中山登山へ行ってきました! 『剱岳に呼ばれて無計画登山』

その他の山々
07 /20 2013
 今日は一年の内、何度あるかと言った程に、山が近く美しく見える素晴らしい天候でした。

 しかし、哀しいかな、午前中はしばらく仕事をし、間髪入れずに昼近くまで子供の習い事に付き合わなければなりませんでした。


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【プロローグ】

 そして昼を過ぎて、ようやく自由時間

 ああ・・・なんて美しい北アルプス。
 しかし、午前中に比べて明らかに雲の量が増えてしまっています。
 残念だなぁ・・・

 これは写真で見てもその素晴らしさは半分も伝わりません。

 たまにそれなりにくっきりと見える日はあります。
 しかし平野から、このように緑の色あいや茶色みがかった山肌まで確認できる日はそうそうありません。

 う~ん素晴らしい。


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 【大日岳】、【奥大日岳】もくっきり。

 平地から見ると、とても綺麗な3角形をしている大日岳。この山も今年中にはいきたいなぁ。


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 そして、毛勝三山。

 左から【毛勝山】、【釜谷山】、【猫又山】ですね


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 そして先週登った【僧ヶ岳】

 背後に頭だけ見えているのが、その時行きそびれた【前駒ヶ岳】に【駒ヶ岳】ですね。

 しかし実は、先日の【僧ヶ岳】登山にてとてもひどい靴擦れになってしまい、まともに靴も履けない状態なのでした(笑)


 でもきれいだなぁ・・・

 得に何と言っても【剱岳】!!

 荒々しい山肌が、ここから見ていてもはっきり見て取れます。
 
 ううむ・・・近くまで行きたいぞ・・・
 
 どうせ靴すらまともに履けないし、おまけに登る時間も無いし、近くに行くだけなら・・・いいよね(笑)


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【13時40分】
 県道333号線に掛かる、『伊折橋』より、早月川の素晴らしい景色と共に、より近づいた【剱岳】の姿を眺めます。
 
 素晴らしい・・・


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 やはり平地から10キロ以上山間に入れば、やはりますます持ってその質感が直に伝わって来るようです。
 
 雪もほとんどなく、もうすっかり夏の剱だなぁ・・・
 

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 そして、剱岳に従うかのように【剱御前】


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 そして、奥大日岳もよりくっきりと眺めることが出来ました。

 いや~素晴らしい景色。余は満足です。

 ・・・でもせっかくここまで来たんだから、もうちょっと先まで行ってみたらいいかも・・・馬場島にも行ってみたいし・・・


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 より近づく剱岳。とても大きく見えて、すっごい迫力です。

 なお、伊折集落を越えてしばらく走り、【細蔵山】登山道に繋がる道が広くなる手前位の森の付近からが、最も剱岳が大きく見えるビューポイントですね。

 それ以上近づいてしまうと、近すぎて早月尾根に隠れて見えなくなってしまいます。


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【13時50分】
 馬場島に着くと、駐車場は満車な上に、いくつものテントが張られて中々の賑わいを見せていました。
 
 明日の早朝から剱岳アタックでもされる人たちかな?
 でも、ボーイスカウトの子たちもいるし、やはりいろんなことに使われている良いキャンプ場なのでしょうね。
 
 ・・・さて、私が用があったのはこちら方面の偵察です。

 今度は赤谷山、または大猫山方面へも行ってみたいものです。


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 車止めまでとりあえず数百メートル歩いてみます。

 手前の駐車場には幾台もの車が停まっており、多くの人が登山に向っていることが見て取れました。
 ほほう。。。こんな感じになっていたのか。

 この先へ行くときが楽しみですね。

 この後、剱岳の方角を眺めてみれば、段々と雲が降りてきて、頂付近は見えなくなってきていました。
 
 ああ~残念。
 やはり山は早朝か、夕暮時が一番はっきり見えるんだろうなぁ・・・
 
 さあ、今度こそ帰ろうかな。と、車に乗り込みました。

 そして、以降より、ようやく今回の【本編】が開始です(笑)

 
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 さあて、帰ろうかなと思いつつ下り始めたところで道の脇に、登山口発見。

 標高1,255メートル、【中山】の登山口です。
 
 剱岳の展望台として名高い中山ですが、手ごろな道のりの中で、幹回りが10メートルを超えるような立山杉を幾本も眺めることが出来たりと、人気の登山道です。


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 しかし、中山遊歩道全体で、総延長3,460メートル。

 ここからのぼれば1時間半。

 また、平成17年に完成した東小糸谷線から登れば1時間10分が標準コースタイムであり、合計2時間も有れば行って帰ってくることが出来そうです。

 
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 とはいえ、足はクロップスのスポーツタイプサンダルで、おまけに靴擦れがひどくて踵のストラップもあてがうことが出来ない状態です。 

 更には手持ちの水分は飲みさしのコーラが半分程度。

 服装も、普通のTシャツに、7分丈のユニクロズボン。当然帽子もグローブも無く、タオルすら持っていませんでした。

 う~んいくらなんでもこんなんで行けるかな?


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【14時10分】
 と、考える時間もそこそこに、無謀にもうっそうとした入り口に突入します。

 考えていてもしょうがないや。もうさっさと行ってしまえ!!


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 登山道は非常に整備が行き届いており、クロップスでも十分に歩行可能なまでに仕上げられていました。
 木々も豊富で、中々に雰囲気の良い道程です。
 
 斜度も急でなく、つづら折りを繰り返しながら高度を稼いでいくような作りになっており、非常に快適な道のりです。

 これなら初心者でも上り易いでしょうね。人気があるわけです。


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 そして、登り始めていくらもしないうちにこのような巨木が目についてくるようになります。

 この中山は、早月尾根でも見れ無いような様々な形をした立山杉が豊富に存在していますね。


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 数々の、森の巨人たちの姿。

 これは2本並んだ巨木ですね。

 
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 長年の雪の重みのせいでこんなに曲がってしまうのでしょうか。

  
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 う~んこれに至っては捩じれてしまっているようです。

 ゆっくり眺めたいところですが、時間も無いので先へと進みます。


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【14時40分】
 少し開けたところに出ました。
 
 木々も払ってあって、展望台の様です。 


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 展望台からの剱岳。
 ああ~肝心なところがスッポリ雲に覆われてしまっています。
 残念だなぁ・・・


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【14時45分】
 標高1100メートルへ到着。残りの標高は100メートル足らず。

 そして頂上までは後20分とあります。


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 そしてものすごい巨大かつ、複雑な形状をした立山杉に出会いました。

 どうやらここは『五本杉の平』という場所のようですが、この杉は一体どんな風に生えているのでしょう?


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 その近くにも巨大な立山杉。大きなウロが何だか飲み込まれそうで不気味です。

 本当にこの道のりは見事な立山杉の宝庫何だなぁ・・・

 その後も幾本もの巨大な立山杉に遭遇しつつも、快調に歩を進めていきます。
 
 山頂が近くなってくるに従って、高度を稼ぐためのつづら折りは少なくなっていき、尾根道を登って行くような道が増えていき、益々歩きやすくなっていきます。


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 そして、遂に空が開け、目の前には広場の様な景色が見えてきました!!


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【15時】
 とうとう辿り着きました!!

 急いできた甲斐あって、コースタイムの半分程度の時間で標高1,255メートル中山山頂へ到着することが出来ました。

 いや~やっぱり山頂は気持ちいいなぁ。


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 しかし、残念ながら剱岳は益々雲の中。

 お前に会いたくて、取るものもとりあえず、わざわざ文字通り走ってきたのに、つれない方です。

 まあ、残念だけれども、途中車の中でも充分堪能しましたので速やかに下山することにします。


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【15時5分】
 休憩もそこそこに下山開始です。

 下山は元の道を引き返さずに、東小糸谷登山道から下山することとします。

 しかし、こちら側の方が新しい登山道のはずですが、やはり山の奥側からの道になるため比較的人通りも少ないのかもしれません。なんだかうっそうとしていてちょっと不気味です。


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 ちなみにクロップスは中々にグリップが良い。

 硬さは無いため、足裏にもろに感触が来ますが、ドライなこの路面ならば十分いける感じです。
 
 何より軽い!!おかげで足運びは非常にスムーズです。

 そして、道の状態も良いため、ぐんぐんと高度を下げていくことが出来ます。


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 ただ、東小糸谷側は、やっぱりちょっと山深い感じがして、ちょっとあまりにも軽装なわが身は、ちょっと心細く感じてきますね。

 ときおり声を出しながら、駆け足で下って行きます。
 

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 でも、時にはこのような、美しい花に心を癒されます。

 これは、紫陽花ですよね。

 この中山遊歩道には、至る所にアジサイの花が咲いていました。


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【15時30分】
 そして、滝のような轟音が聞こえ始めて、橋が見えてきました。

 沢渡りですね。

 東小糸谷では、3回の沢渡りの箇所があり、ようやく最初の沢にたどり着きました。


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 沢の上流を眺めてみます。

 いや~綺麗だ。
 水しぶきが舞い上がっており、非常に涼しい。


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 そして水も冷たい!! 

 足を入れたくなってきますが、タオルすら持っていないので止めておくことにしましょう。


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 以後は、この沢伝いの下山していくこととなります。

 クマ避け鈴も、クマ撃退スプレーも持っていないのに、沢伝いに歩くのってちょっと怖いな。
 
 おまけに沢の滝のような轟音で、ちょっとした掛け声などはかき消されてしまいます。

 そして先程より、登山の際に2名の方を追い抜いたのみで、以後誰とも遭遇しておらず、人気はなさそうです。。。

 人が登ってきたら恥ずかしいですが、仕方ないのであと少しの道のり、より大きな掛け声とともに、駈足で下り続けることにしましょう。


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 そしてその後も快調に2本目の橋を渡り、


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 ついに3本目の橋も渡り切りました。
 
 しかし後から気が付きましたが、沢の水量が多いときには橋も水に浸かるか、または水に沈んでしまっていた場合だってあるんですよね。

 水量の少ないときでラッキーでした。

 でもよ~し、多分これでゴールは目前のはず。ラストスパートだ!!


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 その後は沢から次第に離れて行き、うっそうとした登山道を進み続けて次第に再び川の流れが聞こえてくるようになりました。

 この音は下山口の立山川の音だ!!


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【15時40分】
 東小糸谷登山口入口に到着です。
 
 小さな山でしたが、見どころ盛り沢山だった中山遊歩道もようやく終わりを迎えました。

 靴擦れの踵から、じわじわと血が滲みつつも無事に登山を終えることが出来て満足です(笑)


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 さて、帰るか。。。

 馬場島があんな遠くに見えています。車はあのさらに先です。
 
 うえ~(笑)


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 トボトボと汗でずぶ濡れのTシャツとズボンのまま橋を渡ります。

 ちなみに、この川原にも道が通っていて駐車スペースも有り、時折車が走ってきます。


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 橋の上から下流を見渡します。

 ああこの眺めも実に綺麗だ。気分が洗われるような爽やかな風景です。


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【16時10分】
 30分かかって、ようやく中山登山口付近に止めた駐車場まで舞い戻ることが出来ました。

 歩いている間にまた汗をかいてしまった・・・
 当然着替えもないし、このまま車に乗って帰ることとします。
  

 そして、午前中あんなにも美しく見えていた剱はやはり雲の中。
 程よく離れた、この自然公園入り口付近の駐車場の石碑からは雲が晴れれば山頂も顔を覗かせる絶好のビュースポットですね。
 
 今回は、ただ見学に来ただけのつもりがなぜだか勢いがついてしまい、全くの用意なしで【中山】登山と相成ってしまい、少々反省すべき自体です。

 誰にも行先すら告げていなかったですからね・・・携帯も圏外の場所ですしちょっと後先考えなさすぎですね。

 しかし、反面荷物が全くないというのは、実に身軽に身体を動かすことが出来るのだと改めて考えさせられる道のりでした。
 汗はかきましたが、疲れは感じておらず、まだまだ動けそうな感じです(笑) 


 ちなみに経過時間としては
登山道総延長3,460メートル

登山口 14時10分
山頂着 15時
下山口 15時40分

 といった、合計1時間半の道のりでした。う~ん、かわいいものですね。
 良い運動になりました。

 さあ帰ろう。


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 その後帰り道、再び伊折橋から眺めてみると山頂はひょっこりと顔を出し始めていました。

 昼のうちに固まった雲たちが、夕方になって冷えた雲がまた段々散って行き始めたのかもしれませんね。

 私が訪問したのはちょっとタイミングの悪い時間帯でしたが、これも自然の摂理ですね。

 またいつかやってくるよ~今日のところは満足しちゃったから。


 それでは今回はこのへんで
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