毛勝山登山+

毛勝三山
10 /20 2015
10月18日(日)
絶好の秋晴れが続くこの週末は、剱岳の北方稜線から続く毛勝三山を代表する山である、標高2,415m毛勝山へ行ってきました。


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 平野部から見る毛勝三山。

 剱岳と、僧ヶ岳の間の空を埋める様に見事な3つの山頂が並んでいます。

 昨年はその毛勝三山右端の『猫又山』へと足を踏み入れましたが、今回の目的地『毛勝山』は、向かって左側の山頂となります。

 登山口から山頂までの標高差は1,700m。
 出だしから山頂まで急登が続くその道のりは、剱岳早月尾根と比較しても遜色ない苛酷さでした。

 しかし、200名山に名を連ねる名峰で有りながら、登山道はしっかり認知されたものが無いと聞いていたのですが、思ったよりもしっかりとした登山道が刻み込まれた、開かれた道のりでした。

 そして、私の登ったその日には、知る人ぞ知る『あの方』が刻一刻と毛勝山登山口へと接近していたのでした。。。

 まあ、それがあるからこそ、この日に登ったんですけれどね。



 そんな今回のルート。
 片貝川第4発電所からのおよそ3.3キロ区間は、道は砂利道や一部コンクリ舗装の荒れた道へと変わるため、車を置いて、標高730mの登山口までMTBへと乗り換えて進みます。

 そして登山口からおよそ6キロ、標高差1,700mの道程を一気に登りつめます。

 それではスタートです。


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【6時40分】
 片貝第4発電所前に到着し、愛用のMTB【NRS3改】の準備を整えてスタートします。

 登山を開始するにはやや遅い時間からのスタートですが、『あの方』がもしかしたら毛勝山に来るかもしれないと思い動向をチェックしていたら遅くなってしまいました。


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【7時5分】
 標高差250mのヒルクライムを終えて、片貝山荘前に到着です。

 相変わらず不気味な山荘です。
 ちょっとここに泊まりたいとは思わないなぁ・・・

 毛勝山登山口はもう少し先の為、NRS3改を走らせます。


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 駐車スペースには多くの車が停まっていましたが、どうやら殆どは僧ヶ岳へと向かった方々の様でした。

 やはり僧ヶ岳も人気の山ですね。
 またもう一度登りたいものです。


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 毛勝山登山口へと向かう林道はゲートで封鎖されています。
 MTBなので登山口まで行っても良かったのですが、ゲートが鍵をして括り付けるのにちょうど良かったため、ここにデポしてここから2百メートル程を徒歩で進みます。


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【7時20分】
 看板の文字も色あせて読めなくなりつつある、毛勝山登山口へとたどり着きました。

 さあ、ここからが本番です。
 MTBのヒルクライムで足のウォームアップは万全です。
 
 いくぞ~!!


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 登山道は想像していた以上にはっきりしており、道を見失うような恐れは全く感じませんでした。

 紅葉の美しいトンネルの道を一歩一歩力を込めて登り続けます。

 しかし、当然階段等は整備されては無く、草を刈りはらった土の急登をひたすら登り続けることになります。


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 そして、時には見事な異形の立山杉?
 の姿もみられる自然の姿がそのままの登山道でもあります。

 これが200名山ですね。
 昨年の猫又山へ行った際もそうでしたが、作りこまれていない荒々しい登山道の姿がこの毛勝山でも堪能することが出来ました。


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 しかし、それは同時によりキツイということ。

 聞きしに勝る急登の連続が続き、かなり苦しい。
 本当に登りばっかりだ・・・
 でも頑張ります。


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【9時20分】
 それでも2時間ほど、急登を耐え抜けば次第に視界は開けて稜線沿いに進んでいるのが感じられるようになって行きます。

 う~ん。三角点も見逃したしどこまで来たんだろう。
 でも、紅葉に色づいた山々が綺麗です。


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 そして振り返れば駒ヶ岳や僧ヶ岳も美しく色づいています。
 まだ駒ヶ岳より結構低いな・・・


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【10時10分】
 その後もどんどん登山道を突き進めば、次第に森林限界を過ぎ木々の背丈も低くなり始めて、美しい高山帯の光景が見られるようになってきます。

 ああやっとアルプスへやって来た気分になってきました。
 天気も最高ですし疲れも吹き飛びます。

 この頃には、駒ヶ岳、僧ヶ岳よりも随分と上にたどり着いています。 

 池塘もありますね。なんて場所何だろう?
 ここがモモアセ池なのかな?


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 そして、左手には「ウドノ頭」や「西谷ノ頭」が並んでいるようです。

 凄い迫力・・・
 巨大な岩の塊だ・・・
 平野部からはほんのちょっと頭が見える程度なのですが、近くで見るとこんなにすごかったのか・・・

 そして背後にはもう後立山連峰の山々が顔を覗かせていました。

 この日の抜群の快晴は山頂まで続くため、また後で紹介することにします。


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 そしてついに毛勝山の山頂がその姿を覗かせる様になってきました。

 すごい・・・なんて美しい・・・
 猫又山もそうでしたが、毛勝山も本当に美しい。

 毛勝三山はどれもとても美しい山です。

 しかし、斜面がとっても白いな・・・
 もう雪が有るとは聞いていたけれど大丈夫だろうか。
 

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【10時20分】
 しかし、毛勝山本峰にたどり着く前の二重山陵が勇ましく立ちはだかります。

 うぇ~まるで壁のような山です。
 この山塊を登ってまだ先があるのか・・・


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 苦しい二重山稜を登りきれば、いよいよもって美しい後立山連峰の全貌が、紅葉がかった低山たちの彼方に広がってきます。

 凄い光景。
 何だかあの山々の中を突っ切って、どこまででも歩いていけそうな錯覚がします。


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 二重山陵を登りきり、ようやく本峰を残すのみとなりました。

 疲れた~。
 しかし、正面に聳える毛勝山の迫力を前にすれば疲れもどこかへ行ってしまいますね。

 白と緑と茶色と空の青のコントラストがまるで絵画のように眼前に拡がり、登ること以外頭からは消えて無くなります。


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【10時45分】
 クワガタ池だ。

 確かにクワガタみたい。これは判りますね(笑)


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 そして最後の斜面は薄く積雪があり、そしてそれが北側に位置するためか固く凍り付いており、見た目からは想像も出来ないほど硬い!

 これは怖いな。
 登りは良いけれど、帰りの下りがおっかない。

 
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 しかし何とか凍り付いた斜面を登りきり、再び高山帯特有の草原帯の穏やかな空間が広がり始めます。

 でも地面はぬかるんでグチャグチャ・・・
 滑る~


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【11時20分】
 あ、もう着いたの?
 といった、苦しい登りの後に
拍子抜けするような感じで山頂に到着です。

 でもやったー!!
 登山口からおよそ4時間。

 日頃平野から眺めていた、北方稜線の盟主、毛勝山山頂にやってくることが出来ました。
 いやあ~聞きしに勝るキツイ道のりでした。

 そして、実は帰りの方も負けずにキツイということを後になって思い知らされるのですが、この時は登頂の喜びに浸っていました。
 
 山頂には5人ほどの登山者の方があり、思った以上に人気のある場所なのだなと感じさせられました。


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 そして広がるは大展望。
 
 18日(日)のこの日は素晴らしい快晴に恵まれて、360度の景観が満喫できました。

 阿部木谷方面。
 大きな谷は積雪期には絶好の登山道且つ山スキーの舞台となるのでしょうね。
 そして遥か彼方に平野と海が広がっています。


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 駒ヶ岳、僧ヶ岳方面。

 もうすっかり二つの山頂を見下ろせるところまで来ました。
 きっと今頃はあの山頂も多くの登山者でにぎわっていることでしょうね。

 
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 そして、立山から後立山までの展望も鼻血が出そうなほど素晴らしい。
 昼食のカップラーメンを作りつつ、コーヒーで山々に乾杯です。


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 まずは剱岳方面。

 余談ですが毛勝山の山頂からほんの少し釜谷山の方へ進むと茂みを越えて剣が美しく見えるとともに、AUでも電波が拾えるようになって、つい下界のあらくにさん達と無駄話をしてしまいました。

 そしてそれが後で後悔する羽目に・・・


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 さて、とりあえずまずは釜谷山・猫又山方面。

 美しい稜線が伸びていくのが判ります。


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 そして、毛勝山から釜谷山へは正式な登山道は存在しませんが、藪の中には確かに道のような踏み跡があり、これに沿って進めば何だか釜谷山まで行けそうな感じです。

 いつか行ってみたいものです。


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 そして立山方面。
 もうすっかり3,000m級の世界は白く染まりつつありますね。


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 そしてなんといっても剱岳。
 少し遠いけれど、荒々しい美しさをさらけ出しています。


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 少し引いて眺めてもまた素晴らしい。
 
 赤谷山から剱岳山頂まで続く荒々しい稜線が描く複雑な造形は自然の産んだ芸術品ですね。


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 そして白馬岳


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 五竜岳


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 唐松岳


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 鹿島槍ヶ岳

 まだ色々と見えていますがきりがないのでこの辺で。
 でも後立山はまだ余り雪が無いようですね。


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【12時50分】
 たっぷりと1時間以上山頂を満喫した後下山を開始します。

 ああ綺麗だった。
 また訪れたい場所の一つですね。


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 そして問題の北斜面。

 これは怖ええ~
 硬い雪に登山靴とストックを打ちこみながら慎重に下って行きます。
 

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 その後、一気に下山を開始します。

 しかし、急登の逆バージョンの急な下りは登り以上に足に来ます。
 そして落葉の堆積した登山道は下の状態が判らない上に、滑ると言った過酷な道のりでした。

 登りもきつかったが、下りもこれまたキツイ。


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【16時半】
 たっぷり3時間半をかけてようやく登山口に帰り着きました。
 想像以上に辛い下山道だった・・・

 もう足がパンパンですね。
 
 その後、MTBを回収し下山を開始したのでした。


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【16時40分】
 その後、MTBに跨り気持ちよくダウンヒルを開始し片貝山荘へ。

 そこでタッチの差で片貝山荘に入る『あの方』の姿を目撃します。

 ああ~~~~
 あと10分早く下山していたらなぁ・・・
 
 山頂でノンビリして無いでさっさと下山すればよかったよ。
 応援したかったな・・・

 もともと山頂で応援したいと思って計画していた毛勝山登山。

 流石に当日山頂で待つことは出来ないと思い、折角なので前日に登ったのですが、まさか何かと不便な片貝山荘まで来るとは思わなかった。
 途中のキャンプ場でテン泊でもするのかと思ったのになぁ・・・

 山荘の中に入ってしまわれたんので、仕方なく指をくわえて下山を開始します(笑)

 さあ、ここからは楽しい3キロのダウンヒルです!!
 元気出していくぞ!!


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 やはり登山も楽しいが、MTBでのダートのダウンヒルも最高に楽しい。
 この両者の組み合わせは場所を選びますが最高の面白さです。

 
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【16時50分】
 片貝川第4発電所へと帰り着きました。

 さて、これにて10月18日(日)の毛勝山登山の道のりは終了です。
 
 想像以上に苦しくも、またそれ以上に美しい充実した道のりを堪能することが出来ました。
 やはり快晴の登山は最高ですね。
 
 今年はあと何回山へ行けるかな?
 そして、再来週には六甲全山縦走もあるから足を鍛えておかないといけませんからね。


 それでは今回はこのへんで




・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・

おまけ

毛勝山山頂では会えませんでしたが、しっかりと応援(ストーキング)させてもらいました。
無事200名山踏破頑張って下さい。

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【10月17日】
 大日岳下山時応援


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【10月18日】
 片貝山荘到着時ニアミス


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【10月19日】
 毛勝山下山時応援


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【10月20日】
 金剛堂山へ向かわれる途中で応援

 不審な中年には要注意ですね。お気をつけ下さい(笑)
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コメント

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お邪魔します。とってもいい景色ですね。
道は険しそうなところもありますが、
そんな頑張った後に見る景色は
絶景だったでしょうね。

Re: タイトルなし

ジャム様。
ありがとうございます。
しかし、本当に美しい心に響く光景は、日常を越えた場所にある物なのだと思います。
ゆえに、自己を鍛えさらには体力を削って苦しい思いをし、その場所まで趣いて感動を味わうことに意義があるのだろうなと思います。

OKI

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