魚津市街地サイクリング 『歴史の移ろいが薫る街』

通常サイクリング
06 /16 2013
 すっかり蒸し暑くなりました。まだ6月だというのにすっかり夏のような気温だなぁ・・・

 さて、今週末も自転車に乗る時間も無かったので、先々月の『4月29日』のゴールデンウィークの出来事で記事を書くことにします。


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【12時】
 快晴の4月29日
 
 通勤以外ではあまり使うこともないかと思っていたものの、意外にちょこちょこ活躍する黄金のRX2に跨って、いつものウェーブパーク滑川から出発です。

 今回の道程はゴールデンウィークの富山市街ナイトランに味を占めた、その翌日に再度市街地サイクリングを行った時のものです。

 富山県最大の山城跡を有する、松倉城サイクリングなどでも何度か紹介した魚津市の市街地部分を探検してきました。

 魚津市は、昔からの県東部の中心的な街であり、私もちょくちょく買い物等に訪れるなじみの深い街です。
 まあ、現在は新幹線の新駅が黒部市に作られるなど、県東部のバランスを変化させようという何だか大きな力が感じられますが。。。

 しかし、依然として県東部ではもっとも商業的、文化的に発展した街であり、古くは富山県の前身である『新川県』の県庁所在地が置かれたことも有る上、現在でも国県の関係機関が集中するなど、政治的にも以前とした県東部の中心地であると言えるでしょう。

 また、歴史的にも前述の松倉城や、いつかの大河ドラマでちらりと流れた『魚津城』の存在やその城を取り囲む寺社群、更には『米騒動』の発祥の地であるなど、話題に事欠かない街でもあります。

 こんなところかな?
 そういえば『蜃気楼』なんてのも有りますね。まあこれはめったに見れるものでもありませんが。



 さて、前置きが長くなりましたが今回のルート。
 距離も坂も無い、まさに市街地サイクリングですが、その道沿いには多くの文化的、歴史的な息吹を感じられる味わい深い良い道程でした。

 それではスタートです。


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 まずは海岸線沿いに、富山朝日自転車道を一路魚津市へ。

 最高の『青』の景色の中を走り続けます。


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 山手を眺めれば、この時期はまだ雪の残る北アルプスが一望できました。う~ん気持ち良いなぁ。


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 早月川を渡りいよいよ魚津市に入ります。
 
 ここには富山県唯一の水族館である『魚津水族館』に併設された遊園地、ミラージュランド裏手を走り抜けます。
 

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 そして、海岸線沿いの『大町公民館』を目印に、旧市街部へと入り込んでいきます。


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 まず目に入るのは、裁判所、検察庁などの公的な機関が通りに立ち並んでいます。

 休みなので人はいませんが、写真など撮っていると怒られそうな気がしてきますね・・・
 
 なお、古い旧市街地に入り道幅も狭くなりますが、車の通りもさほど多くなく走り易い道程です。
 
 そして、市街地サイクリングこそ、クロスバイクの真骨頂。

 荒れた路側帯も、段差の多い市街部も気にせず走ることが出来き、その手軽さを最大限に発揮できます。
 

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 そして、富山県総合庁舎前にある『魚津場跡地』に到着です。

 かつては上杉派の居城として栄えたものの、織田信長の家臣たち、佐々成政、柴田勝家、前田利家と言った、そうそうたるメンバーにより攻め込まれた後、まさに本能寺の変の翌日に落城したとのこと。


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 そしてなんと、この『大町小学校』が、魚津城の跡地の上に建っているようです
 街中だから、新たに建てる場所がなかったのかもね。
 
 それにしても、学校の七不思議に苦労しなさそうだな・・・


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 魚津場跡地の石碑。

 立派な居城はとうに存在しないものの、かつての城下町の名残として栄え、現在までも魚津市の中心街でもあるこの地。

 歴史と人々の営みの繋がりを、しみじみ感じさせますね。


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 さて、大通りへと出て立派なアーケードを持つ『新宿商店街』へ。

 多くの地方都市の商店街同等、半分以上がシャッター街となっており寂しい感じです。

 昔はここも、ものすごい人で溢れていたのでしょうね・・・

 私が小さいころ何度も親に連れられて、訪れていたころの風景が思い起こされます。

 また、オレンジ色に塗られた柱たちが、神社の境内の様で特徴的です。

 伏見稲荷魚津大社の文字がアーケードの入り口に書かれているのが関係しているのでしょうか?


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 その『伏見稲荷魚津大社』

 商店街から少し横道に入った狭い路地沿いにありますが、オレンジ色が綺麗なお社です。

 周囲も綺麗に整備されており良い雰囲気です。
 人々の手入れが行き届いているのでしょうね。

   
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 そして、新宿商店街の入口近く。

 富山地方鉄道で唯一高架線上に駅を持つ『電鉄魚津駅』と、併設されたステーションデパート。
 
 デパート内には既にテナントは無く、今後取り壊しの後、デパートではない別の姿へと生まれまわるようです。

 ここも小さいころ何度も訪れたことのあるデパートですが、これも時代の流れと言う物でしょうね。寂しいものです。
 

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 そして少し場所を変え、次は『銀座商店街』へ。

 ここは先ほどの新宿以上に寂れてしまった感があります。
 
 かつては東京の銀座、新宿に負けないくらい賑やかな商店街だったのでしょうが、車社会の浸透や、住居の郊外化もあってか、人々はどんどん郊外の大型店へと流れていくのでしょうね。


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 さて、政治的中心や、商店街はどんどん変化していきますが、繁栄を誇った当時から存在する、寺社仏閣に関しては人々がそこに住む限り、長い年月その場に残り人々を導き続けています。

 これは銀座商店街の町の名前にもなっている『真行寺』ですね。
 
 浄土真宗天国の富山では珍しい、日蓮宗のお寺のようです。


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 そして、この周囲は今ほど紹介した以外にもお寺がゴロゴロ存在しています。


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 ここにも


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 そしてここにも
 
 しかも、どのお寺も大きい!!
 

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 そしてお寺のみならず、大きな神社の姿も

 その名も『魚津神社』

 ここも大きな神社です。 

 いやはや、城下町にはお寺や神社がつきものなのでしょうが、通りに面したところを軽く流しただけでも簡単に見つけることが出来ます。
 
 路地裏や、もう少し範囲を広げれば他にも多数存在しており、このことだけでもかつての魚津城の権勢が窺い知れるものでしょう。


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【13時】
 さて、お昼になってお腹もすいてきました。

 今回は先ほどの真行寺町にある手打ち中華そば屋の『やまや』さんへ入ります。

 見た目は古めかしいお店ですが、良くテレビ局なども取材に来る有名なお店なのだとか。


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 さっそく中華そばを頂きます。

 うん。あっさりとした優しい味です。

 透き通った琥珀色のスープは昔ながら懐かしいあっさりとした鶏がらの味わい

 面もチャーシューもそこそこ美味しい。

 ラーメンよりも、中華そばと言う名称が良く似合う気がします。

 ただ優しい味わいの為、女性や、年配の方には喜ばれるでしょうが、ガツン系の味わいを好む若者や、私の様な脂ぎったアラフォーのオッサンには物足りないかもしれませんね(笑)
 
 しかし、他のお客さんは皆ワンタンメンを頼んでいるな・・・そっちを頼むべきだったかな。


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 その後、古い街を離れてJR魚津駅周辺の繁華街へ。

 小さな繁華街ですが、富山県東部では最も大きい飲み屋街です。
 
 少々場末感が漂っている所がまた何とも言えず風情があります。

 やはり、商業・政治、はたまた文化の中心と、繁華街と言うのは切っても切れない関係があるのではないかと思いますね。
 
 どんな目新しい物だけ揃えても、そして綺麗な物だけ集めて発展したように見せたとしても、それだけではやはり真の魅力や説得力を持つことは出来ないのではないでしょうか。

 新旧の歴史及び、清濁あわせ持つ懐の深さを備えていてこそ、真に中心地と言えるのではないかと思いますね。 


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【14時】
 さあ、魚津市街地サイクリングもそろそろ終了して帰路に着こうかな。

 帰り道は再び海岸線に出るために『蜃気楼ロード』へと進路を取りました。

 すると、海岸線には多くのアマチュアカメラマンの姿。

 すごいな・・・どうしたんだろう?


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 そして、道の駅蜃気楼でソフトクリームでも食べて帰ろうかと思いきや、ゴールデンウィークであることもさることながら、ものすごい人だかりができていました。

 なんだ?何が起こったん??


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 どうやら、私が訪れる数時間前に【蜃気楼】が発生していたようです。


 そうなんだ~。
 中華そばとか寺社巡りとかは後にして、海岸線を走っていたら見えたのかもしれないなぁ・・・

 ちょっと惜しいことをしましたが、こればかりは自然の成せる業でありしょうがありませんね。。。

 その後は道の駅も、ものすごい混雑によりソフトクリームを食べることもできずトボトボと帰路へ着いたのでした。
 う~ん。久しぶりに蜃気楼見たかったなぁ・・・残念。

 
 さて、以上で富山県東部の中核市である魚津市の市街地を巡るサイクリングを終了します。

 歴史や文化の息遣いが感じられる良い道程であったと思います。

 今回のように、サイクリングコースにも入らないうえ、普段は車で流して終わっているような市街地部分について、自転車でじっくりと走ってみると言う試みは、改めて行ってみると中々に面白いものでした。

 市街地サイクリングは、これはこれでクセになりそうな面白さがありますね。

 そして、とてもではありませんが一回のレビューのみでは書ききれないものがありましたが、個人的には写真を撮り、文章にすることにより、一層地域の姿を感じられる良い経験でした。

 今後もまた、ぶらりと違う街へと赴いて見ようと思います。

 
 それでは今回はこのへんで
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