雨の『雪の大谷』そして快晴の『称名滝』へ

立山
05 /13 2013
 週末は、贅沢にもゴールデンウィークに引き続き2週連続での一泊二日の小旅行を楽しんで来ました。

 今回の目的は、富山に住んでいながらも、一度も見たことがなく前から行ってみたかった、立山黒部アルペンルートの『雪の大谷』を眺めに行くことでした。

 幼い娘も今だ室堂まで登ったことは無く、運よく嫁との休みも揃ったために一念発起して早朝よりバスに揺られながら遥か標高2,450メートルの室堂、そして高さ10メートルに及ぶ雪の壁を誇る『雪の大谷』へと旅立ったのでした。

 しかし・・・


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 まずは標高2,000メートル付近の弥陀ヶ原にて小休止です。

 見ての通り一面の雪景色ですが、生憎弥陀ヶ原は雲に覆われており、加えて哀しい事に結構本気の大雨が降り続ける悪天候でした。
 何だかなぁ・・・

 もう少し上に行けば少し雲が晴れてこないかな・・・などと淡い期待を胸に更に先へと進みます。


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 そんな甘い考えを打ち砕くかのように、雪の大谷付近も土砂降りの雨。

 雲も多く視界が悪いため、バスが行き交うアルペンルートにて、歩行者の安全を考慮して最も雪の高さのある地点までは行くことが出来ず、途中までしか見学することが出来ませんでした。

 この時点でも十分にバスより高くまで雪が積もっているのですが、最も高い所はもう一回り高くまで雪の壁が連なっているのであり、たとえ雨でもせっかくここまで来たのだから間近で眺めさせてもらいたかったものです。

 ただ気温が思ったほど低くなかったのが不幸中の幸いであったと言えるでしょう。


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 雨に打たれる見学者たち。
 
 心なしか足取りにも力がありません。

 そりゃあわざわざここまで来てこの天気ではねぁ・・・
 
 周囲の山々の景色も見えないし、室堂周辺の魅力は10分の1くらいしか感じとれないのではないでしょうか?勿体ないことです。


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 そして今年初のイベントである『雪の迷路』

 子供はそれなりに喜んでいましたが、まあこの雨では外を楽しむのも限界がありますね・・・

 
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 さっさと迷路も通過してターミナルへと戻りましたが、外に人が少ない分ターミナルの中はまさにあらゆる隙間に人がごった返しており、まさに息も詰まるような空間と化していました。

 外が雪と雨の地獄ならば、まさに中も生き地獄。立山には地獄と天国が有るといった先人の教えの通りですね(笑)

 立山が初めての娘には、もっと色々と見せてあげたかったのですが、ただでさえ気温の低い中にこの大雨に加えて、大勢の国内、国外の観光客でごった返すこの空間にはあまり長居はさせたくはなくなってきました。

 速やかに撤退を決心します。


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 そんな中、ふと外を見ると雲の隙間からかすかに立山と、浄土山の姿が垣間見ることが出来ました。

 おお・・・幻想的。ほんの少しでも見ることが出来て良かった。


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 その後はアルペンルートを降って宿に到着後、まだ明るい時間ながらも、速やかに地ビールなどを飲みつつ、いつも週末の様にダラダラと過ごして一日目を終えたのでした。
 ああ・・・不発だったなぁ。

 一人で体力に任せてふらりと出かけるのと異なり、このような天候次第で全てが決まるような道程に、女子供を引き連れて、計画立てての旅行というものは中々に難しいものだと改めて実感しました。
 
 もう飲まなきゃやってられるけぇ~(笑)

 早い時間から飲み散らかして一日目が終了したのでした。


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 翌朝・・・

 一晩明けて見れば、まるで目も覚めるような快晴の青空が広がっていました。

 何だかなぁ。天気が一日ずれていてくれれば・・・これもまた自然の成せる業と言ったところか。
 
 そんな何とも言えない気持ちを抱えつつも、鉄道マニアばりに立山駅付近から鉄橋を走る列車を写真に納めたりして二日目の行動を開始しました。


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 とりあえず、今日の目的地は落差350メートルの『称名滝』です。

 しかしこの快晴の下、途中の高さ500メートル、長さ2,000メートルに及ぶ一枚岩である『悪城の壁』もこれまた見事に日光に輝いていました。

 昨年の夏に見た際と異なり、木々の茂りも少なく、荒々しい岩肌がハッキリと見て取れて非常に迫力があります。


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 そして称名滝付近へ。

 雪解けの時期にしか表れない、落差500メートルに達するハンノキ滝を中心とした荒々しくも荘厳な景色が、抜けるような快晴の元に広がっており何とも言えない美しさです。


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 周囲の山裾をよく見てみれば、チラホラと桜の木のような姿も。 
 やはり標高1,000メートルを超える地点では桜の開花も遅れてやってくるのでしょうね。


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 そして『八郎坂』

 まだ木々の茂りも少なく、うっすらと登山道の姿が垣間見得ます。
 去年はお世話になったなぁ・・・
 

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 駐車場から1キロほどの道のりの後、ついに『称名滝』付近へたどり着きました。

 雪解けの水に加えてと、昨日からの雨が重なってものすごい水量と迫力み満ちた姿を見せてくれました。

 すごい水しぶきです。

 そして周囲の斜面から滑り落ちてきたと思われる、アーチを描く巨大な雪の塊が巨大なトンネルとなって滝の落下地点を覆い尽くし、今までに見たことのない壮大な光景と化していました。

 この巨大な雪のアーチが次第に崩れ落ちて、次第に川になって行くのかと思うとロマン溢れる光景です。
 

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 はるか頭上から、弾ける水しぶきが快晴の日光に反射して眩しい・・・

 これは中々良いものを見ることが出来ました。
 
 手間と金銭をかけて出かけた雪の大谷が不発で、無料で眺めることのできる称名滝がこれほど心を打つ光景を見せてくれる結果となるとは、世の中は何ともままならないものです。


 嫁も娘も、昨日のことはすっかり忘れて、この滝の美しさと迫力の虜になっていました。

 また夏に来たいねって?そうだなぁ・・・

 なんだか複雑な気分。

 まあ、雄大な自然を目の当たりにして喜んでくれたのならばそれでいいか。

 称名付近の光景を見た後にこそ、またいつの日か室堂付近へ出かけた際に、北アルプスの山々が間近に迫った光景の素晴らしさが、より感じられるというものかもしれません。
 

【エピローグ】
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 さて、その後は昼過ぎに帰ってから、わずかな時間を利用して、もはや1カ月を切ったグランフォンド富山の練習及び、修復の完了したCLXの試走として、80キロほど走ってきました。

 これは新川広域農道を沿いの『片貝川』です。

 この日は時間と体力の制限も有り、早月側、片貝川を渡り、黒部川を眺めたところで折り返して帰路へとつきました。

 小豆島サイクリング以降、今までロードにすら乗っていなかったのですが、思ったよりも走ることが出来てホッとしました。

 何だか今年はいろいろと慌ただしくて、まともに練習時間が取れそうにありません。
 
 今年は結構体力的に辛い大会になるのかもしれないなぁ。。。ちょっと不安ですが、まあ完走する位は何とかなるでしょう。


 それでは今回はこのへんで
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