最高の自転車用ライトを求めて

サイクル用品に関する童心
06 /17 2011
 前照灯ライトは多くの人が初めて自転車を買った際に、購入を考える付属品の中でも1、2を争うものではないでしょうか?
 単なる存在アピールが目的の、フラッシングライトであれば、デザインのみを重視してもさして問題はないのでしょうが、闇夜を走るための前照灯となると、その種類の豊富さや、明るさも千差万別であり、さらに最近では【カンデラ】、【ルーメン】といった光度を表す単位によってその性能を表現しているものもあり、いったい何を指針として選択すればよいのか、困惑の極みに陥るものと思います。

 かく言う私もその一人で、明るく、見やすく、コンパクトでデザインもよく、電池が長持ちするといった、理想のライトを追い求め続けていた一人です。とりあえず、手持ちのライト達について『あくまで私見』で実際の光度や、見易さなどについてレビューしてみたいと思います。


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 とりあえず、今回の被験者達です。サイズの比較に単3電池を置いてあります。
 これまでに購入した数々のライト達の中で生き残って来た猛者たちです。一部自転車用では無い物も混ざっていますが・・・

 上から、
①GENTOS スーパーファイア353X3        【明るさ:200ルーメン】
②ホームセンターで買った謎のライト          【明るさ:3WLED】
③キャットアイ HL-EL530 ヘッドライト(マイチェン前) 【明るさ:1500カンデラ】
④ノグ ブーマー[BOOMER] 1WATT LED          【明るさ:50ルーメンス】
⑤キャットアイ HL-EL350 ヘッドライト         【明るさ:350カンデラ】
⑥インフィニ アミューズ I-201W ヘッドライト      【明るさ:照度:1.5(Lux/10M)】

 はい。見事に皆さんばらばらの事を仰っています。実際に前照灯として使用するには1W程度の明るさがないと厳しいと思いますが、この表記では使ってみなければ実際に走行可能なのか比較は出来ません。

また、①と②は普通の手持ちライトのため、自転車に使用するときはこれまたホームセンターで買った下記のような付属品を使用しています。
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では早速始めましょう。明るさの比較は、
(1)5メートルほど先の地面を照らす
(2)2メートルほど先の正面を照らす
(3)20メートルほど先の地面を照らす

と、いった感じで比較していきます。

①GENTOS スーパーファイア353X3【明るさ:200ルーメン】 
 
 各種ライトを比較した写真でもわかるとおりやや自転車用には長いです。
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 装着するとこんな感じで、やはり違和感がありますが、スリムでありながら、単三電池を使用しているため、実用時間が12時間と長いのが魅力です。
 また、この製品はライトの焦点を絞り、広角、スポットに切り替えることが出来ますが、とりあえずもっとも広げた状態で確認しました。

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 光の範囲は広角にしてもややスポット的で、明るい部分と、暗い部分の境界がはっきりした感じですが、実際は写真よりもっと明るく見えます。白い強力な光で路面の状態もはっきりわかります。車のライトのようです。
 これならば、20メートル以上先に焦点をあわせても自転車用ライトとして必要以上の性能があると感じます。もっとスポットにすればさらに先まで照らせるか?
 いずれにせよ、最大光度200ルーメンというのはかなり強力だという事がわかります。
 ただ、もう少し全長が短ければ・・・そうなれば最強のライトになると思います。


②ホームセンターで買った謎のライト【明るさ:3WLED】

金額は1,980円と安価ながらもコンパクト且つ、なかなかの明るさです。ただ、単4電池3本を使用していますが、実用点灯時間は4時間と短めです。

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 カメラの特性か、明るい部分が特に強調されているため、中心部分の明るさが際立って見えますが、周辺ももう少し明るいです。
 ①に比べてやや光は拡散して、輪郭や路面はぼやけていますが全体的に路面の状態もしっかり見て取れる、充分な光度を提供しています。遠くを照らした場合は、②は光が拡散している為、①のほうが遥かにはっきり路面の状態が見て取れます。
 しかしながら、3WクラスのLEDはやはり強力です。この製品ように特にライトに工夫を持たないオーソドックスな物でも、1WクラスのLEDライトや、通常の懐中電灯などをはるかに凌駕する光量があります。


③キャットアイ HL-EL530 ヘッドライト(マイチェン前) 【明るさ:1500カンデラ】

 言わずと知れた、有名どころ。現在の通勤用の主力ライトです。単3乾電池4本を使用した低コスト、超寿命で1Wクラスのライトでは最強クラスに属する製品と思います。残念ながら、マイチェン後の2200カンデラにパワーアップした製品ではありませんが・・・

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 さて、これまでの①は恐らく5Wクラス、②が3Wクラスの製品と思われます。
 1Wクラスである、キャットアイ HL-EL530 はさすがに光度で劣る感じが否めません。
 
 この製品に関しては、目視と、写真が比較的近い物と思われます。ただ、周辺はもう少しだけ明るいかな?
 やや、黄色味がかかった光を発しており、中心部は明るいのですが明るい範囲は狭く、周辺はやや弱い光が広がっている感じでやや暗いです。ただ、レンズと反射鏡の妙なのでしょう、ライトの照射範囲に無駄が無く、光源からの光を余すところ無く前面へ向けている感じがあります。

 実用的には、20メートル先を照らしながらは厳しいですが、5~10メートル程度を照らしながら、気をつけて走り、飛ばさなければ問題ないといったレベルでしょうか。


④ノグ ブーマー[BOOMER] 1WATT LED 【明るさ:50ルーメンス】

 最近流行のシリコンタイプで取り外しがしやすく、なお1WのLEDを装備し、かつコンパクトさが売りのライトです。個人的には、全体がシリコンの滑り止めのため段差等の振動でもライトの角度がなかなかずれないところが気に入っています。
 単4電池2本のため、実用点灯時間は4時間と短いですが、長寿命の点滅モードも備えており使い勝手がいいモデルです。

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 これも、写真と目視がかなり近いレベルにあると思います。実際はもうちょっとだけ路面を照らせてるかな?
 
 ですがはっきり言って、ごく近距離であっても、前照灯としての用は成しません。コンパクトな1Wライトを期待して購入したのですが、かなり期待はずれです。

 レンズも小さく反射鏡も無い、コンパクトなボディが災いしてか、LED自体が発する光自体は明るい事は明るく強力なのですが、せっかくの光が全て拡散してしまっており、5メートル先でも路面を確認するには充分な光量が無いと感じます。使用できたとしても、トンネル内の間だけなどの本当にごく短距離の非常用程度でしょうか・・・それでも厳しいですが。

 このライトの本領は、拡散する光と1WのLEDの光量によるフラッシングライトとしての使用でしょうね。正直私も前照灯としてではなく、点滅時の視認性のよさを重宝しています。


⑤キャットアイ HL-EL350 ヘッドライト 【明るさ:350カンデラ】

 いまや絶版品ですが、防水かつ工具無しでの取り付け等の特徴を持ち、ボディもコンパクトで点灯、点滅モードを備えた超名作です。
 基本的に、サブライトとしての使用及び、フラッシングライトとしての使用を想定と思われ、単4電池3本を使用し超寿命を実現していました。デザインもリボルバーの様でかっこよく気に入っています。

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 名作ですが、現代のレベルで言えば光量自体は大したものではありません。目視ではもう少し明るいです。
 さらに意外な事に、全体としての明るさはノグ ブーマーに劣りますが、レンズによって集光された光による路面の正面を照らす力はその範囲こそ狭いですが、互角か、むしろそれ以上の明るさがあります。非常用前照灯としてはむしろこらのほうが優れているでしょう。

 ただ、工具を使用しない固定バンドの保持力が弱く、キツク締め上げても振動ですぐに角度が変わってしまうのが玉に瑕でしょうか?
 ですが総合力で、サブライトとしては最強クラスの製品と思います。

 
⑥インフィニ アミューズ I-201W ヘッドライト【明るさ:照度:1.5(Lux/10M)】

 おまけです。明らかにフラッシングライトであり前照灯として期待するものではありません。
 ですが、この製品の良いところは、その特異な形状によりあらゆるところに取り付けが可能な所にあると思われます。

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 製品的にライバル関係にあると思われる、ノグ ストロボ[STROBE]1LEDとの比較ですが、フラッシングライトとしての明るさ、視認性はレンズや反射鏡を持つノグ ストロボが上回りますが、インフィニ アミューズは、取り付ける場所を選ばない柔軟さがあります。
 ヘルメットや、フロントフォーク等ちょっと変わった場所につけたいときなど重宝します。
 さて、肝心の明るさですが、

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 まあ、前照灯として使うものではないので、こんなものでしょう。ただLED自体の性能の向上のためか、LEDライトが発売され始めた初期のLEDより遥かに明るい光を放っているなぁ~と感じました。

 
 以上のとおり、①~⑥まで明るいと思われる順番に確認してきました。やはり①の200ルーメンのパワーが圧倒的で、それを体験してしまうと他のどれを見ても物足りなさを感じてしまいます。

 もちろん1Wクラスの製品でも、しっかりとレンズや反射鏡を装備して、前照灯として設計されたものは夜間走行には問題ないでしょうが、3Wクラスの製品を体験すると物足りない感は否めません。
 ですが、最近は続々と3Wクラスの自転車用ライトが発売されており今後は3Wクラスのライトが主流になるのではと思われます。
 
 しかし、いずれはさらにLEDの性能が向上し、どんな製品を選んだところで明るさ的に満足のいく製品ばかりの時代が来るでしょうね。


 それでは今回はこのへんで 
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