東又登山道から【僧ケ岳】山頂へ!! 『加えてMTBライドも楽しむ』

僧ヶ岳
07 /15 2013
 今回の海の日を含めた3連休はいまいちな天候でしたが、せっかくの連休に何かをしたくてたまらない中年は、どこかに行きたくて仕方なく、悶々としていました

 その結果、自転車仲間のあらくにさんを伴い、今回は標高2,000メートルを切る1,855メートル。北アルプス立山連峰の北端に聳える『僧ヶ岳』の山頂を目指すことと相成りました。


P5260109.jpg
 写真は5月の僧ケ岳。標高は低いながらも、いくつもの山々を覆い隠す大きな山体を持つ山です。

 また、雪絵が有名なこの山ではありますが、7月半ばの時点では当然山肌の雪も溶けており、登山初心者の私であっても体力に任せて登ることが出来るはずです。



 今回のルート。

 なお、山頂に至るまでの道のりには、魚津市、黒部市、宇奈月町(現黒部市)からの3つの登山道が存在していますが、今回私たちが選択したのは、その中でも最も過酷であるとされる、魚津市からの東又コースからの登山を行いました。

 更には片貝第四発電所から登山口まで約3キロ、標高差およそ250メートルの未舗装路区間を『MTB』で走り抜けるといった、自転車&登山の一挙両得な冒険を楽しんで来ました。

 それではスタートです。


P7150058.jpg
 この日の天候は、午前中一杯は雨の不安をぬぐいされない、行動しにくい天気予報のため、あらくにさんとの合流時間を遅めの時間帯とし一路登山道手前の片貝第四発電所へと向かいます。

 片貝川の上流へ向かうにつれて、想像以上の美しい源流の景色が我々を迎え入れてくれました。

 いや~日ごろの行いが良いせいか、なんだか天気も良くなってきたぞ。


P7150068.jpg
【8時30分】
 片貝第四発電所に車を止めて、以後の未舗装部分をMTBで走ることとします。

 現在の標高はおよそ500メートルであり、以後東又登山口までの3キロほどの区間、標高730メートルまでをMTBで進みます。

 今回の愛車は、最近出番のなかった『NRS3改』

 やはり山で乗ってこそマウンテンバイク(笑)

 久しぶりに本来の用途に使用されて、心なしか自転車も喜んでいるような気がします。


P7150074.jpg
 そして更に久しぶりのダート走行。

 最近はロードばかりに乗っていたため、何だか違和感が有りますが、未舗装路の林道ならではのこの美しい雄大な景色の中でのサイクリングは格別です。

 こういった道のりを堪能することはロードでは到底不可能なことであり、久しぶりのオフロード走行を楽しみます。 


P7150075.jpg
 そして走るにつれて深まりを増す、美しい片貝川源流付近の風景。
 
 これから登山に行くことも忘れてその美しさを堪能してしまいました。


P7150081.jpg
【9時】
 30分ほどかかって、『片貝山荘』へとたどり着きました。
 
 思ったより遠かったなぁ~。

 
P7150086.jpg
 片貝山荘に自転車をデポすることとします。
 
 なお、この山荘は一見廃墟と見まごうような佇まいであり、とてもこのような場所で泊まることは出来ないなぁと感じさせるものでした・・・怖いぞ。
 でも中は綺麗なのかな・・・?

 また、車でここまでは苦しいかと言う思いもあって、MTBで進んできたこの道程ですが、意外にコンクリ舗装された区間も多く、自家用車でも行けないことはない道程ではありました。

 ただお世辞にも広くは無いので、軽自動車推奨ですけれどね。
 

P7150088.jpg
 その後片貝山荘から、東又登山道まで数100メートルを徒歩で進みます。

 途中の景色を眺めるだけでも、ここが人の手の殆ど入らない自然の世界であることが伺えます。

 何と美しい景色なのでしょう。。。と、思いきやあちこちで砂防堰堤の工事も行われていましたが(笑)

 やはり富山県の歴史は、水との戦いの歴史が現在進行形なのです。


P7150090.jpg
 東又登山道入口。

 狭いスペースに、すでに何台かの先客たちの車が停まっています。5台位は停められそうですね。

 ここに来るまでの擦れ違いにさえ注意すれば意外にアクセスは良さそうです。


P7150091.jpg
【9時10分】
 いよいよ標高730メートルの登山口から6キロ先の、1,855メートル僧ヶ岳山頂を目指します。
 
 なお標識には、山頂までは6時間との記載がありますが、我々の足ならば3時間程度でたどり着けるのではないかな?

 また、山頂へ至るまでには伊折山(1,370メートル)、成谷山(1,600メートル)といった、小ピーク達を縦走して行くこととなるようです。


P7150092.jpg
 さあ行くぞ!!
 と、勇んで見上げたその先は、早月尾根や八郎坂にも匹敵する急登からのスタートでした。

 わぁお・・・


P7150094.jpg
 そして、登山道も山頂に至るまで全体的に道幅が狭く、誤って草木に覆われた斜面を踏み空いてしまうと滑落してしまうような場所も有り、注意が必要です。


P7150095_20130716183846.jpg
 しばらく続くひたすらの急登!!

 このような縄場が連続して、1,370メートルの伊折山まで続きます。
 
 これはきつい~・・・あっというまに息切れを起こします。
 登りが強いあらくにさんについていくことも出来ず、ジリジリと引き離されます。

 しかし、実はこの登山道は、下りがさらに厳しいのでしたが。。。


P7150102.jpg
 途中途中で休憩をはさみながら高度を稼いでいきます。

 なお、今回の行動食はカロリーメイトや塩飴に加えてこれ。

 前回の立山行きの際に同行者のすずけんさんが持っておられた、柿の種や、ミックスナッツ、ガリッツといったお酒のつまみ群を『ペットボトル』に詰め込んだものです。

 大汗が流れる夏の登山においては、この塩気やボリボリ感が実に美味しく感じられます。
 
 ただ、ややお腹がすくので途中で炭水化物の補給も必要な感じがしました。
 

P7150112.jpg
【10時45分】
 登山開始よりおよそ1時間30分後、『伊折山』山頂に到着

 ここから僧ヶ岳まで3時間と記載されていますから、労力的にはここで半分と言ったところなのでしょうね。


P7150120.jpg
 伊折山を過ぎてからは、比較的傾斜も穏やかになり歩きやすい道程となります。
 
 さらに、標高が上がるにつれて木々の背丈も低くなり始めて、登山道も明るくなり始めます。


P7150122.jpg
【11時30分】
 成谷山山頂へ。

 標識の字がすっかり剥げてしまっていて何が書いてあるのかわかりません(笑) 

 ここで先行していた年配の2名の登山者の方に追いつきます。

 その方々は今日はここまでで下山とのこと。しかも、昨日は風雨と雷の中、宇奈月方面からの登山道の草刈りをしておられたのだとか。

 すごいなぁ。お疲れ様でした・・・
 こういった方々の人知れない作業のおかげで登山道と言うものは維持されているのだなぁ・・・感謝ですね。

 さあ想像以上に良い天候に恵まれたこの日ですが、少し雲も出てきました。
 我々も先へを急ぎましょう。


P7150126.jpg
 なお、この僧ヶ岳までの道のりには幾つかの池塘が見られますが、途中で大きな池塘を発見。
 
 まるでちょっとした池の様。
 昨日からの大雨で巨大化したのでしょうか?


P7150127.jpg
 そしてよくよく見ればゼリー状のカエルの卵たち。

 どろどろ・・・グロイ・・・


P7150128.jpg
 そしてモリアオガエルの卵と思われる、泡状の物体も見て取れます。
 う~ん。この小さな世界で様々な生態系の輪が繰り広げられているようです。


P7150141.jpg
 次第に近づく山頂へ向かい、稜線を歩きます。

 こういうところを歩くのは大好きです。実に気持ちが良い。

 そしてこの辺りまで来るとすっかり木々も低くなり、天気さえよければ毛勝三山方面や、後立山方面、更には日本海を能登半島までも眺めながら歩くことが出来るであろう道のりですが、残念ながら周囲は雲におおわれていました。


P7150136.jpg
 それでも時たま垣間見える、毛勝三山の姿や、更に手前では大明神山方面の雄大な風景に感嘆の声を上げつつ楽しく登って行きました。やっぱり山はいいなぁ~。


P7150147.jpg
【12時30分】
 ついに僧ヶ岳山頂到着!!

 登山口よりおよそ3時間20分。

 いやあ~標高以上に過酷な道のりでしたが、だからこそ得られる達成感は麻薬のようですね。

 山頂には2名の先客の方がおられましたが、宇奈月方面から登ってこられたとのことでした。
 
 相当な悪天候も予想された日でしたが、無事に山頂へとたどり着いた喜びを分かち合います。


P7150151.jpg
 さてと。
 
 雲が出てきていますが、雷雲でもなさそうですので昼食タイムとします。

 今日のメインは、カップヌードルシーフード味。しかも『KINGサイズ』!!

 がっつり食べてやるぜ!!

 なお、標高は低いながらも結構膨らんでいます。気圧のせいかな?
 高山に登ってきた実感が沸いてきていい感じです。 


P7150157.jpg
 早速、先日用意したバーナーを使いお湯を沸かします。

 ガスの炎って、明るい所では付いているのかよくわからなくて、何度も点火し直したりと、かなり手間取ったのはいい思い出です。

 その甲斐あってか、あっという間にお湯を沸かすことが出来ました!!


P7150165.jpg
 そしてランチパック。
 やはりカップヌードルだけではなく、固形物も欲しい所です。

 こちらもパンパンに膨らんでいます。


P7150166.jpg
 そしておかずとして、ミートボールチーズ入りを湯煎しました。

 ハードな運動をしたときは、やはり【肉】が食べたくなってしまいますね(笑)


P7150164.jpg
 さらにはコーヒーも入れて、優雅なランチタイムを楽しみます。。。

 ・
 ・・
 ・・・
 ・・・・苦しい。食べすぎた。

 少々量が多かったようです。やはりカップヌードルKINGはやり過ぎだったか・・・
 ちょっと気持ち悪いぞ。


P7150169.jpg
 そして、食事の合間にも流れる雲の合間から美しい北アルプスの山々が垣間見える時があり、その度に食事を中断して美しい山々の姿を一目でも焼付けようとしていました。

 まずは稜線を進めば目と鼻の先にあるようにも見える『前駒ヶ岳』と、『駒ヶ岳』の姿。
 
 ああ、あそこまで行きたかったなぁ。
 今日の天気がもっと良ければ出発を早めて、あの頂まで行くつもりだったのですが・・・
 まあ、次回の楽しみですね。
 

P7150159.jpg
 海側を眺めれば富山湾が、遥か能登半島の先端まで見渡すことが出来ました。


P7150153.jpg
 そして谷を越え、雲の合間から毛勝山たちの姿と、ちらりと立山の姿!!

 なお、この僧ヶ岳を目指す行程から見える毛勝三山の姿は圧巻です。 


P7150154.jpg
 おお・・・
 立山の姿がくっきりと見える。いいなぁ~


P7150168.jpg
 そして宇奈月方面からの登山コースと、その背後に見える低山達の姿。
 

P7150171.jpg
 そして後立山方面。

 いやぁ、雲が無ければ相当に素晴らしい景色が広がっていたんだろうなぁ。
 
 ちょっと残念ですが、雲の合間から今か今かと待ち構えているのも中々に楽しいものです。
 それに今日の目的の僧ヶ岳登山も成し遂げており、これ以上は無い充実感の中で下山を開始しました。


P7150173.jpg
【13時20分】
 山頂より下山を開始します。

 さらば僧ヶ岳!!
 前日の豪雨からは想像出来ない程に天候に恵まれた登山となりました。ありがとう~

 ・・・以後はすれ違う人も無く、淡々と下山します。

【14時10分】
 伊折山山頂へ

  ここまでは楽勝ですが、これ以後の縄場の連続する急な下山道はかなりの過酷な道のりでした。

 登り以上にちょっと洒落にならないくらいの道程であり、魚津方面からの東又登山道が、宇奈月方面からより人気がないのが良くわかりました。
 これはキツイ。


P7150176.jpg
【15時10分】
 辛い下山道にボロボロになりながらも、ようやく登山口まで辿り着きました。
 
 長かった・・・

 登山の辛さは標高よりも、その登山道の過程にあるのかもなぁ・・・

そして、あらくにさんと無事にやり遂げたことに満足し、漢同士の固い握手を交わした後、MTBをデポした片貝山荘へと再び歩き出したのでした。


 P7150178.jpg
 以後はこの冒険のエピローグ的行程です。

 片貝山荘にデポした自転車に乗って、およそ3キロ、標高差250メートル下の片貝第四発電所までの、ダウンヒルを楽しんで帰ります!! 


P7150180.jpg
 さあ!待ちかねました!!

 ここまでの鬱憤を晴らすかのようにMTBにまたがりいざスタートです!!

 
P7150182.jpg
 ペダルをこがずともどんどん加速していく下りのダートの道程

 ディスクブレーキの擦れる感触に、サスが上下する感覚!!

 路面の凸凹を全身で受け止め、振り落されないように疲れ切った身体全身で車体をホールドします!!

 荒れた路面と格闘しながらの、息をもつかせぬ瞬間の連続は、久しぶりにMTBの醍醐味を堪能させてくれました。

 
P7150183.jpg
 深い深い緑に包まれてのMTBによるダウンヒルダート走行!!

 汗だくの身体に爽快すぎます。
 
 MTBから自転車の世界に入って行った若かりし頃を思い出して当時の楽しさが再び体中を巡ります。

 やっぱりMTBも最高に楽しい~!!
 

P7150186.jpg
【15時30分】
 脳みそがとろけそうな最高のダウンヒルを終えて片貝第四発電所へと帰り着きました。

 ああ、今日の冒険は素晴らしい道程であった。

 さて、今回の時間経過は・・・
8時30分  MTBにて片貝第四発電所発
9時     片貝山荘着
9時10分  東又登山道より登山開始
10時45分 伊折山山頂
11時30分 成谷山山頂
12時30分 僧ヶ岳山頂

~休憩~

13時20分 下山開始
15時10分 東又登山道着
15時30分 MTBにて片貝第四発電所着

といった、往復7時間の充実した手ごろな行程でした。

なお、登山部分のみを見れば

【往路 3時間20分】
【復路 2時間10分】
【合計 5時間30分】
 と、いった道のりです。食事の時間も含めれば6時間も有れば往復できる計算になるのでしょうか。
 
 今回は、悪天候の天気予報の中での出発でしたが、幸い雨にも降られずに時折日も差しつつ、雲の晴れ間から北アルプスの山々も堪能させてもらえる時間も得ることが出来た素晴らしい道程でした。

 富山県東部を代表する名山である僧ヶ岳。

 今回はその一部ではありますが自らの足と、自転車を使って堪能することが出来ました。

 そして、登山の楽しさもさることながら、ロード漬けで忘れかけていた、MTBの楽しさをも再確認した一日でした。

 その後は、自転車を片づけ車に乗り込み、夏らしくサザンのメロディをかき鳴らしつつ人里へと下り、魚津市内の日帰り温泉で汗を流して帰路へと着いたのでした。
 
 ああ、楽しかった~。
 次はどんなことをしようかな。道楽のネタは尽きませんね(笑)


 それでは今回はこのへんで
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

お疲れ様でした。晴れ男健在でしょう!
MTBでのオフロードは久しぶりでしびれましたね!
いい山行でした。またこういうのやりましょう!

Re: タイトルなし

あらくに様
晴れ男パワーすごかったですね。
絶対に途中でゲリラ豪雨にでも打たれるものと覚悟しつつ出発しましたが想像以上の天候の回復ぶりでした。
登山もさる事ながら、帰りのMTBは本当に楽しかったですね~。
ボロボロになった登山道での疲労も何もかもが緑の山の中に吹っ飛んでいくようでした。
またどこか、途中までMTBを持っていける所は無いかなぁ・・・

おお~
お疲れ様でした。
やはり、いいですね、山は。
[画]から感じる雰囲気だけでも高揚してしまいます。 う~ん

『駒ヶ岳』は残念でしたね、でも再び目指す目的地があるというのは今後の目標になっていいと思います。
山行、楽しそうです(笑)

MTB...
それも楽しそう(笑)

Re: タイトルなし

chief様
 ありがとうございます。
 しかし、最近全然ロードに乗っていない・・・
 でも山はいいですよ。緑の木々の山肌から、次第に奥地に進んで木々も低くなり、谷の向こうに青みがかった巨峰の山体が見え始めると俄然歩いているのが楽しくなります。
 そして、MTBもやっぱり楽しい乗り物です。登るのは辛いですが、平地のトレイルを走ったり、ダウンヒルなどの楽しさはこれまたロードでの走りの楽しさとは一味違いますね。
 まあ、肝心のトレイルまで行くのが一苦労なんですけれど、今回は上手に活用できました。

初コメ

ご無沙汰しております。
当方、選挙活動で軟禁状態… ですが、また楽しい企画をご提案いたします。 ヒントは0泊3日、ロードバイクで行く富山県内から佐渡ヶ島一周の旅。また荒井さん通じて行程を連絡します。 

追伸
オリジナルペットボトル携行食の世界へようこそ(笑) ジェルやゼリーなど高カロリーなものはたくさんありますが自分に合ったモノって少ないですよね~。好みの物を食べたい時に、試行錯誤でオリジナティーを出しましょう。 

Re: 初コメ

すずけん様
ありがとうございます。
ペットボトルの携行食なかなか良いものでした。ちょっとスナック系を多くしたりと内容を工夫して行けば益々良いものになりそうです。
そして、新たな冒険の旅ですか・・・0泊3日って何だか計算がおかしいのでは(汗)
休憩はフェリーの中のみってやつですか~(笑)・・・えないな。
それが出来たら、今まで一般人の自分が、超人達に挑むといったベルセルクスタイルの活動が、今度はこっちが超人の域に達してしまいますね。
はたして自分にに可能なのか・・・朗報?を期待しております。

OKI

FC2ブログへようこそ!