雪山 VS 遠赤外線ヒーター

自然に関する童心
02 /22 2011
 平成23年の初冬は全国的な大雪に見舞われました。大変な目に遭われた方も多いのではないかと思われます。
 しかし2月も中ばを過ぎて、田んぼに降り積もった雪も日を追うごとに薄くなり、そろそろ春の訪れを感じる頃となりました。

 そんな初春の快晴の日、私の住んでいる地域では、このように美しい北アルプス立山連峰の山々を眺めることができます。
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 この後しばらくは、本当の春の訪れの日まで、何回か降雪があるでしょう。
 しかし寒気はかつての勢いを失い雪は大地を覆いつくすことなく、ものの数日ではかなく消えていくことと思われます。



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 さて、時間は少しさかのぼり1月末。とある雪の夜の出来事です

 1週間ほど雪の日が続き、気がつけば小屋根に降り積もった雪の山。大屋根からも雪が落ちてきて軽く2メートル近い積雪となっていました。
比較のため、雪に500mlのペプシを突き刺してみました。
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 やばい屋根が落ちるかも・・・
 いやその前に、明日の朝までにもうひと雪来たら、押し寄せる雪の重さで窓ガラスを突き破りかねないくらいです。

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 外を見てみれば、結構大粒の雪がまだまだシンシンと降り積もっている状態。
 しかも外は真っ暗です。この状態で屋根に登って雪降ろしを行うのはさすがに危険な気がしました。
 おまけに疲れているので面倒です。
 どうしようかな・・・?なにかこの状況を打破する良い方法はないだろうか・・・?
 
 そのときあるものが目にうつりました。そしてひとつの考えが浮かびました。
 遠赤外線ヒーターを雪山に向かって放射してみてはどうだろうか・・・?
 遠赤外線が熱波となり一直線に雪山に向かって放射され、ヴァニラ・アイスのごとく穴を穿つのではないだろうか?
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 【イメージ図】

 ものは試し。よし早速やってみよう!!
 窓を少し開け、雪山に押し付けてセッティング。うまい具合にヒーターの足を窓に押し寄せた雪山に突きき刺すことにより、安定させることができました。
 窓を開けたが思ったより寒くありません。風が入ってこないからしょうね。
 積もった雪が外気を遮断して一種の『かまくら』状態にしているようです。
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 スイッチオン!!
 暗闇に不気味に光るヒーターの明かり。遠赤外線が一直線に雪山に向かって照射されました。
 これで小一時間もすれば雪山に大穴が開いて一安心というものです。
 う~んなんだか、わくわくしてきましたよ。
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 ・・・およそ30分後・・・
 なんか変わったかな・・・?あまり変化がないような気が・・・
 でもこのヒーター暖まるまで結構時間のかかるはずだったしね。もう少し様子を見てみましょう。
IMG_2400.jpg

 ・・・さらに30分後・・・
 かれこれ1時間放射しましたが、ほとんど変化がありません。いい加減家族がこの奇行に気がつき始めました。まずい・・・あやしすぎる。こんなちっぽけなヒーターごときでは雪山を溶かすことなど無理なのか?
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 しかし、ここまでやっておいておいそれと引き下がるわけには行きません。
 先ほどの設置の仕方では、ヒーター部分と雪の間に隙間があったのがいけないのかもしれない!!
 こんどはざっくりと、ヒーター部分自体を雪山に突き刺して固定します!!さあソーラーレイの輝きをくらえ!!スイッチオン!!
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 ・・・30分経過・・・
 まだまだです。今度は念入りに・・・
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 ・・・さらに30分経過・・・
 やっと目に見えて溶けた部分が識別できる状態になりました。
 振り返ってみればもう2時間以上雪山にヒーター向けてるんだな・・・なんだか冷静になってきました。
IMG_2412.jpg

 そして、冷静になるとこんどは寒くなってきました・・・

 もはやここまでです。
 溶けた部分に先ほどのペプシのペットボトルを置いてみました。
 2時間以上放射した結果、ペットボトルが置ける程度の空間を作り出すことができたわけです。
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【結論:遠赤外線ヒーター程度では雪山に穴を穿つことはできない!!】
おとなしくスコップで雪を落としたほうがよさそうです。

 ちなみに嫁はこの行為に気がついたとき馬鹿うけしてました。
 5歳の娘は父親が何をしてるのかも理解できなかったようです。
 とりあえず、どちらの反応も私にとっては救いでした。



 翌日の朝外から見る雪の山・・・
 昨晩の抵抗をあざ笑うかのように新たな屋根雪が積もっていました。
 自然の前には人の抵抗などかくもささやかなものなのですね。。。
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 そんな、出来事があった平成23年はじめの冬もそろそろおわり。
 美しい山々の雪解けはもうしばらく先のことでしょうが、平地はさわやかな晴天につつまれて、気温もあがり、暖かさすら感じるようになって来ています。
 あらためて周囲の空間を見渡してみます。
 ときに日々の生活の中で忘れがちになりますが、こんなにも美しく季節の変化を感じられるってなんて感動的なことだったんですね。
  IMG_2644.jpg

 それでは今回はこの辺で。
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