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山郷を巡って色々と『箕輪~古鹿熊~小菅沼』ライド

通常サイクリング
11 /05 2017
今回は、前回の記事の通りアルテグラ6800の導入後、初のロードバイクでのお話となります。

ピカピカのコンポとニューホイール。
どこを走ろうか悩みますね・・・



そんな今回のルートのメインステージ。
せっかくギアの選択に工夫を凝らしたのですから少し山地も走りたいと考えて、滑川市と魚津市の山郷地帯を抜けていくルートを選択しました。

県道320号線を上り、滑川市の箕輪温泉から、箕輪堰堤を眺めたのち、白倉トンネルを経て魚津市の廃村、古鹿熊を訪問した後、角川ダムから下山しようとしたところ、土砂崩れによりやむなく再度山越えの迂回ルートとして、鹿熊、松倉城方面へから小菅沼へと抜けるルートを選択した道のりです。

11速へ換装直後のサイクリングであり、様子を見ながら調整目的のつもりのはずが、10月末からの2週連続の台風の爪痕はしっかりと山郷に刻まれており、思いもよらぬ苦難の道のりとなったのでした。

それではスタートです。


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素晴らしい秋晴れの空の下
まずは、かつて剱岳ワンデイをするために深夜に走ったとき以来の県道320号線を箕輪方面へ向かって登り始めます。
あのころは元気だったね(笑)

そして、今回落ち着いて周囲の風景を眺めつつ走れば、宝石のように輝く用水路の水の輝きに目を奪われます。

なんて美しい『青』
このような、ふとした世界の片隅の美しさを、忘れず、見逃さずに今後の冒険でも記憶し、記録していきたいものです。


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早月側に沿って上流へ向かう320号線。
途中で五里堤といった、石積みの堰堤の記念碑もあり、寄り道しながらのんびりと走ります。


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ここまで来たら上流と言っても良いか?・・・いやいや丁度真ん中くらいかな。
早月川にかかる入会橋を渡れば魚津市一旦に入ります。


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そして豚舎。香ばしい。
豚のお尻が覗けました(笑)
かわいい。

30年以上前は結構人里近くに豚舎もあったんですけどね。
豚舎が遠くなったのか、人が近づき過ぎたのか。


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そして、目を見張るような美しい田園。
雑草も成長を止め始めたころで、農地の姿がはっきり見えて素晴らしい。

標高はまだ200メートルにも達していませんが、山は少し紅葉かかっていますね。


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途中には、魚津市と、滑川市の組合立という、珍しい文字が刻まれた白倉小学校の跡地も存在します。

かつては子供たちの声で賑やかだったであろう土地も2005年に廃校となり、今は更地と化して往時の面影は有りません。


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木造であった校舎は取り壊されてしまいましたが、プールの跡は今も面影を残しています。
小さいなぁ・・・15mくらい?
かつてはこの地区の子供たちが、授業に夏休みに、歓声を上げながら遊んでいたのでしょうね・・・

縁もゆかりもない小学校ですが、小学校の跡地って、何でこんなにもの悲しいのだろう。
幸いわが母校は今のところ健在ですが、少子化の時代、できる限り守り続けていきたいものです。


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さらに少し進めば、対岸に箕輪温泉と、テニスコートが見て取れるようになりました。

こんな山の中の温泉とテニスコートなのですが、なかなか繁盛しているようで、テニスコートと駐車場には多くの人と車でにぎわっています。


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箕輪堰堤に到着しました。
この橋を渡りきれば、再び滑川市に戻ることとなります。

ぞして、ここは通常のダム湖などとは異なる変わった場所で、緩やかに水が流れ落ちる光景が楽しめる浅い湖のような不思議な場所です。


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堰堤の内側を眺める場所へと移動します。
浅い透き通った湖と、紅葉が始まった山々のコラボレーション。

写真ではとても伝えられない美しさです。


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丁度昼も過ぎたため、箕輪温泉で昼食を摂って行くこととします。
温泉の前では何やら地元のお祭りがあったようで、テニス客に加えて地元の方々で賑やかな装いを醸し出していました。

ムムム・・・
レーパン姿のサイクリストにはちょっと入りづらい・・・


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それでも温泉の中の食堂で無事に昼食にはありつくことができました。
内容は普通に美味しい。可もなく不可もなくかな。

それでも少し走れば人口ゼロの剱岳登山口方面へと繋がるこの場所で、食堂でご飯が食べられるという事実がこの場所の最大の価値かもしれませんね。


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おいしく食事もいただいて、もう少し走りたいと思い白倉トンネルを越えて角川ダムへと向かうこととします。

途中、柱にくくりつけられた魚津方面通行禁止の標識には、さほど気を留めませんでしたが、後ほど意外に大きな意味を持つのでした。


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白倉トンネルを通過します。

中央部分へ降る感じの変わったトンネルで、色々いわく付きのトンネルですが、たかが400m足らず。
アッサリと通過します。


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トンネルを通過して角川ダム側へ抜けたのち、振り返ってみます。

う~ん。
こちら側のほうがなんだか不気味。


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ダムの周囲も先ほどの箕輪堰堤方面とは打って変わって木々もうっそうとして陰気に感じられるのが不思議です。

箕輪は富山7大河川の早月川が作り出したも河川敷に比べ、かたや角川が作った谷では大きさが違うため、狭くなってしまうのかもしれませんね。


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時間的にもう少し走れるかな・・・

と、県道320号の標識に示された魚津市の廃村、古鹿熊方面へと進路を取りましたが、これがまたなかなかの道のりでした。


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すぐに現れる、朽ち果てたキャンプ場登り口の標識。

すぐそこか・・・もう道も草に覆われて原型をとどめていない感じです。

確かに上のほうは平らに見えるけれど・・・流石にこんなところでキャンプはできんよ・・・
どんなキャンプ場だったんでしょうね?


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しかし、しばらくは気持ちの良い、紅葉の色味がかった自然の美しさに溢れた、山間の道のりを走ることができました。


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が、なんだか段々と様相が変わっていきます。

う~ん。。。
うっそうとしてきたな・・・


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先週までの台風のせいもあるのでしょうか?

時折自転車に乗ることもできないほどの落ち葉の山に道が覆われ始めます。

これは・・・
間違いなくしばらくは誰も通っていないな・・・

やむなく自転車を降り押して歩きます。
とんだ新コンポデビューになったものです。


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だんだんと不安になりながらもなんとか古鹿熊集落の入り口にたどり着きました。

大きな石碑や、石垣が組まれた民家跡が、かつてここに集落があってということを偲ばせます。。。
こりゃすごい・・・

電柱があることにより、文明の名残を感じさせて少し安心できます。
しかし、周囲をよく見ると、ドングリの混じった熊のフンや、動物の骨も転がっており自然に帰りつつある場所であることが伺えました。


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正直もう帰りたかったのですが、せっかくここまで来たのでキリの良いところまで探検してみることにします。

路面にはこれまで以上に落ち葉が降り積もってもはや自転車に乗ることもかないません。


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石垣が見えるな・・・
道路の周囲にはところどころにかつて民家や田畑があったのだなと思わせる痕跡があります。


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村社ですね。

遠目にも春日神社とはっきり読むことができます。
当然ですが行ってみる気にはなりません(笑)


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少し歩いて、ようやく開けた場所と、まだ現役と思われる建物が現れました。

かつての古鹿熊の分校後に建てられた、かつての住民の方々の交流施設、ふるさとの館です。


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敷地に入ってみます。
結構きれいに見える東屋は、平成18年のもののようで、もう10年以上経過しているようです。


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傍にあったおそらく井戸水を飲んでみます。

うん。美味しい水です。
周囲には角川の源流と、それに注ぎ込む水路が流れており、水は豊富な場所なのでしょうね・・・

って、コップが伏せて掛けてあった塩ビのパイプにカメムシが住んでた・・・
このあたりはカメムシだらけです。


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ふるさとの館は標識の文字ももう読めなくなりつつあります。

故郷を偲んで建てられたこの建物も、偲ぶかつての住民たちの高齢化に伴って、本当に忘れ去られる時がやってくるのかもしれませんね・・・


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ふるさとの館から古鹿熊を眺めます。

石碑とお地蔵様が並んで供えられてかつての集落を見守っています。
地面には車の轍もなく、分校後の敷地にはイノシシなどが掘り返したのでは?と思われるような跡がいくつも残り、もはや集落跡としての名残も失いつつあるのではないかと感じさせられました。

静かで、本当の意味で自然のなかに帰っていくのでしょうね・・・
一つ山を挟んだ先ほどの箕輪地区の華やかさとのギャップに、同じ日に訪れたとは思えない光景です。

さて、そろそろ帰ろうかな・・・


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なお、道はまだまだ続いており、古鹿熊の旧跡を探す事も出来そうですが、これ以上の探索は孤独すぎて一人じゃ無理です(笑)
速やかに下界へ帰ります。


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落ち葉で埋まりつつある集落の道を抜けて、何とかロードにまたがり下山を開始しました。

すごい光景だな・・・
ほんの30年ほど前までには、本当にこんな山の中に集落があったのだというのだからすごいものです。


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その後、角川ダムまで下ったのち、通行止の標識が現れました。

どうやらこの先は土砂崩れにより通行不能のようです。
どうりで休日なのにさっきからトラックが行ったり来たりしていると思った・・・

そういえば白倉トンネルの入り口でも通行止めの標識があったっけ・・・
あれはこういうことだったのか。


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さて、今更もう一度白倉トンネルを通って帰るのもつまらないので、松倉城方面から小菅沼へ抜ける林道を走って帰ろうかと思い進路を取りましたがすぐに後悔。

なんじゃこれは・・・
先ほどの古鹿熊ルートを上回る荒れっぷりで、明らかに台風の爪痕で落ち葉やら落石やらが散乱していました。

しまった・・・
修復工事が入っていないだけで、ここも十分通行止めレベルだったか。。。

とにかく今更引き返す気にもならないので、パンクや落石に気を付けてゆっくりと先へと進みました。


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しかしすごいな・・・
木が倒れていたり・・・


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当たれば即死レベルの落石がゴロゴロ・・・


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何とか先へ進み、標高も上がって景色が開けだします。
この道を走るのも何年振りかな?

まさかこんな時に通るとは思わなんだ。


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そしてようやく鹿熊集落の跡地へ入り、小菅沼への分岐にたどり着きました。
今日は松倉城址方面へ行く理由は全くなし。

速やかに下山しましょう。


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下りも落ち葉で埋まった道のりを慎重に下って、小菅沼ヤギの杜へたどり着きました。

難所を抜けたことと、やっと人気が感じられる場所に来たことによりホッとします。


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そして、この小菅沼はなかなかの絶景が楽しめるポイントでもあります。

残念ながらこの日は道の片隅で寝そべるヤギの姿を見ることはできませんでしたが、開かれた田園風景の先に見える魚津市街地と富山湾を一望できます。


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そして坂を下れば、富山の逆Z坂というにふさわしい小菅沼の全景を一望できる絶景が待っています。

いやぁ~
ここまで陰鬱とした道が続いたので、この開けた空間に広がるパノラマはより一層心に突き刺さります。
素晴らしい。


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そして、その後は松倉小学校が見える県道へと合流し、無事に崩落地点を越えて下山を完了することができました。
いやあ、一時はどうなることかと思いました。


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その後は海岸線を目指して標高を下げ続け、今日一日付き合い続けた早月川河口へと帰ってきました。

北アルプスにはすっかり白いものが付き始め、もう冬の到来を告げ始めていました。
次第にあれが平野に近づいてくるのですね。


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日も傾き始めたころ、海岸線のウェーブパーク滑川にたどり着きます。

素晴らしい秋晴れの下での距離以上に内容の濃いライドになりました。

・・・そして、新コンポ&ホイールの試走のつもりが思いのほかガッツリ走る耐久試験のようになってしまいました(笑)
おまけに新品がいきなり汚れちまった・・・

なお、BBBの新ブレーキパッドは柔らかく急な下りでも使い心地がよくてなかなか満足です。
また、172.5mmに延長したクランクの効果のほどは・・・正直よくわからない・・・
なんとなく楽かな~~~?っといった感じかな?

それでも!しっかりと最後まで走り切ってくれて満足です。

今年はあと何回走れるかわかりませんが、いろいろ一新した新マシンで、今後もいろいろな冒険を楽しんで行きたいと思います。
なんだか思いのほか長い話になってしまいましたが


それでは今回はこのへんで。
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