NRS3改にテーパードコラムを装着する!

メンテナンスに関する童心
01 /12 2015
 さて、富山はすっかり雪の季節になっております。

 時折アスファルトが見えるほどに雪が溶けることも有りますが、すぐに再び雪に覆われるの繰り返しで自転車のシーズンはまだまだですね。

 そして、冬山に行く技量もないし、ランニングも晴れないと辛いしアウトドア活動全般は休止状態です。
 
 あ~あ。
 こんな無駄な連休はいらないから、祝日を春に回してくれないかなぁ(笑)


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 さて、そんなしょうも無いことを思いつつも、そんな退屈な冬の手慰みのためにと、昨年末に購入してしまった、ロックショックスSID XX Dual Air Forks

 当初は暇な時にちょいちょいと取りつけてしまおうなどと簡単に思っていましたが、調べているうちにこれを現在手持ちのMTBであるNRS3改に取り付けるにはいくつかの問題があることが判りました。

①クイックが9ミリでは無く、15ミリのスルーアクセルで現在使用中のハブでは取り付けられないこと。
 
 ・・・まあ、これはとっても面倒ですがホイールをばらしてハブを交換すれば解決かな。
 ショップに頼んでも良いし、最悪新しいホイールを買ってしまえばいい。


②NRSのヘッドチューブにそもそも1.5インチのインテグラルヘッドパーツは入らないこと。
 ・・・これはかなり致命的なことです。やばい。

 何とか取り付ける方法が無いか模索していましたが、まっとうな方法で装着することは不可能との結論に至りました。
 
 こうなったらば、残すはあの方法しかないのだろうな。
 これでダメなら返品か、オークション又はリサイクルショップ行きだな・・・


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 意を決して、恐る恐る下側のヘッドパーツをいらなくなったシートポストで叩いて取り外します。

 圧入されていた部分の直径は44ミリ!!

 いけるかも。
 首の皮一枚繋がりました。 再びCRCで注文しなくては・・・


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 そしてようやく届きました。

 ケーンクリークの40. EC44 BOTTOMです。
 これは本来はオーバーサイズでゼロスタック仕様のヘッドチューブに対し1.5インチのテーパードコラムを装着するためにあるそうです。

 ヘッドチューブの下にヘッドパーツを継ぎ足すわけですね。
 なるほど。

 装着の為には、チューブの内径が44ミリでなくてはなりませんでしたが、まずは第一関門をクリアしていました。

 どうやら、NRS3は普通のインテグラルヘッドではなく、セミカートリッジインテグラルとやらで、ロープロファイル型のカップの中に、ベアリングを挿入したものを更にヘッドに圧入すると言った、どうも現在のインテグラルヘッドの走りと言える時期の製品の様で、まっとうなインテグラルヘッドタイプで無かったことが功を奏したものと思われます。


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 さてしかし、次の問題は圧入部分の高さです。

 12ミリか・・・


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 ですが、ヘッドチューブ内にはおよそ8ミリのところで溝が切ってありこのままでは4ミリほど圧入することが出来ずに、カップに負担がかかってしまうことでしょう。

 しっかりしたショップにでも持っていけばあの段差も削ってくれるのでしょうが、極力ショップの世話にはなりたくありません。

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 で、あればもはや残された道はただ一つ。

 斬る!!(笑)

 ヘッドパーツをカットするなど想像もしませんでしたが、実際にカットしておられる方のブログも見つけましたので勇気をもらいました。

 やってしまいます。

 中に直径40ミリほどの塩ビパイプにビニールテープを巻いたものを差し込み固定し、塩ビパイプごとカットしてしまいます。


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 斬れた(笑)


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 あとはしっかりとやすり掛けをして段差をなくし、クラックの発生の原因とならないように磨き上げてタッチペンで塗装しておきます。
 
 まあ、強度の低下は心配ではありますが、昔のようにスキー場にダウンヒルに行くこともないだろうし、近所のトレイルや低山に乗って行くくらいなら問題はないでしょうね。


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 さて、お次は圧入工具を自作しなくてはいけません。

 ホームセンターで買いそろえてきた、
 
 12ミリのロングボルトとナットにワッシャー
 直径50ミリのワッシャー
 10×10の木板
 直径16ミリの塩ビパイプ
 25×20、16×13の継手パイプです 


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 まずは16ミリの塩ビパイプをカットして・・・


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 カットしたそれを、25×20の継手の中に差し込みます。
 
 継手の細い部分の内径が16ミリのためピッタリです。


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 組み上げるとこんな感じ。

 通常の上下1-1/8のヘッドであれば、16×13の継手パイプを上下に取り付けるだけで済むのでしょうが、

 テーパードヘッドコラムのために、下側の方を太くしなければならないのですが、12ミリのボルトを通した際に、少しでもセンターを出したいがための苦肉の策でした。

 まあ無いよりましだろう。


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 いざ圧入。

 緊張しながらもゆっくり、時折斜めになりそうになったらハンマーで修正したりしながら圧入します。

 なお、木の板では強度不足ですね。
 手頃な金属板が売っていなかったので木にしましたが、締め上げる度にミシミシと喰いこんで行く音がしてきて落ち着きません。


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 ですが、苦労の甲斐あってついに圧入成功。

  苦労しましたが、ここまでくれば、作業も大半が終了したも同然ですね。


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 クラウンレースの装着はとても簡単。

 セオリー通り、1.5インチにほど近い、内径40ミリの塩ビパイプでガンガンと数回押し込んでやれば簡単に挿入出来ました。


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 そして私の使い勝手の良い高さに合わせて、コラムカットも行います。

 ショップのように数をこなす必要のない個人の作業であれば、ソーガイドなど無くとも100円ショップのパイプカッターで充分に用が足せます。

 ただ、パイプカッターは締め上げながらカットするため、弱いアルミやカーボンでは変形してしまいます。
 そのためコラムの中に、径の近い塩ビパイプにビニールテープを巻いて径を同じくしたようなものを押し込んで、変形を抑える処置を取った後、パイプカッターを使用したほうが良いでしょう。

 時間をかけてじっくりとカットし、ヤスリでしっかりとバリ取りも行います。


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 そして一応の完成。

 まだスターファングルナットも取り付けていませんが、とりあえずステムで仮止めしてフォークの装着は一息つくことが出来ました。

 最初はどうなる事かと思いましたが、なんとか上手くいって良かった~
 
 この後はホイールのハブ交換作業をして、ブレーキやハンドルを取り付けると言った作業となりますが、このヘッドパーツの装着程困難な作業ではない為、気分的には楽なものです。

 安さにつられて勢いよく購入してしまったロックショックスSIDでしたが、予想外の苦労と余計な散財をしてしまう結果となりましたね。

 まあ、おかげでヘッドパーツとコラム、そしてMTBホイールの現在の状況について改めて知識を深める良い機会となりました。結果オーライです。

 春になったら新しいサスペンションを装備して、トレイルへ行ってみたいものです。


 それでは今回はこのへんで
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