【高峰山(957.7m)MTB】&【大辻山(1,361m)登山】へ

その他の山々
05 /25 2015
 ここのところ初夏を思わせるような爽やかな晴天が続きます。
 
 しかしながら、ここ最近忙しく疲労が溜まり気味で気だるい状態でしたが、あまりの晴天に勿体なくなり、5月24日(日)は、ちょっと活動することにしました。



 そんな今回のルート
 先日も、ハゲ山-城ケ平山縦走の際に利用した西種バス停より、まずは以前より行って見たかった富山県は上市町の低山、標高957.7m【高峰山】をMTB持参で踏破します。
 

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『4月に撮影した高峰山』
 高峰山は写真で見ても、鍋冠山の丸い山頂から右手になだらかな稜線が続いており、どこがピークなのかはっきりしませんが、これほどなだらかな道であればMTBを持参していくことも可能だと考えました。

 その後、速やかに帰るつもりが誘惑に負け、これまた名山にして今年初の1,000m峰、標高1,361m【大辻山】の登山を行った後、MTBでダート区間を満喫するため【西種造林作業路】を走った後スタート地点に戻るといった、標高差1,000mの道のりです。

 軽く低山の一つでも登ってこようかと考えた当初の計画から、結局ハードな道程を選択することになってしまいました。
 
 それでは長めの内容ですがスタートです。


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【7時30分】
 西種バス停前に車を止め、MTBを準備して出発します。

 この辺りで標高は300メートルちょっと。
 先ずは集落の中を突っ切って、登山口を目指して走り出します。


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 高峰山の登山道までは急登が続きMTBの低いギアでも走ることに苦労しますが、看板がしっかりと整備されています。
 
 西種の集落を越えて、骨原との分岐で右へと進みます。


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 その後、浅生方面との分岐で左へ。
 ここからはアスファルトではなく、コンクリ舗装又は砂利のダート区間が続くこととなります。


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 砂利のダート区間には水切りゴム板で水の流れをコントロールしていたりと、林道らしい光景が見られます。


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 途中、林道は工事中で通り抜け禁止の看板がありますが、MTBであればどうということはありません。
 地元の方と思われる軽トラのオッチャンも難なく通過していっています。

 ここで紛らわしい林道が右折方向に伸びていましたが、道なりにコンクリの道を走ります。


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 さらに進めば、西種造林作業路との分岐点へ。
 帰りはこの作業路から帰ってくる予定です。
 
 この辺りで山菜取りに来たと思われる方々と出会います。
 ずっと人気の無い林道を走り続けてきたので心細かったのですがちょっと安心しました。

 ここも看板に従い右方向へ
 急な登りが続き、思った以上に長く感じる遠い道のりです。


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【8時30分】
 更に分岐点。
 右へ行けば【釜池】といった池があるようですが、今回の目的は高峰山であり、左方向へと進路をとり登山口を目指します。

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 その後も土や、時折コンクリ舗装されたダート区間が続きます。

 見上げれば小山の山頂が。
 鍋冠山はもう少し先だろうから、地図でいう806メートルのピークかな?


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【8時40分】
 スタートから4キロ、高度にして400m分ほど林道を走り、ようやく登山道入口へ。
 
 この先にも林道が延びていますが、どこまで行くのだろうかと気にしながらも、NRS3改を押し上げて登山道へと足を踏み入れます。

 なお、フロントフォークをSIDに換装した甲斐あって、今回の押し上げ作業は前回のハゲ山~城ケ平山の道程に比べてはるかに楽でした。


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 高峰山までの道のりは本当になだらかな優しい遊歩道のような登山道が続き、時折MTBに跨ることも可能なくらいです。

 まあ、落葉もすごくて登りではタイヤが空回りし、さらには時折狭い区間や、稜線の片側が切りたった場所もあり、全てを乗る腕が無いので押して歩いたほうが早いのでしたが。

 
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 少し歩くと遭難慰霊碑や、謎の標識?があったりします。


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  途中、視界が開けた場所でこの先の【大辻山】を見ることが出来ました。


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 当然、剱岳を中心に、大日岳、毛勝三山といった山々の姿も見ることが出来ます。
 
 いや~この角度から見る山々の姿は新鮮です。
 美しい。


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 そして剱岳は、山頂からよりもむしろこの途中のテラスからの方が良く見えます。


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 その後、頂上直下にわずかな急登が現れますが、MTBを押し上げ登りきります。


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【9時30分】
 標高957.7m高峰山山頂へ到着しました。

 登山口からはおよそ1時間。
 
 歩きやすく手頃な山ですが、登山口まで荒れた林道を進まねばならずアクセスは悪いのが残念です。

 
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 山頂は結構広く、大勢で休憩するのもよさそうです。
 
 と、しかし比較的マイナーな山の為が、登りの間は誰にも会わない道のりでしたが・・・
 どちらかと言えば、舗装された林道大辻山線が走る、反対側の鳥越峠からのルートがメインでしょうね。


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 木も少し借り払われているようで、中々の展望ですが、やはり途中の道からの眺めのほうが良いかな。

 その後は休憩をするほどの疲労も無く、先を急ぐこととします。


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 しかし、大辻山はより近くなったことも有り迫力ある姿を覗かせてくれます。


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【9時50分】
 反対側の登山口、『鳥越峠』へと下山完了です。

 立山町と上市町の境界の標識は、雪の重みのせいでしょうか、落ちて潰れています。

 なお、下山方向も登りとよく似たなだらかな道のりが続き、かなりの区間をMTBに乗って走ることが出来る楽しい道のりでした。

 そして、結構楽しんだし今回はこれで帰ろうかな。
 今からならば、午前中には帰れて午後からまったりできます。
 
 しかし・・・・


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【10時】
 林道を鋏んだ正面をみれば、先ほどからチラチラと山頂を覗かせていた大辻山の『北尾根コース』登山道入口が・・・
 
 ほんとに真正面にあるのか・・・
 天気もまことに良いし、せっかくここまで来たんだし、行ったことない山だし、まだまだ身体は動くしな・・・

 ええい。行っちゃえい!!(笑)

 こうして今度はMTBをデポし、身一つで大辻山登山を開始したのでした。


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 登山道の日陰の一部には未だ雪が残っていました。

 なお、大辻山は有名な山であり、多くの詳細なレビューも存在するためサクッと流していきます

 私は今回登るのは、標準タイム2時間ちょっとの北尾根コースです。


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 登山道は比較的なだらかで歩きやすい区間が続きますが、先ほどの高峰山に比べればより登山道らしい道のりです。


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【10時半】
 5番の標識の有る、中尾根コースとの分岐点に到着です。

 この大辻山の登山道は、林道下の立山少年自然の家の方々の手により標識等も取りつけられ、よく整備された歩きやすい道のりです。

 
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【10時50分】
 8番の標識に到着です。
 
 次第に人が多くなってきました。


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 途中見上げれば、巨大な立山杉の枝による不思議な〇の形が。

 この大辻山の登山道では、多くの巨大かつさまざまな形の立山杉の姿も堪能することが出来ます。


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 そして、山頂も随分と近づいてきました。
 あと少しです。


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 途中振り返れば今日登ってきた高峰山までの道のりと、平野部とが一望できました。
 
 そして、山々の中を走る林道もくっきりと見て取れます。

 綺麗だなぁ・・・
 随分と長く、深くまで身一つで山の中を進んできたものです。

  
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【11時20分】
 ついに【大辻山】山頂へ到着しました。

 最後の登りがつつく区間はストックも無く疲労した足に堪えましたが何とか踏ん張りました。
 
 なお、山頂はちょっとした広さがあり、時間帯もお昼近くでもあり多くの登山者が昼食を摂っていました。


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 そして、展望もなかなかのものです。

 大日岳を正面に、立山、弥陀ヶ原、そして称名滝方面の展望が素晴らしい。

 余りにはっきりと見えるため、何だかこのまま稜線を伝って、大日岳まで行ってしまえそうな錯覚に陥ります。


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 立山、浄土山方面

 山肌が良く見えます。
 もう雪も少なくなったのかな?


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 そして木々の姿がはっきりし出した弥陀ヶ原と、大きくえぐられた渓谷の中に、ハンノキ滝、称名滝の姿が。

 いやあ、この角度から眺めるのは初めてですが、自然の造り出した姿は圧巻です。
 非常に迫力がある、今日一番の展望でした。


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 そして毛勝三山方面

 残念ながら、剱は雲がかかって、はっきりとは見えなくなってしまっていました。
 
 
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 そして、薬師岳も同様に肝心なところはやや雲がかかった残念な姿でした。

 
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 しかし、この真正面の展望は実に素晴らしい。

 持ってきた魔法瓶のコーヒーで、大辻山に乾杯です!!

 その後は軽く昼食を摂り、昼時になり益々人も増えてきたため、【11時40分】に下山開始します。


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【12時40分】
 大辻山から、鳥越峠の林道大辻山線へ下山します。

 やはり結構足に来てしまいましたが、あとはMTBで下り基調の道程を駆け下るのみです。
 
 登山口には車も増えており、やはりこの晴天、多くの人が大辻山に登っていたものと思われます。


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 まずは所々崩壊が見られる、林道大辻山線を上市町方面へと下り、西種造林作業路を目指します。

 それでも数時間ぶりのアスファルトは非常に走り易い事を再確認出来ました。


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 途中『大辻山水芭蕉池』と言うの水芭蕉の群生地が有りましたが、残念ながらもう葉っぱだけになっていました。
 ちょっと時期が遅かったようですね。残念。


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【13時】
 100メートルほど標高を落とし、西種造林作業路との分岐に到着します。
 林道大辻山線はここで通行止めです。 

 この作業路、地図に載っているのは知っていたのですが画像等の情報が無く、今日走るのを楽しみにして来ました。

 ダートだダートだ!!
 MTB冥利に尽きます。


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 出だしは比較的車の通った跡のはっきりした走り易い道が、緩やかな下り基調で続き、気持よく駆け下って行くことが出来ます。

 今日の登りの苦しみはどこへやら。
 MTBでオフロードを駆け下るのはロードでは味わうことのできない最高の楽しさです。


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 なおこの作業路、水抜き対策の為か、あちこち結構な数の沢から直接路面に水を流しています。
 
 水深は有りませんが、勢いよくつっこむと所によってはブラインドコーナーの先に小川が有ったり、ぬかるんだ場所もあるので注意が必要です。


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 また、一定間隔でU字溝が埋められていますが、結構幅があって思い切り行きすぎるとパンクの恐れがあったり、角度が微妙で垂直にタイヤを入れにくいので、ホイールを落とし込まないよう要注意です。


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 しかし、それらを差し置いても気持の良いダート区間が数キロにわたって続きます。

 
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 そして、時折見える展望も素晴らしい。

 自然の中の、里山が広がる数キロ圏内の中でただ一人、MTBと共に駆け下っています。
 
 これは普通の登山道を歩いていてもなかなか味わえるものではありません。


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 そしてしばらく行くと、倒木と落石によって完全に道がふさがれていました。

 これは通れるのは徒歩か、担いで乗り越えられるMTBくらいですね。
 オフロードバイクでもちょっと厳しいでしょうね。


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 そのせいか、その先はさらに荒れ果てた状態の道へとなっており、MTBで走る分には支障はありませんが、落石や小枝が多く転がっており、ホイール等に絡まらないよう気を付けて進むまなければなりません。


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 多くの小枝と落石の散らばる路面。

 それでも次第に西種側のゴールが近づくにつれ再び路面状態も良くなっていきました。


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 しばらく進んで、作業路終点近くにあった標識。
 
 カワリ谷ってなんだろう?


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 そしてさらに進むと小さな沼に奇妙な白いものが沈んでいます。

 何だろう?卵?


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 アップで見て見れば、これはサンショウウオ!!

 でかい!!
 遠目に見ても、はっきりとサンショウウオとわかる位の大きさです。
 凄いなぁ・・・

 じゃやっぱりこの白いのは卵なのかな。


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【13時25分】
 随分と作業路を彷徨ったような気がしましたが、およそ4キロ、30分程度で高峰山登山口との分岐点に帰り着きました。

 中々面白い道でした。
 しかし、これほどの秘境に単独で突入する一日になるとは思ってもみませんでしたね・・・


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【14時】
 その後、西種バス停までのダート&コンクリ区間を一気に標高差400メートルを駆け下り今日の活動は終了です。

 早朝からタップリ7時間、標高差にして1,000m。
 移動区間20キロの自然の中のアドベンチャーを満喫することが出来ました。
 
 MTBを利用した活動は場所を選ぶため中々難しいですが、人力のみでは移動しきれない道程の行動が可能となるため、達成後の満足感もひとしおですね。

 また面白そうな場所が有ったら行ってみたいと思います。

 
 それでは今回はこのへんで
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コメント

非公開コメント

こんにちは。
楽しく拝読させて頂きました。
MTB実に楽しそうですね。
自分も秋~春はMTBメインに乗ってますので、トレイルでのMTB押しのキツさも分かります。
それでもロードと違うアドベンチャー感はたまりません。
山々もすごく綺麗ですね。

今後もよろしくお願い致します。

Re: タイトルなし

ブルーズマン様

コメントありがとうございます。
いつもブログ拝見し参考にさせていただいています。

この日は天候も良く、山方面の視界も良く絶好のコンディションでした。
写真ではイマイチ再現できないのですが、美しい光景と感じていただけたならば本望です。

平坦な未舗装路を走っているだけでも楽しいのですが、苦労して重いMTBを自力で押し上げた後トレイルを下る行動は色んな快感が混ざり合った不思議な感覚ですね。
またよろしくお願いいたします。

 

OKI

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