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本州縦断&四端踏破サイクリング【最東端編】その②『久慈~宮古』

本州縦断&四端踏破
09 /20 2018
さて、今回は前回の続き。

二日目となる9月14日(金)は、岩手県久慈市から宮古市へ至るメーター読みで119キロに至る道のりについてです。



そんな今回のルート。

この日は当初の計画通りにコースを進み、国道45号、県道44号に沿って各観光地などを巡る、天候も良く暑くアップダウンも厳しいながらも充実した道のりとなりました。

しかしながら、18時までに宮古市に着いて、宮古駅前観光協会にて『本州最東端訪問証明書』を購入しなければならず時間的には十分間に合う見積もりではあったのですが、やはり時間の〆切が有ると気が急いてやっぱり慌ただしくなった一日でもあります。

それではスタートです。


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【5時】
久慈駅傍のホテルをチェックアウトし、人気の無い始発前の久慈駅前よりスタートします。

思っていたより暖かい気温にウェアの選択を悩みますが、とりあえずアームカバーのみをつけて半袖ウェアとインナーを着込んで出発しました。


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市街地を出る前にも新たなシャッターアートを発見。
探せばまだいろいろ有るのでしょうね。
シャッター商店街を逆手にとったいいアイディアです。


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市街地を抜けて国道45号に合流し、ひと山越えて久慈市を後にします。
朝日が眩しい・・・
駅周辺だけでなく、もっといろいろな名所が有ったのでしょうね。
毎度のことながら、もっと回ってみたかったな。


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そんな久慈市とのお別れ地点には、見事な植木を苅込みされたトピアリーたちが。
誰がやっているのでしょう?ものすごく手が込んでいますね。


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続いて野田村へ。

海岸線に沿って伸びる45号。
その良サイドは緑の公園と、建設中の白い堤防に挟まれています。

朝日に照らされた白い堤防は異様ながらも美しい。
今後も三陸の至る所でみられる万里の長城の一部です。


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【6時】
ホタテの形の『ほたてんぼうだい』が併設された十府ヶ浦公園より
東日本大震災の大津波記念碑より海岸と堤防が一望できました。
なんというか…すごい光景です。
人の住む海岸という海岸を、全て覆い尽くすまで建設が続くのでしょうか。


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普代村に入り、国道45号より、三陸鉄道大沢橋梁を見下ろします。
高さ30mの絶景ポイントだそうで、電車も一時停止してくれるそうな。


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そして、45号はこの先『三陸北道路』として、自動車専用道となり旧道と幾度も分岐して行きます。

旧道は迂回路になり、狭く起伏も有りますが、半島部分の各県道ほどひどいものではなく、多くの車や何より大型トラックが自動車専用道へ向かってくれるため、この先も分岐が有るとホッとすることができました。


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【6時50分】
その後、県道44号へ移動し、普代村を通り過ぎた後、多くの命を守ったことで有名な譜代水門へ。


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そんな水門を越えた海岸には、震災の悲劇とは無縁のように美しい海岸が広がっていました。
ここも三陸復興国立公園の『普代浜』というようですね。
朝日に照らされた海が美しい…
大きな駐車場やバーベキュー広場。海産物の直販場も有り、ちょっとした道の駅のようになっています。


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その後、波しぶきが路上に舞う陸中海岸シーサイドラインを走ります。
海が近い!


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そして、いよいよ道のりも本番。
厳しい200mクラスのアップダウンが延々と続く道のりの始まりです。

ですが序盤のこのころは、まだまだ元気で重い荷物にも負けずにスイスイと登っていきます。


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【7時20分】
そして、今日の道のりではいくつもの展望台を訪問しつつ進みました。
先ずは、県道より展望台のある公園内に入り、立派な国民宿舎なども有ったりする
普代村、北緯40度の『黒崎』へ


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北緯40度のシンボル塔。
なんと近づいたら地球儀が回りだし、びっくりさせられます。


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そして砲台。
こちらは幕末の南部藩によって使用されたものの名残の様ですね。
葦毛崎同様、切り立った高所の崖から狙い撃つには、この三陸海岸はうってつけの場所だったのでしょう。


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こちらは『カリヨンの鐘』
幸せを呼ぶ鐘だそうな。恋人の聖地っぽいですね。
海や断崖にこだまする美しい音色とのことでしたが、波の音に負けて響き渡るほどではないかな…


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そして、こちらも日本の灯台50選の『陸中黒崎灯台』
岬の先の、白亜の灯台が絵になります。
しかし、海の展望は逆光で今一つ。もう少し日が昇らないと駄目だな。


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階段にはドングリがいっぱい落ちています。
これまた、この黒崎に限らず三陸海岸の至る所でドングリや落ちているのを見られました。
そりゃ熊注意ともなるわな…


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黒崎を後にし、次の目的地へ
三陸海岸の半島部分の道のりは、アップダウンは厳しいですが国道に比べれば車通りは少なく気分的には大変楽になります。

そして両側を木々に囲まれた、このような道のりが多く見られる気持ちの良い道のりです。
また登りはつらいが、下りは最高!!

秋晴れの中颯爽と走り抜けます。
その後、普代村を抜けて、田野畑村へ入りました。


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【7時50分】
再び展望台へ。
三陸復興国立公園『北山崎』に到着しました。


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こちらはビジターセンターや、旅館、お土産物屋が立ち並ぶ、訪れた展望台の中でも最も整備された、大きく賑やかな場所でした。


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先ずは立派な板張りの第一展望台へ。
標高200mの断崖から北山崎を見下ろすことが出来ます。


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おお…
これは荘厳。
波の浸食により、ドーナツ状に穴が空いた岩がいくつも連なった、奇岩も多くみられますね。


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続いて第2展望台へ向かいます。
展望台まで363段の階段が続くとあり、ちょっとどうしようか悩みましたが、フラフラと眺めに行くことにしました。

階段はフワフワとした木製のクッションのような物が敷き詰められ、歩きやすい階段です。


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第2展望台へ到着。
ミサゴの営巣地だそうな。


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おお…
早朝の、やや霞がかった光景がより一層神々しい…
やや木々が繁り過ぎなのが残念ですが、こちらは岬に張り出しており、より一層リアス式海岸の姿を堪能できるようになっています。


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その後、北山崎を発ちしばらく。
木々の開けた先からこれから先の光景が広がっていました。
すごい光景…
これから先、あの岬の数だけアップダウンを繰り返すといってもいいくらいに
せっかく登った200mを一気に下り、そして再び200m登ると言った道のりが続きます。


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一端岬を下って田野畑村の海岸線へ
震災によって流された明石堤防の遺構が残されています。


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カラフルでおしゃれな田野畑駅。
お土産や、アイスなども売っており小休止します。


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そして海岸線に出れば、至る所で堤防の工事中。


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しかし、集落を離れれば、波打ち際を走る、美しい海岸線の道が現れます。
ここも波しぶきが道路上にまでかかってきます。

向こうに見える砂利の海岸は『白池海岸』
青い空と、輝く海と黒い岬の景色は壮観です


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再び岬をヒイこらと登り、復興後に作られたと思われる、真新しい住宅街を抜けて再び45号線を目指します。
…朝は元気でしたが次第に日も登って暑くなり、元気が無くなってきます。


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45号に合流。
上に見えるのが自動車専用道の三陸北道路でほとんどの車はこちらへ進んでいます。


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でも旧道も十分に立派で、そして目も眩むほど高い!
想像以上に山深い三陸の道です。


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その後、一端45号を離れて名所、『鵜の巣断崖』を目指します。
この辺りから牧場が増えてきており、美しい緑の牧草地が行く先々で道路沿いに広がる光景が楽しめるようになります。


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【10時】
三陸復興国立公園『鵜の巣断崖』入口へ。

ここも大きな駐車場とトイレが備わる立派な施設が設置され、おまけにWIFIも完備されています。
三陸はどこの観光地も実に立派だ。


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断崖まで400m
ここは靴をランニングシューズに履き替えて進むことにします。
SPDでは長距離は歩きにくいですからね。
また、時間短縮のためにも走っていかないと。


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10分ほどで、展望台へ到着します。

車いすでも使えるものと、ちょっと小高くなった真新しい展望台の2つが備え付けられていました。


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高さ160mの断崖が幾重にも伸びているのが見て取れます。
また、波打ち際には削り取られてできた洞窟、海食洞が見られるとのこと。
観光船などでないとすべては楽しめないのでしょうね。


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その後岩泉町に入り、せっかくの標高をまた下り。
ウネウネトした標識が、この先の危険な下りを連想させます。


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【11時】
国道455号との交点へ。
右へ進めば『龍泉洞』か…
ここまで70キロちょっとに6時間もかかっています。とても無理無理(笑)


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その後、すぐ近くの浜の駅、おもと愛土館によって昼食を…
と、思いましたが残念ながら食堂は土日のみ。すごすごと先を急ぎます。


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【11時半】
ようやく宮古市に入りました。
ふう…ようやく今日の旅路の目途がついてきたかな。
しかし色々な寄り道や、暑さとアップダウンの連続で結構疲れて来ていました。

なかなか先へ進まない…明日の道のりが思いやられます。


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【12時20分】
しばらく寄り道もせず走り続けて、真新しい道の駅『たろう』に到着します。

暑い~疲れた~(笑)
そして朝からろくに補給もせずに走り続けているので、そろそろまともな食事をしなければ体が動かなくなってきました。


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道の駅の食堂で、『どんこ唐揚丼』を注文します。
三陸の名産どんこは、白身魚で柔らかい唐揚げが実にうまい。


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そして、道の駅を離れて周辺を散策。
これは有名な『震災遺構たろう観光ホテル』です。

この姿、映像などで見たことが有りますね。
2階部分までがきれいさっぱり消失しています。
津波の力の恐ろしさが思い起こされます。


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そして建設途中の巨大な堤防と、津波によって破壊された旧堤防…


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また、近くの漁港の製氷施設に記された津波到達を表すプレート。
明治、昭和、平成の過去3回の津波の到達点が記されていますが、想像を絶する位置まで津波が襲来していたことが伺えます。

なんと…確かにこんなものが襲ってきたらひとたまりもない。


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今は復興途中の真新しく、華やかにすら感じられるこの静かな漁村からは想像もできない事態が当時起こったのだなと、改めて再認識させられます。
なんともね…


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田老の街を後にして、いよいよ今日の目的地宮古市街へと向かいますが、ここからは、次第に狭く古い路面も荒れた恐怖のトンネルが次々と現れるようになります。

しかも、この恐怖のトンネル区間は、明日以降も気仙沼まで何度も何度も襲ってきます。


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真横を連続で通り抜ける、大型トラック。
うわわわ~怖すぎる…。
風圧がすごい

早く新道完成してくれ~…


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【14時】
…魂が抜けそうになりながらトンネル区間を脱し、宮古市街地も目前までたどり着きました。
崎山縄文の森公園の前で中学生たちが清掃活動に励んでいます。
今日はまだ平日なんだよな…平和だ…


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【14時半】
そして今日最後の国立公園への寄り道。
県道248号へ移動して、『浄土ヶ浜』へたどり着きました。
日も傾き始めていましたが、多くの観光客が訪れていました。

白い尖った岩たちが特徴的でしたが、これまでの巨大な断崖達を見てきたせいか、目が肥えてしまっているようですね。
こんなものかと、速やかに後にしました。


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その後、近くの道の駅みやこに立ち寄りますが、もう疲れ切っており特に中にも入らず先へ進みました。


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また、ここでも港を覆う巨大な堤防が建設中でした。
これらの全てが完成したとき、この景色は一体どんなものになっているのでしょう。


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そして車通りも多く、商店も立ち並んでとっても賑やかな、宮古市街地を抜けて…


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【15時】
ようやく今日のゴール地点、宮古駅前に到着しました。
平屋建ての白い駅舎が印象的な、小奇麗な駅です。

しかし、寄り道もいっぱいしたけれど120キロ走るのに10時間もかけたのか。
長かった~


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駅前は、ビルやデパート、お土産物屋なども有ってなかなかに賑やかです。
やはり観光都市は駅前が賑やかだな~。
これから帰宅時間になればもっと人の往来が増えてくることでしょうね。


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そして忘れちゃいけない大事なこと。
駅のすぐ隣、『宮古駅前総合観光案内所』に立ち寄ります。
そして…


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やったー!!ようやく手に入れました。
『本州最東端訪問証明書』です。
値段は100円で、クリアファイルもついてくるお得なセットです(笑)

これなら帰り道までリュックに詰め込んでもグチャグチャにならずに済みますね。
そして、明日15日に訪問するつもりであることを伝えると、ちゃんと明日の日付を記入してもらえました。


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さあやることもやったし後は宿に向かうだけ。
でもとりあえず!
『宮古市に乾杯!!』

最終的に、この日の道のりはメーター読みで119.5キロ
獲得標高は1,825mに達しました。
徒歩で動いた分も含めると、やはり2,000mという所か。

しかも、明日の宮古市から気仙沼市までの道のりは、単純に今日の5割増しの長さと、同5割増しのアップダウンが待ち構える、相当にハードな一日となりそうです。

今日の時間経過を考えると、相当急ぐ必要が有るだろうな…
頭の中で旅のプランを修正しつつ、速やかに宿に入り込んで、体力の回復に努めたのでした。


それでは今回はこのへんで。
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