富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『前編』 名古屋~知多半島サイクリング

富山-名古屋
07 /22 2011
 7月18日(月)海の日の祝日。名古屋市内のビジネスホテルにて、午前4時に起床する。

 前日、7月17日(日)に、国道41号線、富山から名古屋間を完走した。

≪前日≫国道41号を走破せよ 【富山~名古屋サイクリング】


 翌18日は、このまま名古屋から知多半島を伊勢湾側から名鉄常滑線に沿って南下し、先端の師崎港よりフェリーで渥美半島に渡り、渥美サイクリングロードを太平洋を眺めながら静岡入りし、浜名湖を横断して浜松入りすると言う、およそ150キロ超の夢のようなサイクリング三昧の一日の予定でした。

 しかし、ちょうどこの3連休は超大型と称される、台風6号がまさに日本に迫りつつあり、東海地方にも影響がで始める寸前といった状態でした。

 当日の降水確率は60%。曇りのち雨の天気予報です。朝の天気を見て、決行か断念かを判断しようと思っていました。


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 が、どうやら天は我を見捨てず。
 曇ってはいますが雨は降っていません。思っていたより空の色もよく、しばらくは曇天のまま持つのではないだろうかと思われる天気でした。


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 【午前5時5分】 
 旅の続行を決意します。最悪でも知多半島の先端『師崎』までは行って、渥美半島に渡った後、無理なら電車に乗って浜松まで行く事にしよう。
 と大体の予定をたてて、もったいないけれども朝食前にチェックアウトし、まずは師崎~伊良湖フェリーの始発である午前8時50分に間に合わせるつもりで師崎港まで走り始めることにします。



 当初の知多半島側の予定コース。名古屋から19号、247号、155号などを利用して、線路沿いに伊勢湾側を南下するルートです。
 およその走行距離は『約68.5キロ』。朝の5時に出発し、平均速度を20キロ弱として、フェリー始発の8時50分には充分間に合う計算でした。が・・・この後悲しい迷子の旅となるのでした。

 走り始めてみると、昨日250キロ以上走った割には体調もよく、体には力が感じられます。
 ただ、尻にはすでに痛みが感じられます。まあ、昨日よりは距離も所要時間も短いはずなので何とか持ってくれるでしょう。


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 まずは宿から伏見通りを国道19号に向けて自転車専用道を快調に飛ばします。
 これはなんとも左折巻き込み誘発自転車道ですが、今日は海の日。祝日であり、さらに早朝の時間帯でもあり、さすがの名古屋市中心部も交通量はほとんど無く、特に問題なく進む事が出来ます。


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 走り出して5分で名古屋駅前方面と、国道19号との分岐を自転車道なりに左折。後はしばらく南下し、247号線に入ることを目標に走ります。


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 【午前5時25分】
 熱田神宮前を通過します。さすがにこの時間は人の気配がありませんね。
 

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 さて、おそらくこの交差点で道を間違えたのが不幸の始まり。

 よく見ると247号の案内は2種類出ていることがわかります。
 右折して旧247号線に進まなければならなかったのではないでしょうか?自動車専用道路である、新247~155号の西知多産業道路に入り込んでしまうといけないと思って直進してしまったのが間違いだったようです。


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 【午前6時】
 しばらく走って何だか海がだんだん遠くなってきてる事や周囲の雰囲気がおかしい事に気がつき、軌道を修正。海側に進み続けて、結局西知多産業道路に迷い込みます。

 まだ朝の6時だと言うのに大型トラックがガンガン後ろから走ってきて、かなり危険です。このまま突き進んで遅れを取り戻したいところでしたが、路側帯も狭くやはりバイパスを降りる事しました。


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 その後横須賀インターでパイパスを降り、東海警察署を過ぎたところでようやく国道247号をしめす標識を発見し一旦予定コースに復帰する事が出来ました。

 しかし、その後再び迷子になってしまいましたが・・・


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 しばらくは、これが国道?というような街中の細い道を走ります。

【午前6時20分】迷子の間のタイムロスが気にかかりましたが、途中のコンビニで朝食休憩を取ります。宿を出てから朝食抜きで1時間ちょっと走ったので、さすがに空腹感がでてきていました。

 この時点ではまだ始発のフェリーに間に合う時間帯であり、気は急いではいましたがまだ余裕はありました。


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 【午前6時40分】
 しかし、この後再び国道の分岐点を見落としたらしく、何だかますます海から離れた内陸地へ入って行きました。このころは完全に自分の位置を見失ってしまいました。さりとて引き返すこともできずしばらくそのまま前進を続けました。


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 【午前6時50分】
 しばらく丘陵地帯を走って、ようやく開けた場所に出たと思ったら、目の前に衝撃の『東海市』の標識。
 え、さっきも東海市にいたのに??緯度的にほとんど同じところをうろついていたようです。


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 【午前7時15分】
 しばらく迷って走り、ふと逆方向の道案内の標識を見て、ようやく自分の現在位置がつかめました。
 国道55号線をまっすぐ行ったら半田市へ・・・なんと名古屋市に向かって逆走していたのか・・・
 
 どうやら伊勢湾沿いを走ろうと思っていったのに、ほとんど南下せずに、反対側の三河湾側に向かって走っていたようです。なんてこったい・・・

 ここで、大幅なルートの修正を選択して半田市を抜け、武豊町、美浜町、そして最南端の南知多町へ抜ける、三河湾側の247号線沿いに南下するルートを走ることに軌道修正します。
 
 さすがにもはや伊勢湾側へは戻る時間も有りません。フェリーも1本遅らせる事としました。
 さらには悪い事に、この辺りから台風の影響でしょうか、向かい風がだんだん強くなってきました。

 知多半島の道路事情は、おそらく伊勢湾側も同じなのでしょうが、三河湾側も特に半田市に入るまであたりは大型トラックが何台も、大して広くもない国道をガンガン走ってくる上、路側帯も狭くなかなかに危険な道のりでした。

 ですが、現在地がわかった事と、この先案内標識どおりに半田市を越えて、後247号に沿って走れば、恐らくもう迷う事はないだろうという安心感でリラックスして走り続けることが出来ました。


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 【午前8時50分】
 その後は、迷子になる事も無く前進を続けました。
 始発のフェリーが出発したころには、三河湾の見える海を走り続けていました。すでに30分は海岸線を走っているでしょうか?

 このころには、強い向かい風とまばらな雨。そして強烈な尻の痛みが前進を妨げていました。

 いくつかの海水浴浴場なども通り過ぎたはずですが、人っ子一人いません。さびしい・・・
 天気さえ寄れば最高のロケーションでしょうに・・・


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 【午前8時55分】
 三河湾沿いからようやく南知多町に入りました。これで師崎港まであと一息です。
 この後しばらくすると、幾人かのロード乗りの方とすれ違いました。
 伊良湖から、始発に乗ってこられたのでしょうね。


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 【午前9時15分】
 海岸線を眺める道のりの後、大きなホテルのある観光リゾート地や漁村のような町並みを抜けると、ついに左折すれば師崎港まで目と鼻の先の羽豆岬交差点へたどり着きました。
 迷いに迷った知多半島をやっと抜ける事が出来そうです。

 しかし次のフェリーは10時過ぎになるので、まだまだ1時間は有ります。
 とりあえず、師崎に着いたら食べに行こうと思っていた、名物じゃこソフトお店のジャコデスという店へ向かいます。
 交差点から目と鼻の先で、写真の奥に映っている薄緑色の壁の店がそうです。


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 標識のにぎやかしい交差点を越えると、本来通ってくる予定だった伊勢湾側の247号線ルートが垣間見えます。
 迷子にはなりましたが、三河湾側も楽しい道のりでした。が、やはり伊勢湾側もこうしてみると岬や、断崖の下に国道となかなか、サイクリングをするのに良い雰囲気がありそうです。いつか機会があればもう一度リベンジして走りたいと思います。


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 さて、まだ午前9時過ぎでしたが、もうお店は開いていました。よかった。
 海産物も取り扱っているようなお店で、どちらかと言うと魚屋さんの中でソフトクリームも売っているといった雰囲気です。
 店内はそのせいかものすごく涼しくて生き返りました。

 風雨の中、汗だくの自転車姿の男がじゃこソフトを買いに来る・・・変わった光景だろうなぁと思いつつ、ジャコソフトを食べてみます。
 
 うん。おいしい。見た目がちょっとグロイですが、じゃこが振りかけてあるからといって、魚くさいとか、妙な感触や、風味があるとか言う事も無く、あっさりしていて食べやすいです。じゃこ自身にはっきりした味がついているわけではありませんが、ソフトクリームに適度な歯ごたえを加えてくれていて食べ応えがあり、以外に相性が良い組み合わせのような気がします。


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 ジャコデスを出発し、知多半島先端の羽豆神社でお参り・・・と思ってのですが、見上げる小山の上に本殿があるようです。さすがに疲れていたので階段を登る気力も無く。お参りはパスする事にします。


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 【午前9時30分】
 名古屋を出発して76キロ地点。気温は29℃。昨日富山を出発してからもう350キロ近く走っています。

 強風と、小雨の中ようやく師崎港に到着です。迷子になったせいで予定よりも大幅にタイムロスしてしまいました。

 港のターミナルには連休ともあってフェリー待ちのお客さんも大勢いてにぎやかです。
 建物の中には売店やお土産屋があったり、その周囲には食堂等もありちょっとした観光地といった感じです。


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 【午前10時20分】

 どこへ行く気力も無く小一時間ほど港で時間をつぶし、ようやく伊良湖港行きのフェリーが到着です。
 結構大きいフェリーです。
 
 知多半島を南下する際にはツーリング中と思われる何名かのサイクリストの方々とすれ違ったり、追い抜かれたりしましたが、この時間のフェリーに乗る自転車乗りは自分だけのようです。ちょっとさびしい。

 ちなみに、このフェリー待ちの時間に結構な雨が降ってきていました。
 正直、風も強いし、尻の痛みも半端ないので、渥美半島に入ったら一番近い駅まで走って輪行で浜松へ行こうと、半ば完走はあきらめモードの状態でした。
  

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 フェリーが出航し始めました。さよなら師崎港。ろくすっぽ観光も出来なかったけど、さよなら知多半島~
 


 結局、後になって風景やルートなどを思い出しつつ、迷って走ったルートを再確認してみると、このように蛇行しながら走っていたものと考えられました。
 
 このように迷ってしまった場合に備えて、自転車用ナビなどの装備も魅力的なのですが、それに慣れてしまうと機械に頼り切ってしまって、地図や周囲の風景、または走った距離から推測されるおおよその現在地などを見定める旅本来の楽しみや、動物的な感覚や能力が衰退していくような気もします。
 
 とりあえずは無事に着いたので、結果オーライです。道に迷うのというも気楽な独り旅の醍醐味ですからね。

 さて、思いのほか長くなってしまったので、後編『渥美半島~浜松』編へ続きます。

≪2日目後編≫
富山発【名古屋~浜松サイクリング】 『後編』 渥美半島~浜松サイクリング
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