六甲全山縦走チャレンジ! 【その2 高取山~麻耶山掬星台】

六甲全山縦走
05 /05 2014
 さて、今回は前回の続き。

 前回:【その1 塩屋~高取山】
 
 【4月27日】のゴールデンウィークに行った六甲全山縦走チャレンジの続編です。

 今回は高取山山頂から、縦走路の中間点とされる麻耶山の山頂近くの掬星台までについて記録していきたいと思います。

 高取山までが、六甲全山縦走の序盤戦であり、体力にも十分余裕がある上、須磨アルプスや加藤文太郎の息吹を感じる高取山など訪れたい場所の連続でした。

 しかし、ここからはこの全山縦走路の中でも最も長く、アップダウンの厳しい過酷な『菊水山~麻耶山』の区間でもあり、気が付いたらあっという間に体力をそぎ取られていきました。

 それではいよいよ挑戦の旅、その2へとスタートです。


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【8時30分】
 妙法寺の市街地から、高取山に繋がる登山道を進み始めて、荒熊神社脇を通り過ぎます。


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【8時35分】
 そして、神社が続いて高取神社前へ。

 縦走路は直進ですが、ここはちょっと寄り道をして山頂と境内を眺めてくることにします。


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 急な階段を登り、美しい朱色に塗られた神社へ向かいます。


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【8時40分】
 そして標高328メートル『高取山』山頂へ到着しました。

 しかし、残念ながら山頂には社が有ったり、木々が茂っていたりで展望はありませんでした。


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 仕方なく、山頂を少し降りた神社の境内から、神戸市街地、和田岬方面を眺めます。

 あらためて、今日はやや霞がかっていますが、天気も良く海も煌めいていていい登山日和です。

 いやあ小説孤高の人の名シーンを実際に体験することが出来るとは、実に感動的です。
 本物の加藤文太郎氏もこうしてこの場所から景色を眺めていたのでしょうか・・・ 

 暫く感慨にふけりたいところではありますが、私は氏のような超人ではないので、さっさと先を急がないと後が大変です。
 慌ただしく階段を下り、縦走路に復帰します。
 

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 縦走路に戻り、駆け下ったところ先ほどの荒熊神社のデジャヴのような光景。

 どちらの神社も境内の中を通って行っても縦走路に繋がっているようです。


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【8時45分】
 さらに下ってしばらくすれば『月見茶屋』へ。

 何だか六甲は茶屋っていうのが多いんだなぁ。。。
 これって営業しているのでしょうか?
  
 まあ、毎日登山の会で来ているわけではなく、初めての超長距離でペースもつかめず、この先どうなるかわからないために極力お店に入ってる時間はないでしょうね・・・


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 しかし、その月見茶屋の掲示板にこんなものが。

 『平成26年4月27日(日) 復活第15回 六甲全山縦走 出発午前6時電鉄塩屋駅前出発 主催神戸ツキワ登山会登山部』

 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・今日だよ(笑)

 どおりでやけに健脚なトレイルランナーがたくさん走ってくるものだと思っていましたが、この会の人たちだったのかもしれませんね。
 
 私も参加者だと思われていたのかな・・・
 
 まあ、道連れは多いほうが良いし、願ったりですね。
 

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 そして、月見茶屋のすぐ先にある公衆トイレでおにぎりやで栄養補給や、ストレッチをしたりと中休憩をとります。

 そして休憩しながら、身体状況のスキャンも行います。
 
 ・・・う~ん。流石に疲労感を感じていないと言えば嘘になるな。

 出発してから3時間。

 いまだ神戸市発行の縦走地図で見ても12キロ程度しか進んでいることになっていません。
 
 ですが、まだ冬の間のトレーニングのおかげか、足には特に違和感はありません。

 まだまだいける!!
 気合を入れて立ち上がり、出発の準備を行います。

 ちなみに縦走路は写真のトイレと電柱の奥に案内看板があるのが見て取れます。


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【9時5分】
 トイレ以降、トレイルや階段を、そして◎の刻まれたコンクリ舗装の急斜面も駆け降りて住宅街へと舞い戻ります。

 今回の市街地は今まで以上にアップダウンの有る上に、長く面倒な道のりでした。

 トレイルの入り口『鵯越駅』を目指して進みます。


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 さて、今回の市街地は先に述べたとおり長く、坂の多い道程であり体力を削られるだけでなく、ルートに注意しないと迷いやすい道程でもありました。

 住宅街だけあって看板も小さく地味であり、見落とさないように注意して進みます。

 ちなみにここは正面の家のガスのパイプに小さな左折の標識がついているのが判ります。


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 ですが、ある程度予習をしておいたのでルートに対する不安はほとんどなく先へと進みます。

 ここもわかりにくいですが、信号の柱に、狭い側道へと案内する看板がついています。
 

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 しかし、予想外の出来事が。
 ルート上にある寄り道なしで寄れる唯一のコンビニエンスストアである丸山町のデイリーヤマザキが閉店していました。
 やっていると思っていたのに、情報が古かったのか・・・
 
 ここで精の着くようにカロリーをガッツリ補給しようと思っていたのですが失敗です。

  この旅路の食料は、当初はコンビニのおにぎり3個と、カロリーメイト4箱が有りましたが、すでにオニギリは残り1個、カロリーメイトは2箱を残すのみでした。

 自販機にカロリーメイトが売っているな・・・とりあえずこれでもひとつ補給食に買っておこうかな。

 う~ん塩っ気と肉系が欲しいな。
 カロリーメイトだけでは力が出ないかも。。。何とも心もとない食糧事情です。
   
 
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 その後も続く市街地。

 暑い・・・
 この日の神戸は、四月でありながら25℃を越える夏日であったようで、木々の中に隠れるトレイルとは異なり、アスファルトの路面からの熱と、さえぎる物も無い太陽の日差しに体力を削られていきます。


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 橋を渡り、アスファルトの坂を登った先に有る、西神戸有料道路のトンネルを潜った先の田浦商店の横のガレージの更に右側には、写真には写っていませんが六甲縦走者の為の仮設トイレが設置してあります。

 実にありがたいことです。

 しかし、今の私は暑さと乾きに参っており、傍の自販機で冷たいコーラを一気飲みして英気を養います。
 
 いやあ、熱い中での冷たいコーラは最高ですね!!

 カフェインや糖分の効果も有るのでしょうけれど、疲れたときのコーラって本当に生き返りますよね。
 

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【9時40分】
 たっぷり30分以上市街地を進み、ようやく『鵯越駅』に到着です。

 この駅から次の縦走路への道のりが、明確に縦走路と記載した看板が無くて一瞬わかりにくいのですが、駅の脇に大きな周辺のハイキングコースの案内看板があり、その看板の先に駅の横を抜けていく道が縦走路であることが判ります。

 なおこの駅から更に菊水山へ向かうには更に鵯越市民公園、烏原ポンプ場、鈴蘭台下水処理場などを越えていく、未だ長い長い道のりを歩く必要があります。


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 鵯越駅を越えて、しばらくぶりの気持ちの良いトレイル。

 やはり日差しを木々にさえぎられていて涼しい上に、アスファルトに比べて土の感触が足に優しいですね。


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【9時50分】
 暫く舗装路に戻って、烏原ポンプ場の左の道を抜けていきます。
 

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 そして、ガードレールの切れ目に右折の標識。
  
 ボ~っとしていると見過ごしてしまいそうになりますね。


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【10時】
 その後もトレイルを少し進んだ後、鈴蘭台下水処理場を越えて舗装路を進んだ先にある、石井ダム用道路のフェンスの脇を通り抜けて先へと入って行きます。


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 その後、すぐに何故かこんなところにというような場所で?
 というようなカフェを営業している店の脇にある階段を登って行きます。


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 旧菊水山駅の脇を抜けます。

 以前は平成17年までは、こんなところに駅があったようですね・・・

 いったいどんな人が使っていたのでしょうか?ダムの工事関係者とか?


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 その後もしばらく進み、公園のような綺麗な遊歩道を歩いたりした後。


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 この橋を渡ればようやく菊水山の登山道へと取りつきます。


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【10時12分】
 ようやく掬水山の登山道に入ります。

 入り口には神戸山岳会からの心暖まる応援看板が。。。

 しかし、看板には菊水山まで900メートルとありますが、実際のところは想像以上の苛酷な道のりが待っていたのでした。


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 菊水山で印象に残っているのはとにかくこのひたすらに続く階段です。

 ただでさえ登りの階段は苦手なのですが、ご丁寧に山頂までしっかりと階段が備え付けられています。


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 そして、その階段はプラスチック製の黒い階段も所々に据え付けられています。

 丸太製の階段よりはこっちの方がピッチがそろっている分ましかな・・・でも段差がそこそこあって足に来るぞ・・・

 しかしひたすら登っているうちに、まずい。。。延々と続く階段登り道ですが、段々とペースが落ちてきました。

 出発してからまともな物を食べて補給していないしな・・・ハンガーノックの傾向があったのかも知れません。
 

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 悶々としながら登りつつも、階段の途中には、綺麗な緑の広がる掬水ゴルフ場が眼下に見えています。

 優雅にゴルフをする人もいれば、ヘロヘロになりながらひたすら宝塚を目指す人間もいる。

 世の中とは不思議なものです。


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【10時38分】
 延々と続く階段の登山道にすっかりと打ちのめされたのち、標高458.8メートルの『菊水山』山頂へと到着しました。

 ここもまた、山頂には多くの登山者たちが集まっています。

 しかしここまでの道のりは、時間以上に長く感じました。。。綺麗に整備された階段も善し悪しですね。
 
 そしてもう出発してから5時間か・・・
 やはり5時間連続して運動し続けるのは辛いものです。

 ちょっと休みたいところですが、いまだ道程の半ばにも達してはいません。そして時間は待ってはくれません。
 
 次第に苛酷な六甲全山縦走の真の脅威が牙をむいてきたように感じます。


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 なお、この菊水山も山頂からの展望は良く、これまで進んできた道のりを一望することが出来ました。

 もう明石海峡大橋は霞んでよく見えませんね。思えば遠くまで来たものです。

 山頂の涼しい風にあたって、長い階段道で火照った身体も少しスッキリしました。


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【10時40分】
 そして次の目的地へ向かって、せっかく登ったのにまたしても200メートルばかり下ります。

 まあ、呼吸を整えるのにちょうどいいか。。。
 

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 トレイルや、階段、登り返しなどを経て突如湖の煌めく場所へ。

 長坂堰堤と言うところのようですね。


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【11時】
 国道428号線、有馬街道にかかる全長60メートルにもなる『天王吊橋』に到着しました。
 
 正面には次に登る、鍋蓋山が見えています。

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 この天王吊橋は1978年にハイカーを有馬街道の輪禍から守るために架けられた物だそうで、この橋が出来る前は下まで降りて、川を渡り、写真で見てもかなりの交通量がるこの国道を、車の切れ間を見て渡っていたそうです。

 危ないなぁ。。。橋が出来る前はまさに命がけの縦走路だったのだなぁ。。。


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 さて、鍋蓋山の入り口に入りました。

 今回は先ほどの菊水山までの道とは異なり通常の登山道からスタートであり、土がむき出しの道をジグザグに登る登り易い道です。


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 ですが、縦走路初期の山よりも心なしか人の登りが少ないのか、自然むき出しの部分が多いような気もしますね。

 岩場や、木の根がむき出しの場所も多くみられます。


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【11時30分】
 標高486.2メートル『鍋蓋山山頂』へ

 ちょうどお昼時のためか、展望ベンチでお弁当を広げている人々の姿が見られます。

 本当に六甲の山はどこへ行っても人の姿がありホッとしますね。

 ここで私も最後のコンビニおにぎりを食べて、ここからの再びの長い長い登り返しに備えます。


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 鍋蓋山から眺める神戸市街と海。

 次第に見える市街地や、景色の角度が変わって行くのがわかります。
 千里の道も一歩からですね。


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 軽く休憩の後、せっかく登った道程を再び下り始めます。

 太陽の射すと登山道を、所々に紫色の花の咲く木々が並んでおり実に綺麗です。

 

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【11時55分】
 大龍寺境内傍の広場に到着します。

 ここにも自販機があり、冷たいコーラや、ストリーマの補給を行います。

 ふう・・・だんだん休憩の間隔が短くなってきたかもしれないな。

 なお、ここで休憩していると続々とハイカーや、ボーイスカウトのよう団体さんも現れており、この辺りは中々人気のハイキングコースであることが伺えます。

 その後は大龍寺の山門前を通り過ぎ、再度山ドライブウェイを横断して位ケ原へと向かいます。


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 しばらく進んだのち、何だかバーベキューをしているようなにおいがするかと思えば、キャンプ場のようなところにたどり着きました。


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【12時15分】
 どうやらここが『市ケ原』であったようです。

 沢山人がいるなぁ・・・


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 川原の傍の広場に様々な種類の大勢の人がバーベキューやハイキングなどを楽しんでいます。
 
 中には何だか学生の団体のような集団もオリエンテーションをしたりと・・・盛り沢山な賑やかさです。

 こんな木々の深い場所なのですが、どこかすぐ近くまで車ででも来れるのかなぁ?


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 さて、市ケ原を渡れば櫻茶屋と言った休憩所も営業していました。

 何だか食べ物もあるようだけれど・・・大分時間も押してきているしな。

 自分の体は大分栄養を欲していたようですが、先を急ぐ方を選択してしまいます。これがおそらく間違いでした。


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 トイレの脇のトレイルを、いよいよ麻耶山方面へ向って進みます。

 しかし、多くの人が歩いているなぁ。今日は天気も時間帯も良いからなぁ。

 楽しそうに家族やカップルでハイキングしている多くの人を見ていると、なんで自分はこんな楽しい道程で、こんな苦行をしているのかとふと考えてしまいますね(笑)


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 麻耶山の取り付きまでは、何か所も右折できるところがありますが標識に従い直進していきます。


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 見上げる麻耶山と思われる緑の山体を眺めます。

 色々調べてみると、今日の縦走路の登ったり下ったりも、あと標高差400メートルを登りきる、この麻耶山を乗り切れば大分楽になるとのことです。
 
 
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【12時25分】
 麻耶山への分岐に到着しました。さあ、ここを登りきれば縦走も折り返し。

 気合を入れなおして登り始めます。


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 と、気合を入れたまでは良いのですが、全く登れない。

 ペースがグングン落ちて行き、一般のハイカーにも後れを取りそうになります。


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 キツイ・・・足が前に出ないぞ・・・

 あとで分かったのですが、どうやらハンガーノック状態にあったようです。

 桜茶屋で何か食べておけばよかった・・・

 ちゃんとした場所でのちゃんとした食事に勝る回復方法は無いと過去の長距離サイクリングで学習していたはずだっというのに・・・

 カロリーメイトや塩飴などでは全くもって身体を動かすには不充分だったようです。

 不覚
 

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【13時40分】
  予定よりも大幅に時間をかけて、麻耶山の山頂付近にある、NHK放送所までたどり着きました。

 やった・・・これでもう苦しい登りはしばらくありません。

 しかし、この状態でも平地ならランニングだって出来るのに、力を使う登りで完全にガス欠になるのって、予想していなかったな・・・まだまだ自分の身体を把握しきれていないな。


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 掬星台二着く前に分岐の標識があり、どうやら標高698.6メートル『麻耶山』山頂へ行くためにはもう数百メートル寄り道をしていく必要があるとの事でした。

 ふ~ん。ただまっすぐ行っても山頂は通らないんだ・・・

 疲れたし、行かなくてもいいんじゃ無いかな・・・
 だってコースに入ってないし(笑)

 直進することにします。


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【13時45分】
 展望台やロープウェイの駅も有る、標高690メートル麻耶山『掬星台』へ辿り着きました。

 広い公園のような空間に多くの人々がくつろいでいます。 

 これにて六甲全山縦走マップによれば25.5キロ。

 全行程の半分の地点までを走りぬいたこととなり、険しいアップダウンは収まり残すは六甲山脈最高峰、六甲山を目指して進むこととなります。

 いやしかし、書ききれないけれどもここまで長い行程でした。

 はたして無事に完走できるのか?

 まあ、してるんですけれどね(笑)
 さて、また長くなってしまったので次へと続きます。

 【その3 麻耶山掬星台~六甲山】へ続きます


 それでは今回はこのへんで
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