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本州縦断&四端踏破サイクリング【最東端編】その③『宮古~気仙沼』

本州縦断&四端踏破
09 /21 2018
さてさて、今回も前回の続き。

本州縦断最東端の旅、三日目となる9月15日(土)は、岩手県宮古市から、宮城県気仙沼市へ至るメーター読みで163キロに加えて、本州最東端『魹(トド)ヶ崎』そして、そこに備えられた『本州最東端の碑』への往復8キロのトレイルランを含むこの旅最長の道のりについてです。



そんな今回のルート。
ほぼほぼ計画通りのコースを進み、ついにこの旅最大の目的地『魹ヶ崎』へ。

しかし翌16日(日)に開催される、ツールド東北『気仙沼ワンウェイフォンド』の受付を済ませるために、17時半までに気仙沼に辿り着くと言った時間制限も有るなど、昨日までの疲労も残る中での苦難の旅となりました。

幸いにも、この旅の間雨に降られなかったのは、天が味方してくれたとしか思えませんね。
雨天であったら果たして完遂できただろうか?

それではスタートです。


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【4時10分】
未だ暗い中、宮古駅前からスタートします。
昨晩も早く休んだため体調は良好です。

幸い雨は降っていないようですが、霧のかかる視界の悪い夜となりました。
これから1時間、夜が明けるまでのしばらくのナイトランが始まります。


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夜の45号線
ものすごい霧に覆われて、視界がものすごく悪い。
眼鏡も曇って走りにくいことこの上ありません。危ないな…
この辺りは霧が多いのかもしれません。

また、車通りは少ないですが、やはりトラックが何台か走ってきます。
今後日中もトラックには悩まされることとなります。


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【4時40分】
スタートより10キロ
魹ヶ崎のある、県道41号線、『重茂半島』への分岐点に到着しました。

この最初の半島の区間が、今日の道のりで最も苦しい200m級の峠を4つは越えねばならない試練の道となります。

本州最東端は、その入り口にすらたどり着くのが困難な場所です。


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霧の中の海岸線を走り、半島内最初の集落、白浜へたどり着きます。
以後は幾度もの峠越えが連続する道の始まりです。

また、重茂半島内には、いくつもの集落が峠ごとに存在しており、人々の生活力の強さを感じさせてくれます。


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【5時20分】
二つ目の集落、重茂に到着。
半島内の道は、いたって普通の舗装された道路で、アップダウンこそありますが走りやすい道のりが続きます。


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【5時45分】
二つ目の峠を越えて、県道から魹ヶ崎や、姉吉キャンプ場方面への分岐点に到着しました。
やっとか~。
この時点で標高は150mほど、海岸線まで一気に下ります。
…でも帰りはここまで登り返すってことか…ゾッとしますね。


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急な下りをあっという間に進んでいきます。
この姉吉地区には民宿も一件有るなど、失礼ながらちゃんとした集落が有り驚きます。
もっと地の果ての人気のない所なのだと思っていました。


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スタートからおよそ30キロ
姉吉キャンプ場へ到着。
立派な管理棟や、ウオッシュレット付の公衆トイレも有る立派なキャンプ場です。
しかも、なんとトイレの水道からはお湯が。
これは素晴らしいし有りがたい。
生き返ります。

身支度をして、この先の魹ヶ先へのトレイルに備えます。


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【6時10分】
ランニングシューズに履き替えて、魹ヶ崎へ入口に立ちました。
これは遊歩道というより、想像していた以上に登山道だな。

みちのくトレイルの標識によれば、魹ヶ先まで3.7キロ、そして最高点は110mとのこと。
楽しみにしていた場所ですが、あまり時間を掛けすぎるわけにもいきません。

走って速やかに目的地へ向かいましょう。


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序盤は舗装された遊歩道を、一気に高度を上げていきます。
3日間のサイクリングが続きましたが、ランの足はまだそれなりに残っています。
それでも最初の急登は足に来るため歩きで進みました。


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見下ろす遊歩道入口。
下は崖っぷちなので、結構高度感が有ります。


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そして、震災の際この高さまで津波が到達したとのプレートが。
こんなところまで…恐ろしいな。


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スタートから550m
自然歩道最高点110m地点に到着します。


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そして以後は、木々の中で眺望は有りませんが、舗装路も柔らかいトレイルとなり、緩やかなアップダウンを繰り返す道のりとなり、本格的にランで進むことが出来るようになりました。


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また、魹ヶ崎までの道のりには『沢』が記された、4つの道標がありそれを目印に進むと大体の間隔が掴めるものと思われます。


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走り始めて30分、人工物が目に入りだしました。
ゴールはもう少しです。


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【6時40分】
これまた日本の灯台50選『魹ヶ崎灯台』に到着しました!!
展望台や、トイレも有って、遊歩道を歩いた後で一休みすることが出来るようになっています。
ちなみにトイレもきれいで、ちゃんと使えました(笑)


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さて、残念ながら私は余りのんびりも出来ないため、速やかに『本州最東端の碑』へと向かいます。
これまでの林の中の道から嘘のように開けた岩と草原の空間が広がる不思議な場所です。


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しかし、落ちたら危険な断崖も通路にはあり、足元には要注意です。


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そしてなんだかものすごい『地の果て』感。

ごつごつした岩場に、灰色の海。
曇り空も相まって、やや暗いためかより一層そんな物悲しいような印象を感じてしまいます。
快晴で有ったらまた違う印象を感じられたのかもしれませんね。


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しかし、そんな岩の中でも植物は強く生きて、美しい花を咲かせていました。
これはハマギクか。なんて強い生命力。


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【6時50分】
そして、ついに本州最東端に到着!!
長い道のりだった…
周囲には自分以外誰もいない、たった一人の最東端を独り占めです。


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証明写真もパチリ。
よしよし。
これで思い残すこともないな。


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茶色の岩場から眺める太平洋。
一人だからか何だか余計に物寂しいな…

本州最東端ありがとう!!いい目標でした。またいつの日か!!


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【7時半】
再び遊歩道を走って入口へと帰りつきます。
なお、帰り道の途中5名ほどの方に出会いました。
やはり訪れる人は多いのですね。


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【7時45分】
ランから、再びサイクリングへと身支度を整えます。

しかし、なんと自転車に近づいてみたら、フロントバックに入れておいた補給食を、カラスか何かについばまれてしまっていました!!

しかもご丁寧にチャックを空けて、中から引っ張り出されていました。
そういえば看板にもカラスが荷物を漁りますから注意と書いてあったな…
こんな見事にやられるとは。

グミやビスケットなどの固形物は皆やられて、残りはゼリーが二つか…
まあ後25キロ程で45号に復帰だから、何とかなるだろ。

気を取り直して走り出しました。


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【9時】
魹ヶ崎を出発後、再度2度にわたる200m級の峠を越えて45号合流手前の山田町までたどり着きました。
特に2度目の峠は10%越えの坂の連続できつかった…
60キロ弱の道のりで獲得標高はすでに1,000m。
なんだかもう燃え尽きそう。一日分のノルマを走り切った気分です。

また、山田の港では、カキの養殖場が一面に広がり、壮観な光景が広がっています。
これはすごい。
しかも町内放送が流れて、今日は昼からお祭りが有るそうです。
カキ料理がいっぱい出るんだろうなぁ~。いいなぁ行きたいなぁ…
後ろ髪をひかれつつ、45号へと進みます。


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山田市街地。
ここもまだまだ復興途中といった様相の街です。
海岸線は至る所で工事が行われ、国道沿いには店舗が立ち並びます。

ここでいったん補給を行い、夜明けから走り続けて張りつめた体と精神の緊張を解きほぐして、今後の道のりに備えました。


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【9時50分】
休憩の後、山田の街を出発します。
そしてここまで60キロ走って、およそ6時間経過。
魹ヶ崎でのランでのタイムロスも有りますが、このペースでは17時半までの7時間半で、残り100キロはギリギリの線と思われます。

そのため、この先は寄り道をせず、ただ前進することに集中し、1時間での実移動距離20キロを維持するハイペースの走りを続けることとしました。


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そして45号はこれまでよりも内陸に入った道を進むことが多くなり、林に囲まれたアップダウンの連続する厳しい道のりが続き…


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また、都市部に近づきつつあるためか、三陸自動車道の無い区間では、これまで以上に交通量やトンネルも多くなり、狭いトンネル内で幾度も背後に大型車を待たせながら神経をすり減らしつつひたすら前進を続けます。

なんだかこの状況、一昨年の山陰地方の国道9号に似ているな…
そう思うと可笑しくも有り、次第に感覚も麻痺して恐怖を感じずにトンネルを走れるようになります。
…これはいいことなのだろうか(笑)


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変わった地名、『吉里吉里』
ほんとキリキリですわ。


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立ち並ぶ復興住宅。


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【11時】
ハイペースで進み続けて、釜石市外に到着しました。
工場も多く、大きな街です。
しかし止まることなく先を急ぎます。


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釜石市街を抜ける途中、白い釜石大観音の姿が。
これは大きい。でも海の方角を向いていてご尊顔がわからないです。


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そして、次の街へ向かうごとに現れる峠とトンネルと大型トラック。
気の休まることの無い危険で、辛い道のりです。


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【12時】
ハイペースで走り続けて大船渡市街地までの峠道へ。
何とか2時間で40キロ以上走り、スタートから100キロの道のりを走破しました。
ふう…大分距離を稼いだかな…
張りつめていた気持ちも少し和らぎます。

そしてこの峠道の集落で、住民の方に『坂が続くから水でも飲んでいきなさい』と温かい言葉を掛けられます。

ありがとうございます。
疲れ切った体にしみわたります。


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【12時半】
お言葉のとおり、厳しい峠を登り切って『道の駅さんりく 三陸パーク』へ
ここで110キロ。何となくゴールまでの道のりに目途がついてきました。


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ご当地名物『柿ソフト』を頂きます。
うん。美味しいけれど、柿の固形感が結構あってのど越しが今一つで、息を切らして走ってきた身にはやや辛いかな…


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そして道の駅を出てからは三陸自動車道と分離し、静かな45号線をこの旅最高峰の標高300mオーバーの三陸トンネルまで上り詰めました!!


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やったぞ~!!そしてトンネルを抜ければ、大船渡市街地までの長い長いダウンヒル。
たまった鬱憤を晴らすかのように一気に下っていきます。


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その後、大船渡市街地を止まらずに抜け…


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湾の中にはこれも見事なカキの養殖場を眺めつつ次の陸前高田市を目指します。


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ただ、当然のように峠越えは待ち構えています。キツイわ・・・


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【14時半】
陸前高田市の市街地へ入りました。
甚大な被害を受けたこの海岸線も、大きな工事が行われていました…


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【15時】
そして、奇跡の一本松へ。
暮れかかった太陽の光を浴びて、厳かな空気が広がっているように感じられます。

ここまで国道45号からは、工事中の原野の中を、そこそこ歩かなければいけませんが、多くの人々が訪れていました。
なお、ここでもWIFIが繋がります。
すごいな。どこにアンテナが有るんだ(笑)


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背後の廃墟や、建設中の白い堤防、巨大な水門。
原野となってしまった広大な陸前高田の市街地の再生する姿を眺めつつ、旅を再開します。

今日の残す道のりもあとわずかです。


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【15時15分】
奇跡の一本松を離れてすぐ、ついに『宮城県気仙沼市』に辿り着きました!!


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そしてさようなら岩手県。長かった~(笑)
気持ちも足取りも軽やかです。


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気仙沼までの最後の峠を前に、国道45号は三陸道と分離し、唐桑半島方面へ迂回します。
これがこの旅最後の、単独で走る三陸の半島ですね。


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日暮れも迫る、静かな唐桑半島。
緑と、集落と青い海を眺めます。


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その後、45号に合流して、最後の峠とトンネルを抜けます。
これが最後の危険地帯。
気を引き締めて通り抜けました。


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【15時50分】
ついに気仙沼市街に辿り着きました。
この気仙沼市でも、あちこちで工事が進められています。

でも、ようやくここまでたどり着いたのか~。
張りつめていた気持ちが一気に緩んでいきます。
後はツールド東北、気仙沼ワンウェイフォンド受付会場である気仙沼プラザホテルを目指し、その後宿へと向かうだけです。


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【16時】
受付会場到着!!間に合った~。
会場のホテル前は色とりどりのテントやフラッグで飾り付けられ、多くのスタッフの方が迎えてくださいました。
若い女の子が多いな(笑)


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振り返れば、気仙沼の港。
まるで海外の街並みのように美しい…


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さて、無事に受付を済ませて一安心です。

この時間帯でも続々と受付に人がやってきます。
みんな輪行ででもやってきたのでしょうか。


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会場にはGIANTの売店や、シマノのサポートカーも有るなど華やかです。


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参加の記念撮影。
…に使うものでいいのかな?
みんなこのパネルの前で記念撮影を行っていました。


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その後、会場を後にして気仙沼市街地を走って今日の宿へ向かいます。
受付を済ませた方や、これから受付に向かうライダーたちとすれ違います。

明日は賑やかな一日になりそうです。


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【16時半】
気仙沼駅に到着。
新しいタイルで覆われた、小奇麗な駅舎で、駅前にはなぜかピカチュウが出迎えてくれています(笑)
宿はここからもうしばらく先。
大浴場も有り、自転車も部屋の中に入れさせてもらえる、サイクリストには最高の宿でした。

この日の道のりはメーター読みで163.71キロ
獲得標高は2,690mと、ランの分を併せればやはり170キロ、3,000mの相当にハードな行程だったことを再確認しました。

終わった…いや終わってないけど(笑)

しかし、これで危険で過酷なアップダウンの連続し、時間に追われ続けた、三陸の単独行は一区切り。

明日は華やかで賑やかな、楽しいツールド東北をメインに、石巻から仙台への最後の道のりです。楽しみだなぁ~。


それでは今回はこのへんで。
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