北の大地『北海道』へ!【富山~函館サイクリング】その2(新潟~秋田)

富山-函館
09 /27 2015
 今回は前回からの続き。
 9月20日(日)、新潟県から、山形県を越えて秋田県までの道程についてのお話です。



 この日も、当初は7号のバイパス部分を避けようなどと皮算用していましたが、結果として7号に沿って走るほうが一番楽で、走り易く、7号から離れることなく進み続けた一日となりました。

 そして、前日に、230キロを走っておきながらも、続けて270キロの道程を走らなければならない中、悪天候やパンクのトラブルにも襲われたロングライドならではの過酷な一日となりました。

 それではスタートです。


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【3時50分】
 前日の疲れからか、あまりに睡眠が心地よく、なかなか起きることが出来ずに予定より1時間近く遅れてスタートとなりました。

 しまったなぁ・・・
 しかも最悪なことに、昨晩の月夜の美しさはどこへやら、朝から小雨のパラつく嫌~な天気です。

 なんだよ~天気になるんじゃなかったのか?

 当初は雨具はまだ何とか・・・といった降り具合でしたが、天気に悪態をつきながら、しぶしぶ先へと進むことにしたのでした。


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 しかし、新潟市街を抜ける途中の113号に入ってからは、哀しくなるほどの大降りに見舞われます。

 何だこの雨は。
 冷たいし寒い・・・もうやめて帰りたい・・・・

 こんなに雨に打たれつつ走るのは一昨年の淡路島一周ライド以来です。


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【5時半】
 そんな雨も、聖籠町に入って、しばらくしてから次第に雨脚は弱まり、雨具を着るか着ないか微妙な天候となってストレスの溜まるライドが続くことになります。

 しかし本当に、雨の日のサイクリング旅行は楽しさ半減の苦行です。
 

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 その後、道は113号から、345号へと変化します。

 村上市に入るまでの345号は海岸にほど近い道のりですが、小高い丘の上を走るため海は見えず、防波林が続く道程が続きます。
 また、風も強い場所のようで、所々風力発電の風車が見て取れました。


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【6時45分】
 ようやく出発から50キロ弱の村上市へとたどり着きます。
 出発より3時間ほどが経過して、ようやく50キロ。
 ちょっと遅すぎるペースです。

 雨と風と寒さに打ちのめされて、すっかりペースが落ち切ってしまっていました。


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【8時】
 その後もペースが上がらないまま、先へ進んでいましたが、村上市街地まで眺めたこの看板でハートに火が付きます。
 
 やばい。
 9時半までに笹川流れを通過しておかないと7号へ遠回りさせられてしまう!!

 そうなったら益々遅れて、秋田に着くのがいつになるやらわからなくなってしまいます。


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 トライアスロンの参加者たちとすれ違いつつ、この方々がスタートする前に笹川流れを走り切っておかなければとハートに火が付きました。


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【8時10分】
 人間不思議なもので、全く力の入らなかった身体も、『9時半までに通過せよ』という目的が出来ると俄然体が動き出すものです。
 
 いつの間にか雨雲も薄くなり、雨の不安も少なくなって雨具を脱いだ後、海岸線までの10キロを速やかに走り切り、笹川流れを通り抜ける準備が整いました。


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 そして、視界の先には昨年訪れた『粟島』が浮かんでいます。

 新潟側はまだ雲に覆われていますが、海の彼方は天気がよさそうです。


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 笹川流れの道のりは、多くの奇岩、名勝が続く美しい海岸線で、その姿は奥能登にも劣らぬ素晴らしい道のりでした。

 また、トライアスロンのおかげで交通量も少なかったものと思われ、海岸線の一本道の国道でありながらも、比較的快適なサイクリングを行えました。


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 この先は笹川流れを過ぎても、山形まで本当に美しい海岸線のサイクリングが楽しめます。

 素晴らしいスケールの岩場が続き、先を急ぐ身で無ければもっとゆっくりと眺めたい場所でした。


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【9時45分】
 出発より6時間近く経過して、ようやく100キロ付近の『山形県』へと足を踏み入れました。

 この頃にはようやく雨も本格的に上がり、秋晴れの暑い程の日差しの下、白い雲と青い空が広がって来ました。
 そしてこれ以後、旅の間は、雨に悩まされることのない快晴なサイクリング旅行が楽しめたのでした。

 さしあたり、県境手前のコンビにで濡れた雨具等を乾かしつつ、補給や休憩を行いつつも、この先に残された170キロのサイクリングの準備を行います。


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 山形に入って一層青さを増してい行く海岸線を、快調に走ります。

 海岸沿いの7号は狭く、交通量もそこそこですが、祝日のおかげでトラックが少ない事も有り余り危険を感じずに走ることが出来ました。


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 そして、山形県の海岸沿いも巨大且つ不思議な奇岩、美しい岩礁の広がる海岸の続く、走っていて飽きの来ない名勝続きでした。
 
 のんびりと立ち止まる時間が無いのが勿体ない限りでした。


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【11時半】
 およそ125キロ地点の、50号、112号へと続く分岐を通り過ぎて海岸線を離れて山間の内陸へと入り、峠を越えた先には再び東北地方ならではの直線と、黄金色に輝く広がる田園風景が視界に飛び込んで来ます。

 美しい・・・
 これから稲刈りが始まるんだろうなぁ。
 こんな広大な田んぼの稲刈りは大変でしょうね。
 連休中遊びほうけている身が申し訳ない気分にさせられます。

 その後、【12時45分に】およそ150キロ地点の『酒田市』に入り、長い直線や、峠を進んだのちに、遊佐町を通リ抜けていきます。


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【14時45分】
 180キロ地点
 鳥海山が一望できる、鳥海大橋へ。

 ようやく残り100キロを切っていますが、暗くなってからのゴールになることは間違いなさそうです。


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 しかし、橋からの鳥海山の眺めは素晴らしいものでした。
 
 山頂が隠れ気味なのは残念でしたが、なだらかに雄大に広がる裾野の大きさは、標高以上の迫力があり、すっかり目を奪われてしまいました。
 こういった山体は初めて見たなぁ・・・
 北アルプスでは見られない姿の山です。


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 その後、山形と秋田の県境まであと少しのところで発見。

 『ばばヘラアイス』売りのおばあちゃんを発見しました。

 さっきも道の駅近くで見つけたのですが、反対車線だったのでスルーしたのですが、美味い具合に出会えました。

 
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 ばばヘラアイス

 花のような美しい形に器用に作り上げられています。
 味はフルーツのシャーベットですかね。
 
 日に当たって火照っていたので、さっぱりして美味しいです。
 コーンもほんのりアラレのような風味があり、美味しくいただきました。 

 もう、日も傾き始め寒くなりかかる寸前でしたので、いいタイミングで出会えました。


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【15時20分】
 スタートから185キロ。
 ついに秋田県に入りました。

 朝の出だしが今一つでこの先どうなる事かと心配になっていましたが、何とかここまで来ました。
 ですが、ホッとしたのもつかの間・・・
 

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 秋田への峠越えの途中で、パンクしました。

 しかもタイヤサイドをカットしたあまり面白くないパンクの仕方です。

 幸いタイヤブートを持ってきておいたので事なきを得ましたが、この時は残りの道程300キロ以上の旅にタイヤブートが耐えられるのか不安でいっぱいでした。

 しかし、春に新品に買えたばっかしのタイヤだったのになぁ・・・
 私の乗り方が悪いと言えばそれまでなんでしょうけれど、プロ4は本当にサイドが弱い気がする。

 
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 パンク修理のタイムロスの後、秋田県の7号を走ります。
 ここも、新潟から村上市までのような小高い海岸線を走ることになり、周囲は徐々にオレンジ色に染まってゆくのでした。


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 夕日が海に吸い込まれていきます・・・

 美しい・・・


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【18時10分】
 そして、完全に日は沈み切り、夕焼けに染まっていた周囲は暗闇へと変わりつつあります。
 再びライトを灯してのナイトランの始まりです。


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【19時10分】
 出発より247キロ。
 
 暗闇の海岸線を走り続けて、遂に秋田市へと入りました。
 あともう少し!!


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 7号バイパスを車と共に、走行車線をひた走り遂に秋田の街の灯が見えてきました。
 
 もうこの頃になると、バイパスを迂回とかそんな面倒なことは頭に無くなってしまっています。
 疲れた心身は、ただ先へ進む事のみを考える機械になっていました。


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 そして、秋田駅を目指して秋田中心街を走ります。
 
 しかし、駅前なのに人いないぁ・・・
 昨日の新潟駅前の賑やかさとは随分と異なります。
 
 ここがメインストリートではないのかもね。


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【20時15分】
 ようやく新潟駅からおよそ16時間。
 メーター読みでちょうど270キロの道程を走り続けて秋田駅へとたどり着きました。

 今日は本当に長かった・・・
 もう腕も足もパンパンですね。
 富山を出発してからおよそ500キロ。
 随分と遠くまで来たものですが、まだ明日も200キロからの道程を走らなければいけません。

 正直ゲンナリしていました。
 やはり初日より二日目の方が距離が長いと言うのは萎えますね(笑)


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 駅から少し離れた今日の宿に落ち着き、風呂に入って夕食を食べに行った後、雨に打たれまくった自転車を軽くメンテナンスします。

 なお、今回の旅は輪行袋はタイオガコクーンと、オーストリッチL100の2つを携帯してきています。

 県庁所在地のビジネスホテル街で、ロードを外に出したままにする勇気が無いので、ホテル内にはコクーンを使って素早く収納して持ち込んでいました。

 さて、チェーンの油はかなり切れかかっているので綺麗に拭いてオイルを注しなおします。
 後は油と泥で汚れた車体も拭いて異常がないかをチェックしていたら、あっという間に23時近くになってしまいます。

 ゲゲッ!!明日も5時前には出発したいと言うのに・・・
 もう4時間くらいしか寝る時間が無いじゃないか。

 疲れた・・・駄目だ。。。眠い・・・
 いつの間にか、ビールも飲み残しつつ気を失うように眠っていたのでした。


 それでは今回はこのへんで
 その3(秋田~青森)
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コメント

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秋田

お急ぎの道中、鹿渡を揚げていただきありがとうございます。3日目お天気になってよかったですね。私は専ら、この区間は、特急白鳥や日本海で12時間かけた区間でした。今東京経由の新幹線で7時間ですが、旅の風情は感じません。日本海の風景は、最高です。八郎潟は海抜が低いので見えません。というより、大潟村です。

Re: 秋田

勝本様
ありがとうございます。
自転車では、車や電車にはない人間の管理できる範疇でのスピードにより、多くの風景を拾い上げられる魅力があります。
とはいえ今回は道のりが長すぎて、まとめるのが大変です。
鹿渡の2文字に気がついて下さって良かったです
八郎潟はそもそも見えないのですね…
今度は名所をしっかり眺めることを目的に加えた旅路を計画したいですね。

OKI

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