能登半島一周サイクリングへ行ってきました 【後編】

能登半島
08 /29 2014
 今回は前回からの続き。
 
 去る8月24日(日)から25日(月)にかけて行った、1泊2日の能登半島一周サイクリングの後半戦となります。

 前日は道に迷ったり、ツェルト泊をしようと思えば野営場は閉鎖されていたりと、波乱に満ちた道のりでしたが結果として旅館でゆっくりと休めて充実した1日となりました。
 

 そして2日目のルート。

 能登半島最先端の禄剛崎から、富山県氷見市へと至るおよそ165キロの道のりとなります。 

 なお今回は帰ることが主眼でもあり、印象としては正直言って往路程の魅力ある道のりではありませんね。

 サクッとスタートです。 


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【7時】
 禄剛崎の旅館を出発し、道の駅狼煙館で水分をボトルに詰め出発の準備を行います。

 駐車場にはツーリング途中と思われる自転車もありますが、ゼッケンがあることから昨日の珠洲トライアスロンの参加者の方がこの周辺に宿泊しているのかもしれません。

 この帰り道、珠洲市内でも多くのトライアスロン参加者と思しき人々を見ることがありました


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 狼煙の街をまずは28号に沿って出発します。

 なお、まだ雨は降ってきていませんが、空は昨日に比べて明らかに白く、いつ降り出してもおかしくない状態であり速やかに距離を稼ぐためにスタートします。


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 出発してすぐ、有名な聖域とも呼ばれる『金剛崎』と、常に予約で一杯と言うランプの宿を見学しようとちょっと寄り道します。

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 途中の分岐点までですが、異様に綺麗な道路です。


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【7時15分】
 金剛崎御手前の空中展望台に到着です。

 しかし、バリケードがしてあって入ることが出来ません。

 しかも、金剛崎まで行くのには料金がいるようです。

 なんじゃそりゃ、商魂逞しいな。
 
 ランプの宿までを通行禁止にしてあるのは興味本位の観光客が寄り付かないようにするためなのは理解できますが金剛崎までもがね・・・
 
 金剛崎は私有地なのかな?
 聖域と言うのも観光文句にしか聞こえなくなってくるね。


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 見下ろすランプの宿。
 
 屋根が黒々して綺麗。
 なんだか金かかってそうですな。

 まあ、こんなものか。。。あまり感動も無く、ちょっと期待外れかな。
 

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 金剛崎を出て、一路28号線を珠洲市街地を目指して走ります。

 しかし、かつてこの道を走った時は、なんて人気の少ない道のりだろうかと思ったものです。

 しかし、今日までに多くの島や過疎地を訪れたせいでしょうか、今回改めて走ってみると、家も多くさほど過疎な空間でも無かったですね。
 
 
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【7時50分】
 出発してから14キロ
 珠洲市鉢ケ崎のオートキャンプ場正面が昨日のトライアスロンの自転車のゴールであったようです。

 実に多くのサイクルスタンドが備え付けられており、どうやら1,000人以上の参加が有ったようですね。
 昨日は比較的天候も良かったので実に充実したトライアスロンになったことでしょう。


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 ゴールの直ぐ傍の大きな珠洲ビーチホテルの向かいには、キャンプ場があり、幾つかのテントが張られていました。

 私も昨日はここまで辿り着いていれば幕営もできたのでしょう。
 しかし、汗だく疲労困憊の状態では、次もやっぱり旅館の快適さを選んでしまうことでしょうね(笑)


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 その後は長い長い珠洲市の市街地を走り


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 そして見附島が見える様になってきました。


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【8時25分】
 26キロ地点見附公園に到着です。
 
 ここが帰路の最大のハイライトかもしれませんね。
 

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 目の前に聳える『見附島』

 なんでこんな姿の島が存在しているのか?
 
 物凄く不思議で、雄大で、存在感に溢れています。

 軍艦島の異名の通り、側面には錨のような模様まで見えています。


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 そして、見附公園には大きな駐車場や、キャンプ場、民宿などもあり昨日のトライアスロンの参加者と思われる人々が多く集まっていました。

 昨晩はここで一泊して、あの人たちもこれから帰るのでしょうね。


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 しかし久しぶりに見た見附島はやはり見事です。

 岩でできた道もあるようで、頑張れば直ぐ傍まで行けるようですが、ビンディングシューズですからね。。。
 やめておきましょう

 トイレをして、水分補給も済ませますが、まだ食堂もやっていないし、これ以上は長居無用ですね。

 また名物を食べそびれたか・・・能登丼や海藻ラーメンも食べたかったのだが仕方ないか。
 
 それではさらば。見附島よまたいつの日か!!


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【8時55分】
 珠洲市街に入ってからは、28号から、249号線を経て、35号線に沿って海岸線を走ります。
 
 そして30キロ地点の『恋路海岸』に到着

 先ほどの見附公園にも恋人の聖地として鐘が備え付けられていましたが、わずか数キロのこの恋路海岸にも恋人の聖地と鐘が備え付けられております(笑)

 まあ、こちらの方が古い伝承もあり恋人の聖地としては正統なのかもしれませんけれどね。


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 海岸にある奇岩。
 
 その周りのフェンスに南京錠をくくりつけるシステムのようです。 


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 フェンスの看板の文句も洒落たもので、ちょっと癒されますね。
 
 ただ朝方のせいもあるでしょうが、あまりにも静かで人気が無く観光気分が盛り上がりませんね。
 速やかに先を急ぎます。


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 海岸線を走り、五色ケ浜海水浴場付近。

 空には黒い雲拡がり、時折ポツリポツリと雨が落ちて来ます。
 まあ、このくらいは想定内といったところでしょうか。


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【9時55分】
 峠の頂上から、九十九湾を見下ろします。

 実に美しい港町です。


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 湾を越え、気持ちの良い海岸線とともに走る道へ。

 外海に面する能登の西側と比べて、内海側となる東海岸はやはり穏やかで、遠浅の海岸がほんの数メートルの間近に迫り、道に非常に近く続いてゆく気持ちの良いサイクリングロードです。


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【10時10分】
 52キロ地点、門前町へ到着しました。

 ここも懐かしい。
 
 反時計回りに2泊3日で能登半島を一周した10年前は、ここで初日に宿泊したのち、先ほどまでの道のりを突き進んでいたのでした。

 大きな役場が港の正面にそびえたつ姿が印象的で、その光景は今も全く変わっていませんね。

 さて、ここにきてようやくコンビニでカロリー&塩分補給を行います。
 
 本当は食堂などに入ってがっつりと食べたかったのですが月曜日は休業も多く、まだ時間帯も早く結局コンビニ弁当とカップラーメンで済ませたのでした。

 まあ夏のサイクリングの旅は、カロリーと塩分が重要なわけで、むしろ安くて時間のかからないコンビニ弁当のほうが良いかもしれませんね。

 高カロリーで塩っ気の強いものをがっつり食べれば再び活動できるようになることが判り、むしろコンビニの食事で充分であることがつかめてきました(笑)

 店舗でゆったり食事とかとかあんまり関係ないですね。

 腹が減ったと感じる前に、コンビニを見つけたら、とりあえず何か食う!!が一番ですね。
 

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 さて、ここからは再び海岸線に沿って249号を走ります。

 
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【11時10分】
 63キロ地点の交差点で、内陸を走る249号線から左折して、海岸線を走る34号線に移ります。
 
 昨日の迷子の悪夢が一瞬頭をよぎりますが、こちらは基本海岸線に道が存在しているので注意してすすめばまず問題はないでしょう・・・


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 しかし、34号線の道のりは、集落に港、海岸線の繰り返しがほとんどですが、いい意味で人気が無く田舎的で、能登半島らしい醍醐味を満喫できる良いルートでした。

 道路と海も非常に近く自然の魅力を存分に味わえます。


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 そして、当然集落も年輪を感じさせられるものが多く、時には狭い道幅の木造の集落の中を縫うようにして走るといった、風情あるサイクリングが楽しめました。

 これは良い光景です。
 遠回りしておいて正解でした。


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 そして、34号線も半ばを過ぎれば能登半島の道のりも大分佳境に入って行きます。

 陸地に囲まれた、穏やかな海の先に見える台地は『能登島』の姿であり、もう能登半島の先端部分は見ることが出来なくなっています。

 昨日出発した時は、果たして無事に一周を達成することが出来るのかと心配していたくらいなのですが、随分と走ってきたんだなぁ。 


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【12時20分】
 85キロを超えて、長かった35号線も終わり再び249号へと合流します。

 もうこの先は七尾まで249号に沿って走るのみです。


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【12時45分】
 穴水市街
 
 ここまで来ると、珠洲市や門前町のなどの街並に比べて、随分と娑婆に近づいた雰囲気がありますね。
 

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 そしてさらに走って、七尾市に入り能登島に繋がるツインブリッジ能登がくっきりと見える様になりました。

 あれを渡って、能登島から七尾の和倉温泉方面に入るのも魅力的なルートですが、今回は『半島部分』を走ることにこだわりたいので249号を直進していきます。


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【13時25分】
 道の駅、中島ロマン峠へ到着。

 何だか記憶に有るよりずっと小さな道の駅だったことに驚きを感じます。
 記憶って曖昧なものだな。。。


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 その後、途中昼食を摂りながら走り続け、249号から県道1号線に乗り換えて走り、いよいよ七尾市街へと入って行きます。

 もう能登半島の旅路も、大詰めも大詰めですね。


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【14時45分】
 127キロ地点にある、道の駅『能登食祭市場』に到着です。

 何度か訪れた大きな道の駅です。
 そして、ここを越えれば海岸からはしばし離れて、国道160号の山越えと共に富山県へ帰ることになるのですが、感覚としては、能登半島の旅はここで終了するのも同然と言った感覚ですね。

 やはり能登と言えば、この辺りまでのようなイメージです。


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 道の駅の裏から、これまで走りぬけてきた能登の海を眺めます。

 やや霞んでいますが、あの霧の彼方を走り抜けてきたのか・・・
 
 苦しかったけれど、楽しかったなぁ。

 さようなら能登半島、いつの日かまたやってくるよ!!

 
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 と、言いつつも一応富山県の氷見市の辺りまでは能登半島に含まれているようですので、能登半島一周を達成するためにも、いま一つ気の乗らないながらも国道160号を富山県に向い、山越えを行います。

 この期に及んで山越えは辛いな。。。モチベーションの上げようがない。


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【15時40分】
 無事に山を越え、再び富山湾を眺めつつ海岸線を走り続けてます。

 そして、146キロ地点。
 ようやく富山県に入りました。 


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 ようやく富山県に入ったところですが、ここにきて雨は本格的な降りっぷりに変わります。

 いよいよ来たか。。。まあこれ有るを覚悟の上でここまで来ましたからね。
 
 能登半島のサイクリングの間中、天気が持ってくれていただけでも大満足です。


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【16時20分】
 そして、びしょ濡れになりながらもようやく氷見市に入って、とうとう国道415号との交点に帰り着きました。

 ゴールまで、後ほんの数キロを残すのみです。


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【16時半】
 朝7時に禄剛崎を出発しておよそ11時間半。
 
 およそ165キロの復路を走り続けて、ようやく昨日のスタート地点である氷見駅にたどり着きました。

 いやあ、県境からの雨の道のりが意外に長くて参りましたね。
 しかし、それも今となっては良い思い出です。

 これにて半ば勢いのみで出発した10年ぶりの能登半島一周サイクリングが、無事に終了いたしました。

 かつて走った能登半島サイクリングは、私にとっては初めての自転車旅行であったのみならず、初の県外ロングライドでもありました。

 その道程は、未知なる世界に羽ばたくが如くであり、気持ちの良い印象を今も心に深く刻んだ、素晴らしい思い出の道のりでした。

 そして、10年後再び走ったその道は相変わらずも美しく、優しく迎え入れてくれたのでした。

 そして、年齢は重ねましたが以前は2泊3日でもヘロヘロになっていたこの道のりを1泊2日で余裕を持って走り抜けることが出来たことなど、サイクリストとしての能力値はかつてよりも向上していることを実感することが出来た実りある旅路でした。
 

 さて、ここからは輪行袋も持ってきたので、輪行して帰ろうかな

 ああ楽しかった。


 それでは今回はこのへ・・・んで? 

 と、思って時刻表を調べると、最寄駅に帰り着くまでに、待ち時間や乗り換えで、2時間近い時間がかかるとのことでした。

 え~!!
 同じ県内なのにどうしてそんなにかかるんだよ・・・
 しかも時間帯が夕方で悪く、駅にはどんどん帰宅すると思われる学生達が集まってきます。

 この集団の中を、ずぶ濡れの汗臭い、かつ全身べた付いた塩っ気にまみれた39歳がでかい輪行袋を持って加わるのか・・・

 しかもこの先「高岡」、「富山」と言った県内の中心駅を通過して行かなければなりません。
 
 さらに人混みが増すのか・・・もう1時間は早く着かないといけなかったな・・・
 
 ・・・そして、その後つまらない見栄のために、旅の最後の最後まで愚かにも判断ミスを繰り返し、自宅まで50キロの自走を始めるのでした(笑)

 以後はこの旅のプロローグ・・・という程も無い。
 
 ただの蛇足編です。


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 氷見駅からいつものサイクリングコースである415号を辿って帰路につきます。

 しかし雨は次第に強さを増し、本降りといった程度から、集中豪雨と呼ぶにふさわしい様相へと変化していったのでした。

 これはやばいかも


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 豪雨の中、雨晴の海岸線の男岩を通り過ぎます。

 改めて見れば、能登の岩達に比べて余りにも見劣りします。
 立山連峰が見えなかったら、ただの岩でしかないな・・・

 
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 射水市に入っても豪雨は続き、新湊大橋の中を走る、あいの風プロムナードでようやく雨をしのぐことが出来て一息つきます。
 
 雨がひどすぎて目に入りまくって前が見えん。 
 まるで水泳をしているようです。

 最後の最後に何をやっているんだ俺は(泣)
 やはり輪行して帰るべきだったか。

 
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 その後、さんざん雨に打たれた後、無事に帰り着くことが出来ました。
 
 そして、何とか2日間合計432キロのサイクリングを終了することが出来ました。

 この旅は楽しかった思い出もさることながら、ルート誤りに、ツェルトセット&輪行セットをただの重しにしてしまったこと、体力の消耗している中で豪雨の中を走る選択をしてしまったこと。

 と、言った判断ミスの連続で、反省点だらけであったことも印象深いところですね。

 ひとえに、旅の目的の明確化が出来ていなさすぎですね・・・
 
 実りある一大イベントで有りながらも、色々と反省するところの多い旅路となってしまいました。
 これからは気を付けようっと(笑)

 
 それでは今回はこのへんで
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コメント

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お疲れさまでした。

能登半島432㎞の自転車旅
お疲れさまでした。
後半の雨の中の走行は
大変でしたね。

能登半島は、見どころ満載ですね。
ぜひ自転車で走ってみたいです!

Re: お疲れさまでした。

ひまわりパパ様

ありがとうございます。
日本海側最大の半島である能登半島は、一度は走って見られたら良いと思います。
駆け足で駆け巡って来たため他にも色々な良さを見逃してきたような気もしますが、ガガっと走一気に突き進むのもまあ自転車の魅力ですからね(笑)

最後の雨にはまいりました。まるでシャワーの中を走っているかの如くであり、あまりの惨状に笑ってしまいましたね。
しかし、まだまだ自転車シーズンは続きますからめげずに楽しみます!

OKI

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