼ねがなくてアリですね。
フレーム的にはカーボンと較べると、振動するものなのでしょうか?
比較は難しいと思いますが(笑)
2012-11-17 07:43 雲助 URL 編集
Re: 《RX2》初乗り
犬は一度飼ったら、次はもう二度と飼うのはやめようと思いつつもあまり間を置かずにいつの間にか誰かしらが連れてきます。世話が面倒なんですがついつい飼ってしまうのは不思議なものです。
富山城見られたことがあるのですね~。まあ名古屋城などとは比較にもならないものでお恥ずかしい。
ですが、ミニマムな分だけ何だかオモチャのお城の様可愛らしいものです。城下には公園もあり、これはこれで楽しいものです。
クロスバイクは50キロ程度走りましたが、やはりロードに比べて疲れましたね。重さも多少関係したでしょうが、前傾姿勢の緩いポジショニングのせいが大きいような。しかしそこをやり過ぎると気楽に走れるというクロスの良さが消えそうですから調整し甲斐が有ります。
フレームの良し悪しは良くわからなかったです(笑)振動・・・?カーボンフォークが吸収していたのかも。しかしあの不思議な乗心地の良さは、やはりフレームのせいなのか?でも、呉羽山からのダウンヒルでもしっかりとした感じがあり、まずまずいいものだったと言う印象ですね。
同グレードのクロスバイクを色々乗り換えれば違いもつかめるでしょうが・・・
2012-11-17 15:05 OKI URL 編集