猫又山登山 【大猫平~猫又山~ブナクラ谷へ】

毛勝三山
10 /20 2014
 先週末も真に良い天候であり、絶好の登山日和でもありました。

 当然このチャンスを逃すわけにはまいりません。

 今回は18日(土)に、毛勝山・釜谷山・猫又山で構成される毛勝三山が一つであり、富山県魚津市、黒部市、上市町にまたがる標高2,378メートル『猫又山』へ行ってきました。

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 平野部から見る毛勝三山。

 剱岳と、僧ヶ岳の間の空を埋める様に見事な3つの山頂が並んでいます。
 そして今回の目的地『猫又山』は、向かって右端の山頂となります。



 今回のおおよそのルート。

 剱岳の登山道を有する馬場島から、ブナクラ取水堰堤より登山を開始して、秘境『大猫平』を通過しつつ写真の右側にちょこんと頭を出した2,070メートル『大猫山』を通過したのちに、赤谷山を望みつつ、『ブナクラ谷』から下山を行うおよそ14キロの、盛沢山のルートです。

 そして素晴らしい好天に恵まれたこともあり、剱岳はもとより、大日、立山、そして長野県の白馬方面も存分に堪能できた素晴らしい一日となりました。

 最近全然自転車の話の一つもでてこないところで恐縮ですが、11月初旬には六甲全山縦走大会も控えており、出来れば楽しみつつ足腰を鍛えておきたいところなのです

 それではスタートです。
 

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【5時40分】
 2週連続して早起きをし、馬場島へ。

 白萩川に沿った取水堰堤ゲート前へから登山口を目指します。
 
 なお、今回も職場の同僚Yさんが同行しています。
 
 この猫又山~ブナクラ谷の道のりは、かなりマイナーなルートであり、初めてでの単独行が不安であったことと、Yさんは以前ブナクラ谷を歩いた経験もあるとのことなので御同行頂きました。
 

 
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 ゲートを進めば正面に剱岳のマッチ箱が大きく現れます。

 もう雪が着いていて綺麗だな~
 と、のんきに喜んでいましたが、これから自分たちが進む道程にまで思いが至らなかったのが素人くさくて可愛いものです(笑)


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分岐点。

 右は白萩堰堤で池ノ平山登山口方面であり、我々は右のブナクラ取水堰堤へと進みます。


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【6時5分】
 およそ1.5キロ進み、ブナクラ堰堤にたどり着きました。

 この右手に工事現場のプレハブがあり、そのすぐ傍に登山口が存在しています。


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【6時10分】
 登山口発見。
 
 さあ行くぞ!!

 ちなみに似たような入口がもう一つあり、どちらか迷いましたが、すぐ上の方でつながっていました。
 

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 そして噂通り、のっけから荒々しい急登が続きます。

 愛好家の方が道を切り開いて下さったとのことですが、やはりマイナーな道のりなだけあって厳しい、登山道らしい登山道です。


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 野性味あふれる道のりが続きます。

 先週の白山のような遊歩道然とした雰囲気は全くありません。


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【7時10分】
 剱岳の稜線より太陽が登り始めて、周囲はより一層明るくなりはじめました。


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 そして、植生も少しずつ変化し始めると同時に、高度が上がったことにより木々の葉も色づき始めます。


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 しかし、ただの急登であるだけではなく、この大猫平までの道のりは多くの縄場有り、岩越え有のバラエティに富んだ、厳しくも楽しい道のりでした。

 登山道から岩場をトラバースする道。

 一見よく見ないとどこへ行ったらいいのかわからないような箇所がいくつもあり、よく周囲を確認して進まないと危険な道のりでもあります。


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 大きな岩場を登ったり、また足場のない岩を下ったり。
 といった、メジャーなルートにはまず無いであろう障害もいくつも越えていきます。

 長くて厳しい道のりなのですが、よくもこの様な道を切り開いたものです。


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 そしてさらに植生は変化し、次第に笹が生い茂ってきます。

 さて、どこが登山道でしょうか(笑)

 
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 しかし、苦しいながらも大猫平までの道のりは、剱岳もさることながら大日岳方面が非常に大きく近く、美しく眺めることが出来て、歩いていて飽きることがありません。


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 そして、立山、浄土山、別山の立山三山の山頂も白く輝いています。

 山頂が眩しい。


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 その後も視界が開けたかと思えば、また藪に包まれたりを幾度も繰り返す過酷な道のりが続き、中々大猫平までたどり着きません。


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【8時55分】
 ようやく開けた場所にたどり着きました。

 場所的にはこの辺りが大猫平なのでは無いかな・・・


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 別天地とも紹介されている大猫平。

 残念ながら、紅葉はもう少し後だったのかすでに散ってしまったのか、思った以上に殺風景です・・・


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 そして登山道沿いにいくつもある池塘は、この時間帯でも薄く氷が張っていました。
 

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 また、足元を見て見れば教科書のような霜柱。

 大きい~
 こんなでっかい霜柱は初めて見た。

 気持ちよく踏み潰します(笑)


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 紅葉が見られず、ちょっと残念だった大猫平でしたが、長く荒れた急登を登りつめてのこの台地の光景は、やはり心にグッとくるものがあります。

 更に、人気のない秘境のプレミア加減も加わり実に心地よい。


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 先へと進み、大猫平を見下ろします。

 こうしてみると、所々色づいていることが判りますね。


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 そして、遠く石川県の方角に目をやれば、先週登ったばかりの白山の姿。

 白山もすっかり山頂は雪化粧されていますね。
 わずか一週違いで随分と変わるものです。


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 そして、標高も2,000メートルに達する頃には登山道には雪が見られるようになります。

 当たり前ですが滑る。
 馬鹿だなぁ・・・何で雪があるかもしれないことを想定して来なかったのか。 


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 しかし、森林限界も越え低くなった草木の先にはいよいよもって毛勝三山の内、猫又山と、釜谷山が正面に現れ始めました。

 初めて間近で眺めるこの2山は、白い雪が混じって想像していた姿と全く異なる色合いと山肌を見せており、緑の笹ヤブと白い登山道と相まって、この世の物とは思えぬ美しさです。


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 左手に猫又山。

 そして右側の小さなピークが大猫山です。

 いやあ・・・
 猫又山がこんなにも素晴らしい美しい山だとは思わなかった。


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 そしてこの登山道からの光景も素晴らしい。

 正面に後立山連峰を眺めつつ、緑の中を貫く白い登山道。
 
 今日の晴天と相まって、大猫平の光景が吹き飛んでしまう程の爽快さです。


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 そして、剱岳の北西方面からの展望。

 なんと鋭い。
 まるで要塞のようです。


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 その後は、輝く笹原を越えて、大猫山へと肉薄します。

 この大岩を越えれば大猫山山頂の三角点です。


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【10時半】
 標高2,070メートル、大猫山山頂に到着です。

 非常にあっさりとした山頂であまり感慨も沸いてきませんが、まあ猫又山までの通過点みたいなものですからね。


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 ここまでの道程を見下ろします。

 大猫平によく似た光景で、こちらが本物なのではないかと考えてしまいます。
 眼下には富山平野と富山湾を見渡すことが出来ました。


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【10時55分】
 そして、大猫山は猫又山までの最後の難関らしく、大きな岩やアップダウンの有る中々の道程です。

 しかし、ここでYさんが疲労の為、猫又山までは行けないので、単独で行って欲しいとのこと。
 
 確かに当初の予定ではとうに猫又山に到着している予定でした。
 苦しい道程を我慢してここまで着いて来てもらって申し訳無い思いです。


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 ブナクラ谷への分岐で待ち合わせをすることにして、ここからは単独行。

 時間も押してきていますし、ダッシュで猫又山を目指します。
 俺はまだまだ元気だぞ!待ってろよ!!


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 大猫山を越えればまた風景が少し変わり、いよいよ白馬三山を含めた長野県方面への視界が完全に開けるようになります。

 山頂からの展望が楽しみです。
 足取りもより一層早くなります。


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 雪の積もった登山道。

 斜面に刻まれた道に積もった雪のせいで足が取られて歩きにくいことこの上ありません。

 なお、正面の大岩の向こうの雪原がブナクラ谷への分岐点となります。
 分岐点は【11時半】に通過しました。


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 分岐点を越えた後は、強まる傾斜と、厚みを増した雪の中を山頂目指して突き進みます。

 雪が靴の中に入ってきて冷たい・・・


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【11時40分】
 ついに、標高2,378メートル【猫又山】山頂へとたどり着きました。

 いやあ盛りだくさんで長かった~。
 

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 そして、中々に広い山頂にはお地蔵さんの姿も。


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 そして今日の山頂からは360度の大展望。
 先には毛勝三山の2峰、『釜谷山』と『毛勝山』が連なっているのが見て取れます。

 凄い光景だなぁ。。。
 いつの日か、残りの2峰にも足を踏み入れてみたいものです。


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 富山平野と、富山湾。
 今日は能登半島まで見通すことが出来る素晴らしい天気です。


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 そして背後に目をやれば、後立山連峰の大パノラマが拡がっています。


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 まずは日本海側に目をやれば、先月歩いた栂海新道の中継地、『犬ヶ岳』の姿をも遠目ながらも見ることが出来ます。


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 そして最北の北アルプス『朝日岳』


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 一層白く染まった『白馬岳』とその手前には『旭岳』


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 そして白馬三山の『杓子岳』に『鑓ヶ岳』
 

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 『不帰ノ険』に『唐松岳』


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 『五竜岳』
 
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 そして美しい『鹿島槍ヶ岳』


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 よく知らないけれど『爺ヶ岳』


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 そしてこの辺りで、再び剱岳の北方稜線たちに背後は遮られます。

 しかし、ブナクラ谷から赤谷山、池の平山が一望出来るいつまで眺めていても飽きない素晴らしい光景です。

 う~ん。高倍率の一眼レフが欲しいな。

 さて、いつまでも眺めていたいところですが昼になって、本気で帰る事を考えなければならない時間帯になりました。
 Yさんを待たせたりしても申し訳ありませんので速やかに下山することにします。

 
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【12時】
 ブナクラ谷分岐に到着。

 大猫山の方向からちょうどYさんがやってきたところで、無事に合流することが出来ました。


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 分岐点の斜面には、大きな岩に赤ペンキで方角が記してありますが、今日は雪で周囲の景色が白く染まっており、中々道標に気が付きませんでした。

 雪というものは綺麗なのですが、登山道が非常に判りにくくもなりますね。


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 ブナクラ乗越へと向かうカールは大半が雪に覆われており、掴む笹薮も無く滑り易くて下ることに苦労しました。

 そして、降り積もった雪は既に溶けだして、登山道は川となっています。
 凄いなぁ。これが寄り集まって早月川の流れを作っているのかな。

 道が全くわかりませんが、取り合えず他の人の足跡をたどって、下へと下って行きます。


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 振りかえってみれば随分と下ったことが判ります。
 
 凄いカールです。
 青空が眩しい。
 まるで山肌が覆いかぶさってくるようです。


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 そして雪で覆われたカール部分が終了し、ようやく登山道に復帰できるのかと思いきや・・・


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 雪の積もった滑りやすい急降に加えて、藪だらけのの登山道が待ち構えていました。

 なんじゃこりゃ~


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 ひたすら続く藪。
 
 どこに登山道があるんでしょう?(笑)
 
 時々落ち着いて観察しないと本当に道の見分けが着かなくなります。


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 そして私の背丈ほどもある笹薮の茂る急降を下って行きます。

 本当になんじゃこりゃ(笑)
 まあ、笹につかまれば下りやすいと言えば下りやすいけれども・・・

 猫又山への道は、どちらを通っても過酷なものですが、たとえもう一度登ろうと思っても、この道を登る気には流石になりませんね。


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 そして、下り続けて視界にようやくブナクラ谷の全貌が見えてくるようになります。
 
 長い谷だなぁ。
 あれも下って行かなければならないのか。


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 笹薮を抜けて、長い長い縄場を切り抜ければ、ようやく視界にブナクラ乗越が見えてきました。

 やっとか~
 本当にこの道は参った。


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【13時半】
 1時間半もの間、藪と急降と格闘したのち、ようやくブナクラ乗越にたどり着きました。

 後はブナクラ谷を下って行くのみで、ようやく終わりが見えてきたことにより、一息つくこととします。


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 まずは腹ごしらえですね。
 
 カップラーメンの担担麺と、リフィル米にキーマカレーをトッピングしてガッツリとエネルギーを補給します。
 

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 そして食後は定番のコーヒーです。

 ブナクラ谷に乾杯!!

 実にうまい。
 なお、この日は他の登山者とは数えるほどしか遭遇せず、往路で1名のトレランの方。

 そしてこのブナクラ峠にて3名の方と出会ったのみの、ほぼ貸切状態での山行と相成りました。


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【14時15分】
 たっぷりと休憩も取り、下山を開始することとします。

 まずはうわさに聞く岩だらけで歩きにくいゴーロ帯を抜けていきます。

 このブナクラ谷の下山道は上から見ていた通り長いうえに、3度も大きな沢を渡らなければなりません。
 さらに道は蛇行しており遠回り感があり、おまけにわかりにくく迷いやすいと言った、やはりマイナールートなだけあって面倒な道のりでした。


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 多くの雪解け水が流れる大きな沢を、靴に水が入らないように気を付けながら岩を伝って渡って行きます。 


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 そして、下るにつれて道自体が川と化している場所が多々現れるようになります。

 本当になんてところなんだ。


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 いや本当に川を歩いているのか、登山道を歩いているのかわからないな。


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 そして冬道の名残があちこちにあって迷いやすく、登山道を示すリボンを見失わないように気を付けて歩かないと本当に道をロストしてしまいそうになります。

 何とも難儀な道のりです。


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【16時45分】
 想像以上に長く感じたブナクラ谷を何とか歩ききり、ようやく朝にスタートした取水堰堤と工事現場が見えてきました。
 やっとここまで来たか・・・

 長い一日がようやく終わりそうです。


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 ゲートまでのコンクリートの舗装路を歩いているうちに次第に日も暮れかかってきました。

 振り返れば、稜線は夕日に染まり始めていました。

 既に17時を過ぎており、日が沈むのが早くなった昨今はもうしばらくすれば周囲は真っ暗となることでしょう。


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【17時20分】
 無事にスタート地点であるゲートに帰り着きました。

 今回も最高の天気の下、楽しい登山を出来たことに感謝ですね。

さて今回のタイムは。

馬場島ゲート前       5時40分
ブナクラ取水堰堤      6時05分
大猫平             8時55分
大猫山            10時半
ブナクラ方面分岐点    11時半
猫又山            11時40分
ブナクラ方面分岐点    12時
ブナクラ峠          13時半
~休憩~  『45分』  
ブナクラ取水堰堤      16時45分
馬場島ゲート前       17時20分
 
 合計11時間40分の道程でした。
 のんびり歩いたので、ちょっと予定より時間がかかっちゃったかな。
 
 しかし余りにも景色が綺麗で随分と長い記事になってしまいましたが、道中障害物が盛りだくさんのアスレチックのような道程に加えて、久しぶりに登山道に雪の有る世界に苦しみつつも、山の素晴らしさを凝縮したような美しい光景を見つづけることが出来た良い一日でした。

 なにより猫又山を含めた毛勝三山の想像以上の光景は、普段下界から見るそれとはかけ離れたすばらしいものでした。
 
 当初は大猫平の景観が目当てであったのが、途中からはすっかり忘れてしまっていましたね。
 毛勝三山がこれほど素晴らしい物であったとは大収穫です。
 
 今年はもう冬のシーズンとなり、私の山行もほぼ冬眠状態となることでしょうが、また他の二山にも訪れたいものですね。


 それでは今回はこのへんで
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