松倉城址&有磯海SA下り線サイクリング【古の城下町から恋人の聖地へ】

通常サイクリング
10 /02 2012
 早くも10月となりすっかり気温も秋めいて涼しくなりました。いつの間にか今週末にはグランフォンド糸魚川が開催されてしまいます。
 
 しかし、この秋は週末には思うようにサイクリングの時間をとれず、たまたま休みとなった今日も天気はイマイチ・・・
 
 ここ最近は、サイクリングとは関係ない方面でヘロヘロになっていたりと、運動不足の心配は問題ないのですが、最後にロードに乗ったのが9月の初旬以来とあっては、流石に気が乗らないながらも、軽~く走っておかなければなりません。

 と言うわけで、今日はグランフォンド糸魚川の直前練習に出かけつつも色々と余計な内容もあり、盛りだくさんな内容となっております。

 ではスタートです。


 そうだな・・・イベントの前に、ついでにスプロケもいじっておくかな・・・

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 現在【11-12-13-14-15-17-19-21-24-28T】の組み合わせで使用しているスプロケですが、標準装備されていた12-25Tから16Tとスペーサーを一つ拝借し、殆ど使う頻度も必要もない11Tを取り除き・・・

 今後は【12-13-14-15-16-17-19-21-24-28T】の10速仕様へ変更して使用してみます。
 
 これで、中間の繋がりがかなり気持ちよくならないかな?
 やはりクロスした部分が多いほうが走っていてスムーズで、気持ちが良いような気がします。
 
 とにかく何かにつけて分解したいだけという感も有りますが・・・


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【9時20分】
 富山広域農道に沿って、早月川までやってきました。
 雲がモクモクです。気がそがれるなぁ、雨が降らないといいけれど。

 しかし、ここまで走っただけでも新しいスプロケットの歯数の組合わせはスムーズさが増して使い勝手が良い感じがします。

 さらに今回はもう一つ、用品のテストをしています。
 まったく誰にもわかりませんが、『しまむら』で購入した着圧効果と発熱素材を組み合わせた素材を使用したインナーを着用しており、去年のグランフォンドのような激寒状態での走行に対応できたら良いなと思っていました。

 今日の気温は22℃。インナーを着ていると少し熱いくらいであり、980円にしては費用対効果的になかなか効果があると感じる代物です。

 さて問題は、どこにいこうかだな・・・午後からは用事が有るので午前中だけで走れる手ごろなコースか・・・



 そこで今回のコース。
 新川広域農道を、『魚津市』側に走ってすぐに山側へ左折して、鹿熊集落を通り過ぎて少し標高のある【角川ダム】及び、富山県最大規模の山城の跡地である【松倉城址】を目指して走ります。

 そして、帰りは高速道路のサービスエリアである有磯海SA下り線でランチと洒落こむことにします。
 とりあえず方向性は決まりました。目的地へ向かって走り出します。
 

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 新川広域農道と、県道33号線との交差点で左に左折します。


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 この道沿いは、結構な山と山に挟まれた集落地帯なのですが家の数もそこそこある上に、かなり大きい家が多いですね。さらには小学校もまだ存在しており、かつての松倉城の城下町として栄えたころの名残がまだ脈々と存在しているようです。

 実際、今の日本の社会状況においては、江戸時代の繁栄度や力関係が、そのまま反映されている地域が数多いことを考えると、たとえ文明度は低くとも、200年以上にわたる資本注入の効果ってすごいなあと考えさせられます。
 
 富山県も名のある大大名が藩主として居座ってくれていたなら、今頃は日本の、特に北信越の各県の勢力図はかなり異なっていたことでしょう(笑)

 それはさておき、この『角川』の流れに沿って、周囲に広がる村落地域の風景は、飛騨路の神岡町の美しい風景と少し重なるものが有ります。小神岡と言ったところでしょうか。


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 そして、土手に咲き誇る『彼岸花』赤々としてとても綺麗です。


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 少し朝露に濡れつつも力強く咲いています。もう秋なんだなぁ・・・


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 そして、県道をしばらく走った脇道になんと『木製の橋』を発見!!
 こいつはすごいぜと、ついつい時間も無いのに寄り道してしまいました。

 
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 土台は流石にコンクリで固められていましたが、手すりや欄干や、橋の本体部分は木製で作られておりかなり風情が有り有りです。
 おっとっと、濡れていてSPDが滑る~



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 橋からは角川の支流と思われる流れと、さらに奥地の集落に、広がる緑の山々。まだ下界は紅葉が始まってはいませんが、なんとものどかで、かつ綺麗な光景です。


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 翻って、対岸の山地を見ればここでも砂防工事を行っているのが伺えます。
 この先の角川ダムの建設の由来もそうですが、富山の歴史は山河からの災害との戦いの歴史ですね。


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 途中、看板に従って集落から離れて山の中へ突き進む方向へと進路を変更します。


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 しばらく走れば、緑の木々の隙間から、ダムの放水する姿が見えてきました。
 ダムっていいなぁ。見ていると迫力があってついつい見入ってしまいます。いつかダム巡りなどをしてみるのも面白そうです。


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【9時40分】
 第一チェックポイント【角川ダム】に到着です。
 この辺りで標高が上がったこともあり気温は20℃程度になりインナーがあってちょうど良い具合になってきました。


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 もともと小さなダムなのですが、雨が降っていたせいでずっと放水を続けていたせいでしょうか?水量はささやかなものです。

 ちなみにこのダムは昭和53年製。

 記録によれば昭和27年、39年、44年に大水害が発生していたようです。

 角川自体は全長155キロの小さな川なのですが、頻繁に水害を起こして魚津市を始め、下流の水域の人々を悩ませていた川であり、このダムによって洪水を調節できるようになったとのことです。

 それにしても、昭和44年の水害と言うのは、それこそ北アルプスの奥地から、富山の平野まであちこちで被害をもたらした大水害だったようですね。恐ろしい・・・現代に生まれて良かった・・・


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 その後、ダムを過ぎてしばらくすると松倉城へ3.3キロの案内看板が設置されており、さらに細い山深くへの林道へと入っていくことになります。


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 うおい!なんじゃこりゃ。
 入るなりこの有様です。路面には落ち葉が散らばっており、アスファルトの中央部は『コケ』が生えそろっています。
 危ないなぁ・・・ものすごく滑りそう。


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 そして、路面にはところどころに『落石』が・・・こんなデカいのに直撃されたらイチコロだ・・・
 
 そういえば、『落石注意!!』の看板に加えて、『クマ注意!!』の看板もあちこちで見かけました。
 角川ダムまでは時折車が走ってきていましたが、この林道には全く車が通過した気配も、またこれから訪れる気配も有りません・・・

 よりによって、今年は木の実が不作で『熊』さんが多いとのことなのに、鈴すら持たずにいったい自分はこんなところで何をしているんだ・・・
 
 思いつきで目的地を設定して、ここまで入り込んだことを少し後悔していました。


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 そんな恐怖の道のりの中、鈴代わりに定期的に気合の雄たけびを上げつつ坂道を登りながらも、時に山林が途切れて素晴らしい景観が眺められるときもあります。

 いや~晴れてたら実に気持ちいいだろうなぁと思わせる光景です。


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 そして、雨天時ならではの光景。山の斜面には小さな滝が発生していました。なかなかに風流です。

 水が冷たくて気持ちいい・・・いや、今の時期は流石にちょっと寒いかな。


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 さらに走ると、廃屋が・・・
 どうやら小菅沼部落と言った集落が有るようです。
 この先には松倉城址との分岐点が有り、いくつかの家屋が見て取れました。 


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 さらにその先。
 松倉城方面へと向かう林道沿いには、『稀代の刀工、郷義弘』の出生の地といった顕彰碑が設置されていました。
 郷義弘は、村正や正宗程一般的にメジャーな名前ではないでしょうが私も歴史の時間で習ったことのある程有名な、刀工の名前です。刀に自分の銘を刻まなかったといった人ではなかったでしょうか?


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 そしてすぐ傍にはこんなところにと思うような公園が。結構きれいですが、惜しむらくは、周囲の木々を綺麗に伐採してくれれば平野の景色も一望出来て素晴らしい公園となるでしょうに・・・
 

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 その後の林道。
 スタート地点にもまして、落ち葉や小枝まみれです。そしてそれらに加えて・・・


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 よくよく落ちている物を見てみると、ドングリや、栗のイガなどが散乱しています・・・

 おそらくは風によって振り落された者達でしょうが、やばい・・・この辺りって熊さんの餌が豊富な場所なんじゃ・・・
 まあ、まだ緑色で色づいていないみたいだし流石にこんなのは食べに来ないよね・・・


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 熊の影におびえつつもしかし、その途中から垣間見えた新川平野と日本海。

 写真では雲り空の為に色合いがいまいちですが、晴天ではないからこそのやや灰色がかって見える、ここまでの登ってきた低山の山並みの美しさは格別です。

 連なる山々は、やや暗めの深い緑色となり、その中にたたずむ自分は道程以上に深く深く山の中に入り込んでしまったようにも感じられます。まるで異世界に迷い込んだようです。


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【10時10分】
 その後、郷義弘の石碑から800mの登りを終え、ようやく林道の終わりのちょっとした広場ににたどり着きました。
 ここから松倉城本丸跡や、逆に下れば角川ダムまで下れるハイキングコースなどもある上に、簡易トイレや水場などがあり、なかなか気合の入ったハイキングコースのようです。


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 本丸方面を見上げてみると結構な階段が。

 本丸跡の標高は430メートル。
 今現在の標高は、サイコンによれば約380メートル。
 ここからあと50メートル近くは自らの足で登る必要がありそうですが、雨上がりでグチョグチョになった土の階段を、いかにMTB用のSPDシューズとはいえ登るのは気が進みません。

 今度来るときはいつものようにトレランシューズも持って登りに来るのも面白いかもしれないな。


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 さて今回はここまで。
 大した登坂でもありませんが天気も路面もイマイチですし、小一時間の間に標高400メートルほど登ったので良しとしましょう。

 本丸入口の、『松倉城主の碑』前で記念撮影し、引き返すことにしました。

 なお、当然下りは非常に路面の状態も悪く登り以上に気を使う行程となったことは言うまでもなく。
 こんな何でもない所で落車して、怪我や修理なんてことになったら目も当てられません。慎重にゆっくりと下ります。


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 さて、ここからは気楽なお楽しみサイクリングと相成ります。
 
 先ほど松倉城址方面へ登った県道33号線を今度は魚津市街方面へと進むと、北陸自動車道との交差地点から、有磯海SAへの登り口にたどり着き、高速道路上のSAへと侵入することが出来ます。
 
 道なりに登っていくとちゃんと、下道から来る訪問客用の駐車場も完備されており、自家用車で来てもSAで休憩することが出来るようになっています。


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 下道用駐車場から中に入るとそこは当然『高速道路』の風景です。
 車ばかりです。平日ですが昼時の為か結構車が停まっていますね。


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【10時50分】
 有磯海SA下り線正面に到着。
 さすがに平日とはいえ、自転車が高速道路の中に存在しているのはかなり異様な光景です。
 レーパンサイクルジャージ姿は、高速道路のSA内では激しく注目を浴びます。間違いなく浮いています。少し恥ずかしい・・・


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 SAの裏手には、恋人たちの聖地とのことで何だか立派なベルが・・・
 なんだか昔アルボルさんや、あらくにさんと訪れた、しまなみ海道でもこんなオブジェを見たことが有るような気が・・・

 また、よくよく訪問&コメントを下さる尾張雲助さんのブログでも、愛知県の伊良湖岬に似たような場所が有るとの記述があります。

《GPS実走 サイコン読みで走行距離206km》4時に起床、カブトムシにゼリーを与えながら準備。4時30分には出発です。今日の予定は愛知は知多半島の先端、師崎港からフェリーを利用して渥美半島の伊良湖岬に上陸。半島の付け根にあたる田原町に位置する低山 蔵王山 を登頂、再びフェリーで知多半島に戻るルートです。蔵王山の標高は250m、低く~の、時点ではナメていました今日は、始発のフェリーに乗船したいので時間優先...
渥美半島サイクリング 蔵王山250m登頂



 まあ、こういうのって日本全国数えきれないほど存在しているんでしょうね。
 
 しかし、有磯海がいつから恋人の聖地なんて場所になったんだ?
 名所と言い続けていればいつかホントの名所になって行くということなのかな・・・


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 おびただしい南京錠の数々。
 ほほえましいやら恐ろしいやら・・・こういうのって結構やっていく人多いんだねぇ。。。


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 ちょっと援護射撃。
 このSAの標高は100メートル足らずのはずですが、場所柄魚津市の街並みから富山湾までがとてもよく見渡せます。
 昼間の景色はそれなりですが、夜景は街の灯りがよく見えて、恋人たちにはとっても素晴らしい景色が広がっているものと思われます。高速道路からのみならず、一般道からの来場も可能です・・・よ。

 さあ飯だ飯!!


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 このSAは、フードコートのメニューがどれもこれも美味しそうで目移りしてしまいます。

 しばらくは、ここに足しげく通えるようなサイクリングコースを設定しようかな・・・

 とりあえず、今日は海鮮丼1,000円。
 マグロのたたきに、甘エビ、ブリ・・・いやフクラギかな?の切り身、イクラにイカ。

 食べてみるとSAとは言え、やはり蜃気楼の街『魚津』の海鮮。とてもおいしい・・・お替りしたい気分になりますね。


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 そして締めはソフトクリーム。
 海岸沿いの道の駅魚津でもおなじみの塩ソフト、『蜃気楼ソフトクリーム』

 ほのかな塩味が運動した後の体に染みわたります。
 ああ美味しい、幸せだ。。。
 
 つい小一時間前まで熊に会わないかなんて怯えながら山を走っていた自分の姿がウソのようです(笑)
 
 ・・・何だかグランフォンド糸魚川の本番前のトレーニングどころか、ただのランチサイクリングとなってしまいました。なんてまとまりのない内容でしょう。

 まあ今週末は過酷なコースを走ることになのは間違いないので、練習不足を承知で頑張るとしましょうかね。
 今年は晴れるといいな~


それでは今回はこのへんで
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コメント

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ときどき雄叫び「ガオ?」

ありがとうございます(笑)
いつの間にか、恋人の聖地? 気づいたら鐘が存在してガチャガチャで錠前まで販売。
商魂逞しいですね~
きっと全国的にも何ヶ所もあるのでしょうね、「恋人の聖地マップ」をつくったらおもしろいかも(笑)
話はかわりまして、スプロケはやはりクロスしていたほうが気持ちの良い加速ができることでしょうね。
30Tが手放せなくて...ワイドレシオは中程の変速でカックンカックン?する感じで疲れます(笑)

Re: ときどき雄叫び「ガオ?」

ご覧いただけたようで恐縮です。
 いろんな観光地が、あの手この手で心に残る名所造りに励んでいるんですよね・・・しかし、どんなに馬鹿げて見えることでも、やってみたら上手くいくこともあるでしょうし、何がプラスに転ずるか、素人目には中々判断できないところが名所つくりの難しい所なんでしょうね。とりあえずその熱意に感心します。
 山地での雄叫びは、最初は恥ずかしさもありましたが、だんだん奥地に入っていくにつれそんな気持ちも消え去り、『破ッァァァァ!!!』とか『うぉぉぉぉぉ!!!』みたいな声を出していました(笑)少々気にし過ぎでしょうけれどね。
 スプロケは、やはり11Tをつぶしても、16Tを追加してクロス部分を増やして正解でした。純正品ではセットで売っていないところが残念ですけれど。
 平地しか走らないならもっと小さい11-23Tのようなスプロケで走り回るのも面白いでしょうがそうもいかないところがセッティングの難しい所ですよね。

私も仕事や育児に追われ、なかなか自転車旅の機会がないので、『松倉城跡巡り』を楽しく読ませてもらいました。グランフォンド糸魚川も気を付けて楽しんで来てください。たまにも皆さんで日帰り温泉で反省会でもしたいですね。

Re: タイトルなし

アルボルさま
ありがとうございます。
そうですね~日帰りでもいいから冬が来る前に日帰りイベントの一つもやってみたいものですね。
グランフォンド糸魚川は残念ながら今年も雨のようです。俄然テンションが下がってきました。とりあえずは現地までは行って、走るかどうか決めるといったところでしょうか・・・
最近のサイクルイベントの日は雨ばっかり。

OKI

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