本州縦断&四端踏破サイクリング【最南端編】その③『串本潮岬~和歌山』 - 童心週記
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本州縦断&四端踏破サイクリング【最南端編】その③『串本潮岬~和歌山』

本州縦断&四端踏破
09 /11 2019
さて今回も前回からの続き。

8月30日(土)に、本州最南端潮岬に到達した翌日、和歌山県串本町から、基本国道42号線に沿って走り、すさみ町、田辺市、御坊市などの海岸線の街を通過したのち、県庁所在地和歌山市まで進む、およそ185キロの道のり。

昨日の悪天候も回復し始めて、旅立ちの前からの懸念材料であった雨に打たれることもなく、残りの日程を楽しんで走ることができたのでした。



そんな8月30日(土)のルート。
序盤の100キロはアップダウンの連続するリアス式海岸の特有の道のりが続き、人口密度も少なく美しい岩礁が広がる、昨日までの続きのような美しい道のり。

アップダウンの連続ということで、結構構えていましたが前述のとおり、景色もきれいで程よい傾斜のため、むしろサイクリング向きといえるかもしれません。
東北地方のリアス式海岸のほうがよっぽど辛かった印象です。

その後の和歌山市までは次第に人口密度が上がっていき、都市部の間を縫うような、息苦しい道のりも見られ出し、素晴らしいサイクリングの旅が終わりに近づいたことを実感させられる道のりとなりました。

それではスタートです。


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【8月31日(土) 6時】
早朝に宿を出発し、潮岬タワーより今日の出発とします。

昨日の雨により路面は濡れていますが、明るい朝日が差し込むなど天候は回復の兆しが見て取れました。
旅の期間中は九州などで豪雨災害に見舞われる地域もあるほどのひどい気象で、連日の雨でもおかしくない予報でしたのでうれしい限りです。


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望楼の芝の先にある、本州最南端の碑にも別れを告げて、新たな旅たちへの第一歩を踏み出します。
さらば、本州最南端潮岬よ!!


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高台の岬の道を気持ちよく走り出します。
潮岬を周回する道路はとても状態がきれいで走りやすい道でした。


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さて、出発して10分。
昨日行きそびれた、潮岬灯台へとやってきました。
が、残念なことにこちらは灯台なのですが、入場料などもいるようで9時半~16時半までと、開場時間も決まっているようです。
残念だなぁ・・・


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しかし、灯台から引き続き先へ進めば、潮岬神社があるようですのでそこまで行ってみることにします。

ずいぶんと雰囲気のある境内への道のりが続きます。


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潮岬神社へ。
こちらも熊野からここまで眺めてきたもの同様に、岬の神社ですが中々に趣のある立派な神社です。
やはり岬の先端ともあれば大切に祀られてきたのでしょうね。


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そしてさらに神社からは、潮岬の鯨見山といった展望台へとつながる道があるようで、稜線のような切り立った道を少し歩いていきます。


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潮岬の鯨見山へ。
おお・・・熊野灘が一望ですね。
かつて、黒潮に乗って回遊してくる鯨を見なる場所だったようです。

残念ながら今は、釣り人の姿はあれど鯨の姿は見えませんでしたが、かつて人々が立っていたであろう場所から海を眺めているかと思うと感慨深いものがあります。


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潮岬灯台を離れて走り出します。
高台になった岬からはあちこちで見事な眺望を楽しむことができました。

すでに灯台があんなにも小さく霞んでしまいました。


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そして今日これから走る、紀伊半島の沿岸部。
こちらは完全に霞んでしまって先が見えません。空恐ろしいや(笑)


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【6時50分】
ついに42号に合流し、潮岬ともお別れとなりました。
なんだか異世界から、現実の世界に舞い戻ってきたような、そんな感覚に襲われます。


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美しい海岸線を走り、開館前の串本海中公園前を通り過ぎます。
この先は、トンネルもあったりとアップダウンを繰り返しながら海岸線の岬たちを走り続ける感じです。


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サラシ首層なる物々しい名前の付いた海岸。

海から顔を出している岩たちが、下のほうが波に削られて首の上に頭が乗っているような状態に見えるからだそうな。
いわれてみれば、そんな感じの岩もいくつか見て取れますね。


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どこまでも伸びる、美しい海岸線の道。

アップダウンはあるけれど傾斜もさほどではなく、走っていて楽しい道のりです。


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【7時40分】
すさみ町に入ってすぐに、真新しい道の駅。
エビとカニの水族館も併設されているようですが、残念ながら会館前。

日差しが強くなってきており、水分を補給して先へ進みます。


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ちなみに、道の駅の奥には江須崎という、周囲三キロの陸繋島があり、春日神社の鎮守の森として保護されて亜熱帯性の天然林がよく茂っており、天然記念物にも指定されているそうな。
紀伊半島って各市町村ごとに色んな名所が存在しています。


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そしてどこまでも続く、気持ちの良い光景。
心なしか、景色も半島の熊野側に比べると、開けた明るい雰囲気のように感じられます。


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恋人岬にして、和歌山県朝日夕日百選の眺めとのこと。
なんだか欲張りな場所です(笑)


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しかし、この紀伊半島南部の道のりは走っても走っても美しい。


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変わらずどこまで走っても美しい光景です。
岬や岩場の光景が入れ替わり立ち代わり続く素晴らしい道のり。


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そしてすさみ町のもう一つの道の駅、イノブータンランドも開店前のため通過。
すさみ町は、イノブタやカツオが名物のようですのでぜひ食してみたかったですが、残念ながら時間が合わなかったですね。


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それでも、次第に風景は変わっていき、ここすさみ町を境に紀伊半島の荒々しい海岸線も落ち着いた雰囲気に変わっていったように思います。
地勢が変化してきたのかな。


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そしてかわいらしい遊具のある、すさみ海水浴場。
きっともう少し日が昇れば海水浴を楽しむ家族連れで賑わうのでしょうね。

また、このあたりから次第に白浜町以降はリゾート地の雰囲気が強くなり、あちこちにホテルなどが立ち並ぶ光景が見られるようになります。


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しかしその前に、42号の朝来トンネルを迂回する側道に入ると、もうしばらく紀伊半島らしい海岸線を眺めて走ることができます。


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道路脇にはかわいらしいイノブタの石像が見守ってくれています(笑)
でも言葉の内容は漁業者向けですね。


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【8時50分】
白浜町へ
山を切り開いたような道が続いたかと思えば・・・


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一転どこまでも伸びるような海岸線の岬に沿った道へと、景色がめぐるましく変化し、退屈しません。


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【9時20分】
そして、白浜町中心部に近づけば、今度こそ人里へと変化していきます。
すごい大きなホテル。大阪あたりからの交通の便がいいんでしょうね。


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景色は相変わらずきれいですが、これまでの秘境感は消え去り、明るいリゾート地の趣を醸し出しています。
旅も大きな区切りに来たようで、ちょっとさびしいですね。


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そして、海の向こう側の岬には、まるで虫食い穴か、鳥の巣箱のように緑の斜面に白い人口のリゾート地が見えています。
わぁ・・・すごい。

あの辺りは空港や、パンダのいるアドべンチャーワールドなんかもある一大観光地ですね。
さぞかし綺麗なところなのでしょうが、今回の旅ではスルーします。

あの建物を見るだけで胸焼けがしますね。


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大ウナギが生息するという、富田川。
日本でも数少ないダムのない川なんだそうで、川岸の芦原や緑色の水の色など、大ウナギどころか、河童が生息していそうな雰囲気です。


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【10時10分】
しばらく海の見えない内陸を走って、田辺市街地へ。

もうこの辺りの街まで来ると、普通に渋滞する地方都市になってきました。
混み合うバイパス脇を抜けて先へ進みます。
その後、市街地や、海岸線沿いの42号に復帰したりしながら、10時40分には次の街『みなべ町』へと入りました。


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【11時】
和歌山といえば紀州。
紀州といえば梅干しですね。

みなべ町を通過中に、大きな梅干し工場があり、お土産に梅干を買っていきます。
工場見学もできるようですが、自転車の身で、そこまではいいかな・・・

さらに、試食をしてミネラルを補給できました。
すっぱくて生き返るね。いいエイドです(笑)


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【11時15分】
さて、みなべ市以降ひたすら42号に沿って、50キロほど黙々と走り続けます。
まずは印南町へ


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【12時】
続いて御坊市に入り


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【12時40分】
日高川を渡って、日高町へ


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【13時】
半島部分を迂回する山越えに入って、由良町へ。
もうここまで来ると、すっかり通常の都市間サイクリングで、あのすばらしい熊野の面影はありません。


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そういいながらも、この日最後の寄り道。
ちょっと半島の入り口から行き過ぎてしまっため、県道23号からひと山越えて、『白崎海洋公園』へと進路を変更します。


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この道沿いも、與国寺といった由緒正しいお寺などもあったりしましたが昼も回ったため、急ぎ気味で進んでいきました。
う~ん。あの奥はどうなっているんだろう?


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峠を越えて、県道24号に入り伊奈という集落に入ったのでしょうか?

これまでの海沿いの漁師町とは一風変わった山間の佇まいが印象的です。
寺院の屋根が多いのと、屋根自体の色合いが変わっているなぁ。


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そして、海岸線に沿って半島を戻るように進路をとった先に、大きな白い岩塊が目に入ってきました。

おお・・・あれが白崎か!!


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【13時半】
白崎海洋公園に到着
2018年に台風の被害を受けて以来閉鎖中とのことでしたが、2019年4月より一部の営業を開始したとのことで、立ち寄ってみたいと思っていたのでした。


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しかし、営業している施設といえばパークセンターと名のつく休憩所と、トイレと駐車場のみ。
駐車場には観光バスなども停まって結構な数の観光客が訪れているのですが、ちょとさびしい感じが漂っています。


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さて、展望台ヘ向かうため、自転車を置いて400mとある案内看板に従って歩き始めます。
しかし、大きな岩のところどころに鉄骨が見え隠れしているのがやや興ざめですね。


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そしてこちらも日本の渚百選の一つとのこと。
もう少し天気が良ければ最高だったろうなぁ~ 


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そして、台風によって破壊され閉鎖された道の駅部分へとやってきました。

恐ろしい台風の力によって再建を断念するほどの被害が発生したとのことで、建造物は傾き、アスファルトがめくれてしまっている部分もあったりと、被災当時の惨状は如何ほどのものであったかと想像してしまいます。


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しかし、周囲を城壁のように囲む白い岩の壁は見事なものです。


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見とれつつ、奥にある展望台へ続く階段に向かいます。


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おお・・・
こんな鋭く白い石灰岩の塊が、この部分だけどうしてこんなに固まってできたのでしょう?
自然は不思議な光景を作り出すものです。


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周囲をぐるりと囲むように聳え立つ白い岸壁。
まるで作られたように出来上がっているのが不思議です。

快晴の時に見てみたかったな、少し日が陰りだして来たのが残念な限りです。


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白崎を出たのち、狭い間道のような峠道を抜けて、県道23号線などから広川町へ向かいます。


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【14時50分】
広川ビーチ駅(笑)と併設された広川町ふれあい館という、物産館と食堂が一緒になったような道の駅?で遅めの昼食をとることにします。

この時、少し小雨がぱらついていましたが、雨具を着るほどでも無い、といった感じです。


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稲むらの火カレーうどんと、シラス丼のセット。
何がびっくりって、丼がめちゃくちゃでかい!!

一応大盛りを頼んだのですが、この丼ならもう3倍は入るんじゃない?
鉢かぶり姫が使っていそうなサイズです。

そして、激辛を注文したため、暑い中走ってきていながら、さらに大汗をかくことになりましたが、なかなかに美味しい。


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満足して、さらにしばらく海岸に近い、県道23号線から和歌山方面へと進むことにします。
一時の雨も上がり、再び快適なサイクリングができるようになりました。

広川町から、狭いながらも昔ながらの風情ある湯浅町内を走ると、醤油発祥の地なる看板。
富山県民の私にはあまりなじみがありませんが、ユアサ醤油というメーカーの発祥の地のようですね。

角長の職人館といった施設には、しょうゆソフトも売っていたようです。
寄り道すればよかったな~勢いでスルーしちゃった。


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海岸線は、相変わらずアップダウンがあります。
そして、振り返ればずいぶんと景色が変わっていったことが実感できます。
あの厳しい岩礁地帯は完全に抜けたのかな。

穏やかで広い、きれいな入り江です。
カヌー専門店などという珍しいお店が有りましたが、これを見ると納得です。


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そしてさらに海岸線を走ると、絶壁のような傾斜の山に、見慣れないレールとトロッコが設置されている姿があちこちで見られるようになります。

もしやこれは・・・!?


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そうかミカン畑か~

なんというか想像以上に崖っぷちにでもミカン畑が広がっていて驚きました。
ものすごい傾斜の斜面を利用して作っているんですね。


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【16時】
入って納得、有田市です。


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そして、有田市街地を走るとなぜか道のど真ん中に大きな鳥居が。
須佐神社とありますが、街の通りそのものが境内のようになっていますが、どのような神社なのでしょうね?


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そして、山の斜面いっぱいに広がったミカン畑が辺り一面にみられる、ミカンロード。
これはすごい光景です。右も左も山の斜面はミカン畑。

黄色いミカンがたわわに実った時期に来てみたいものすね。


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そして県道20号に合流し、有田川を渡ります。
この橋を渡れば再び国道42号に乗るルートとなり、あとは和歌山市まで一直線。

しかし紀伊半島は、大きな川がいっぱいだなぁ・・・
心なしか川の水もミカン色に見えてきました。


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【16時半】
海南市へ
左にサイクリングロードを示す青いラインが引いてありましたが、流石に夕方になり面倒になってきたので、そのまま42号線を突き進みます。


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【17時】
次第に交通量も増えていく中、ついに県庁所在地和歌山市へ。
今日の旅路も残すところ、あと少しです。


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店も増え、賑やかになった車通りの多い夕暮れ近い42号線を和歌山市中心部へ向かって走ります。



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そして、和歌山城で記念撮影。
なかなか立派な城構えです。
流石は御三家紀州徳川家の居城ですね。

中まで行こうかと思ったけれど、結構疲れてきましたし、もう閉館時間のようです。
残す道のりはあと数キロです。


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【17時半】
そして、この日のゴール和歌山駅前に到着です。
週末の、夕暮れ時の駅前はには慌ただしく行きかう人で溢れています。

そしてこの日の道のりは、メーター読みで185キロ、ほぼほぼ12時間の道のりでした。
いや思った以上に長かった。

それでも、進むにしたがってどんどん変化していく紀伊半島の景色と、数多の名所を楽しみつつ走るこの道のりは、疲労感上に充実感に満ちた道のりでした。


8月31日(土)の旅路はここまででして、翌日9月1日は、ほとんどが大阪駅まで、各都市部を抜けていく、本州最南端を目指して、紀伊半島ほぼ一周した旅路のほんのエピローグのようなものです。

また書き出しと、締めを考えるのが面倒なのですが、和歌山まで以外に見どころが多く、ずいぶんと長くなってしまったので、次でさくっと片付けます(笑)


それでは今回はこのへんで。
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