六甲全山縦走チャレンジ! 【その1 塩屋~高取山】

六甲全山縦走
05 /02 2014
【4月27日(日)】
 前回の記述の通り、この兵庫満喫アドベンチャーの最初の目標。
 総延長56キロに及ぶ、六甲全山縦走へと出発した一日について記述します。

 六甲全山縦走と言えば、神戸市が主催の11月に行われる須磨浦公園から宝塚への大会が有名ですが、私の選択したルートは六甲山脈の一番端であり、旧来からの縦走路の起点でもある塩屋からのスタートを選択しました。

≪六甲全山縦走≫
 須磨から宝塚に至る六甲連山、全55~56キロ(神戸市のHPによる公称56キロ、神戸市発行の六甲全山縦走マップに記された区間距離の合計53キロ)の縦走路六甲全山縦走路。最高地点は海抜931mの六甲最高峰で、海抜12mの須磨浦公園から海抜48mの宝塚まで16のピークを越え、登りを全部足すとおよそ3000m。北アルプスの上高地(1560m)から奥穂高岳(3190m)までのルートの約1.7倍、富士山五合目から山頂(3776m)の約2倍の登りということになる(2004.11.16日経記事)

 とのこと。
 ただ実際のところコースは長い年月で変遷しており、完全な56キロを歩くコースはもう使われていないようですね。
 
 しかし、どうせ身ひとつの気楽な道のり。 

 せっかくならより完全な縦走路を歩いてみたかったのと、須磨浦公園駅と異なり、神戸から始発で乗り換え無しで到着することが出来る塩屋からスタートする事とします。

 そのためピークの一つである鉢伏山を通ることは出来ませんが、より距離の長い塩屋からのスタートとなります。


 そんな今回のルート。

 ルートラボで何と無くコースと思われるところをなぞっただけであり、巻き道などの曲線の多くを直線でつないだりしており、実際の縦走の参考にはなりませんが、総距離もおよそ45キロ程度と、現在の縦走大会の推定45キロと頬近い数値となっており、方向や距離についての参考程度に使う物と考えてください。
 
 さて、ものすごく長い話になりそうですが、何の因果か富山県民が、突然ゴールデンウィークに六甲山脈へと旅立った奇特な記録について記載していきます(笑)

 それではスタートです。


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【午前5時】
 まだ薄暗い中、神戸駅より今日の目標である六甲全山縦走路の起点である塩屋まで向かうために始発の電車に乗り込みます。
 人通りも少なく、ひっそりとした空間が印象的ですが、5時17分発の電車を待つホームには既に幾人かのお客さんが待っていました。


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【5時40分】
 塩屋に到着後トイレや給水を済ませて、街側の出口に降りいよいよ縦走開始です。
 
 まずは右側方向、神戸方面に戻る方向へ向って狭い住宅街の道を歩き始めます。

 なお、私は旧来の縦走路の中でも、更に塩屋の住宅街を通らない、すぐに尾根に取り付くルートを選択しています。
 やはりどうせなら出来るだけ山道を歩きたいですからね。
 
 しかし早朝ではありますが、パラパラと人の姿があり、リュックにダブルストックの私の姿を珍しくもなさそうに応援してくださいます。
 

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 本当にこれが縦走路につながるのか?
 と、言った細い路地を道なりに抜けていくと、いよいよ最初の取り付きの階段に到着します。

 右側の階段が縦走路です。

 ちなみに、私はこの全山縦走を行うに当たり、地図や色々なブログを見てルートを知っておこうとし、コンパスまで持って挑みましたが、縦走路には要所要所に方向を示す看板があり、ほぼ迷うことなくスムーズに進むことが出来ました。

 ただ、あくまで『ほぼ』であり、特に市街地では迷いやすい所も確かにあります。

 ですので、初めての場合はある程度の予習はしておくべきと考えます。

 写真はべらぼうに撮ってきたので、その気になれば縦走路ルートガイドが作れそうですが、程ほどにして旅の思い出を記載して行こうと思います。


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【5時45分】
 いよいよトレイルに入ります。

 最初の目的地は標高252.6メートルの『旗振山』を目指します。

 しかし、少し登っただけで暑くてたまらず、長袖のコンプレッションシャツを脱ぎます。

 普通に歩く分には良いけれど、登ると暑くて長袖はきついな・・・半袖と、ケガ防止の為アームカバーのみで仕切りなおして登ります。


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【6時5分】
 縦走路は、須磨浦公園からロープイウェイを登った旗振山の山頂ほど近くに有る、須磨浦遊園内を歩きます。

 遊園地はいまだ開演前で、ゴールデンウィークの準備をする従業員の方の姿が幾人も見られます。

 ロープウェイの先には、鉢伏山山頂が。

 また、この時間帯ですが塩屋からの縦走路はもとより、遊園地内の展望台、はたまた旗振山山頂にも幾人もの登山者?が訪れていました。

 ほんの30分足らずで登れる山ですから、お年寄りの良い散歩コースなんだろうなぁ・・・ 
 

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 そして朝霞がかかった神戸市街が見下ろせるようになってきました。
 
 ああ・・・気持ちいいな。
 

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【6時10分】
 旗振山山頂の旗振茶屋に到着しました。

 まずは縦走路の最初の一歩ですね。

 すでに幾人もの人々が、まさに一服しています。

 こちらはそれらを横目に遥かなる宝塚へ向けて先を急ぎます。


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 再びトレイルへ。

 六甲山脈は多くの人が歩くだけあって、歩きやすい整備された道がほとんどです。

 そして、縦走路には本当に細かく案内標識や、看板が設置されておりました。

 ちなみのこの道は、どちらへ行っても同じ場所にはつながります。ですが、余計な先入観を持たずに、素直に案内に従った方が迷いにくいかもしれません。
 

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 そして、よくよく見ると、たまにこのような年季の入った石造りの標識が設置してあることがあります。

 文字も薄くなっている物も有ったりと、縦走の歴史を感じさせます。 


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 途中ケーブルの下を通るトンネルのようなところで、六甲全山縦走大会の物と思われるホワイトボードを発見。

 縦走路の序盤ですが、励まされますね。


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 しばらく進んで、次の山頂『鉄拐山』への分岐に到着します。

 当然標識に従い、正面の階段を登って行きます。


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【6時25分】
 2つ目の山頂、標高234メートル『鉄拐山』山頂に到着しました。

 しかしまだまだ序盤も序盤。どんどん先へと急ぎます。

 ちなみに、私は平地と下りは出来るだけランニングで進み、登りは足の負担を増やさぬようダブルストックであまり急がず登るようなスタンスで進んでいました。

 
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 そして再びトレイルへ。

 この序盤は山も小さく、このようなウバメガシ木々の中の白い尾根沿いの道を気持ちよく走って行きます。


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 すぐにおらがまち公園へと向かうコンクリの道へ。

 人工物と、自然の入り乱れる道のりも、この六甲縦走路の魅力ですね。ここは当然直進します。


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 おらがまち公園の展望台へ。
 ちょうど時間帯がラジオ体操の頃だったためか、広場ではラジオ体操を行っている人たちがいます。


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【6時35分】
 出発からほぼ一時間。

 正面に見えるおらが茶屋でトイレ休憩や、ストレッチをして先へ進みます。


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 次の目的地、『高倉台』までは、長い長いコンクリの階段を駆け下りていきます。

 急な上に長い階段ですが、登りは苦手ですが下りは得意の為苦にはならず、リズムよく足を動かします。


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 階段の途中。高倉台の住宅街と次に登る『栂尾山』が見えます。


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 六甲縦走路では幾つかの市街地を抜けていくことになりますが、ここ高倉台が初となります。

 まだひっそりとした街並みの中を進んで行きますが、沢山の散歩をする住民の姿や、またすでに多くのトレイルランナーと思われる人々に追い抜いて行かれました。

 早いなぁ・・・あの人たちも宝塚まで行くのかな?


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 街を抜け次の『栂尾山』へと繋がる『400階段』を目指します。

 正面の橋を渡った先の標識に従い、前に見える階段は登らないで、突き当りを左折して行きます。


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【6時50分】
 有名な400階段を登り始めます。

 実際のところは、階段の途中から登り始めるルートに変わったようで、400段は無いようですが、まあなんというか、単調な人工物の階段をひたすら登り続けるというのは苦痛なものです。

 ですがまだ慌てるような時間ではありません。
 まだ縦走路は序盤であり、私は他のトレイルランナーのように早くは走れません。
 
 自分のペースで1段ずつしっかりと登って行きます。


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 苦労の後は再び気持ちの良いトレイルに変わります。

 やれやれ、市街地よりもやはり遊歩道の方が歩きやすいな。


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【7時】
 標高274メートル『栂尾山』山頂に到着です。
 
 登ったり下りたりとやはり大変な道のりですが、山頂は展望台になっており。。。


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 苦労の後のご褒美

 展望台からは、ここまで歩いてきた道のりが一望できました。

 高倉台におらが山。遠くには明石海峡大橋と、淡路島も見えています。ああ実に爽快で気持ちいい!


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 栂尾山を出発して途中木の枝を実に起用に掘り込んだ木彫りのリスを発見。

 誰がやったか知らないが器用なものです。可愛らしい(笑)癒されますね。


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【7時15分】
 標高312.1メートル『横尾山』山頂へ。

 少し広々とした山頂には、いよいよ有名な『須磨アルプス』の案内板が出てきました。
 

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 前半のハイライト須磨アルプスへ向かって進みます。

 横尾山を出てしばらくすれば急に道は荒れはじめ、須磨アルプスに近づいていることが伺えるようになります。


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 視線の先には神戸の街並みと茶色い地肌をさらけ出す須磨アルプス。そして遥かに続く縦走路が見渡せます。


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 眼下に広がる荒々しい須磨アルプス。

 緑の縦走路に、突然このような景色が現れるなんてすごく不思議な光景です。

 ザラザラの砂岩質の様で足元は滑りやすいので注意して進みます。


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【7時25分】
 ついに眼前にたどり着きました。

 う~ん荒々しい。

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 振り返ればこれもまた荒々しい風景が広がっています。

 市街地から直ぐのところでこの様な光景が堪能できるのは素晴らしいですね。

 
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 そして、名勝『馬の背』を渡ります。

 細い砂岩質の一本道はたしかにまるで馬の背の様であり注意して進みます。 

 でも何だか小豆島で見た重岩の光景にも似ているなぁ。
 
 やはり同じ瀬戸内に近いこの辺りには、地質的にも何か共通点があるのかもしれませんね。

 途中標高253メートル『東山』も通過したはずですが、どうやら気が付かなかったようで写真を撮り忘れていました。

 さて、こうして出発してからおよそ1時間半にて、前半のハイライト、須磨アルプスを通過し次の目的地は『高取山』を目指します。


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 高取山へと向かう道のりには市街地を抜けていく必要があり、ここでは看板に従い、幾度も主に左折を繰り返すことになります。

 東山から下山してすぐのT字路。ここは右折です。

 ・・・本当は全ての交差点をアップしたほうがもし参考にされる方がおられた場合に良いのでしょうけれどね。
 
 ただ、ものすごい写真の数になってしまうしなぁ。。。難しい所です。

 高取山までは、写真の市街地以外にも途中には階段を下ったり登ったり、公園脇を通り抜けたりと実際のところは、かなり長い道のりです。注意力が散漫にならないよう看板に注意し、市街地では迷子にならないよう注意して進みます。


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 電信柱や、鉄柵、金網など、要所要所に案内板が設置されています。


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 しかしところによっては、看板が老朽化してわかりにくい場所も有り、やはり気を抜けません。
 

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 その後は妙法寺交差点を抜け、狭い路地を右左折した後公園わきのフェンス横から再度登山道へと繋がり、市街地走行はいったん終了となります。


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【8時10分】
 塩屋を経ってから2時間半。

 市街地を抜けて、高取山の取り付きのトレイルへとたどり着きました。

 かの伝説の登山家『加藤文太郎』がモデルの小説、『孤高の人』の冒頭にも登場する山ですね。

 是非とも高取神社からの展望を堪能したいものですが、とても長くなりましたので一旦ここで切り、次回へと続きます。
 う~んしかし、まだ序盤なのにこの長さ。この話はいつまで続くんだろう?

 【その2 高取山~麻耶山掬星台】 へ続きます

 それでは今回はこのへんで
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コメント

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お疲れ様でした。

住宅街を抜けるような、それでいて荒々しい尾根を渡る『須磨アルプス』
新鮮な登山ですねw
でもアップダウンが繰り返される道程は苦しいものだと想像ができます。
『四百段』の階段登りなんて..見るだけでゲソッとしますからw

Re: タイトルなし

MMR様

ありがとうございます。
膨大な記録写真を見ながら、ここはああだった、あそこはああだったと思い出しながら書き起こしていますが、改めて思い起こしても楽しい行程でした。

そうこの縦走、アップダウンがとても多いのです。
一つ一つは小さな小山程度なのですが、それを繰り返していくのは・・・
それではまた続きも長いですが見てやってください(笑)

OKI

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