飛島一周サイクリングへ行ってきました!!

飛島
07 /21 2016
さて今回は夏恒例の離島シリーズ(笑)


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海の日の3連休を利用し、家族旅行を兼ねて、山形県酒田市の39キロ沖合に浮かぶ、周囲10.2キロの小さな、しかし人口200人以上を有する有人島【飛島】へ行ってきました。

古来より飛島は、一昨年訪れた粟島、更に佐渡島とも一直線に並んだ日本海上の要所でもあり、歴史の薫り漂う地でもあり、是非訪れてみたい場所の一つでした。

離島という場所は、見知らぬ土地を訪れる喜びもさることながら、海を隔てたその島の独特の文化が漂う中、本当に世俗の事柄から解放された気分になって、身も精神も本当にリフレッシュできますね。



そんな今回のルート。

残念ながら飛島は、粟島や佐渡島の様に一周線といったものが無く、島の東の本州側人口集積地と、島の中央部の盆地部分を走るルートがメインであり、無人の西側には基本未舗装のトレッキングルートによって移動しなくてはなりません。

また、途中幾つもの、名所にも立ち寄っていますがルートラボにでは追いかけていません。
小さい島のため、大人の足であれば、盆地の中央道から自転車を降りて徒歩で難なく島西側の海岸へもへたどり着くことが可能です。

自転車での完全一周が出来なかったのはちょっと残念ですが、その気になればランニングでも軽く一回りできる距離です。
あちこち寄り道していましたが、付き合わされる妻子はなかなかの苦行であったようです。


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そうこうするうちに、フェリーに揺られて、次第に飛島の全容が明らかになって行きます。
平坦なお盆の様な形状と、左右に小さな小島がいくつか見て取れます。


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港に到着。
なかなかしっかりした近代的な建物である、島の駅とびしまがまずは目に入ります。

その下で、今日の宿の旦那さんが迎えに来てくれており、車に乗って移動することとなります。
宿に着いたら荷物を置いて、速やかに島一周にかかります。


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そんな今回の相棒(笑)
島の旅館で無料で借してもらえたレンタサイクルです。
飛島に、私の自転車はちょっとオーバースペックな上、島の雰囲気に合いません。

最高標高69mしかない飛島では、この整備不良気味(笑)のママチャリでも充分まわることが出来ます。

書きたいことは沢山ありますが、まずは自転車に乗っての島一周のスタートです。


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【11時】
ここまでのおさらい
午前9時発の定期船に乗って1時間ちょっとの後、飛島に上陸し今日の宿である勝浦地区の沢口旅館さんにチェックインし、レンタル自転車を借りました。

残念ながら時折小雨のぱらつく曇天ですが、家族そろって島一周サイクリングへと出発することにします。

港の前に連なる集落の間を縫うように旅館が立ち並ぶ光景は、粟島とよく似ていてデジャブを引き起こされます。


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港に面した道は広く開放的で、結構島の人の物と思われる自動車が通ります。

飛島最大の集落【勝浦】を走り、港に近づけば、ガラス張りのシルエットが綺麗な島の駅とびしまが正面に見えてきます。

背後の大きな建物は、東北電力の火力発電所です。
この勝浦は、発電所の他に定期港や浄水施設に加えて、診療所も有ったりと、インフラの中心地でもありますね。


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そして、島の南端には海釣り公園が設置されていて、無料で竿も貸してもらえる観光客に優しいインフラが備え付けられていました。

受付のおじさんも無口ながら味のある方で、離島にやって来た楽しさを満喫できます。


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そしてこの海釣り公園。
なんと海の中に入って、水族館さながらに海中を眺めることが出来ます。


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ちょっと海の中を覗いて見れば、大きな黒鯛や、ブダイ、ヒメダイなどがうようよしていて、海の豊かさを目の当たりにできます。

これはすごい。
しかし、まずは島一周。

釣りをしたがる娘を引きずり(笑)島一周サイクリングを再開させます。


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お次は自転車に乗ってすぐの、飛島の海水浴場、小松浜に到着です。

人工的に作った砂浜らしいのですが、青い岩が数多くみられる幻想的に綺麗な海岸です。
快晴の下であれば、魂を抜かれるほどの美しさであったことでしょうね。


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さて、まずは自転車を降りて、およそ1キロの海岸沿いの遊歩道を歩いて、賽の河原と呼ばれる景勝地を目指すこととします。

荒々しい岩場に作られた道のりは、スリル満点の楽しい道のりです。


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名所の一つ、マンモス岩。

鼻の部分が綺麗にトンネルになっていて、本当にマンモスのような形をしていますね。


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凄い岩礁です。
海の先には遠く、烏帽子群島を眺めることが出来ます。


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近くまで行って見たいところですが、波が高いらしく船はお勧めできないそうで、今回は難しそうです。


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また、カメノテが大量に岩に貼りついていました。

気持ち悪い・・・
でも食べたら美味しいんだよね(笑)


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賽の河原も近くになって、岩場の海岸から丸い石の海岸になり歩きにくくなります。


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ロウソク岩。

奇岩の連続です。


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賽の河原に到着
佐渡島の賽の河原ほどの雰囲気はありませんが、一体誰がこんなに積み上げたのでしょう?

佐渡島にもありましたが、あちらはもっと近寄りがたい物でしたが、飛島の賽の河原はまた違う雰囲気がありますね。


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賽の河原。

岩の棚にも丸い石が積み重ねられています。

さて、この気も海岸沿いに遊歩道が続きますが、妻子の体力では、これ以上歩かせると、この先の道程に支障をきたすため、ここで自転車に戻って先へ進むことにします。


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【12時半】
小松浜に舞い戻りました。
 
明日が海開きということですが、もう海で遊んでいる観光客の人もいます。
正面に見えるのは、右から百合島と、ウミネコの大繁殖地で国指定天然記念物でもある舘岩です。

更に左には、島の中央を走る道路に繋がる飛島大橋が大きく弧を描いて登っています。


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舘岩には遊歩道も作られており、岩の先端にある古代文字のようなものが刻まれているという岩まで行ってみようと思いましたが、草が生い茂っていたため、半ズボンのサンダル姿では難しく断念します。


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しかし、この舘岩からの眺めは素晴らしく、飛島の勝浦方面を一望できました。

眼下に飛島大橋と島の中央を走る道路が延びています。


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そして、港に沿って勝浦の集落が拡がっています。

思った以上に建物が多く立ち並んでいるのが見て取れます。
そして、飛島が平坦な台地上である事がよくわかります。

なお、この時点ですでにお昼過ぎであり、港に舞い戻って昼食を食べたのですが、今回はカットして次回に紹介することとし、一周サイクリングの続きを進めることとします。


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なかなかの斜度の飛島大橋をママチャリで苦労して登るの図

妻子も辛そうですが、私も体に合わない26インチのママチャリのため結構つらい。


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しかし、登りきってしまえば後はほぼ平坦なコンクリ舗装の道となります。


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道路脇には木々のみではなく、畑がいくつもつくられており、島の人々の生活の重要な道であることが伺われます。


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そして美しいオニユリ

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青々としたアジサイなどが目を楽しませてくれます。


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そして、観光道路として、トレッキングコールなどが多々あるこの道のりには、トイレも数か所に渡って設置されています。

中はどれも綺麗で、安心して島の散策が楽しめるようになっています。


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そして、多くの観光名所をしめす標識が、いくつもポイントごとに立てられており、迷わず島の魅力を満喫することが出来るよう工夫されていました。


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とりあえずトレッキングを一本。
自転車を降り、日本の渚100選に数えられる『荒崎』海岸へと歩いていくことにします。

道程にしておよそ1キロ。
標高50メートルほどの道路から海岸線へと歩いていきます。


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木々の茂る樹林帯をしばらく進めば、草原の広がる美しい景色が現れます。

粟島もそうでしたが、島の西側の日本海方面は気候の関係で、大きな木々が育ちにくいのかもしれませんね。


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洗濯板のような荒々しい平坦な岩場の拡がる荒崎


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ニッコウキスゲの亜種でもある、トビシマカンゾウがチラホラと咲き誇る草原の彼方、荒崎の岩場の向こうには御積島の姿が見てとれます。

この連休の天候が小雨参りの曇天であったのが残念な限りですが見事な光景が広がっています。
やはり、島は良いですね。


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そして貝殻でできた海岸線が延びています。

天気が良ければ本当に綺麗な場所なのだろうと思います。
残念です。

ただ、この飛島の海岸は、海流の関係かゴミが漂着しやすいのか美しい自然の中に多数のゴミが漂着していたのが悲しい限りです。
人間ってなんなのかなぁ・・・・


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さて、その後も再び道路に戻って幾つかの名所を散策します。

飛島にはいくつかの日本初の発祥の地があるようで、そのひとつ。

『超短波無線発祥の地』の碑と、無線中継所です。
この中継所は、フェリーからも島の中央部に見ることが出来ました。


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そして飛島最高峰。
標高69メートルの『高森山』山頂に建てられた『飛島灯台』です。



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【15時半】
さて、お次は更に自転車を走らせて、飛島でも特に美しい、観光パンフの表紙などにも使われる『八幡崎』を目指して島の最北端部へと進みます。

なお、この八幡先へ向かう分岐の時点で、妻子は疲れたと勝浦方面へと帰路に着いたため、ここからは気楽な一人旅が堪能できました(笑)

八幡崎への入り口には、おそらくはもっとも綺麗で新しい公衆トイレもあり、観光地として整えられていることが伺えます。


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トレイルに入った後にはいくつかの分岐に分かれています。

今更ですが、ここに限らず、飛島の西海岸側には多くの遊歩道が整備されていて、トレッキングを楽しむことが出来ます。


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そして八幡崎へ。

展望台と言いつつも、木々が茂ってしまっており360°全く展望はありません。
残念だなぁ・・・


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しかし、先ほどの分岐から分かれて、渚の鐘方面へ向かうと鐘と共に、素晴らしい光景が広がっていたのでした。

とりあえず鐘を鳴らしてみますが、男一人で鳴らしてるのはかなり空しいものです(笑)


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眼下に広がる八幡崎

曇天の為、その美しさは10分の1くらいしか見ることが出来ていないでしょうね。
それでも、快晴時の美しさが想像できます。


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海の中には岩礁がかすかに見えています。

晴れていればブルーとエメラルドグリーンのコラボが素晴らしかったでしょうね・・・・

残念。
また、残念ついでに荒崎同様に、この八幡崎にもやはりゴミが流れ着いて来ているようです。

勿体ないなぁ・・・
一人一人の流すごみは小さなものに感じるのでしょうが、それが積み重なってこの様な天界の景色を穢してしまうのです。


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続いて、飛島北海岸の集落、法木方面へと向かいます。

一気に50メートルの標高を0にする13%の下り道を、効かないブレーキをキーキー鳴らしながら駆け下ります。
これは帰りが思いやられるな・・・・


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法木の集落は、綺麗な港がありますが民宿などは無いようで、住民のみの静かな集落の様でした。

時間がゆっくり流れる土地とはこういう場所なんだろうなぁ・・・


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【16時】
そして飛島に幾つかある、貝殻でできた海岸、オボゲの浜に降り立ちます。

曇っていてもわかるほどに澄んだきれいな海が広がっています。
綺麗だなぁ・・・


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そして、貝殻で出来た海岸の名の通り、白い砂浜には貝殻がぎっしりと積み上げられていて、ちょっと探すだけで多くの貝殻が見つかりました。

良いなぁ・・・
島一周にこだわらないで、この場所にこそ娘を連れてきてあげればよかったよ。

しかし、島一周は私の悲願。

気を取り直して先へと進みます。
夕暮の時間となりつつも、もう残りはあと少し。


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東海岸へと帰り着いて、飛島もう一つの集落中村地区に入って、目に入るのは立派な酒田市飛島支所と、大きな飛島小中学校です。

勝浦が文化経済の中心なら、中村は政治行政の中心というところでしょうか?


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中村集落を走って帰路へ。

中村にもいくつか民宿があるようですが、あまり営業している感じはありません。
ここもやはり静かな集落といった感じです。


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そして、婦人消防団発祥の碑と、鹿児島何某先生の歌碑が並べられています。

人の少ない島ですから、男衆が漁にでも行っている間、女性たちで街を守っていたのでしょうかね?


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そして、ようやく勝浦へ帰り着きました。

診療所がありました。
どうやら医師が常駐してくれているようです。


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集落の中を走って、一周ゴールもあとわずか。

もう島の駅とびしまが見えています。

中々に散策し応えのある楽しかった道程に、満足しながらママチャリを走らせます。


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ゴール後、少し離れた個人商店にて妻子と合流します。

ちょうど妻子もジュースやお茶に、お菓子やかっぱえびせんなど大量に買っていた所のようです。
今から晩御飯なのにそんなに食べられるのか心配しましたが、えびせんは帰りのフェリーでのカモメの餌の様でした。

なるほどね。

そういう私は祝杯にビールを購入し、妻子とともに帰りの宿までの道をちびちび飲みながら歩いて今日の冒険を終えたのでした。


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見上げれば時折降っていた小雨も止んで、綺麗に虹が現れています。

憎い演出だねェ・・・

今回は一泊の予定での飛島入りでしたので、翌日島を離れないといけませんでしたが、曇天ながらも飛島の自然と風土を満喫できる、良い時間が過ごせたと感じます。

そして、島でも生活を少し味わうと、本土に帰ってからも中々その空気が身体から抜けきらない不思議な違和感に包まれてしまいます。

やはり島は良いなぁ。
この不思議な時間の間隔を味わえるのは、離島以外にないでしょうね。。。

さて、とりあえずこれで、飛島一周の旅の記録は終了ですが、一周以外にも、飛島満喫旅行記録を引き続き紹介していきたいと思います。


それでは今回はこのへんで
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