称名滝サイクリング【海抜0メートルから1,065メートルへ】

通常サイクリング
06 /30 2012
 6月最後の週末は、これ以上はないほどの晴天に恵まれ、絶好のサイクリング日和となりました。

 今回は、先日購入した11T-28Tのスプロケの試走もかねて、ヒルクライムの練習として、登坂ベースのサイクリングをしてみようと思いました。

 今回の目的地は、立山連峰を源流とし、その落差は350メートル、日本の滝100選に数えられる、『称名滝』まで、標高1,065メートルを目指してのサイクリングです。

 
 
滝の手前、1.3キロは車両進入禁止で、徒歩での移動を余儀なくされます。
 
 よくよく考えれば、富山県は、3,000メートル級の山々が間近に存在し、市街地からほんのちょっと走ればヒルクライムコースだらけの県なのです。
 今回も海から、50キロも走ることもなく、海抜1,000メートルに達することが出来ます。

 それでは、海抜0メートルから1,065メートルの称名滝へスタートです。


IMG_3635.jpg
【9時】
 どうせならば、海抜ゼロメートルからスタートとしたいと思い海までやってきました。
 
 ここはホタルイカで有名な、滑川市の漁港近く、ウェーブパーク滑川です。
 
 とても天気がよく、富山の沿岸部がはるか先まで見渡せます。
 
 よく、他の富山の方のブログなどでは、同じ海抜0メートルのスタート地点は『岩瀬』辺りを選択される場合が多いですが、私は在郷の『新川』の住民として、あくまで富山県東部地方からにこだわってスタートしてみようと思います。


IMG_3640.jpg
 さて、この道の駅は、売店やレストランのみでなく、プールやホタルイカの展示場なども併設しており、観光バス等も入ってくる結構立派な観光施設です。開館もそこそこに人が入っていきます。
 
 私も遅くならないうちに、速やかにスタートを切ることとします。
 

IMG_3643.jpg
 富山県滑川市から、上市町、立山町と、『富山広域農道』に沿って走り少し大回りをしながら、ジワリジワリと標高を上げていきます。

 今日は絶好のサイクリング日和のために、何人ものサイクリストの方々とすれ違いました。


IMG_3655.jpg
【10時20分】22キロ
 立山方面への向かう観光客向けの道の駅『アルペン村』に到着しました。コンビニも併設されていてかなり立派な道の駅です。

 この日は、気温も30℃を超えておりかなり暑く、ここで、水分及びカロリーを今一度補給しておきます。
 

 なお、この辺りで標高は200メートル程度。
 ここからが本格的な登り基調のコースかつ、山間地へ向かってのサイクリングとなります。


IMG_3661.jpg
 少し登って、立山信仰及び、その登山の起点として栄えた芦峅寺集落に入っていきます。
 かなり標高も上がり、周囲の風景も変わってきました。
 
 空気が澄んでおり、はるか向こうに『立山』の主峰、雄山や、大汝山が見えています。 

IMG_3663_20120702221643.jpg
 何だか手が届きそうです。
 古来より、富山県に住む男子は立山の頂上に上ってようやく一人前と認められるという風習が有り、多分に漏れず私も小学生のころ登った経験があります。

 しかし、それは有料道路をバスで登り室堂まで行き、立山の直前から頂上を目指すという程度のものでした。

 こんなにもくっきりと見える霊山の頂・・・惹かれます。

 サイクリストと、アルピニストは性質的にもその装備品にも、結構な共通点があると思いますので、そのせいでしょうか。
 そういえば山賊さんも相当なサイクリスト兼、アルピニストのようです。今度山についてご教授願おうかな?
  
 いずれは海抜0メートルから、立山最高峰の『大汝山』まで自力で踏破する、『完全登山』を成し遂げてみたいものです。 


IMG_3664.jpg
【11時】33キロ
 ちょっと寄り道。
 
 標高は380メートルを超えました。
 
 雄山神社中宮に参拝をしてから、称名滝を目指すこととします。
 はるか3,000メートルの雄山に本社を持つ、非常に由緒正しい神社です。
 
 もう、鳥居の前からしてオーラが異なります。

IMG_3672.jpg
 神社の中には、巨大な杉の木が大量に存在しており、圧倒されます。何本も何本も所せましとそびえ立っています。

 これらの巨大な生命の前に対して、人間とはなんとちっぽけな存在なのだろうと実感させられます。 
 

IMG_3673.jpg
 さて、この辺りは立山信仰の本拠地でもある為に、様々な歴史的な遺産や、史跡が存在しています。

 これは、立山は女人禁制であったために、女性が極楽浄土を願って渡ったとされる、布橋灌頂会に使用される橋ですね。


IMG_3685.jpg
【11時50分】
 もう標高650メートルに達しています。
 あたりは完全に『山里』から、純粋な『山』といった体をなしていきます。 

 ここは、立山黒部アルペンルートへ向かう有料道路との分岐点です。
 周辺にはお食事処などもあり、観光地然としています。


IMG_3689.jpg
 さらに登って『悪城の壁』】が見えてきます。
 この壁は、横方向2キロメートル、高さ500メートルに達する、一枚岩の大断崖としては日本一と言われています。もう夏のため、岩肌には緑が生い茂りだしており、その威容もわかりにくくなっています。

 さらにこの辺りから傾斜は10%近くがデフォルトとなり、かなり厳しい。

 忘れていましたが、28Tを装着したからと言って、劇的に楽になったとかそういったことはないですね。
 苦しいものは苦しい(笑)

 さらに称名滝直前の1キロ程度は15%近い傾斜となり、暑さと疲労でめまいがしてきそうでした。

 ですが、なんとか自転車を押して歩くことも無く登って行くことができました。

 25Tのままであったならもっと苦しかったということでしょうね。とても最後まで乗ったままでは行けなかったかもしれません。


IMG_3693.jpg
【12時20分】約45キロ
 何とか押して歩くこともなく、称名滝観光の為に設けられた駐車場等の、ゴール地点までたどり着くことが出来ました。

 駐車場及び、休憩所以降の、滝まで残り1.3キロ区間の遊歩道は、見てのとおり自転車も進入禁止でありここで自転車は置いて滝へ向かいます。

 こういった、歩きの区間が存在する場合には、やはりSPDクリートが便利ですね。 


IMG_3700.jpg
 快調に歩みを進めます。
 
 遊歩道から見た標高1,000メートルオーバーの景色は、それだけでも十分すぎるほど非日常的で、緑の美しさに満ち溢れています。


IMG_3721.jpg
【12時40分】
 そして、ついに今日の目的地、海抜1,065メートル『称名滝』にたどり着きました。
 
 離れていても、瀑布からの水しぶきが飛んできます。
 細かい水しぶきによる気化熱のせいでしょう、滝を正面にしているとものすごく涼しい~
 マイナスイオンを全身に浴び、生き返ります。
 
 残念ながら、雪解けの水量の多いときにしか現れない、落差500メートルを越えるハンノキ滝はもうチョロチョロとした水量しかありませんでした。
 やはり、もう少し早い時期に来ないと見られないか。
 

IMG_3715.jpg
 滝の迫力だけに目を奪われがちですが、周囲の山々の美しいこと・・・
 来てよかった・・・

 標高1,000メートル程度でこの美しさなのですがら、3,000メートルの世界とはどのようなものなのでしょう・・
 
 
IMG_3726.jpg
 遊歩道を引き換えし、駐車場近くの食堂でソフトクリーム。
 ラベンダーソフトです。

 ちょっとラベンダーらしくハーブの風味がして、あっさりして美味しい。
 日に焼かれ、坂を上って火照った体にちょうど良いです。

 なおこの食堂付近で、7月の乗鞍ヒルクライムに参加されるのだというサイクリストの方にお会いしました。
 
 この称名滝までの坂を52T-39Tのノーマルクランクで登ってきておられました・・・すごい。超人だ
 
 やはり乗鞍の大会にでるには、この方くらいのレベルでないと厳しいのかもしれませんね。。。
 頑張ってきてください!!

 十分に称名滝を堪能して帰路につきます。

IMG_3733.jpg
 登りは大変なのに、帰りは拍子抜けするほどあっという間です。

 立山国立公園との境界近くにある、ネパールカレー料理店『クムジュン』で昼食を摂りました。
 ログハウス造りのおしゃれな建物です。

IMG_3735.jpg
 ネパールカレーランチ。
 暑い中、外のテラスで食べるカレーは格別です。
 辛さは普通。サラサラで、スープカレーみたいな感じです。
 
 ネパールのパン『チャパティ』を浸して食べました。インドのナンのようにふっくらした食感ではありません。
 ペラペラの小麦だけを焼いたパン?卵の入っていない生地のどんどん焼きのような感じ?

 とりあえず、美味しくいただきました。見た目は少ないかな?と、思いましたがなかなかお腹が膨れてしまいました。
 帰りの区間、お腹が張って苦しかった・・・


IMG_3734_20120702220418.jpg
 店のテラスからは、はるか『室堂』までつながる立山黒部アルペンルートの一端が垣間見えます。
 ものすごい道。時々車が走っていく姿を見ることが出来ます。

 空に吸い込まれていくようなあんな道を、自力で走り遂げてみたいものです。
 記録は目指さないけれど、楽しく走り遂げるには、もう少し自分のヒルクライム能力に、磨きをかけないといけないな~と実感しました。
 

 それでは今回はこのへんで

 
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

同じ空でも...

拝見させて頂いております。
抜けるような青さの空に木々の緑が映えて見えます。
こちらの山間部は、なにか杉の木とつる性の植物に挟まれたような圧迫感がありまして解放感とは違います。
見ごたえのある景色がその先にある...
そしてチャレンジしたくなるルート、達成感を味わう...
このようなルートを見つけたいものです。
まぁ、濃尾平野というぐらいですから、基本平らですよね...

Re: 同じ空でも...

先日は本当に稀にみる気持ちのいい天気でした。多少雲はありましたが、空気自体が澄んでいたと言えばいいのか?
 なので写真も特別綺麗に撮れた気がして、ついつい貼りすぎてしまったような気がします。
 私などは、回りが山ばかりで辟易して、しばらくお決まりの平地コースばかりを走っていましたが、久々にその美しさを再確認した次第です。
 誰しも日常では見たことのない風景や、体験をしたくて小冒険をし続けてしまうのでしょうね。
 ですから濃尾平野の風景など拝見して、あんなところを走ったらどんなんだろうと・・・想像してしまいます。
未知の存在を知るのは楽しいものです。お互い刺激的な冒険が紹介し合えるといいですね!!

OKI

FC2ブログへようこそ!